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【医師監修】内臓からくる腰痛とは?特徴から主な原因疾患や見分け方を解説

内臓腰痛
公開日: 2026.04.30

マッサージしたり、湿布を貼ったりしてもなかなか良くならない長引く腰痛にお悩みではありませんか?

腰痛といえば、ぎっくり腰や椎間板ヘルニアなどを連想しがちですが、内臓の不調が原因で起こる腰痛も存在します。内臓疾患が原因の場合、放置すると重篤な状態につながる危険性があるため、早期に原因を特定することが重要です。

本記事では、内臓からくる腰痛の特徴や、原因となる主な疾患について解説します。

一般的な腰痛との見分け方や、症状別に何科を受診すべきかの判断基準も紹介するので、長引く腰の痛みに不安を感じている方は、ぜひ参考にしてください。

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内臓からくる腰痛(内臓腰痛)とは

内臓からくる腰痛には、大きく分けて「内臓疲労」と「内臓疾患」の2つのケースがあります。

 

内臓疲労

内臓疾患

主な要因

  • 暴飲暴食
  • 睡眠不足 など
  • 胃潰瘍
  • 尿管結石
  • 膵炎 など

腰痛が起こる仕組み

疲労した内臓が硬くなり、周囲の筋肉や骨を圧迫する

炎症や腫瘍が神経を刺激したり、痛みが背中や腰に響いたりする

内臓の疲労と疾患では対処法が異なるため、自分の腰痛がどのような原因からきているのか正しく見極めることが重要です。

内臓からくる腰痛の5つの特徴

内臓疾患が疑われる腰痛には、一般的な腰痛とは異なるサインがあります。病気の進行を防ぐためには、内臓からくる腰痛の特徴を見逃さず、早期に医療機関を受診することが大切です。

ここでは、内臓疾患が原因の腰痛にみられる5つの代表的な特徴について解説します。

1.姿勢や体勢を変えても痛みが変わらない

姿勢や体勢を変えても痛みの程度が変わらず、安静にしていても痛みが持続する場合は、内臓疾患が原因である可能性が疑われます。

筋肉や骨格の問題からくる腰痛は、一般的に特定の動作や姿勢によって痛みが変化します。そのため、痛みが和らぐ、あるいは悪化する条件がはっきりしないケースは、内臓疾患を疑う指標になります。

内臓からくる腰痛は、活動の有無や姿勢に関係なく常に痛む点が特徴です。安静にしていても痛みが変わらない場合や、どの体勢をとっても楽にならない場合は、内臓疾患が隠れている可能性を疑い、早めに医療機関を受診する必要があります。

2.痛みが徐々に増していく

数カ月かけて徐々に増していく痛みも、内臓からくる腰痛の特徴です。がんをはじめとする悪性腫瘍などの進行性疾患が隠れている場合、病状の進行に伴って痛みが増していくからです。

筋肉疲労やぎっくり腰などは、適切なケアや時間の経過とともに、少しずつ痛みは和らいでいきます。一方で、内臓からくる腰痛の場合は、マッサージを続けたり湿布を貼ったりしても改善せず、次第に痛みが強くなっていく傾向があります。

セルフケアしても痛みが悪化していく場合は、症状を軽視せず医療機関で詳しい検査を受けましょう。

3.体重減少を伴う

腰痛に加えて、原因不明の体重減少が見られる場合も内臓疾患を疑う必要があります。特別な理由がない体重減少は、体内で深刻な問題が起きているサインであり、重篤な疾患が隠れている際によく見られる兆候の一つです。

具体的には、以下のような体重減少を伴う場合に注意しましょう。

  • ダイエットしているわけではないのに体重が減った
  • 食事量や運動量を変えたわけではないのに体重が減った
  • 半年間で体重が5%以上減ってしまった

体重減少を伴う腰痛は、膵臓がんや胃がんなどの悪性腫瘍が隠れている可能性があるため、早めの受診が必要です。

4.発熱や吐き気などの全身症状がある

腰や背中の痛みのほかに、発熱や吐き気などの全身症状を伴う場合も、内臓疾患が疑われます。一般的に、筋肉や骨が原因の腰痛では、高熱や吐き気、血尿といった全身症状を伴いません。

たとえば、急性腎盂腎炎の場合、腰の痛みとともに、38度以上の高熱や悪寒、吐き気を伴うことがあります。また、尿管結石の場合には、強烈な痛みに伴って吐き気や嘔吐、血尿が出る場合があります。

腰痛とともに発熱や吐き気などの全身症状が現れた場合は、内臓の異常を疑うようにしてください。

5.食事・飲酒・月経周期などと連動して痛む

腰痛が起こるタイミングに規則性がある場合は、特定の臓器の不調が考えられます。内臓は食事や生理的な周期の影響を受けやすく、特定の臓器に負担がかかるタイミングで痛みが誘発される場合があります。

腰痛と連動する行動や周期の例は、以下のとおりです。

  • 食事: 脂っこい食事をとったあとに痛む
  • 飲酒:アルコールを飲んだ数時間後に痛む
  • 月経周期: 月経周期に合わせて腰痛が強くなったり下腹部痛や不正出血を伴ったりする

特定の行動や周期と連動する痛みは、腰痛の原因となっている臓器を突き止めるための手がかりになります。

【疾患別】腰痛を引き起こす主な内臓の病気

腰痛を引き起こす内臓疾患は多岐にわたり、主に「消化器系」「泌尿器系」「婦人科系」「循環器系」の4つに分類されます。

ここでは、4つの系統ごとに腰痛の原因となる代表的な病名と症状について紹介します。ご自身の痛みの特徴や随伴する症状と照らし合わせ、適切な受診科を判断する参考にしてください。

消化器系の病気

みぞおちや腹部から背中や腰にかけて響くように痛む場合は、消化器系の病気が疑われます。胃や膵臓などは体の奥深くに位置しており、炎症や腫瘍ができると、腹部だけでなく後ろ側の背中や腰にまで痛みが響きます。

腰痛の原因となる代表的な消化器系の病気は、以下のとおりです。

  • 胃・十二指腸潰瘍
  • 胆石症
  • 膵炎(急性・慢性)
  • 膵臓がん

とくに膵臓の病気では、背中の中央から左側にかけて重く鈍い痛みが現れやすい特徴があります。この場合、仰向けに寝ると痛みが強まり、前かがみに丸まると楽になる傾向があります。

食事と連動する痛みや、前かがみで楽になる腰背部の痛みがある場合は、消化器系の病気を疑いましょう。

泌尿器系の病気

背中や脇腹から腰にかけて痛みがあり、排尿のトラブルや発熱を伴う場合は、泌尿器系の病気が疑われます。腎臓や尿管などの泌尿器に結石が詰まったり、細菌感染が起こったりすることで、神経が刺激されて痛みが生じる場合があります。

腰痛の原因となる代表的な泌尿器系の病気は、以下のとおりです。

  • 尿管結石
  • 急性腎盂腎炎
  • 水腎症

尿管結石は、突然激痛が走り、血尿や吐き気を伴うことが多いのが特徴です。一方で、急性腎盂腎炎では、腰に鈍い痛みが生じるとともに、悪寒や38度以上の高熱を伴うことが多く、排尿時痛などの膀胱炎症状が先行する場合もあります。

突然の激しい痛みや血尿、高熱を伴う腰痛の場合は、泌尿器系の病気を疑いましょう。

婦人科系の病気

女性で、月経周期に連動して腰痛が強くなる場合は、婦人科系の病気が原因となっている可能性があります。骨盤内にある子宮や卵巣の腫瘍によって神経が圧迫されたり、月経のたびに炎症が起きて神経を刺激したりして腰痛が生じるためです。

腰痛を伴う婦人科系の病気には、以下のものがあります。

  • 子宮内膜症
  • 子宮筋腫
  • 卵巣腫瘍

特徴として、月経周期に連動して痛みが強くなるほか、激しい月経痛や下腹部痛を伴ったり、不正出血が見られたりする点が挙げられます。鎮痛薬が効かないほどの慢性的な腰痛がある場合や、月経に連動して痛む場合は、婦人科疾患を疑ってみてください。

循環器系の病気

突発的な胸の痛みや、背中から腰にかけて激しい痛みが起きた場合には、循環器系の病気が疑われます。大動脈などの太い血管が裂けたり、心臓の血管が詰まったりして強烈な痛みが周囲に放散されたことによる症状である可能性が高く、緊急を要する場合があります。

腰痛を引き起こす代表的な循環器系の病気は、以下のとおりです。

  • 急性大動脈解離
  • 腹部大動脈瘤
  • 心筋梗塞

循環器系の病気は初期症状がほとんどなく、進行してから急激に症状が現れる特徴があります。突発的な激痛がある場合は、一刻も早い救急要請や受診が必要です。

内臓からくる腰痛と一般的な痛みの見分け方

長引く腰痛が、内臓疾患によるものか、それとも整形外科的な問題によるものかを見分けるためには、痛みの現れ方を観察しましょう。一般的な腰痛と内臓からくる腰痛の痛みの現れ方の違いは、下表のとおりです。

痛みの種類

痛みの現れ方や特徴

一般的な腰痛(筋肉・骨格などが原因)

  • 「前かがみになったときに痛む」「特定の姿勢をとると痛みが走る」など、特定の動きで悪化する
  • 「横になって安静にしていると楽になる」など、軽快する条件がはっきりしている

内臓からくる腰痛(内臓疾患などが原因)

  • 痛みの増悪・軽快がはっきりしない
  • 姿勢や動作に関係なく、安静にして横になっていても痛みが持続する

特定の動作に関係なく、安静にして横になっていても腰の痛みが持続する場合は、内臓疾患が疑われます。痛みの条件が当てはまらない場合は、整形外科的な問題ではない可能性を考慮し、注意深く観察しましょう。

内臓からくる腰痛の症状がある場合に受診すべき診療科

内臓からくる腰痛が疑われる場合は、症状に合わせて適切な診療科を選ぶ必要があります。以下で、初動の判断基準について解説するので、ぜひ参考にしてください。

まずは整形外科で画像検査する

発熱や血尿といった明らかな内臓の症状がなく、何科を受診すべきか迷った場合は、まず整形外科を受診するのが基本です。腰痛の多くは筋肉や骨、関節、神経といった運動器に原因があるからです。

整形外科では、レントゲンやMRIなどの画像検査を行い、腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症といった運動器の異常がないかを診断できます。画像検査によって運動器に異常がない場合には、他科を紹介してもらう流れが一般的です。

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症状に応じて内科・婦人科・泌尿器科の受診を検討する

内臓疾患特有の危険なサインが現れている場合は、症状に応じて各専門科を受診しましょう。

  • 内科:安静時の痛みや発熱、体重減少などがある場合
  • 泌尿器科:血尿や排尿痛などがある場合
  • 婦人科:月経周期との連動や不正出血、下腹部痛がある場合

症状に合わせて適切な診療科を選ぶことが、迅速な診断と早期の治療につながります。

長引く腰痛や内臓疾患が疑われる場合は早めに医療機関を受診しよう

腰痛は誰にでも起こり得るよくある症状ですが、「セルフケアで改善するだろう」「そのうち治るだろう」と自己判断で放置すると、深刻な病気が進行してしまうおそれがあります。

とくに、安静時も痛む場合や、発熱や体重減少を伴う場合には、早めに医療機関を受診しましょう。早期受診により、適切な治療を受けられるだけでなく、「大きな病気かもしれない」という不安から解放されるメリットもあります。

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