-
- 頭部
- 脳卒中
- 脳出血
「ストレスが脳出血の原因になるって本当?」と不安に感じていませんか? 過度なストレスが続くと、高血圧や血管へのダメージが引き金となり脳出血のリスクが高まります。 しかし、適切なストレス管理で脳出血のリスクを大幅に減らせるのも事実です。 本記事では、ストレスと脳出血の関係性をわかりやすく解説し、血圧管理や食生活の改善といった具体的な対策をお伝えします。 今すぐできる予防法で、健康な毎日を手に入れたいと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。 また、当院「リペアセルクリニック」では手術や入院を必要としない「再生医療」を提供しています。 脳出血や脳卒中の後遺症でお悩みの方は「メール相談」もしくは「オンラインカウンセリング」にてお気軽にご相談ください。 脳出血とストレスの関係性とは? 脳出血は脳卒中の一種で、脳内の血管が破れて出血する病気です。 出血によって脳内に血液が溢れ、血腫(血のかたまり)を形成し、周囲の脳神経を圧迫することでさまざまな症状が現れます。 本章では、脳出血を引き起こす原因にストレスがどのような関係があるのか、以下3つのリスクに分けて解説します。 睡眠不足による動脈硬化リスク 暴飲暴食による高血圧リスク 喫煙による動脈硬化リスク それぞれ詳しく紹介するので参考にしてください。 また、「【医師監修】脳出血とは|症状・種類・原因を詳しく解説」記事で脳出血について詳しく解説しています。より詳しく知りたい方はご覧ください。 睡眠不足による動脈硬化リスク 睡眠不足により血圧が上昇すると、動脈硬化が進みやすくなり、脳出血のリスクが高くなります。睡眠中は血圧が自然に下がり、身体がリラックスできる大切な時間です。 しかし、睡眠不足が続くと血管への負担が大きくなり、脳出血のリスクが上昇します。 脳出血のリスクを未然に防ぐためにも1日6〜8時間の質の良い睡眠を確保するように心がけましょう。 暴飲暴食による高血圧リスク 暴飲暴食が習慣化すると、高血圧を引き起こしやすくなり、脳出血のリスクが高まります。 とくに塩分や糖分のとりすぎは血圧の上昇を招き、脳出血のリスクを高める原因になります。 ファストフードやスナック菓子、アルコールなど、血管の負担が増えやすいものは過剰な摂取を避けましょう。 減塩食や栄養バランスの取れた食事を意識し、血圧を安定させて健康な生活を維持することが大切です。 喫煙による動脈硬化リスク 喫煙は、動脈硬化を悪化させ、脳出血のリスクを著しく高めます。 タバコに含まれる有害物質は、血管を収縮させ血圧を上昇させるためです。 さらに、喫煙によって血管の内壁が損傷すると、動脈硬化が進行する原因にもなります。 血管が硬くなると弾力性を失い、破れやすくなるため脳出血のリスクも高まります。 喫煙習慣がある方は早めに禁煙に取り組み、健康な血管を取り戻しましょう。 また、脳出血の原因と症状については以下の記事でも詳しく解説していますので参考にしてください。 脳出血の種類 脳出血にはいくつかの種類があり、以下のように原因や特徴が異なります。 脳出血の種類 特徴 高血圧性脳出血 高血圧による血管の破裂が原因 血管腫 異常な血管の塊が破れて出血する 動静脈奇形 動脈と静脈の異常なつながりが破裂する 硬膜動静脈瘻 硬膜の血管異常で血流が増え、破れやすくなる 脳腫瘍(悪性) 腫瘍が血管を圧迫し、出血を引き起こす 脳アミロイド血管症 高齢者に多く、血管がもろくなり出血しやすい 以下では、代表的な脳出血の種類である高血圧性脳出血や血管腫、動静脈奇形などについて、それぞれ詳しく解説します。 高血圧性脳出血 高血圧性脳出血は、高血圧が長期間続くことで血管に強い圧がかかり、破れて出血する病気です。 高血圧性脳出血は、とくに高齢者や慢性的に血圧が高い方に多く見られます。日頃から定期的に血圧を測定し、適切な治療や生活習慣の見直しを心がけましょう。(文献1) 血管腫 血管腫は血管の異常なかたまりが脳内にできる病気で、出血を引き起こす場合があります。 血管腫は生まれつき存在する場合が多く、通常は無症状です。しかし血管が破れやすい状態のため、強い衝撃や血圧の上昇で出血することがあります。 血管腫による脳出血はまれですが、万が一出血した場合は緊急の対応が必要です。 定期的に健康診断を受け、血管腫を早期発見できるようにしましょう。 動静脈奇形 動静脈奇形は、動脈と静脈が異常につながり、正常な血流が保たれない状態を指します。 この異常が進行すると、血管が膨らんで破裂し、脳出血の原因となります。 動静脈奇形は先天性の疾患であり、無症状のまま気づかないケースも少なくありません。 しかし出血を起こすと強い頭痛や神経症状が現れます。 早期発見が重要なため、MRIやCT検査での定期的なチェックを受けることをおすすめします。 硬膜動静脈瘻(こうまくどうじょうみゃくろう) 硬膜動静脈瘻は、脳を包む硬膜に異常な血管のつながりができる疾患です。 血流が異常に増加し、血管に強い圧力がかかることで破裂しやすくなります。 症状としては、耳鳴りや頭痛が代表的ですが、破裂すると脳出血を引き起こす危険性があります。 主に外傷や血管の老化が原因とされており、早期発見が重要です。 症状が気になる場合は、速やかに病院を受診し、専門的な検査を受けてみましょう。 脳腫瘍(悪性) 悪性の脳腫瘍は、血管を圧迫したり腫瘍内の血管が破れることで出血するケースもあります。 とくに悪性の場合は血管の構造が弱く不安定なため、出血のリスクが高いのが特徴です。 脳腫瘍による出血は急激に症状が現れ、命に関わることも少なくありません。頭痛やしびれなど気になる症状があれば、すぐに医療機関を受診しましょう。 脳アミロイド血管症 脳アミロイド血管症は、脳の血管にアミロイドという異常なタンパク質が沈着し、血管をもろくする病気です。 とくに高齢者に多く、軽微な刺激でも血管が破れ脳出血を引き起こすことがあります。繰り返し出血するリスクも高いのが特徴です。 脳アミロイド血管症は、現時点で根本的な治療法は確立されていません。 血圧管理や定期的な検査を受け、予防に努めましょう。 また、脳出血や脳梗塞の原因や症状について詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。 【自分でできる】脳出血の予防法5選 脳出血は、高血圧や血管の異常(動静脈奇形・硬膜動静脈瘻など)によって発症します。 とくに高血圧は、ストレスや生活習慣病が原因で引き起こされるケースが多いため、血圧の管理が脳出血のリスクを減らす重要なポイントです。 本章では、脳出血を予防する5つの方法を紹介いたします。 血圧管理で脳出血を予防 食生活の改善で血圧を下げる 適度な運動で血圧をコントロール 禁煙で脳出血リスクを減らす 節酒で脳出血のリスクを下げる 上記のポイントを意識しつつ、日頃から血管の健康を意識した生活を心がけましょう。 血圧管理で脳出血を予防 脳出血の原因の多くは高血圧であるため、日頃から自分自身の血圧を把握し適切な数値に保つことが重要です。 家庭用血圧計を使って毎日血圧を測定し、記録をつける習慣をつけましょう。 もし高い数値が続く場合は、医師に相談するようにしてください。 食生活の改善で血圧を下げる 食生活の見直しは、脳出血の予防に欠かせません。 塩分を控え、カリウムを多く含む野菜や果物を積極的に摂ることで、血圧をコントロールできます。 たとえば、減塩食品や和食中心のバランスの良い食事が効果的です。 また、加工食品や外食の頻度を減らすこともおすすめです。 健康的な食生活を心がけて、血管への負担と脳出血のリスクを下げましょう。(文献2) 適度な運動で血圧をコントロール 適度な運動は、血圧を下げる効果が期待できます。 ウォーキングや軽いジョギングなどの有酸素運動を、毎日30分程度行うのがおすすめです。 運動習慣がない方は、まずは10分程度の散歩から始めてみましょう。 無理のない範囲で運動を継続するのが大切です。 また、高血圧の予防と改善については以下の記事でも詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。 禁煙で脳出血リスクを減らす 喫煙は動脈硬化を促進し、脳出血のリスクを高めます。 タバコに含まれる有害物質は、血管を収縮させるため血圧が上昇してしまいます。 また、禁煙は脳出血の予防だけでなく、健康全般にとっても非常に重要です。 なかなか辞められない方は、禁煙外来なども活用して禁煙を成功させましょう。 節酒で脳出血のリスクを下げる 適度な飲酒は問題ありませんが、過度な飲酒は脳出血の原因になります。アルコールは血圧を上昇させるため、飲みすぎには注意してください。 男性では1日に日本酒2合程度以上、女性では日本酒1合程度以上の飲酒で、リスクが高くなることを示す研究があります。(文献3) よって、男性は1日2合以内、女性は1合以内の適量を守ることが理想です。 飲みすぎを防ぐために、ノンアルコール飲料を活用するのも良い方法です。節酒を意識することで、脳出血のリスクを減らして健康的な生活を送りましょう。 脳出血にならないための予防法については、以下の記事でも紹介していますので、参考にしていただけると幸いです。 脳出血の前兆かも?注意したい3つの症状 脳出血は突然発症するケースが多いですが、前兆となる症状が現れる場合もあります。 注意したい3つの症状は以下のとおりです。 頭痛やめまい 言葉のもつれ 手足のしびれ 早期に気づくことで、重症化を防ぐ可能性が高まります。 ここでは、脳出血の前兆として注意すべき症状をそれぞれ解説いたします。 また、脳出血の気になる前兆や初期症状をセルフチェックしたい方は、以下の記事もぜひ参考にしてください。 頭痛やめまい 強い頭痛や突然のめまいは脳出血の前兆かもしれません。 普段経験しないような激しい頭痛や、姿勢を変えただけで感じるめまいは要注意です。 放置すると症状が悪化し、意識障害や吐き気を伴うこともあります。 そのため、頭痛やめまいが続く場合は、すぐに医療機関を受診し適切な検査を受けましょう。 言葉のもつれ 突然、話し方がぎこちなくなる場合も脳出血のサインです。 話している途中で「言葉が出にくい・会話がスムーズに進まない」といった症状が現れることがあります。 脳内の出血によって、言語を司る部分に影響を与えた可能性が考えられますが、症状が進行すると重度の言語障害を引き起こす恐れもあります。 異変を感じたら、周囲の人に助けを求めるなどして、早急に病院での診察を受けましょう。 手足のしびれ 手足のしびれや感覚の鈍さも、脳出血の前兆のひとつです。 一時的に起こる場合もありますが、左右どちらかに偏るしびれは、とくに注意が必要です。 脳内の出血が神経に影響を及ぼしている可能性があるため、そのまま放置すると麻痺や運動障害に進行する危険性があります。 突然、手足のしびれ症状が見られた場合は、ただちに医療機関を訪れましょう。 脳出血の生じやすい部位と症状 脳出血は脳の特定の部位で起こることが多く、それぞれ特徴的な症状があります。 部位 主な症状 被殻出血 片側の手足の麻痺、感覚障害、言葉が出にくい 視床出血 意識障害、感覚異常、視覚障害 小脳出血 激しいめまい、ふらつき、歩行困難 橋(脳幹)出血 意識障害、呼吸困難、四肢の麻痺 皮質下出血 片側の運動麻痺、感覚障害、言語障害 本章では、上記の表にまとめた各部位の特徴と症状を解説します。 被殻出血 被殻出血(ひかくしゅっけつ)は、高血圧で起こることが多い脳出血です。 この部位で出血すると片側の手足の麻痺や感覚異常、言葉が出にくい症状が現れます。 被殻は運動機能を司る部分であり、とくに運動麻痺が顕著に現れるため早期発見が後遺症を防ぐポイントです。 視床出血 視床(ししょう)で出血が起こると、意識障害や片側の感覚異常が見られます。 この部位は感覚を統合する役割を担っているため、出血が感覚神経に大きな影響を与えます。 さらに、視野が欠ける場合もあるため、視覚の変化にも注意しましょう。 視床出血については以下の記事でも詳しく解説しています。 特徴的な症状があるため、気になる方はぜひ参考にしてください。 小脳出血 小脳出血は、平衡感覚や運動の調整が影響を受けるタイプです。 激しいめまいやふらつき、歩行困難などが特徴です。 また、出血が重症化すると呼吸困難に至るケースもあるため、めまいが強い場合は早急に治療を受けましょう。 橋(脳幹)出血 橋での出血は、生命維持に関わる重要な神経を含むため重篤な症状です。 意識障害、呼吸困難、四肢の麻痺が急激に現れることがあります。 橋は脳幹の一部であり、この部位での出血は迅速な対応が求められます。 橋出血(脳幹出血)の原因や予防策については、以下の記事でも詳しく解説しています。 皮質下出血 皮質下出血では、片側の運動麻痺や感覚異常が起こるケースが多いです。 これは大脳皮質の直下での出血が原因であり、運動や感覚に大きな影響を及ぼします。 また、場合によっては言語障害が現れることもあるので注意が必要です。 脳出血の治療方法についてはこちらの記事も参考にご覧ください。 まとめ|ストレスを溜めずに脳出血の予防法を実践しよう! ストレスが脳出血のリスクを高めることは避けられません。 しかし、日常の習慣を見直し適切な予防策によってリスクは大幅に減らせます。 血圧管理や生活習慣の改善を意識し、健康的な生活を目指しましょう。 安定した日々を過ごせるよう、ぜひ今回紹介した予防法を活用してみてください。 また、当院「リペアセルクリニック」では脳卒中や頚椎ヘルニアによる症状にお悩みの方へ、手術や入院の必要がない「再生医療」を提供しています。 まずはお気軽に「メール相談」もしくは「オンラインカウンセリング」にてご相談ください。 脳出血とストレスに関するよくある質問 脳内出血の前兆や初期症状はどんなものですか? 脳内出血の前兆には「強い頭痛・めまい・手足のしびれ・言葉のもつれ」などがあります。 これらは血管の圧迫で神経が正常に働かなくなることで起こります。 とくに突然の症状や普段と違う感覚が現れた場合は要注意ですので、不安を感じたらすぐに医療機関を受診しましょう。 脳出血の前兆や初期症状については、以下の記事も参考にご覧ください。 ストレスで脳血管が切れる原因は何ですか? ストレスを感じると交感神経が活発になり、血管が収縮して血圧が上昇するため負担がかかりやすくなります。 また、ストレスは睡眠不足や暴飲暴食、喫煙などの悪習慣を招きやすく、結果的に脳出血を引き起こすリスクが高まると言えるでしょう。 また、当院「リペアセルクリニック」では脳卒中やヘルニアの後遺症に対し、手術を伴わない「再生医療」をご提案しています。 後遺症に関して不安がある方は「メール相談」もしくは「オンラインカウンセリング」にてお気軽にご相談ください。 参考文献一覧 文献1 医学出版_高血圧性 脳出血 の治療 文献2 公益社団法人 日本栄養士会_高血圧と、上手に付き合っていきましょう。 文献3 鳥取県・とりネット_第3章 健康づくり文化創造プラン(第四次)で定める健康づくりの目標
2023.03.27 -
- 脳卒中
- 頭部
- 頭部、その他疾患
結論から述べると、水頭症そのものが直接寿命に影響する可能性は低いとされています。 ただし、くも膜下出血や頭部外傷といった他の病気が原因となって水頭症を発症した場合、大元の病気が原因で寿命が短くなる場合があります。 本記事では、水頭症の寿命や後遺症について解説します。治療方法も紹介しているので、水頭症を発症した先のことを詳しく知りたい方は、参考にしてみてください。 水頭症の寿命 手術で頭にたまった水を排出すれば、水頭症は改善できる病気です。そのため、水頭症が直接寿命に影響する可能性は低いと考えられています。 しかし水頭症は、くも膜下出血や頭部外傷といった別の病気に誘発されて発症するケースもあります。この場合、もとの病気が引き金となり、寿命を短くする可能性もあります。 たとえば、水頭症がくも膜下出血によるものだった場合、早期治療が必要不可欠です。くも膜下出血の5年生存率は約55%というデータが出ています。(文献1)治療を後回しにすると、命の危険が及ぶリスクがあるのです。 くも膜下出血の有効な治療法の1つに「再生医療」があります。 これまで一度死んだ脳細胞は戻らないとされてきました。しかし、再生医療は脳細胞を復活させ、くも膜下出血を含む脳卒中の後遺症を改善できることがわかってきたのです。 詳しい治療法や効果が知りたい方は、再生医療専門の『リペアセルクリニック』にお気軽にお問い合わせください。 水頭症とは 水頭症とは、頭に水がたまり脳を圧迫する病気です。 人間の脳は、頭蓋骨の中で脳脊髄液という水に浮いています。脳の内部にも、脳室という空間があり、こちらにも脳脊髄液が流れています。この脳脊髄液は、脳を外部から守ったり、栄養やホルモンを運搬したり、脳の老廃物を除去したりする役割を担っています。脳脊髄液は常に入れ替わっており、毎日500 ml分が新しく作られ、同じ分だけ吸収されています。 正常な状態では、脳脊髄液は、脳の周りや脳室を循環しており、その循環量は150 mlと言われています。なんらかの原因でこの流れが悪くなり、脳脊髄液が多量にたまってしまうことによって「水頭症」を発症します。 水頭症の種類 水頭症のタイプとして「非交通性」と「交通性」があります。 【非交通性水頭症】 子どもに起こりやすく、脳脊髄液の流れの中で、どこかが通行止めになっているイメージです。一部でせき止められることにより、たまった脳脊髄液が脳を圧迫します。数は多くありませんが、成人でも脳腫瘍などで起こる場合もあります。 【交通性水頭症】 高齢者が発症しやすい水頭症です。流れ経路に問題はないのですが、脳脊髄液が吸収されにくくなり、脳脊髄液の循環量が多くなってしまう状態です。 交通性水頭症の場合、徐々に進行するため、脳圧とよばれる頭蓋骨の中の圧は正常に保たれていることが多く、別名「正常圧水頭症」ともいいます。正常圧水頭症には、続発性と特発性があり、その違いは以下の通りです。 正常圧水頭症 原因 発症時期 続発性 くも膜下出血、頭部外傷、髄膜炎などに誘発されて発症 左記疾患の数週〜数カ月後 特発性 発症原因は不明 60~70代の高齢者 くも膜下出血は、8.9〜48%の割合で正常圧水頭症を発症すると言われています。(文献2)そのため、急性期が落ち着いたあとも看護する人は患者さんの様子を注意深く見ていく必要があるでしょう。 以下の記事では、高齢者の認知症と関わりの深い「特発性正常圧水頭症」について解説しています。手術で治せる認知症の種類を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。 水頭症の症状 先述のとおり、水頭症にはさまざまな種類があります。たとえば、高齢者に多い「特発性正常圧水頭症」の代表的な症状は以下の3つです。 歩行障害 認知障害 排尿障害 これらは、数カ月から数年単位でゆっくりと進行します。そのため老化の症状と間違えられやすく、長期間放置されている場合もあります。 症状が進むと寝たきりになってしまう場合もあるため、早期に変化に気付いて検査をおこなうのが大切です。 水頭症の治療法 水頭症は薬で治せるものではありません。基本的には手術療法が必要となります。 具体的には、チューブを入れて頭にたまった余分な脳脊髄液をおなかへ流す「シャント術」がおこなわれます。 一般的には、頭と腹腔をつなぐチューブを体の中に挿入します(V-Pシャント)。また、脳脊髄液は、背骨の神経の周りにも流れており、そこから腹腔へチューブをつなぐ方法もあります(L-Pシャント)。これらの手術は、脳脊髄液の出口を作って、症状を改善させるのが目的です。 水頭症の原因となったくも膜下出血の治療には「再生医療」が有効です。 再生医療は人間の自然治癒力を活用した最新の医療技術で、身体機能(後遺症)の回復や脳卒中における再発予防の効果が期待できます。 具体的な治療方法が気になる方は、再生医療専門の『リペアセルクリニック』にお気軽にお問い合わせください。 水頭症の後遺症 先述した3大症状(歩行障害・認知障害・排尿障害)は、手術をすれば必ず完治する保証はありません。以下のように3大症状の改善率を示す調査結果も出ています。(文献3) ・歩行障害:80〜90% ・認知障害:30〜 80% ・排尿障害:20 〜80% 3大症状の中では、歩行障害の改善率がもっとも良好とされています。ただし、どの症状も大幅な改善は期待できるものの、筋肉の衰えや老化により症状が残る可能性もあります。 また、続発性正常圧水頭症の場合、水頭症を誘発した原因疾患によってその後が左右されます。たとえば、くも膜下出血は運動障害や感覚障害といった後遺症を引き起こしうる病気です。水頭症は改善できても、原因疾患の後遺症が出るケースは考えられます。 病気の早期発見により、後遺症の重症化を防げる場合もあるので、気になる症状を覚えたら早めに病院を受診しましょう。 まとめ|水頭症で適切な治療をおこなって健康寿命を伸ばそう 水頭症は直接寿命に影響しないとされており、手術で頭にたまった水の出口を作れば、症状改善が可能な病気です。 手術で歩行障害、認知障害といった症状が改善されれば生活しやすくなるはずです。術後は適度な運動や身体に良い食べ物を摂取するなどして健康寿命を伸ばす生活を心がけましょう。 くも膜下出血に誘発されて水頭症を発症した場合は「再生医療」の治療も検討してみてください。 再生医療は人間の自然治癒力を活用した最先端の医療技術です。幹細胞の修復力を利用して、損傷した脳細胞の機能回復を促進します。 くも膜下出血は再生医療の治療対象なので、具体的な治療法や効果が知りたい方は再生医療専門の『リペアセルクリニック』にお気軽にお問い合わせください。 水頭症に関するよくある質問 最後に水頭症に関するよくある質問と回答をまとめます。 水頭症を疑った場合どんな検査をしますか? まずは、CTなどの画像検査をおこない、脳脊髄液がたまって脳室が拡大しているかどうかを確認します。その上で、水頭症が疑わしい場合にはタップテストをおこないます。 タップテストとは、実際に頭にたまった脳脊髄液を、一時的に抜くことで症状が改善するかを確認するテストです。このテストは、短期間の入院が必要です。麻酔の注射をし、背中に針を刺して脳脊髄液を抜き取ります。 タップテストで症状が改善した場合、シャント手術に進みます。 手術は急いで受けた方が良いでしょうか。 正常圧水頭症はゆっくりと進行するため、診断後は手術を受けるかどうか、しっかりと検討する時間はあります。 実際に診断後すぐに手術を受けた患者と3カ月後に手術を受けた患者では、症状改善に大きな差がなかったという研究もあります。(文献4) ただし、歩行障害による筋力低下が進むと、手術後の回復が思わしくない場合もあるので、水頭症と診断されたらできるだけ早く治療方針の選択をおこなうのが大切です。 シャント手術をした後は、CTやMRIなどを撮っても大丈夫でしょうか 基本的には問題ありません。経過が問題なくても、手術後の脳脊髄液の状態を見るために、定期的に外来で画像を確認する必要があります。 【参考文献】 文献1:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jstroke/32/6/32_6_572/_article/-char/ja/ 文献2:https://www.jstage.jst.go.jp/article/scs/45/1/45_14/_pdf 文献3:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcns/16/5/16_KJ00004580126/_pdf 文献4:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25934242/
2023.03.22 -
- 脳卒中
- 頭部
- 頭部、その他疾患
水頭症によって認知症が現れた場合、その症状が治るのか知りたい方はいませんか。加齢にともなって発症しやすくなる認知症の原因の1つとして、「特発性正常圧水頭症」があげられます。 水頭症による認知症の場合、手術によって改善する可能性があります。水頭症は認知機能以外にもさまざまな症状が現れるため、早期からの治療が重要です。 この記事では、水頭症による症状や治療によって認知症が治るのかについてご紹介します。病気に対する知識を深めることで、適切な治療を行うきっかけになるでしょう。 高齢者の認知症に多い「特発性正常圧水頭症」とは? 「特発性正常圧水頭症」とは、頭蓋内に脳脊髄液(脳梗塞を包んでいる液体)が過剰に溜まり、脳が圧迫された状態のことです。脳脊髄液は、脳室(脳内の空間のこと)で毎日一定の量が作られ、脳と脊髄の周囲を循環しています。しかし、なんらかの原因でこの循環に異常が生じると水頭症が発生します。 水頭症には3つのタイプがあり、もっとも多いとされているのが特発性正常圧水頭症です。 明確な原因はわかっていませんが、おもに高齢者に多く発症するとされています。そのほかにも、くも膜下出血や髄膜炎などを発症した後に生じる二次性正常圧水頭症、遺伝的要因が原因とされている家族性正常圧水頭症があります。これらは特発性正常圧水頭症と比較すると、発症頻度は極めてまれです。 水頭症の症状や治療法については、以下の記事でも詳しく解説しています。興味がある方は、ぜひこちらもご覧ください。 水頭症の症状 特発性正常圧水頭症を発症すると、脳の前頭葉(前側の部分)が広範囲に障害され、以下の3つの症状が現れることがあります。 歩行障害 排尿障害 認知障害 それぞれどのような症状なのかについて、以下の表にまとめました。 水頭症の3症状 特徴 歩行障害 開脚歩行(足が開き気味で歩く) 小刻み歩行(小股でよちよち歩く) すり足歩行(膝を上げずに歩く) 不安定な歩行(方向転換の時にふらつきやすい) 歩き出しにくい 突進現象(歩き出すとうまく止まれない) 排尿障害 頻尿になる、尿意を感じにくくなる 症状が進行すると尿意を感じやすくなり、我慢ができず失禁しやすくなる 認知障害 物忘れや理解力の低下が現れる ぼーっとするような時間が多くなる 特発性正常圧水頭症は、これらのうち歩行障害が初期症状で現れることが多いとされています。歩行障害に加えて、排尿障害や認知障害が生じた場合は特発性正常圧水頭症の可能性が高いため、その際は病院を受診しましょう。 高齢者の水頭症は手術をしないとどうなるのか 高齢者の水頭症の場合、手術しないと症状が次第に悪化する恐れがあります。特発正常圧水頭症の症状である歩行障害が進むと、転倒する機会が増えて骨折や寝たきりなどに進行する可能性もあります。 さらに排尿障害や認知症なども進行すると、自立した生活が難しくなり、介護が必要になる場合もあるでしょう。このように、水頭症を放置するのは非常に危険なため、早期からの手術が推奨されます。 水頭症による高齢者の認知症は手術で治るのか 水頭症による高齢者の認知症は、手術によって改善が期待できます。実際に、手術によって歩行障害がみられる方の8〜9割、排尿障害や認知障害のある方の5〜7割で改善がみられたとされています。 しかし、特発性正常圧水頭症と正確に診断されて治療に至るケースは少ないのが現状です。早期発見、治療により生活の質が改善する可能性は十分にあるので、疑わしい症状がある場合は受診をおすすめします。 水頭症の検査・治療法 水頭症では、どのような検査や治療が行われるのでしょうか。ここでは、実際に病院へ受診した際に行われる検査・治療法についてご紹介します。 水頭症の検査 特発性正常圧水頭症では、まず症状の程度をチェックするために身体診察が行われます。その後、MRIやCTによる脳の画像検査が行われ、特発性正常圧水頭症の疑いが濃厚になった時点で「タップテスト」が行われます。 タップテストとは、腰椎から脊髄液を30ml程度抜いた後、症状改善がみられるかどうかを確認するテストです。髄液を抜いた後、歩行機能や認知機能が良くなった場合は「水頭症」と診断され、手術(シャント術)がすすめられます。 水頭症の治療法 特発性正常圧水頭症の治療では、脳脊髄液の流れを良くする「髄液シャント術」と呼ばれる手術を行います。これは、カテーテル(管)を体内に埋め込み、過剰に溜まった脳脊髄液を排出する手術法です。 脳脊髄液による脳への圧迫から解放されるため、髄液循環や脳神経機能の改善が期待できます。髄液シャント術の方法には、以下のようなパターンがあります。 VPシャント(脳室-腹腔シャント) VAシャント(脳室-心房シャント) LPシャント(腰椎-腹腔シャント) 上記のうちLPシャントが主流ですが、腰椎の変形などが強い場合には別のパターンで行います。いずれも手術時間はおよそ1時間程度と、脳神経外科のなかでは短い傾向にあります。 水頭症の手術費用【約7万円(3割負担)】 一般的な手術費用の目安としては、3割負担の場合は約7万円です。高額療養費制度を利用すると、自己負担限度額を超えた部分が払い戻されるので、最終的にはさらに費用が少なくなる可能性があります。 【高齢者】水頭症の手術後 多くのケースでは、水頭症を手術して約1週間程度で症状の改善がみられるとされています。どの程度改善がみられるかは、その方の状態によって大きく変わります。改善がどの程度持続するのかについては、明確な基準は決まっていません。 手術で植え込まれたカテーテルは、定期的に詰まったり壊れたりしていないかチェックする必要があります。また、カテーテルの途中には脳脊髄液圧を調節するバルブがついており、体外から設定できるようになっています。シャント圧を下げ過ぎると、頭蓋内圧が低下して低髄圧症候群を起こす恐れがあるので注意が必要です。 カテーテルから抜ける髄液量は生活の仕方や体格の変化によって変わります。CTやMRIによって頭に異常がないかを確認し、適切な髄液量を決める必要があるので、定期的な通院が重要です。 まとめ|高齢者の認知症は手術で治る可能性がある 水頭症は脳脊髄液が過剰になることで発症する病気で、歩行障害や認知症などの症状が現れます。水頭症は、現在のところ手術が唯一の治療法となります。水頭症をそのままにすると症状が進行し、手遅れになるリスクもあるため、早期からの手術が重要です。 ぜひ今回の記事を参考にして、水頭症になった際は早めの対処を心がけましょう。
2023.03.17 -
- 脳卒中
- 頭部
- 脳出血
手足の麻痺や呂律の障害といった脳出血による後遺症は日常生活に大きな影響を与えます。後遺症への不安から「これからの生活はどうなるのか」と心配される方も少なくありません。 後遺症の程度は、脳のどの部分で出血が起きたか、また症状がどれだけ重いかで変わってきます。後遺症の完全回復は容易ではありません。しかし、早期からのリハビリで症状が改善する可能性があります。 本記事では、脳出血の後遺症の種類や回復へのリハビリについて詳しく解説します。後遺症の改善を目指す方はぜひ参考にしてみてください。 脳内出血で後遺症が出る原因や程度 脳出血を発症すれば、頭痛や吐き気、手足の麻痺といった後遺症が出る可能性があります。 そもそも、脳出血とは脳に張り巡らされている血管の一部が破れて出血を起こす病気です。漏れ出た血液が脳の細胞を圧迫し、さまざまな後遺症を引き起こします。 脳は部位によって機能がわかれているため、出血した部位に応じて後遺症の種類も異なります。 たとえば、脳の各部位の出血では、以下のような後遺症が特徴的です。 前頭葉(脳の前部分)で発症した場合:意欲の低下が起こりやすくなる 側頭葉(脳の側面部分)で発症した場合:言語障害や記憶障害になりやすくなる 後遺症の程度は、出血量が症状に大きく影響します。出血量が多ければ多いほど、脳が圧迫される範囲が広がるためです。 脳出血による後遺症は、早期からのリハビリで機能が改善する可能性があります。リハビリの方法や期間については後述しているので、このまま読み進めてみてください。 またリハビリ以外の有効な治療法に「再生医療」があります。再生医療は人間の自然治癒力を活用した最新の医療技術で、身体機能(後遺症)の回復や脳卒中における再発予防の効果が期待できます。 脳内出血における後遺症6種類 脳出血による主な後遺症は以下のような種類があります。 ・運動麻痺 ・感覚障害 ・言語障害 ・目の障害 ・嚥下障害 ・高次脳機能障害 具体的にどのような症状が現れるのか、順番に見ていきましょう。 なお、後遺症の治療には人間の自然治癒力を活用した「再生医療」が効果的です。再生医療により身体の機能(後遺症)が回復した症例は数多く報告されています。具体的な症例が知りたい方は再生医療専門の『リペアセルクリニック』にお気軽にお問い合わせください。 運動麻痺 運動麻痺は、脳出血後に多く見られる後遺症です。体の片側(左右どちらか一方)の手足に力が入らなくなったり、思うように動かせなくなったりします。 麻痺の出る場所は、脳のどの部分で出血が起きたかによって変わります。 感覚麻痺 感覚障害には2つの異なる症状があります。1つは触覚や痛みを感じにくくなる鈍麻で、もう1つは刺激に敏感になり、しびれを感じやすくなる過敏です。 感覚麻痺も脳出血後に多く見られる後遺症で、体の片側だけに症状が現れやすい特徴をもっています。 言語障害 脳出血後の言語障害は2種類にわかれます。 「失語症」は言葉が出にくくなり、読み書きも困難になる症状です。一方「構音障害」は口や舌の動きが悪くなり、発音がはっきりしなくなる症状です。 目の障害 脳出血後の目の障害では、目の見える範囲が狭くなったり、物が二重に映ったりします。 左右どちらかの視野だけが見えにくくなる「半盲」も起こりうる症状です。視野の問題は長期的な経過をたどり、改善に時間がかかる場合があります。 嚥下障害 嚥下障害では、のどの筋肉の動きが悪くなり、食事や水分が飲み込みにくくなる場合があります。食べ物が間違って気管に入ると「誤嚥性肺炎」(食べ物が肺に入ることで起こる肺炎)を引き起こす危険があります。 高齢者は誤嚥性肺炎で重症化しやすいため、食事の際はとくに慎重な対応が必要です。 高次脳機能障害 高次脳機能障害は、脳の細胞がダメージを受けて起こる症状の総称です。 たとえば、症状の1つである「記憶障害」は、過去の出来事を覚えていられなくなる状態です。また、注意力が散漫になって作業に集中できなくなる「注意障害」も見られます。 「感情障害」も引き起こし、感情の起伏が激しくなったり、何事にもやる気が出なったりする症状が現れるケースもあります。 脳内出血の後遺症を軽減を目指すリハビリとは 脳出血の後遺症は、適切なリハビリで軽減できる可能性があります。日常生活への復帰を目指し、発症直後からリハビリを始めていくのが大切です。 初期段階では、廃用症候群の予防を目的としたリハビリがよくおこなわれます。廃用症候群とは、病気の治療のために安静にしすぎた結果、筋力が衰え身体機能が低下してしまう状態です。 廃用症候群になってしまうと、身体機能の低下だけでなく、骨粗鬆症や心臓・肺機能の低下なども起こります。そのため、病状が安定したら、手足の運動や体位の変更といった軽めのリハビリをしていくと良いでしょう。 発症から2〜6か月の回復期では、日常生活への復帰に向けた本格的なリハビリをおこないます。医師、看護師、理学療法士など、多くの専門家のサポートのもとで段階的に機能回復を目指します。 脳出血の後遺症でリハビリ以外に効果が期待できる治療方法 脳出血の後遺症でリハビリ以外に効果が期待できる治療方法の1つに「再生医療」があります。 再生医療とは、修復力のある幹細胞の働きを利用して、弱ったり、傷ついたりした神経細胞を修復する新しい治療法です。 再生医療では、麻痺や痺れといった脳溢血の後遺症の回復を早めたり、脳卒中の再発を予防したりする効果が期待されています。 以下の記事では、再生医療による脳出血の治療効果を具体的に 解説しています。動画や実際の症例を 交えながら説明しているので、 再生医療の治療に関心がある方は参考にしてみてください。 再生医療で脳溢血の治療を進めたい方は、弊社『リペアセルクリニック』にご相談ください。再生医療の症例数10,000例以上の経験を活かし、患者さま一人ひとりに合った治療プランをご提案いたします。 まとめ|脳内出血における後遺症の種類とリハビリの効果を把握して治療に役立てよう 脳出血を発症すると運動麻痺や感覚障害といった後遺症が出る可能性があります。 早期にリハビリを始めれば症状を軽減できたり、回復を早めたりできる場合もあるので、専門家と相談しながら適切なリハビリを進めていきましょう。 近年では、脳出血における後遺症の治療法として「再生医療」が注目されています。 再生医療は人間の自然治癒力を活用した最先端の医療技術です。幹細胞の修復力を利用して、脳細胞の機能回復を促進します。 「再生医療に興味があるけど具体的なイメージがつかめなくて不安…」という方は、再生医療専門の『リペアセルクリニック』にお気軽にお問い合わせください。 脳出血の後遺症に関するよくある質問 最後に脳出血の後遺症に関するよくある質問と回答をまとめます。 脳出血による後遺症のリハビリはどこで受けられますか? 医師の指示があれば、以下の場所でリハビリが受けられます。 ・自宅での訪問リハビリ ・病院や診療所での通院リハビリ ・デイケアセンターでの通所リハビリ 医療保険では、発症から最大150日間(脳の高次機能障害がある場合は180日間)のリハビリが利用できます。保険期間終了後は、民間施設での自費リハビリも選択肢の1つです。 費用や内容は施設ごとにさまざまなプランが用意されており、状態や目的に合わせて選べます。 脳出血で後遺症なしの確率はどれくらいですか? 脳出血で後遺症なしの確率を示す公的なデータは見つかりませんでした。 しかし、厚生労働省が実施した脳卒中患者(18-65歳)の予後調査によると、1,584例中、後遺症がまったく残らなかったのは344例でした。 つまり、脳卒中を発症した患者の約2割が後遺症なく回復し、約8割の患者には脳卒中によるなんらかの影響が残る結果となったのです。 以下の記事では、脳出血で後遺症が残らない確率について詳しく解説しています。脳卒中に関する調査結果を複数紹介しているので、理解を深めたい方はぜひあわせてご覧ください。 脳出血の後遺症は治るケースもありますか? 脳出血の後遺症は完全に治すのは難しいといわれています。しかし、適切なリハビリや治療をおこなえば、症状を最小限に抑えたり、残っている機能を回復させたりすることが可能です。 脳出血の有効な治療法の1つに「再生医療」があります。 これまで一度死んだ脳細胞は戻らないとされてきました。しかし、再生医療は脳細胞を復活させ、脳出血を含む脳卒中の後遺症を改善できることがわかってきたのです。 詳しい治療法や効果が知りたい方は、再生医療専門の『リペアセルクリニック』にお気軽にお問い合わせください。
2023.03.15 -
- 脳卒中
- 頭部
- 頭部、その他疾患
突然襲ってくるズキズキとした痛みやギューッと締め付けられるような頭の重だるさなど、つらい頭痛に「今すぐ何とかしたい」と感じている方も多いのではないでしょうか。 頭痛を一瞬で治す方法はありませんが、ツボ押しや鎮痛剤の服用といったセルフケアによって、痛みを一時的に和らげることは可能です。 ただし頭痛の中には放置してはいけない危険なタイプも存在するため、正しく見極めて対応することが大切です。 本記事では、自宅ですぐに実践できるセルフケアから、頭痛のタイプ別に効果が期待できる対処法までわかりやすく解説しています。 頭痛を繰り返さないための予防法も紹介しているので、慢性的な頭痛にお悩みの方はぜひ参考にしてください。 また、病院に通っても改善しない・薬を飲んでも痛みがぶり返すといったお悩みを抱えている方へ向けては、再生医療による治療法もあります。 当院(リペアセルクリニック)では無料の電話相談も行っておりますので、慢性的な頭痛にお悩みの方はお気軽にご相談ください。 頭が痛いときの対処法3選【すぐに実践できる】 頭が痛いときに自宅ですぐに取り組める対処法として次の3つがあります。 冷やす or 温める(首・肩・おでこ) ツボ押し・ストレッチ 鎮痛剤の服用 つらい頭痛から解放されたい方は、上記の方法を実践してみましょう。逆に頭痛が悪化する場合は、無理に行わないことをおすすめします。 冷やす or 温める(首・肩・おでこ) 頭痛がある場合に冷やす、または温めると楽になるケースがあります。頭痛は大きく一次性頭痛と二次性頭痛に分類されます。(文献1) 一次性頭痛は頭部に疾患が見られないタイプで、頭痛を訴える方の大半が該当します。二次性頭痛は頭部の疾患が原因で起こります。 代表的な頭部の疾患は脳腫瘍や髄膜炎、くも膜下出血、脳卒中などです。 二次性頭痛に関しては病院での治療が必須ですが、一次性頭痛は自分で対処できる可能性があります。 一次性頭痛の大半は片頭痛と緊張型頭痛に分類され、以下の対処法による改善が期待できます。 頭痛の種類 特徴 対処法 片頭痛 ズキズキと拍動するような痛みがあらわれる 患部を冷却シートや氷嚢などで冷やす 緊張型頭痛 首や肩のコリが原因で起こる お風呂につかる 首や肩を蒸しタオルで温める ツボ押し ツボ押しは、時間と場所を選ばずにできる頭が痛いときの対処法です。特別な道具も必要ないため職場や外出先でも実践できるでしょう。 頭痛に効果のあるおすすめのツボは以下の3点です。心地良い強さで押してみてください。 合谷(ごうこく):人差し指と親指の骨が交わる少し上にある、人差し指側でくぼみ 百会(ひゃくえ):頭の頂点より少し後ろにあるくぼみ 天柱(てんちゅう):首後ろの髪の毛の生え際より少し下に指をずらしたくぼみから左右に伸びている2つの筋肉 首や肩のコリが原因で起こる緊張型頭痛に関しては、ストレッチが効果的です。肩甲骨周りや肩関節をストレッチで柔軟に保ち、血行を促進すると筋緊張が緩みやすくなります。 入浴後の身体が温まった状態でストレッチするとさらに効果的です。 鎮痛剤の服用 頭痛がつらい場合は、我慢せずに鎮痛剤を服用して様子を見ましょう。手持ちの鎮痛剤や、いつも使っている薬でかまいません。 最寄りの薬局やドラッグストアで購入できる市販の鎮痛剤、以下の3つがあげられます。 イブ(イブプロフェン) カロナールA(アセトアミノフェン) ロキソニンS(ロキソプロフェン) など 市販の鎮痛剤は手軽に購入できる一方で、服用できる人が限定されています。 以下に該当する人は、薬剤師または登録販売者に相談した上で購入しましょう。 15歳未満である 妊娠中である 鎮痛剤でアレルギーや喘息になったことがある 注意していただきたいのが「薬物乱用頭痛」のリスクです。 頻繁に鎮痛剤を服用していると、薬の効果が切れた後に頭痛が再発する可能性もあります。鎮痛剤の服用が月に15回以上ある場合は受診を検討しましょう。(文献2) 頭が痛いときの対処法【症状別】 頭痛は、別の病気からくる「二次性頭痛」とその他の「一次性頭痛」に大きく分けられます。 その中でも多いのが「一次性頭痛」です。 一次性頭痛の中でもさらによく見られる頭痛として以下の3つがあります。 偏頭痛 緊張型頭痛 群発頭痛 それぞれ頭痛の特徴や原因が少しずつ違います。まずは自分の頭痛タイプを理解し、正しい対処法を実践しましょう。 ズキズキと脈打つような偏頭痛には「トリプタン系の頭痛薬」 脈打つようにズキズキする頭痛のタイプは「偏頭痛」の可能性があります。脈打つ頭痛に加え、以下のような症状も一緒にあらわれる可能性があります。 頭痛が起こる前に以下のような前兆が出現する(文献3) きらきらした歯車のようなものが見える チクチク感があり、体や舌にも伝わる 吐き気がする 光や音に対して過敏になる 偏頭痛がつらいときの治療には「トリプタン系」の頭痛薬が有効です。偏頭痛の原因は脳の周りにある神経と血管の炎症といわれています。 トリプタン系の薬は、炎症が起こっている神経と血管を正常に戻すため、偏頭痛の緩和が期待できるでしょう。(文献4) トリプタンを服用する有効なタイミングは、痛みが始まってすぐや、軽度なときです。偏頭痛に効果が期待できる一方で、服用のタイミングが難しいデメリットがあります。 また、トリプタン系の頭痛薬の服用以外に以下の対処法もおすすめです。 頭痛がつらいタイミングの前後の行動や強さなどを記録する 暗くて静かな場所で横になる 寝る時間と起きる時間を一定にする 偏頭痛がつらい方は、上記のセルフケアも日常に取り入れてみてください。 頭が締め付けられるような緊張性頭痛には「解熱鎮痛剤」 頭の両側がギューっと締め付けられたり、圧迫されたりするような頭痛は「緊張性頭痛」の可能性があります。 緊張型頭痛の多くの原因は、肩や首の凝りです。凝り固まった肩や首回り筋肉が脳や首周辺にある神経を圧迫するため、緊張型頭痛が引き起こされます。(文献2) 緊張型頭痛に対する対処法には、ロキソニンやイブなどの「解熱鎮痛剤」が有効です。 ただし、鎮痛剤に頼りすぎてしまい、頻繁に飲み続けるのはおすすめできません。「緊張型頭痛かもしれない」と思った方は、原因である肩や首の凝りをほぐすことが大切です。 日常的にできる予防策として以下のようなことがあります。 肩と首をほぐすストレッチやマッサージを行う 凝りを感じる肩や首の部分を温める(蒸しタオルの使用や湯船につかるなど) 背筋を伸ばして正しい姿勢を保つ 肩や首のこりと頭痛が気になる方は、上記の方法も実践してみましょう。 目の周り・こめかみが強く痛む群発頭痛には「トリプタン系薬剤や酸素投与」 目の周り、こめかみが強く痛む場合は「群発頭痛」の可能性があります。かなり強い痛みが発作的に起こり、15分から3時間程度続くのが特徴です。(文献5) 原因は明確になっていませんが、群発頭痛は脳にある「視床下部」や脳内の血管に異常をきたしているため症状が引き起こされるといわれています。 群発頭痛に効果的な治療は、以下の2つです。(文献2) 治療法 メリット トリプタン系の注射や飲み薬 偏頭痛と同様、脳周辺の血管や神経の炎症を鎮める効果が期待できる 酸素吸入 トリプタン系頭痛薬が飲めない人にも有用で、場合によっては自宅での使用も可能 上記の治療と合わせて、日常的にできるセルフケアとしては、規則正しい生活を送ること、生活習慣の改善(アルコールやタバコを控えるなど)が挙げられます。 しかし、群発頭痛はセルフケアのみの改善が難しい症状です。頭痛が激しく、痛みが我慢できない場合はすぐに受診しましょう。 首の後ろに激しい痛みがある場合、くも膜下出血の可能性があります。くも膜下出血の頭痛についてはこちらの記事を参考にしてください。 当院「リペアセルクリニック」では、再生医療による頭痛の治療が可能です。「メール相談」または「オンラインカウンセリング」にて無料相談を受け付けていますので、気になる方はお気軽にご相談ください。 薬の飲みすぎが原因で頭痛が悪化するケースもあるので注意 頭痛がひどい場合は鎮痛薬や頭痛薬が役に立ちますが、飲み過ぎるとかえって症状を悪化させる恐れがあるため注意が必要です。 薬の飲み過ぎが原因で起こる頭痛を薬物乱用頭痛と呼びます。薬物乱用頭痛のほとんどは片頭痛、もしくは緊張型頭痛をお持ちの方に見られます。(文献6) 薬物乱用頭痛の主な原因は以下のとおりです。 トリプタン系薬剤 アセトアミノフェンまたはアスピリンとカフェインの併用 オピオイド ブタルビタール配合の薬剤 非ステロイド系抗炎症薬(NSAID) エルゴタミン アセトアミノフェンやアスピリン、非ステロイド系抗炎症薬(NSAID)を常用している方で、1カ月に15日以上の頭痛が見られる場合、薬物乱用頭痛が疑われます。 また、エルゴタミンやオピオイド、トリプタン系薬剤を服用、もしくは複数の頭痛薬を併用している方で、1カ月に10日以上の頭痛が見られる方も薬物乱用頭痛に該当します。 薬物乱用頭痛の発症を避けるためには、医薬品の添付文書を確認し、用法用量を守って正しく服用するのが大切です。 そもそも頭痛はなぜ起きる?原因を紹介 頭痛のメカニズムには、脳の近くにある「三叉神経」が深く関わっています。 人間の体には、皮膚や目などさまざまな場所に痛みを感じる「痛覚」があります。とくに頭痛が深く関わる痛覚は、脳を保護している硬膜や皮膚です。 痛覚から三叉神経が頭痛の情報をキャッチして脳に伝えられることで、頭痛のような痛みを自覚します。(文献7) 吐き気を伴う頭痛は、早急な治療が必要な二次性頭痛である可能性もあります。 一次性頭痛と二次性頭痛の見分け方については、以下の記事も参考にしてください。 頭が痛いときに効果的な食べ物・飲み物は栄養素に注目 頭痛に影響する一因として、栄養素があげられます。私たちが普段摂取している飲食物には、頭痛を和らげるものもあれば悪化させてしまうものもあります。 頭痛を改善または悪化させる栄養素や飲食物の一例は、以下のとおりです。 頭痛との関連 栄養素 飲食物の例 改善 ビタミンB2 納豆 鮭 レバー マグネシウム わかめ ひじき ココア 悪化 チラミン チョコレート チーズ コーヒー アルコール ビール ワイン(とくに赤ワイン) ウイスキー コーヒーのカフェインを適量とると、片頭痛に対して一時的に緩和する効果が期待できます。頭痛に悩まれている方は、上記を参考に普段の食生活を見直してみてください。(文献8)(文献9) 今まで経験したことのない激しい頭痛なら早めの受診を 以下に該当する頭痛の場合は重大な病気が隠れている可能性があります。早めに受診しましょう。 突然に(何時何分何秒がはっきり言えるような)最大の痛みとなった頭痛 話しにくさや手足の動かしにくさを伴う頭痛 これまでに経験のない激しい頭痛 意識の低下を伴う頭痛 上記は、脳血管障害のような命の危険がある病気が隠れている可能性のある頭痛です。 脳出血やくも膜下出血などは、血管が破れたり詰まったりして起こる病気のため、頭痛をはじめとする症状が突然生じます。早急に処置が必要なため、すぐに受診しましょう。 危険な二次性頭痛の一因である「もやもや病」や「脳出血」の前兆について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。 頭痛を繰り返さないための予防法 頭痛の大半は頭部の病気が原因の二次性頭痛ではなく、日常の生活習慣に起因する一次性頭痛です。頭痛を繰り返さないためには以下の点を意識するのが重要です。 <避けるべきこと> パソコンやスマホの見過ぎ 睡眠不足 運動不足 不良姿勢 過度の飲酒 冷えストレスなど <意識すべき習慣> 規則正しい生活 日常的なストレッチ 適度な運動 ストレス発散 入浴 質の高い睡眠 温度調節など 一次性頭痛の3種類のうち、もっとも多く見られる例が緊張型頭痛です。(文献10) 首や肩の筋肉が緊張すると血流が滞り、首の後ろから後頭部にかけての痛みが出やすくなります。 血行不良を避けるためには睡眠不足や運動不足を避け、日常的なストレッチで筋肉を柔軟に保つのがおすすめです。 ストレスや睡眠不足も自律神経の乱れによる血行不良を招くため、入浴してリラックスし、質の高い睡眠をとるよう意識してください。 まとめ|正しい対処法でつらい頭痛を改善しましょう 頭痛に悩まされたときは、まず以下のセルフケアを取り入れてみてください。 ツボ押し 鎮痛剤の服用 また自身の頭痛のタイプや原因を見極めたうえで、対処法を選ぶことも大切です。 症状 対処 ズキズキと脈打つような偏頭痛 トリプタン系の頭痛薬 頭が締め付けられるような緊張性頭痛 解熱鎮痛剤 目の周り・こめかみが強く痛む群発頭痛 トリプタン系薬剤や酸素投与 一方で、頭痛の中には命に関わる重大な病気が隠れているケースもありますので、「これまでにない強い痛み」「突然激しく痛み出した」「しびれ・言葉が出ない」などの症状がある場合は、すぐに医療機関を受診してください。 病院に行くべきか判断に迷う・症状についてまず誰かに相談したいという方は、当院(リペアセルクリニック)の無料電話相談をご利用ください。 専門カウンセラーが丁寧にお話を伺い、受診の必要性や今後の対応についてアドバイスさせていただきます。 頭が痛いときの対処法についてよくある質問 頭が痛いときの対処法についてよくある質問と回答は、以下の通りです。 頭痛を一瞬で治す方法はありますか? 毎日頭痛薬を飲んでも大丈夫ですか? 頭痛で受診する場合は、何科にいけばいいですか? 子どもの頭痛も大人と同じように対処していいですか? 検査をしても「異常なし」と言われた頭痛はどうすればいいですか? 慢性的な頭痛に悩まされている方は、ぜひ参考にしてください。 頭痛を一瞬で治す方法はありますか? 頭痛を一瞬で治す方法はありません。 早めに頭痛を落ち着かせたい場合は、鎮痛剤の服用やツボ押しなどすぐにできる対処をしながら横になって休むことをおすすめします。 頭痛が頻繁に起こる場合は、頭痛のタイプにあった対処法の実践や生活習慣を整えて予防に目を向けることが大切です。 毎日頭痛薬を飲んでも大丈夫ですか? 頭痛薬を毎日服用すると、薬物乱用頭痛を発症するリスクが増加するため注意が必要です。 単一成分の鎮痛薬を1カ月に15日、もしくは複合鎮痛薬を1カ月に10日以上服用し続けると、薬の飲み過ぎが原因で頭痛の悪化を招きやすくなります。(文献11) 薬物乱用頭痛を避けるためには、予防治療薬の服用が効果的です。 一次性頭痛の予防治療薬としては以下の例が挙げられます。 シプロヘプタジン バルプロ酸 アミトリプチリン ロメリジンなど ただし、自分の判断で服用するのではなく、専門医の診察・処方を受けることが大切です。 頭痛で受診する場合は、何科にいけばいいですか? 危険な病気が疑われる頭痛の場合は、脳神経外科や脳神経内科を受診しましょう。 頭痛の原因が脳の病気が原因であった場合、CTやMRIなどの画像検査や早急な処置をすぐに行えます。 症状が軽い場合や、近くに脳神経外科や脳神経内科がない場合は、通常の内科でも診察を受けられることが多いです。 当院「リペアセルクリニック」では、再生医療による頭痛の治療が可能です。 専門カウンセラーによる無料相談も受け付けていますので、気になる方はお気軽にご相談ください。 子どもの頭痛も大人と同じように対処していいですか? 子どもにも大人と同様に片頭痛や緊張型頭痛が見られますが、安易に医薬品に頼るのではなく、まずは生活習慣を見直すことが大切です。 睡眠不足は片頭痛や緊張型頭痛の発症リスクを高めるため、規則正しい生活を意識し、質の高い睡眠をとるよう意識してください。 寝る直前までスマホやテレビの明るい画面を見ていると、脳が興奮状態に陥り睡眠の質が低下します。 セルフケアで頭痛が改善しない場合は、保護者の判断で市販薬を服用させるのではなく、専門医の診察を受けることが大切です。 検査をしても「異常なし」と言われた頭痛はどうすればいいですか? 検査をしても異常なしと言われる頭痛のほとんどは、緊張型頭痛もしくは片頭痛に該当します。 首こりや肩こりの自覚がある方は、ストレッチや適度な運動、入浴などで筋緊張を緩和し、血行を促進するのが効果的です。 片頭痛はまぶしい光が原因で起こるケースもあるため、部屋の照明を落としたり、窓から遠い席に移るなど工夫してください。 カフェインには血管を収縮させる作用があるため、薬に頼りたくない方は片頭痛の予兆が見られる際にコーヒーや紅茶を飲むと症状を和らげられる可能性があります。 参考文献一覧 (文献1) 薬の窓口|岡山大学病院薬剤部 (文献2) 「頭痛の診療ガイドライン」作成員会.頭痛の診療ガイドライン2021., 医学書院, 2021年出版,p473 (文献3) 中島健二.片頭痛の診断と治療. 日本内科学会雑誌. 2006, 95, 3,p487-492. (文献4) 竹島多賀夫.片頭痛. 日本内科学会雑誌. 2018, 107, 8,p1486-1493. (文献5) 日本頭痛学会・国際頭痛分類委員会.国際頭痛分類第3版(ICHD-3)日本語版. 2018, p216 (文献6) 薬物乱用頭痛|MSDマニュアル (文献7) 端詰勝敬 都田淳. 頭痛. 心身医. 2016, Vol. 56 No. 8, p833-838. (文献8) 文部科学省 科学技術・学術審議会 資源調査分科会.日本食品標準成分表(八訂)増補2023年.文部科学省ホームページ.2023.4. (文献9) 原田大 北村正樹. 食品・嗜好品との相互作用カフェイン・喫煙・ドリンク剤・チアミン含有食品. ファルマシア. 2014, Vol.50 No.7,p679-683 (文献10) 緊張型頭痛|頭痛学会 (文献11) 頭痛予防治療薬を毎日飲んでも大丈夫でしょうか?|一般社団法人日本小児神経学会
2023.03.10 -
- 脳卒中
- 頭部
- 脳出血
脳溢血を発症すると、運動麻痺や感覚障害などの後遺症が出る可能性があります。しかし、リハビリや適切な治療を継続的におこなえば、機能の回復や症状の改善が期待できます。 リハビリをおこなう際は、焦りは禁物です。負担のかかる無理な運動をすると、症状の悪化や再出血のリスクが高まります。医師や専門スタッフの指導のもとで自分の症状や回復段階に合ったリハビリを進めていきましょう。 本記事では、脳溢血による後遺症の種類や回復過程について解説します。リハビリ以外の療法や治療法も紹介しているので、後遺症の改善を目指している方は、ぜひ参考にしてみてください。 脳溢血(のういっけつ)で後遺症が出るリスク 脳溢血は発症後に治療しても後遺症が出るケースが少なくありません。脳の細胞がダメージを受けて、体の麻痺や感覚の障害などが残る可能性もあります。 そもそも脳溢血とは、脳の血管が破れて血液が流出してしまう病気です。現在は脳出血と呼ばれることが多くなりました。 脳溢血の後遺症によっては、治療後も日常生活に影響が出る場合があるので、症状だけでなく後遺症の理解も深めておきましょう。 脳溢血の有効な治療法の1つに「再生医療」があります。 これまで一度死んだ脳細胞は戻らないとされてきました。しかし、再生医療は脳細胞を復活させ、脳溢血を含む脳卒中の後遺症を改善できることがわかってきたのです。 詳しい治療法や効果が知りたい方は、再生医療専門の『リペアセルクリニック』にお気軽にお問い合わせください。 脳溢血で残りうる後遺症の種類7選 脳溢血で残りうる7種類の後遺症を解説します。 後遺症 症状 運動麻痺 ・運動麻痺は脳溢血の代表的な後遺症 ・手足に力が入らなくなったり、動かしづらくなったりする ・左右どちらかの半身にのみ症状が出るのが特徴 感覚障害 ・感覚障害も脳溢血の代表的な後遺症 ・触った感覚や痛みの感じ方が鈍くなったり、逆に過敏になってしびれを感じたりする ・この障害も体の片側に起こる場合がほとんど 言語障害 言語障害は主に以下の2種類 ・失語症:言葉が出にくくなったり、読み書きが難しくなったりする ・構音障害:口や舌がうまく動かせず、言葉をはっきり話せない 視野障害 ・目の見える範囲が狭くなったり、物が二重に見えたりする ・また片方の目の視野が見えにくくなる「半盲」の症状が出る場合もある ・視野障害は長期間改善しない場合もある 嚥下障害 ・のどの筋肉の動きが悪くなり、食事や水分を飲み込みにくくなる ・食べ物が誤って気管に入ると「誤嚥性肺炎」を引き起こすリスクがある ・誤嚥性肺炎は高齢者の死亡原因となる場合も多いため、高齢者はとくに注意が必要 高次脳機能障害 高次脳機能障害とは、脳の細胞がダメージを受けて脳機能が低下した状態。下記のように複数の症状が現れる。 ・記憶障害:数分前の出来事を忘れる ・注意障害:注意散漫でひとつの作業に集中できない ・遂行機能障害:自分で計画を立てて実行するのが難しい ・半側空間無視:外界の半分を認識できなくなる 感情障害 ・常にイライラしたり、感情の起伏が激しくなったりする ・意欲が沸かず、うつ病のような症状が見られる 脳溢血による後遺症は運動機能から精神面まで多岐にわたります。症状に応じた適切な治療法を選択し、確実な回復を目指していく姿勢が大切です。 脳溢血による後遺症の軽減が期待できるリハビリの進め方 早期からのリハビリ開始で、脳溢血による後遺症は大きく改善する可能性があります。発症からの時期に応じて、3段階のリハビリプログラムを進めていきます。 ・急性期 ・回復期 ・維持期 リハビリの内容を順番に見ていきましょう。 急性期 脳溢血の発症から約2週間は「急性期」と呼ばれ、命を守る治療が最優先となります。体の状態が不安定なため、急な運動は血圧上昇や再出血を招く危険があるため焦ってのリハビリは禁物です。 しかし、ずっとベッドで安静にしていると「廃用症候群」(寝たきりによって筋肉の衰えや関節の硬化が起こる症状)を引き起こす恐れがあります。廃用症候群になると、床ずれや感染症のリスクも高まります。 そのため、急性期のメインとなるリハビリは、手足のストレッチや体位の交換といったベットの上でできる軽い運動です。 回復期 急性期を乗り越えて、体の状態が安定し、本格的にリハビリが始まる時期を「回復期」と呼びます。この時期には、日常生活に戻ることを意識しながらリハビリを進めていきます。 【主なリハビリ内容】 ・ベッドサイドでの運動 ・杖や歩行器を使った歩行練習 ・言葉や飲み込みの機能回復練習 ・記憶力や注意力などの脳機能向上訓練 ・食事、トイレ、入浴などの生活動作訓練 医師や専門スタッフの指導のもと、段階的に運動量を増やしながら機能回復を目指します。 維持期 回復期のリハビリで日常動作ができるようになり、自宅での生活が始まる時期を「維持期」と呼びます。 病院で回復した体の機能を保つため、定期的に外来リハビリに通ったり、日常生活で体を動かしたりする習慣が大切です。 脳溢血の後遺症に有効な4つの治療方法 麻痺の治療については近年研究が進んでおり、リハビリ以外にもさまざまな方法があります。ここでは、リハビリ以外の有効な治療法を4つ紹介します。 ・CI療法(Constraint-induced movement therapy) ・促通反復療法 ・電気刺激療法・磁気刺激療法 ・再生医療 治療方法を選択する際の参考にしてみてください。 CI療法(Constraint-induced movement therapy) CI療法は、麻痺した手が少しでも動かせる人を対象におこなう機能回復トレーニングです。 麻痺していない手を動かせないように固定し、麻痺した手を日常生活で多く使うよう促すことで麻痺した手の機能回復を目指します。 1回あたり6時間以上の訓練が必要になるため負担は大きいですが、実際に手の動きが良くなったという報告もあります。 促通反復療法 促通反復療法は、同じ運動を繰り返しおこない、脳の損傷した神経回路を修復・強化するリハビリ方法です。手足の麻痺が改善したという報告が多く寄せられています。 電気刺激療法・磁気刺激療法 麻痺した手足の筋肉に弱い電流を流したり、頭部に磁気を与えたりすることで、衰えた筋肉の働きを活性化します。主に歩行機能の回復が期待できる療法です。 促通反復療法と一緒におこなうと、より高い効果が期待できます。 再生医療 再生医療とは、修復力のある幹細胞の働きを利用して、弱ったり、傷ついたりした神経細胞を修復する新しい治療法です。 再生医療では、麻痺や痺れといった脳溢血の後遺症の回復を早めたり、脳卒中の再発を予防したりする効果が期待されています。 再生医療で脳溢血の治療を進めたい方は、弊社『リペアセルクリニック』にご相談ください。再生医療の症例数10,000例以上の経験を活かし、患者さま一人ひとりに合った治療プランをご提案いたします。 まとめ|脳溢血の後遺症に有効はリハビリと治療法を知って症状の軽減を目指そう 脳溢血は運動麻痺や感覚障害といった後遺症が出る可能性のある病気です。 安静による筋力低下を防ぎ、後遺症からの機能回復を図るためにはリハビリが欠かせません。回復過程に合わせた無理のないリハビリを進めて、着実な改善を目指しましょう。 近年では、脳溢血における後遺症の治療法として「再生医療」が注目されています。 再生医療は人間の自然治癒力を活用した最先端の医療技術です。幹細胞の修復力を利用して、脳細胞の機能回復を促進します。 「再生医療に興味があるけど具体的なイメージがつかめなくて不安…」という方は、再生医療専門の『リペアセルクリニック』にお気軽にお問い合わせください。 脳溢血の後遺症に関するよくある質問 最後に脳溢血の後遺症に関するよくある質問と回答をまとめます。 脳梗塞と脳溢血(脳出血)における後遺症の違いはなんですか? 脳梗塞は、脳の血管が詰まることで脳細胞が死滅し、正常な機能が失われる病気です。一方、脳出血は血管が破裂して出血する病気です。 両者とも脳で起こる病気のため、後遺症の種類は似ています。 【脳梗塞と脳溢血の両方に見られる後遺症の例】 ・手足の麻痺 ・感覚の障害 ・記憶力や注意力の低下 発症する部分や重症度によって、後遺症の種類や症状の程度が異なります。 以下の記事では、脳梗塞の後遺症や治療方法について解説しています。脳梗塞の理解を深めたい方はぜひ合わせてご覧ください。 脳溢血(脳出血)で後遺症なしの確率はどれくらいですか? 脳溢血で後遺症なしの確率を証明する公的なデータは見つかりませんでした。 しかし、厚生労働省が実施した脳卒中患者(18-65歳)の予後調査によると、1,584例中、後遺症がまったく残らなかったのは344例でした。 つまり、脳出血を発症した患者の約2割が完全回復し、約8割の患者には脳卒中による何らかの影響が残る結果となりました。 以下の記事では、脳出血で後遺症なしになる確率について解説しているので詳細が気になる方はぜひあわせてご覧ください。
2023.03.03 -
- 脳卒中
- 頭部
- 脳出血
脳出血は、1年以内に約12.8%、10年以内に約51.3%が再発するリスクがあり、再発すると前回よりも重い症状になる可能性があります。 本記事では、脳出血の再発率だけでなく、再発時にみられる前兆や予防方法について詳しく解説しています。 しかし脳出血の再発予防には、血圧管理や生活習慣の改善、薬物療法などが基本となりますが、すでにダメージを受けた脳や血管そのものを回復させることは難しいのが現状です。 \再発予防につながる再生医療とは/ そこで近年注目されているのが、再生医療という新たなアプローチです。 再生医療とは、患者さまご自身の細胞の力を活用し、機能低下した脳細胞や神経にアプローチすることで機能回復や再発リスクの軽減を目指す治療法です。 【こんな方は再生医療をご検討ください】 脳出血の再発に強い不安を感じている 現在の治療やリハビリで思うような改善が見られない 後遺症が残り、日常生活に不安がある 再発を防ぎながら、少しでも機能回復を目指したい >>再生医療専門の「リペアセルクリニック」に無料相談する 再生医療では、脳出血によって損傷した脳細胞にアプローチし、症状改善や再発防止につながる可能性があります。 実際に当院(リペアセルクリニック)で治療を受けられた方の症例は、以下の動画でも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。 https://youtu.be/vilhl50M-aQ?si=7BDGRe7m7skQ5JZu 「脳出血の再発を予防したい」「再発の不安や後遺症に悩みたくない」という方は、再生医療を専門とする当院「リペアセルクリニック」にご相談ください。 脳出血の再発を防ぐためにも、まずは無料相談! 脳出血の再発率は高い 脳出血は一度発症すると再発リスクが高い病気です。 とくに50代以降では再発率が上昇し、健康管理や生活習慣の見直しが欠かせません。 本章では、脳出血の再発率について、データをもとに解説します。 また、「【医師監修】脳出血とは|症状・種類・原因を詳しく解説」の記事では脳出血について詳しく紹介しています。参考にご確認ください。 1年以内で約12.8%、10年以内では約51.3% 脳出血の再発率は1年以内で約12.8%、10年以内では約51.3%とされています。(文献1) とくに血圧の管理が不十分な方や生活習慣が整っていない場合に、再発リスクが高まる傾向があります。 そのため、再発を防ぐためには血圧を安定させることが最も重要です。 日々の血圧測定を習慣にし、医師の指導を受けながら塩分を控えた食事や適度な運動を取り入れると効果的です。 適切な健康管理を行い、安心できる生活を目指しましょう。 50代以降から再発率も高め 脳出血の再発率は50代以降から顕著に高まります。(文献2) 年齢を重ねると血管の弾力性が低下し、血圧のコントロールが難しくなるためです。 また、運動不足や不健康な食生活が続くと、さらにリスクが高まります。 この年代では、定期的な健康診断を受け、自分の健康状態をしっかり把握していくのが重要です。 さらに、ストレスをため込まない生活を心がけるのも再発予防につながります。 健康的な生活習慣を維持していけば、脳出血の再発を防ぎ安心した日常を送れるでしょう。 【要チェック】脳出血の再発時に見られる前兆 脳出血が再発したらどんな症状が出るのか不安に感じる方も多いはずです。 再発時に現れる前兆は、以下のように複数あります。 前兆の種類 具体的な症状 対処法 激しい頭痛 突然、今までに経験したことのないような激しい頭痛が起こる すぐに救急車を呼ぶ 手足のしびれや麻痺 手足にしびれや麻痺が生じ、力が入らなくなる すぐに安静にし、症状が進行する前に医療機関へ連絡する。 ろれつが回らない 言葉がうまく話せなくなる、話す速度が極端に遅くなる 無理に話そうとせず、周囲の人に異変を伝え、速やかに救急車を呼ぶ。 めまい 突然、激しいめまいに襲われ立ち上がるのが困難になる 転倒を防ぐため、座るか横になり、周囲に助けを求める。 意識障害 意識がもうろうとし、反応が鈍くなる 速やかに救急車を呼び、安静を保つ。 視野障害 視野が狭くなる、物が二重に見える 車の運転や移動を避け、医療機関で検査を受ける。 早期に察知し、迅速な対応をとることによって命を守る可能性も高められます。 また、以下の記事では脳出血の前兆を症状で判別するチェックリストを紹介しています。 不安に感じる方はぜひご覧ください。 脳出血の再発防止につながる3つの行動 脳出血は再発率の高い病気ですが、適切な予防対策によって再発リスクを減らすことができます。 血圧を毎日管理する 定期的な検査を受ける 医師の指示に従って薬を服用する 本章では、脳出血の再発防止に効果的な3つの行動を紹介します。 血圧を毎日管理する 高血圧は、脳出血の再発リスクを高める要因の1つです。 毎日血圧を測定し、適切な血圧管理を行うのは再発予防に非常に重要です。 家庭用血圧計を使用して、朝と晩に血圧を測り記録をつけましょう。 目標とする血圧値は、一般的に130/80mmHg未満(家庭血圧125/75未満)です。(文献3) もし、血圧が高い場合は医師に相談し、適切な治療を受けるようにしましょう。 再発を防ぐための血圧の管理方法については、こちらの記事でも詳しく解説しております。 定期的な検査を受ける 脳出血の再発を防ぐためには、定期的な検査も重要です。 検査によって、脳の状態や血管の状態を把握できるためです。 また、潜在的なリスク要因を早期に発見し、適切な対策にもつながります。 具体的には「血液検査・尿検査・脳ドック」などがありますので、医師の指示に従い適切な頻度で検査を受けましょう。 医師の指示に従って薬を服用する 医師から薬が処方される薬は、血圧を下げたり、血液をサラサラにしたりする効果があり、再発のリスクを抑制するのに役立ちます。 脳出血の再発を防ぐためにも、処方された薬は医師の指示に従ってきちんと服用することが重要です。 自己判断で服用を中止したり、量を変更したりするのは避けましょう。 また、薬の効果や副作用について気になる点があれば、医師に相談してください。 脳出血の再発を防ぐ生活習慣で見直すべきポイント 脳出血の再発を防ぐには、日々の生活習慣の見直しも大切です。 ここでは、食事、運動、睡眠など、具体的な以下のポイントに分けて紹介します。 塩分を控えたバランスの取れた食事 適度な運動を習慣化する 十分な睡眠時間を確保する 禁煙する 過度な飲酒は避ける ストレスをため込まない できることから少しずつ改善し、健康的な生活を送りましょう。 塩分を控えたバランスの取れた食事 塩分の摂りすぎは高血圧の原因となり、脳出血の再発リスクを高めます。 とくにインスタント食品や加工食品は、塩分が多いので注意が必要です。 また、野菜や果物を積極的に摂取し、栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。 さらに、カリウムを多く含む食品は、体内の塩分を排出する効果があるのでおすすめです。 適度な運動を習慣化する 適度な運動は、血圧を下げてストレスを解消する効果も期待できます。 脳出血の再発予防にも効果的ですので、ウォーキングや軽いジョギングなど無理のない運動を習慣化しましょう。 運動が苦手な方は、家の中でできるストレッチやヨガもおすすめです。 毎日少しでも体を動かす心がけが大切です。 血圧を下げるための食事や、運動でコントロールする方法については以下の記事を参考にしてください。 十分な睡眠時間を確保する 睡眠不足は、血圧を上昇させストレスを増加させる原因となります。 夜更かしを避け、毎日同じ時間に就寝する習慣をつけると良いでしょう。 また、寝る前のスマートフォンや飲酒を控えると質の良い睡眠が得られます。 寝室の環境を整え、リラックスできる空間作りも大切です。 禁煙する 喫煙は、血管を収縮させ血圧を上昇させるため、脳出血の再発リスクを高めます。 一方、禁煙すれば脳出血だけでなく、さまざまな病気のリスクを減らす効果も期待できます。 禁煙は難しいと感じる方もいるかもしれませんが、禁煙外来などを利用して、専門家のサポートを受けるのもおすすめです。 過度な飲酒は避ける アルコールの過剰摂取は血圧を不安定にするため、脳出血の再発リスクを高めます。 適量の飲酒は許容される場合もありますが、控えることが望ましいでしょう。 飲酒は適量を守り、飲みすぎないように注意してください。 ストレスをため込まない ストレスは、血圧を上昇させて脳出血の再発リスクを高める要因となります。 そのため、ストレスをため込まないよう、自分なりの解消法を見つけてみましょう。 趣味やリフレッシュできる活動を楽しんだり、友人や家族と過ごしたりするほか、十分な睡眠も効果的です。 また、悩みや不安を抱えている方は、一人で抱え込まず信頼できる人に相談したり、専門家のサポートを受けるのも有効です。 こちらの記事では、高血圧とストレスの関係性について紹介しています。 詳細が気になる方はぜひご覧ください。 まとめ|脳出血は再発しやすい病気なので予防対策を取っておこう! 脳出血は再発率の高い病気ですが、生活習慣の改善や定期的な検査など、予防対策によって再発リスクを減らせます。 ご自身やご家族のために、今日からできることを実践し、健康的な毎日を送るようにしましょう。 また、脳出血の前兆や再発時の症状を把握しておくのも重要です。 万が一、再発の疑いがある場合は、すぐに医療機関を受診してください。 また、当院「リペアセルクリニック」では、脳出血の患者さまに対して再生医療をご提案しています。 再生医療は、手足の麻痺やしびれ、言語機能・嚥下機能の低下などの後遺症改善を目指すとともに、傷ついた血管や神経へのアプローチを通じて、再発予防も見据えた治療法として期待されています。 実際に治療を受けられた患者様の症例は以下で紹介していますので、ぜひご覧ください。 https://youtu.be/wUkfKfU7Jsc?si=joWpKjjyFRbMoAyh いきなり新しい治療を試すのは不安という方に対しても、当院リペアセルクリニックでは無料のカウンセリングを実施しており、治療内容について丁寧にご説明いたします。 再生医療による治療を検討したい方は、ぜひ当院までご相談ください。 脳出血の再発を防ぐためにも、まずは無料相談! 脳出血の再発に関するよくある質問 脳出血が再発したらどうなる? 脳出血が再発すると、初回よりも重い症状が出る可能性があります。 麻痺や言語障害などの後遺症が重くなる場合や、意識障害や呼吸障害といった命に関わるような状態になる可能性も高いです。 再発を防ぐためには、適切な治療とリハビリの継続だけでなく、血圧管理や生活習慣の改善など日々の予防対策が重要になります。 また、近年では従来の治療以外にも、脳出血によって損傷した脳細胞にアプローチし、症状改善や再発防止につながる再生医療が注目されています。 【こんな方は再生医療をご検討ください】 脳出血の再発に不安を抱えている 現在受けている治療やリハビリで期待した効果が得られていない 患者本人が治療やリハビリに積極的になれない 再生医療では、脳出血によって損傷した脳細胞にアプローチし、症状改善や再発防止につながる可能性があります。 詳しい治療法については、再生医療を専門とする当院「リペアセルクリニック」にお問い合わせください。 脳出血は同じ場所で再発するのですか? 脳出血は、同じ場所で再発するケースもありますが、別の血管で出血が起きるケースも少なくありません。 同じ場所での再発は、血管のダメージが完全に回復しないまま血圧が上がると起こりやすいです。 一方、別の場所での出血は、動脈硬化や高血圧による血管の弱化が原因とされています。 いずれの場合も、血圧管理や定期検査によって再発リスクを軽減できるため、日々のケアが重要です。 また、当院「リペアセルクリニック」では手術や入院を必要としない「再生医療」を提供しています。 脳出血の再発や後遺症が気になる方は「メール相談」もしくは「オンラインカウンセリング」にてお気軽にご相談ください。 参考文献 文献1 J Hata,Y Tanizaki, et al.Ten year recurrence after first ever stroke in a Japanese community: the Hisayama study.J Neurol Neurosurg Psychiatry.2005 Mar;76(3)p368-372. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/15716529/ 文献2 栃木県公式ホームページ「脳卒中発症登録集計結果 - 栃木県」 https://www.pref.tochigi.lg.jp/e04/welfare/kenkoudukuri/kenkoudukuri/documents/nou26.pdf 文献3 Novartis「高血圧治療」 https://www.novartis.com/jp-ja/sites/novartis_jp/files/naruhodo-nattoku_202208.pdf
2023.02.20 -
- 脳卒中
- 頭部
「脳卒中の前兆はどのような症状が出るの?」 「脳卒中かどうかセルフチェックできる?」 脳卒中は命に関わることがあり、重い後遺症が出る可能性もあるため、早期に受診したいと考える方もいるでしょう。 「言葉が出づらい」「片側の手足がしびれる」「顔がゆがむ」などの症状は、脳卒中の前兆の可能性があります。 本記事では、現役医師が脳卒中の前兆について詳しく解説します。脳梗塞との関係性や「サインは何日前から現れるのか?」などについてもあわせて紹介し、記事の後半にはよくある質問をまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。 当院「リペアセルクリニック」の公式LINEでは、再生医療の情報提供と簡易オンライン診断を実施しております。 脳卒中でお悩みの方は、ぜひ一度公式LINEにご登録ください。 【前提知識】脳卒中と脳梗塞の関係性 脳卒中と脳梗塞は異なる概念です。脳卒中とは、脳の血管に障害が生じる疾患の総称で、脳梗塞・脳出血・くも膜下出血の3つに分類されます。 種類 特徴 脳梗塞 血管が詰まり、脳への血流が低下する 脳出血 脳内の血管が破れ、脳内で出血が起こる くも膜下出血 脳を包む膜の下で出血が起こる 脳卒中の中で多くを占めるのが脳梗塞で、全体の約7割を占めます。「脳卒中の前兆」や「脳梗塞の前兆」として紹介される症状の多くは、脳梗塞に関連する内容です。 ただし、脳出血やくも膜下出血にも前兆や初期症状があります。いずれも発症後の対応が遅れると後遺症につながるため、異常を感じた場合は早急に医療機関を受診しましょう。 以下の記事では、脳卒中と脳梗塞の違いについて詳しく解説しています。 【FASTテスト】脳卒中の前兆チェックリスト 脳卒中は発症前に一時的な前兆症状が現れることがあり、早期に気づけるかどうかが予後を大きく左右します。体調の変化を感覚だけで判断すると、重要なサインを見逃しかねません。 世界的に用いられているFASTテストを用いることで、脳卒中の疑いをその場で客観的に確認できます。 自分自身だけでなく、家族の異変にも活用してください。なお、該当項目がなくても気になる症状があれば、早めに受診しましょう。 チェック項目 確認ポイント F(Face) 顔の片側が下がる、口元に左右差がある A(Arm) 片腕に力が入らない、腕が上がらない S(Speech) ろれつが回らない、言葉が出にくい T(Time) 症状があれば速やかに救急要請する FASTテストは、脳卒中の代表的な症状を手軽に確認できる方法です。 顔・腕・言葉のいずれかに異常があれば、脳卒中を疑いましょう。症状が軽度でも一時的に消えた場合でも、速やかに救急要請するか医療機関を受診してください。 以下の記事では、脳梗塞の前兆について詳しく解説しています。 脳卒中の前兆となるサイン 前兆となるサイン 詳細 片方の手足がしびれる 左右どちらか一方の手足に現れる突然のしびれや感覚異常 顔の左右どちらかが麻痺する 口角の下垂や表情の左右差など顔面筋の麻痺 ろれつが回らない・言葉が出てこない 発音障害や言語障害による会話の困難 視野が狭くなる・物が二重に見える 視野欠損や複視など視覚機能の異常 めまいがする・ふらつく 平衡感覚の障害による歩行困難やふらつき 激しい頭痛がする 突然発症する強い頭部症状やこれまでにない頭痛 脳卒中の前兆は、脳の血流障害が生じた部位によって異なります。片側の手足のしびれや顔面麻痺、ろれつ障害などが代表的です。 これらは突然現れ、短時間で消えることがありますが、一過性脳虚血発作(TIA)を含む脳卒中の警告サインとして見逃せません。 左右どちらか一方への症状、または複数の症状が重なる場合はとくに注意が必要です。症状が消えても自己判断で様子を見ず、速やかに受診してください。 以下の記事では、脳梗塞の合併症について詳しく解説しています。 片方の手足がしびれる 片方の手足に突然現れるしびれは、脳卒中の代表的な前兆のひとつです。 症状の例 特徴 箸をうまく使えない 指先の感覚低下や動かしにくさ ボタンを留めにくい 手に力が入りにくい状態 足がしびれて歩きにくい 片側の足の感覚異常や筋力低下 脳卒中によるしびれは、左右どちらか一方に突然現れます。数分から数十分で消えることがありますが、一過性脳虚血発作(TIA)の可能性もあります。症状が軽くても自然に消えても、速やかに受診してください。 以下の記事では、手足のしびれについて詳しく解説しています。 【関連記事】 手足のしびれとピリピリ感の関係は?症状の原因や治し方を解説 手足がしびれる症状は脂質異常症の危険サイン?動脈硬化を防ぐ治療 顔の左右どちらかが麻痺する 顔の片側に突然麻痺が現れるのも、脳卒中の代表的な前兆です。 症状の例 特徴 笑おうとしても片方の口角が上がらない 顔面の筋力低下による表情の左右差 水や食事が口の端からこぼれる 口周囲の筋肉の動かしにくさ 顔つきがいつもと違う 顔の片側が下がるなどの変化 顔面麻痺は本人が気づきにくく、家族や周囲が先に異変を察知するケースも多くあります。 鏡の前で歯を見せる、または笑顔を作ったとき左右差があれば注意が必要です。突然現れた顔の麻痺は脳卒中のサインとして、速やかに受診してください。 ろれつが回らない・言葉が出てこない 「ろれつが回らない」「言葉が出てこない」といった症状は、脳卒中の前兆としてみられることがあります。 症状の例 特徴 発音が不明瞭になる ろれつ障害による話しにくさ 話したい言葉が出てこない 言語機能の低下による表現困難 会話が不自然になる 言葉の選択や受け答えの異常 相手の話は理解できるが話せない 言語中枢の障害による失語症状 言語をつかさどる脳の領域に血流障害が生じると、ろれつ障害や失語が現れます。 「会話が急に噛み合わなくなる」「簡単な言葉が出てこない」といった変化が生じたら要注意です。 視野が狭くなる・物が二重に見える 視野が狭くなったり、物が二重に見えたりする症状は、脳卒中の前兆として現れることがあります。 症状の例 特徴 片目が見えにくい 視覚機能の低下による見えにくさ 視野の半分が欠ける 視野欠損による見える範囲の縮小 物が二重に見える 眼球運動や視覚機能の異常 ぼやけて見える 視覚中枢の障害による視力低下 脳卒中では、視覚をつかさどる脳の領域や神経に血流障害が生じると、視野異常が現れます。 目の疲れや眼鏡の度数の問題と違い、突然発症する点が特徴です。「視野が欠ける」「物が二重に見える」といった症状は、転倒や事故につながる危険があります。 放置すると視機能障害が残る可能性があるため、見逃さないよう注意が必要です。 めまいがする・ふらつく 突然の強いめまいやふらつきも、見逃せないサインです。脳卒中によるめまいは、回転性や体が傾く感覚を伴うことが多く、立ちくらみのような一時的なめまいとは異なる場合があります。 吐き気や嘔吐、手足のしびれを同時に伴う場合は、脳卒中の可能性が高まります。普段と違うめまいが続くときは、早めに受診してください。 激しい頭痛がする 突然の激しい頭痛は、くも膜下出血や脳出血の前兆として現れることがあります。 「頭をバットで殴られたような」と表現されるほどの激痛が特徴で、吐き気や嘔吐を伴うこともあります。 普段の頭痛と質が明らかに異なったり、時間とともに痛みが増したりする場合は、鎮痛剤などでやり過ごさず、速やかに受診してください。 以下の記事では「こめかみの痛みは脳梗塞のサインなのか?」について詳しく解説しています。 【何日前から現れる?】脳卒中(脳梗塞)のサイン 脳梗塞のサインが現れる時期は人によって異なるため、「何日前から前兆が出る」と一律にはいえません。 発症の数日前から数週間前に症状が現れる場合もあれば、前兆なく突然発症するケースもあります。 そのため、症状が消えた場合でも自己判断で放置せず、速やかに医療機関へ相談することが重要です。 以下の記事では、脳卒中(脳梗塞)のサインについて詳しく解説しています。 【関連記事】 目の奥が痛いのは脳梗塞の前兆?目の病気との見分け方や対処法を解説【医師監修】 【医師監修】脳梗塞といびきの関係性とは|危険なサインの見分け方もあわせて解説 脳卒中の前兆を感じたら取るべき行動 取るべき行動 詳細 すぐに救急車を呼ぶ 早期治療につなげるための迅速な救急要請 安全な場所に移動し安静にする 転倒や事故を防ぐための安静確保 症状をメモし救急隊員に説明する 発症時刻や症状経過の正確な情報共有 脳卒中は発症直後の対応が予後を左右します。 治療開始が早いほど回復の可能性は高まる一方、様子を見ていると症状の悪化や後遺症につながります。 すぐに救急車を呼ぶ 片側のしびれや言葉の障害など、脳卒中が疑われる症状が現れた場合は、迷わず救急車を呼びましょう。自力で病院へ向かうより、救急搬送のほうが早期治療につながります。 脳卒中は治療開始までの時間が、後遺症の程度と生命予後を直接左右します。 たとえ症状が一時的に治まる一過性脳虚血発作(TIA)であっても、脳梗塞の前触れの可能性があります。少しでも異常を感じた場合、自分で動こうとせず、救急要請しましょう。 安全な場所に移動し安静にする 救急車を待つ間は、転倒や事故を防ぐため安全な場所へ移動し、無理に動かず安静を保ちましょう。 対応内容 詳細 座らせる・寝かせる 転倒やけがを防ぐために楽な姿勢で休ませる 衣服を緩める 息苦しさを減らし呼吸しやすくする 顔を横に向ける 吐いたものが喉に詰まるのを防ぐ 食事や飲水を控える むせ込みや誤って気管に入る危険の回避 薬を自己判断で服用しない 症状を悪化させるリスクの回避 強く揺すらない・刺激しない 身体への負担を増やさないための対応 意識が低下していても無理に起こさず、呼吸と意識の状態を静かに見守ってください。むせ込みによる誤嚥(ごえん)を防ぐため、飲食は与えないでください。 症状をメモし救急隊員に説明する 救急隊員や医師へスムーズに引き継ぎを行うため、以下の症状や経過を可能な限り詳しくメモに残してください。 メモする内容 詳細 しびれが出た部位 右手・左足など、症状が出た場所 症状が始まった時間 何時何分ごろから異変があったか 症状が始まる前の状況 食事中や入浴後、起床時などの場面 ろれつが回らないなどの状況 話しにくさや言葉の出にくさの有無 服用中の薬 普段飲んでいる薬やお薬手帳の情報 既往歴・アレルギー 過去の疾患や薬、食べ物のアレルギー 発症時刻や症状の変化は治療方針を左右する重要な情報です。本人が話せない場合に備え、家族や発見者が紙またはスマートフォンに記録し、お薬手帳とともに救急隊へ渡しましょう。 脳卒中を予防するための生活習慣 生活習慣 詳細 高血圧や糖尿病の管理をする 血圧や血糖値を適切に保つための継続的な治療と管理 禁煙・節酒する 血管への負担を減らすための生活習慣の改善 適度な運動とバランスの良い食事を心がける 動脈硬化や肥満の予防につながる健康的な生活 ストレス管理と良質な睡眠を心がける 血圧上昇や生活習慣の乱れを防ぐための体調管理 脳卒中の予防には、危険因子となる生活習慣や基礎疾患の管理が不可欠です。高血圧や糖尿病は脳卒中と直結するため、定期受診と治療の継続が基本となります。 禁煙・節酒に加え、適度な運動とバランスのとれた食事を習慣化してください。ストレスや睡眠不足は血圧上昇を招くため、十分な休養も大切です。 以下の記事では、脳卒中の予防について詳しく解説しています。 高血圧や糖尿病の管理をする 高血圧や糖尿病は脳卒中の大きなリスク要因です。 血圧が高い状態が続くと、脳の血管に強い負担がかかり、詰まりや破れの原因になります。また、糖尿病は血液中の糖が増えて血管内皮を傷つけるため、動脈硬化を加速させる大きな原因となります。 高血圧や糖尿病は自覚症状が乏しいため、定期的な検査と数値の把握が欠かせません。 以下の記事では、高血圧や糖尿病について詳しく解説しています。 【関連記事】 【医師監修】高血圧とは|原因・症状・予防法・治療まで徹底解説 【医師監修】糖尿病とは|症状や原因・予防法までを詳しく解説 禁煙・節酒する 喫煙や過度の飲酒は脳卒中のリスクを高めます。 喫煙は血管を収縮させ、血圧上昇や動脈硬化を引き起こす大きな要因です。少量であっても、喫煙習慣があるだけで脳卒中のリスクは高まります。血管への負担を減らし、血流を改善させるためにも、禁煙しましょう。 また、過度の飲酒は脳卒中のリスクを高めるため、飲酒する場合は適量を守ることが重要です。(文献1) 飲む量と頻度を見直し、週に数日は肝臓を休ませる「休肝日」を設けるよう心がけましょう。 以下の記事では、禁煙や節酒の重要性について詳しく解説しています。 【関連記事】 血管年齢を若くするには?今日から始められる食事・運動・生活習慣を医師が解説 動脈硬化は改善できる?今日から始められる食事・運動・生活習慣の整え方を医師が解説 適度な運動とバランスの良い食事を心がける 適度な運動は血行を促進し、脳卒中の予防に効果的です。運動不足は肥満や生活習慣病につながり、脳卒中を引き起こします。 ウォーキングや水泳など、身体に過度な負担がかからない有酸素運動を習慣にしましょう。1日30分程度の適度な運動を継続し、塩分を控えた野菜や魚中心のバランスの良い食事を心がけることは、血管の健康維持や動脈硬化の予防につながります。 以下の記事では、生活習慣の改善について詳しく解説しています。 【関連記事】 脂質異常症の改善は食事と運動が基本|発症の原因と改善方法・おすすめの食事を解説 動脈硬化は改善できる?今日から始められる食事・運動・生活習慣の整え方を医師が解説 ストレス管理と良質な睡眠を心がける 強いストレスや睡眠不足が続くと、自律神経が乱れて血圧が不安定になるため、脳卒中のリスクは高まります。 趣味の時間を持ったり、ゆっくり入浴したりして、心身をリラックスさせる時間を作るのが大切です。寝る前のスマートフォン操作を控え、寝室の環境を整えるなど、質の高い眠りを意識しましょう。 6〜8時間の睡眠を心がけ、心と身体の休息をしっかり取ることで脳卒中の予防につながります。 脳卒中になりやすい人の特徴 脳卒中のリスクは、年齢や生活習慣によって異なります。当てはまる項目が多いほどリスクが高まるため、チェックリストとして活用しましょう。 特徴 具体例 年齢や家族歴がある 60歳以上、家族に脳卒中や脳動脈瘤の既往がある 肥満や睡眠時無呼吸症候群がある 体重増加や睡眠中の無呼吸を指摘されている 生活習慣病がある 高血圧や糖尿病、脂質異常症がある 心臓や腎臓の疾患がある 不整脈や狭心症、腎臓病などがある 喫煙や飲酒の習慣がある たばこを吸う、お酒を飲む機会が多い 運動不足である 日常的な運動習慣が少ない 食生活が偏っている 野菜不足、脂質や塩分の多い食事 これらの項目に複数当てはまる場合は、生活習慣の改善を心がけ、定期的な健康診断を受けるようにしましょう。 以下の記事では、脳梗塞になりやすい人の特徴について詳しく解説しています。 脳卒中の前兆を感じたら早急に受診しよう 脳卒中は命に関わる疾患ですが、前兆を知り早期に対処できると重症化を防げる可能性が高まります。 普段から高血圧や糖尿病などの生活習慣病を管理し、血管への負担を減らすのも重要です。禁煙や節酒、バランスの良い食事、適度な運動を習慣化することで、発症リスクの軽減が期待できます。 脳卒中でお悩みの方は、当院「リペアセルクリニック」へご相談ください。当院では、脳卒中による後遺症に対し、身体機能の維持や日常生活動作の改善を目指す治療の選択肢として再生医療があります。 再生医療で用いられる脂肪由来の幹細胞には、さまざまな細胞へ変化する「分化能」や、組織環境を整える働きがあるとされています。また、神経細胞や血管などに関する研究も進められています。 脳卒中に対する再生医療は、症状の程度や発症からの期間によって適応が異なるため、希望する場合は、当院へお気軽にお問い合わせください。 ご質問やご相談は、「LINE」や「メール」、「オンラインカウンセリング」で受け付けておりますので、お気軽にお申し付けください。 脳卒中の前兆に関するよくある質問 脳卒中は前兆なしで発症することはありますか? 脳卒中は前兆がないまま突然発症するケースもあります。脳卒中のなかでも、脳出血やくも膜下出血では、激しい頭痛や意識障害が急に起こる場合も珍しくありません。 一方で、手足のしびれや言葉の異常など軽い症状が一時的に現れる場合もあります。 「前兆がないから健康だ」と過信するのは危険です。日頃の生活習慣を整え、定期検診で身体の状態を把握しておきましょう。 脳卒中の前兆を感じたら何科を受診すべきですか? 脳卒中が疑われる場合に受診すべき診療科は、脳神経外科または脳神経内科です。 脳神経外科または脳神経内科であれば、CTやMRIによる専門的な検査を受けられます。「ろれつが回らない」「片側の手足が動かない」など明らかな症状がある場合は、迷わず救急車を呼びましょう。 脳卒中の前兆はどれくらい続きますか? 脳卒中の前兆が続く時間は数分から数日とさまざまです。一過性脳虚血発作(TIA)の場合、症状は短時間で消えることが多く「疲れのせいだろう」と見過ごされやすい点が問題です。 しかし、一過性脳虚血発作(TIA)は脳梗塞の強い警告サインであり、その後脳梗塞を発症するリスクが高まることが知られています。症状が短時間で消えても、必ず受診してください。 家族が脳梗塞や脳卒中と診断されたときの接し方や注意点はありますか? 脳梗塞や脳卒中と診断された家族を支える際は、症状への対応だけでなく、本人の気持ちや生活環境にも配慮することが大切です。 回復のスピードや後遺症の程度には個人差があるため、焦らず継続的に支援しましょう。家族が意識したい主な接し方や注意点は以下の通りです。 接し方や注意点 詳細 本人の気持ちを尊重しながら接する 不安や悩みに寄り添う姿勢 リハビリテーションを継続できる環境を整える 無理のないリハビリ支援 薬の服用や通院を支援する 再発予防につながる治療継続 再発を疑う症状を家族も理解しておく 緊急時の早期対応への備え 家族だけで抱え込まない 医療・介護サービスの活用 退院後の生活環境を見直す 転倒予防や生活しやすい環境整備 (文献2) 脳卒中後は身体機能だけでなく、精神的な負担を抱えるケースも多くあります。無理に励ましたり急かしたりせず、本人のペースを尊重しましょう。 服薬管理や通院支援、再発サインの把握も家族の重要な役割です。介護負担を一人で抱え込まず、医療機関や地域の支援制度を積極的に活用してください。 以下の記事では、脳卒中を発症した家族ができることについて詳しく解説しています。 【関連記事】 脳梗塞の患者様の家族が、看護で注意したいポイントを現役医師が解説 脳梗塞の予防・再発防止のために食べてはいけないものとは?理想的な食事の摂り方 参考文献 (文献1) 脳卒中予防十か条2025|公益社団法人日本脳卒中協会 (文献2) 脳卒中患者・家族向け支援動画・資材 ダウンロード|公益社団法人 日本脳卒中協会
2023.02.06 -
- 脳卒中
- 頭部
- 脳出血
視床出血は脳出血の一種で、脳の深部にある「視床」という重要な部位に出血が起こる疾患です。 高血圧などが原因で発症し、身体の片側の麻痺や感覚障害など、後遺症が出ることも少なくありません。 そんな視床出血後の回復には、適切なリハビリが欠かせません。 この記事では、視床出血の後遺症の特徴と、リハビリを通じた回復までの過程、さらに看護のポイントについて医師が詳しく解説します。 ぜひ参考にしてください。 そもそも視床とは? そもそも視床とは、脳の中心部に位置し、感覚情報を大脳皮質に伝達する重要な役割を担っている脳の一部です。 視床は視覚や聴覚、触覚など、さまざまな感覚情報を統合し、体の各部分から送られてくる情報を適切に処理する、など私たちの行動や認識に関与しています。 また、視床は運動機能にも関わりがあり、感覚と運動を調整する重要な役割があります。 本記事のテーマである「視床出血」とは、脳の一部である「視床」に出血が起こった状態を指します。 視床出血は、脳出血全体の2〜3割程度を占めるとされており、その多くが高血圧を原因としています。 次の章からは、そんな脳出血の中でも頻度が高い視床出血における後遺症や、それに対するリハビリ・看護に関して解説します。 視床出血の症状と後遺症 視床は、主に感覚をつかさどっています。 そのため視床出血が起こると、痺れなどの感覚障害を認めます。 また、視床の周囲には運動神経が走っているため、出血が拡大すると運動麻痺が生じます。 さらに出血が拡大するとその分脳の神経細胞が圧迫されるため、圧迫された部位に応じた症状が現れます。 視床は脳の深い場所に位置するため、原則手術は行わず、出血の拡大防止のために血圧を下げるなどの内科的な治療を主に行うことになります。 そのため視床出血は、症状が消失せず後遺症となってしまうことが多くあります。 視床出血で多く見られる後遺症は、視床痛と呼ばれる手足の強い痛みや痺れ、感覚障害を伴った半身麻痺です。 視床痛はジンジン・ピリピリというような痛み(痺れ)を認め、鎮痛薬は効果がないことがほとんどです。 また、麻痺も感覚障害を伴わない麻痺と比べて、手先の感覚や、立ったり歩いたりするときの位置感覚がわかりづらくなります。 そのため日常生活に支障をきたしてしまうことが多いです。 右視床出血と左視床出血の違いは? 脳は左右にわかれた大脳半球から構成されており、各半球は身体の反対側を制御しています。 視床出血は主に高血圧などの原因で生じ、出血の部位によって異なる症状が現れます。 右側の視床で出血が起こると左半身に麻痺が生じ、左側の視床での出血は右半身に麻痺を引き起こします。 さらに、視床出血は視床痛や視床性の運動障害といった二次的な症状をもたらすこともあり、患者の生活に大きな影響を与えることがあります。 参考:J-STAGE|視床出血における左右半球の違いは歩行に影響を与えるのか? 視床出血後遺症のリハビリ 半身麻痺が残り体の運動機能が低下した場合、運動機能障害に対するリハビリとして理学療法と作業療法を行います。 それぞれ解説していきます。 理学療法 理学療法は平行棒や歩行器を使用した歩行の練習や姿勢を保持する練習、体力・筋力の維持や向上など日常生活を送る上で必要な動作の練習を行います。 前述したように視床出血の半身麻痺は感覚障害を伴っていることが多いです。 そのため歩行の練習では免荷式(めんかしき)トレッドミルという機械を用います。 免荷式トレッドミル・・・体を上から吊るし、ハーネスで体を支えることで、足にかかる体重を調整できるためバランス感覚を鍛えます。これによって体重のかかり方を意識した歩行の練習を行えます。 作業療法 作業療法は、お箸の使い方など、日常生活を送るために必要な作業の訓練を行います。 麻痺側の手を積極的に使うことで、作業の質の向上をはかるCI療法がガイドラインなどでも推奨されています。 1日6時間以上麻痺した手を使用することで、手の機能が改善した報告もあります。 また、このCI療法を行うことで指先などの動きだけでなく、高次機能も回復した報告もされています。 視床出血で嚥下機能が低下した場合、言語聴覚士による嚥下の訓練を行います。 口周りや顔の筋肉の運動やゼリーなどを用いた飲み込む練習を行うことで、発症前のように口から食事が取れるようにリハビリを行います。 脳出血後のリハビリは毎日、長期間継続が重要です。 途中で中断してしまうと一度は回復した身体機能が再度低下してしまう可能性もあります。 長い道のりにはなりますが、回復を信じて、モチベーションを保ちつつリハビリを継続しましょう。 視床出血の看護 視床出血を含む脳出血の看護は、急性期と慢性期で大きく異なります。 急性期は再出血や血腫の増大、脳浮腫などが起こる可能性があり、そうなった際は早期発見と早期治療が回復の大きな鍵となります。 そのため、急性期の看護では全身状態をしっかり観察することが重要です。 以下のことに注意を向けて観察しながら看護しましょう。 意識や瞳孔の確認 血圧コントロール 褥瘡(じょくそう)予防の適切なポジショニング 一人ひとりの後遺症に沿った看護 それぞれ解説します。 意識や瞳孔の確認 視床出血の患者さんの中には自発運動ができない方や発語がない方も多くいらっしゃいます。 そのため、こまめにバイタルサインをはかり、意識や瞳孔の変化などに注意しましょう。 血圧コントロール 脳出血にとって血圧コントロールは再出血予防のために最も重要です。 決められた範囲内で血圧が維持できているかどうかを、きちんと確認しましょう。 褥瘡(じょくそう)予防の適切なポジショニング 再出血などを予防するために、急性期は安静を保たなければなりません。 ベッド上での安静保持は、関節の拘縮や褥瘡のリスクとなります。 褥瘡の好発部位の皮膚観察や、こまめな体位変換、拘縮予防するための適切なポジショニングを意識しましょう。 一人ひとりの後遺症に沿った看護 急性期を過ぎて回復期や慢性期に入った患者さんには、再発防止のための内科的治療と、後遺症へのリハビリが中心となります。 各患者さんの後遺症に応じた看護を行いましょう。 また、褥瘡を予防するための皮膚観察や関節拘縮を防ぐための体位調整に加え、栄養状態、運動機能、精神状態にも注意が必要です。 嚥下機能が低下した場合、誤嚥性肺炎のリスクがあるため、食事時の姿勢と口腔ケアを徹底しましょう。 また、感覚麻痺や視床痛が残る患者さんには心のケアも重要です。 感覚が鈍くなっていることを意識し、体に触れる際には声をかけるなどの気遣いを忘れないようにしましょう。 まとめ・視床出血における後遺症は、一人ひとりの後遺症に沿った看護とリハビリが大切 視床出血のリハビリと看護に関して紹介しました。 患者さんが1日でも早く、発症前のような生活に戻れるように看護ケアやリハビリを行いましょう。 また、脳梗塞による障害で精神的な苦痛を感じてしまう方も多くいらっしゃいます。 そういった精神的苦痛にも寄り添ったケアを行ってください。 この記事がご参考になれば幸いです。 >脳卒中の再生医療について詳しく確認する方はこちら<
2023.01.30 -
- 頭部
- 脳卒中
- 脳出血
脳溢血(のういっけつ)という言葉を聞いて、どのような病気なのか、脳出血や脳梗塞とどう違うのか、気になる方も多いでしょう。 脳溢血は現在「脳出血」と呼ばれることが多く、脳卒中の一種です。突然、脳の血管が破れて出血し、片側の手足の麻痺、ろれつが回らない、激しい頭痛、意識障害などの症状を引き起こします。 主な原因は高血圧で、予防や再発防止には血圧管理と生活習慣の見直しが大切です。 本記事では、脳溢血が起こる原因や脳梗塞・くも膜下出血との違い、主な症状、後遺症、治療方法、予防法を解説します。 当院「リペアセルクリニック」の公式LINEでは、再生医療に関する情報提供と簡易オンライン診断を実施しています。脳溢血の後遺症や再発について気になる症状がある方は、ぜひ一度公式LINEにご登録ください。 脳溢血とは 脳溢血(のういっけつ)とは、脳の血管が破れて脳内に出血する病気です。現在は「脳出血」と呼ばれるのが一般的で、脳卒中の一種に含まれます。脳卒中は、脳の血管が破れたり詰まったりして、脳の働きに障害が出る病気の総称です。脳卒中には、血管が詰まる「脳梗塞」、血管が破れて脳の中に出血する「脳出血」、脳を覆う膜の内側に出血する「くも膜下出血」があります。(文献1) 病名 疾患が起きる原因 脳卒中 脳の血管が破れたり、詰まったりすることで発症する脳の病気。「脳溢血(脳出血)」「脳梗塞」「くも膜下出血」の総称。 脳溢血(脳出血) 脳の血管が破れ、脳の中に出血する 脳梗塞 脳の血管が詰まり、血液が届かなくなる くも膜下出血 脳を覆う膜の内側に出血する 脳溢血では、出血した血液が血腫と呼ばれるかたまりになり、周囲の脳を圧迫します。脳の神経細胞が障害されるため、手足の麻痺、感覚障害、言葉の出にくさ、意識障害などの症状が現れます。 脳溢血と脳梗塞の大きな違いは、「血管が破れるか、詰まるか」です。脳溢血は血管が破れて出血する病気で、脳梗塞は血管が詰まり、脳に血液が届かなくなる病気です。どちらも突然発症し、対応が遅れると後遺症が出るリスクがあります。 脳卒中と脳梗塞の違いについては、以下の記事もご参照ください。 脳溢血の主な原因 脳溢血の主な原因は、高血圧です。血圧が高い状態が続くと、脳の細い血管に強い負担がかかり、脆くなった血管が破れることで発症します。 生活習慣も発症リスクに大きく関わるため、日頃から血圧の管理と生活習慣の見直しが大切です。 高血圧と動脈硬化 高血圧が続くと、血管の壁に強い圧力がかかり続けます。その結果、血管壁が傷つき、動脈硬化が進みます。 動脈硬化とは、血管が硬くなり、しなやかさを失った状態です。血管が硬くもろくなると、血圧の変動に耐えにくくなります。その結果、脳の細い血管が破れ、脳出血を起こしやすくなります。 高血圧は、気づかないうちに血管へのダメージを蓄積させるため、定期的な血圧測定が脳溢血の予防につながります。 生活習慣によるリスク 食塩のとりすぎ、喫煙、過度な飲酒、運動不足、肥満なども脳溢血のリスクを高めます。これらは、高血圧や動脈硬化を悪化させる要因です。 塩分の多い食事は血圧上昇につながります。喫煙は血管の内側を傷つけて動脈硬化を進め、過度な飲酒は血圧を上げて血管への負担を増やす要因です。 また、運動不足が続くと、体重増加や血流の悪化につながります。肥満は高血圧や糖尿病、脂質異常症などを招きやすく、血管に負担をかけるため注意が必要です。 ストレスも交感神経を刺激して血圧を上げるため、過剰なストレスをためない生活を意識しましょう。 脳溢血を防ぐには、血圧管理だけでなく、血管への負担を減らす生活習慣の見直しが必要です。 脳溢血で見られる主な症状 脳溢血は、前触れなく突然発症する病気です。明確な前兆がないまま症状が出ることも多く、以下のような症状が急に現れたときは脳卒中を疑う必要があります。(文献2) 顔の片側がゆがむ 片側の腕や足に力が入らない ろれつが回らない、言葉が出ない 突然の激しい頭痛 激しいめまい、意識障害がある これらの症状は、出血部位によって異なります。 脳卒中が疑われるときは、FASTと呼ばれる確認方法が参考になります。Face(顔)、Arm(腕)、Speech(言葉)のいずれかに突然の異常が出たら、Time(時間)を意識し、すぐに救急車を呼んでください。 確認項目 判断のポイント F:顔(Face) 顔の片側が下がる、笑顔が左右非対称になる A:腕(Arm) 両腕を上げると片方だけ下がる、片腕に力が入らない S:言葉(Speech) ろれつが回らない、言葉が出ない、言葉を理解しにくい T:時間(Time) 上記のいずれかが突然出たら、すぐに救急車を呼ぶ 脳溢血は時間との戦いです。症状が出てから治療開始までの時間が、その後の状態に影響します。症状が一時的に軽くなっても自己判断で様子を見ず、救急対応を優先してください。 脳卒中の症状や前兆について詳しくは、以下の記事もあわせてご覧ください。 【出血部位別】脳溢血における症状の特徴 脳溢血の症状は、出血が起こった場所によって異なります。(文献3)主な出血部位と、それぞれの特徴を見ていきましょう。 被殻出血 被殻出血は、高血圧性脳出血で多く見られる出血部位です。片側の手足の麻痺や顔の動かしにくさが主な症状です。 出血が広がると、感覚障害や意識障害を伴います。症状の強さは、出血量や周囲の脳への影響によって異なります。 視床出血 視床は、感覚に関わる情報を中継する部位です。視床出血では、片側の手足のしびれ、感覚の鈍さ、痛みなどが現れます。 出血が広がると、運動麻痺や意識障害を伴います。発症後に、腕や脚などに強い痛みが続く「視床痛」が出ることもあります。 橋出血(脳幹出血) 橋出血は、脳幹の一部である橋に出血が起こる病気です。橋には、意識、呼吸、手足の運動に関わる神経が集まっています。 そのため、橋出血では意識障害、呼吸の異常、両側の手足の麻痺、目の動きの異常などが現れます。呼吸機能に影響が出るため、少量の出血でも重篤になりやすい部位です。 小脳出血 小脳は体の平衡感覚を担う部位です。小脳出血では、強いめまいや吐き気、歩行障害が主な症状として現れます。 小脳は大脳の後ろに位置しているため、出血が起こった際に頭の後ろに強い頭痛が出るのも特徴です。 大脳皮質下出血 大脳皮質下出血は、大脳の表面に近い部分で起こる出血です。大脳は部位ごとに働きが異なるため、出血した部位によって、片側の麻痺や感覚障害、言語障害、視野の異常など、症状の出方が変わります。人格の変化が出ることもあります。 脳溢血で起こりやすい後遺症 脳溢血で後遺症が出るかどうかは、出血した部位、出血量、治療開始までの時間によって異なります。症状が軽く済む人もいれば、麻痺や言葉の障害などが長く続く人もいます。 代表的な後遺症は、運動麻痺・感覚障害・言語障害・高次脳機能障害です。(文献4) 脳溢血の後遺症や治療については、以下の記事もあわせてご覧ください。 運動麻痺・感覚障害 脳溢血後に多く見られる後遺症が、運動麻痺と感覚障害です。 運動麻痺は、手足や顔の筋肉を思うように動かせなくなる後遺症です。脳溢血では、体の左右どちらかに麻痺が出る片麻痺が見られます。麻痺が強いと、歩行や立ち上がり、寝返り、着替えなどの日常動作に支障が出ます。 感覚障害では、手足のしびれ、感覚の鈍さ、痛み、温度の感じにくさなどが現れます。 飲み込みにくさが出る嚥下障害も、脳溢血後に注意したい症状です。食事や水分摂取に影響し、誤嚥につながるリスクがあります。 言語障害・高次脳機能障害 言語障害には、失語症と構音障害があります。 失語症は、言葉を理解する、話す、読む、書くといった働きに影響が出る状態です。構音障害では、口や舌の動きが悪くなり、発音がはっきりしにくくなります。 高次脳機能障害は、記憶障害・注意障害・判断力の低下・感情コントロールの困難さなど、知的機能全般に影響が出る状態です。外見からわかりにくいため、本人が自覚しにくいことも多く、周囲のサポートと理解が回復を支える上で重要です。 脳溢血の治療方法 脳溢血の治療方針は、出血した部位、出血量、意識レベル、全身状態をもとに決まります。まずCTやMRIなどの画像検査で出血の状態を確認し、内科的治療または外科的治療を選択します。(文献3) 内科的治療 内科的治療では、血圧を下げる治療や脳のむくみへの対応を行います。出血の拡大を防ぎ、脳への圧迫を抑えることが目的です。 意識状態、呼吸、体温、血糖などの全身管理も行われます。出血量が少なく、手術の対象にならないと判断されたときは、薬による治療と経過観察を中心に進めます。 外科的治療 出血量が多く脳への圧迫が強い場合は、手術による血腫除去が検討されます。主な手術には、開頭血腫除去術と内視鏡的血腫除去術があります。 開頭血腫除去術:全身麻酔で開頭し、血腫を直接取り除く方法。主に救命を目的とします 内視鏡的血腫除去術:小さく開頭して内視鏡を挿入し、血腫を除去する方法。体への負担が比較的少ない低侵襲な手術法として近年広く行われています 手術の適応は、出血部位や血腫の大きさ、意識状態、年齢、全身状態などをもとに、医師が総合的に判断します。 治療後のリハビリ 急性期の治療が落ち着いたら、後遺症に応じたリハビリを始めます。 運動麻痺がある方は、手足の動きや歩行の練習が中心です。言語障害がある方には、発声や言葉の理解、会話の練習などが行われます。 リハビリは、急性期、回復期、生活期で目的が変わります。 急性期は病態の安定と基本動作の維持、回復期は日常生活動作の回復、生活期は回復した機能の維持と社会復帰が主な目標です。(文献4) 後遺症に再生医療という選択肢 脳溢血の後遺症に対しては、再生医療という選択肢があります。 リペアセルクリニックでは、脂肪由来の幹細胞を用いた再生医療を提供しています。幹細胞には、さまざまな細胞に変化する「分化能」という性質があります。 標準治療やリハビリを続けても、片麻痺、しびれ、歩行の悩みが残っている方は、治療の選択肢として医師に相談してください。治療内容や適応は、診察で状態を確認した上で判断されます。 脳溢血・脳卒中の再生医療について詳しくは、以下をご覧ください。 脳溢血の予防と再発防止のためにできること 脳溢血の予防と再発防止では、血圧管理が中心です。高血圧は脳出血の大きな危険因子であり、血圧が高い状態が続くと脳の細い血管に負担がかかります。 血管への負担を減らすには、生活習慣の見直しと定期的な受診が必要です。 血圧管理 血圧が高い状態が続くと、脳の細い血管に強い負担がかかります。血管壁がもろくなり、脳出血を起こしやすくなります。 家庭で血圧を測る習慣をつけると、普段の血圧の変化に気づきやすくなります。降圧薬を処方されている方は、症状が落ち着いていても医師の指示に沿って服用を続けてください。 生活習慣の見直し 食塩のとりすぎ、喫煙、過度な飲酒、運動不足、肥満は、高血圧や動脈硬化につながります。脳溢血を防ぐには、血管への負担を増やす生活を見直す必要があります。 塩分を控え、野菜やたんぱく質をバランスよくとることが大切です。喫煙している方は禁煙し、飲酒量が多い方は量を減らしてください。 体調や持病に合わせて無理のない範囲で体を動かすことも、血圧や体重の管理に役立ちます。 定期的な受診 定期的に医療機関を受診して血圧・血液検査・画像検査などで状態を確認することが大切です。 高血圧や生活習慣病は、自覚症状が乏しいまま進みます。症状がないからといって受診をやめると、血圧や血糖、脂質の管理が不十分になり、脳溢血のリスクが高まります。 受診では、血圧や血液検査の結果、薬の効き方、生活習慣の状況を確認します。処方薬の継続と定期受診を組み合わせ、再発防止につなげましょう。 脳出血の再発予防については、以下の記事もあわせてご覧ください。 脳溢血の後遺症や長期的な悩みは医師に相談しよう 脳溢血の後遺症は、出血した部位や出血量によって異なります。運動麻痺、しびれ、言語障害、高次脳機能障害などが続くと、日常生活に長期的な影響が出ます。 また、治療後のリハビリを続けても、歩きにくさや手足の動かしにくさが残る方もいます。症状が長引くときは、現在の状態に合った治療やリハビリの方針を医師に確認してください。 脳溢血の後遺症に対しては、再生医療という選択肢があります。脳出血後の後遺症に対して再生医療を検討された方の症例も紹介しています。 当院「リペアセルクリニック」の公式LINEでは、再生医療の情報提供と簡易オンライン診断を実施しています。脳溢血・脳卒中の後遺症について長期的に悩んでいる方、再発予防について相談したい方は、公式LINEからご登録の上、お気軽にご相談ください。 脳溢血に関するよくある質問 脳溢血と脳出血は同じですか? 脳溢血は、現在では「脳出血」と呼ばれることが多い疾患です。 どちらも、脳の血管が破れて脳内に出血する状態を指します。医療機関や公的情報では「脳出血」と表記されるのが一般的です。(文献1) 脳溢血とくも膜下出血の違いは何ですか? 脳溢血とくも膜下出血は、どちらも脳卒中に含まれる出血性の病気ですが、出血する場所が異なります。 脳溢血は、脳の内部にある血管が破れて脳内に出血する病気です。一方、くも膜下出血は、脳を覆う膜の内側にある「くも膜下腔」に出血する病気を指します。くも膜下出血では、脳動脈瘤の破裂が原因となることが多く、突然の激しい頭痛が代表的な症状です。 脳溢血の前兆はありますか? 脳溢血は、はっきりした前兆がないまま突然発症します。 顔の片側がゆがむ、片側の腕や足に力が入らない、ろれつが回らない、言葉が出ない、激しい頭痛やめまいがあるときは、脳卒中を疑います。症状が急に出た場合は、様子を見ず救急車を呼んでください。(文献2) 脳溢血と脳梗塞はどちらが重いですか? 脳溢血と脳梗塞のどちらが重いかは、一概には判断できません。 重症度は、出血や梗塞が起きた部位、範囲、治療開始までの時間、年齢や持病などによって変わります。どちらも命に関わる病気であり、突然の麻痺や言葉の異常、意識障害があるときは早急な対応が必要です。 脳溢血の後遺症は治りますか? 後遺症の経過は、出血した部位や出血量、治療開始までの時間、リハビリの内容によって異なります。 麻痺、しびれ、言語障害、高次脳機能障害などが続く方もいます。後遺症が長引くときは、リハビリの内容や治療の選択肢について医師に相談してください。 脳溢血は再発しますか? 脳溢血は再発するリスクがあります。とくに高血圧が続くと、脳の血管に負担がかかり、再発につながります。 再発防止には、血圧管理、減塩、禁煙、節酒、体重管理、定期的な受診が大切です。降圧薬を処方されている方は、自己判断で中断せず、医師の指示に沿って治療を続けてください。 参考文献 (文献1) 脳血管障害・脳卒中|e-ヘルスネット (文献2) みんなで知ろう! からだのこと|厚生労働省 (文献3) 脳出血について|横浜新都市脳神経外科病院 (文献4) 脳出血になってしまったら|回復期リハビリテーション.net
2023.01.25 -
- 脳卒中
- 頭部
- 脳出血
視床出血とは、脳の奥にある「視床」という部位で起こる脳出血で、脳内出血のなかでも比較的多くみられる疾患です。 発症すると、手足の麻痺やしびれ、感覚障害、歩行障害などの後遺症が残る場合があり、日常生活に大きな影響を及ぼすことも少なくありません。 本記事では、視床出血の症状や原因、治療法について詳しく解説します。 また視床出血の後遺症に対しては、再生医療が新たな選択肢となることがあります。 \視床出血の後遺症に対する再生医療という選択肢/ 再生医療とは、患者さまご自身の細胞が持つ修復力を活用し、損傷した組織の修復環境を整えることを目指す治療法です。 従来のリハビリテーションと併用することで、機能回復の可能性を高める治療として期待されています。 【こんな方は再生医療をご検討ください】 視床出血後の麻痺やしびれが残っている リハビリを継続しているが改善が頭打ちになっている 発症から時間が経過しているが少しでも機能回復を目指したい >>再生医療専門「リペアセルクリニック」に無料電話相談する 「リハビリを続けているものの変化を感じにくい」「今の状態から少しでも改善を目指したい」とお考えの方は、まずは当院(リペアセルクリニック)までお気軽にご相談ください。 後遺症改善を目指すなら、まずは無料相談! 実際の症例は以下の動画でも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。 https://youtu.be/FnSQ6Bw2Pvc?si=t8HprUWJdGs00ojP 視床出血の主な症状は「感覚障害や麻痺」 視床は、脳の奥に位置する器官で主に、痛覚、視覚、聴覚、味覚など、嗅覚以外のあらゆる感覚情報や運動機能の調節情報を大脳に伝達する「中継所」の役割を果たします。(文献1) そのため、出血によって機能が失われると脳内の神経伝達がうまくできなくなり、以下のようにさまざまな症状が起こります。 意識障害 意識を失ったり刺激に対して反応しなくなったりする 眼球障害 両眼が内下方を向き、鼻先を見つめるようになる 感覚障害 痺れやピリピリしたような感覚が出る 運動障害 手足が思い通りに動かしにくくなる 失語 言葉が出てこなくなり会話がしにくくなる 視床痛 出血した脳と反対側の手や足に強い痛みが出る また、視床出血には、ほかの脳出血と比べて以下の特徴があります。(文献2) 約25%のケースが片側の顔面や手のひらの痺れが起こる「感覚障害」から始まる 眼球障害が起こりやすい 感覚障害から始まった視床出血の症状は、その後「焼き付くような」「剣山を押し付けられたような」などと表現される痛みへ移行します。 さらに、脳組織のむくみや髄液という水分の循環が悪くなって起こる「水頭症」なども起こると、症状や予後の悪化につながるので注意が必要です。 脳出血や脳梗塞において、麻痺が出るのは「機能が失われた脳の反対側」であり、右視床出血の場合は左側の麻痺症状、左視床出血の場合は右側に麻痺症状が出るケースが多くみられます。 このように視床出血後の麻痺やしびれ、関節のこわばりなどの後遺症は、リハビリを継続しても改善が頭打ちになることがあります。 当院(リペアセルクリニック)では、リハビリと再生医療を組み合わせることで、脳神経細胞の修復や身体機能の改善を目指した治療に取り組んでいます。 実際に当院で治療を受けられた患者様の症例動画では、発症後のお悩みや治療後の経過についてご紹介していますので、ぜひご覧ください。 https://youtu.be/9A0-W8LxdwM?si=eUA0dOasQdGJLKlk 「もう改善は難しいと言われた」「長年続く麻痺やしびれを何とかしたい」という方は、一度当院にご相談ください。 視床出血後の後遺症改善をあきらめる前に、まずは相談! 視床出血については、以下の記事でも詳しく説明しています。 視床出血の原因やメカニズムは?高血圧による動脈硬化 視床出血の主な原因は、「高血圧による動脈硬化」です。 高血圧が動脈硬化を起こし、視床出血にいたるメカニズムは以下のとおりです。 高血圧により血管の内側が傷つき動脈硬化が起こる 動脈硬化によって血管がもろくなる 高血圧によって血管に高い圧力がかかる 血管がやぶれて出血する 多くの場合、出血の原因となるのは「穿通枝(せんつうし)」と呼ばれる非常に細い血管です。 視床出血を含む「脳出血」の前兆は、以下の記事で詳しく説明しています。 視床出血の診断は「頭部CT検査」にておこなう 視床出血の診断は、ほかの脳出血と同様に「頭部CT検査」によっておこなわれます。 CTでは出血部位が白く写るため、視床の部分が白く写れば「視床出血」となるのです。 また、白く写った範囲の広さや場所から「出血の程度」「視床からの出血が脳室まで達しているか」などの重症度を判断し、治療方法や予後を検討します。 なお、MRIでも出血の判定は可能ですが、検査に20〜30分ほど時間がかかるケースもあるため、速やかな診断が必要な脳出血にはあまり適しません。そのため、機械によっては3分程度で検査が終了するCT検査が一般的に用いられます。 視床出血の治療法は2つ 基本的に、視床出血では以下の理由から出血量が多くても血腫(出血による血の塊)を除去する手術はおこないません。 視床は脳の奥深くにあるため、手術が難しいから 重要な神経が多く集まるため、手術によって脳がさらなるダメージを受ける可能性が高いから ただし、以下のような場合は手術をおこなうケースがあります。 出血の範囲が非常に大きく、合併症を最小限に食い止めるための手術が必要 水頭症による命のリスクがある 本章では、以下の治療法について解説します。 薬物療法 シャント術 なお、視床出血を含む「脳出血」の入院日数や費用は、以下の記事で解説しています。 薬物療法|血圧コントロール 薬剤による血圧コントロールは、視床出血の重要な治療法です。 視床出血は高血圧が原因となるケースが多く、とくに発症時(急性期)には収縮期血圧が200 mmHg以上となる人も珍しくありません。発症から 6 時間以内は再出血が起こりやすいため、急性期の治療では出血範囲の拡大や再出血の予防を目的に、血圧を安定させる降圧剤の点滴や内服などが使われます。 血圧は収縮期血圧140mmHgを目安に下げるのが一般的ですが、急激に血圧を下げると急性腎障害が増加したという報告もあります。そのため、状況を見ながらの適切な血圧コントロールが大切です。(文献3) また、慢性期にも生じる可能性がある視床痛は、一般的な鎮痛剤の効かない人が多く、有効な治療法は確立されていません。塩酸マプロチリン、アミトリプチリンなどの抗うつ薬、カルバマゼピンなどの抗けいれん薬を処方して様子を見ますが、効果がない場合はガンマ線を用いた定位放射線手術をするケースもあります。(文献4) 手術療法|シャント術 シャント術とは、脳内に溜まる髄液(硬膜と脳・脊髄の間を満たす液体)を体内の他の場所へ流す通り道を作る手術で、水頭症の治療法です。 髄液は誰にでも存在し、通常は脳内の狭い道を通って血管に吸収されています。しかし、視床出血が起こると通常のように吸収されず、溜まった髄液は脳内を圧迫し始めます。そのため、髄液を流す手術が必要になるのです。 シャント手術の主な経路は、以下のとおりです。 脳室から腹部(脳室―腹腔シャント) 脳室から心臓(脳室―心房シャント) 腰から腹部(腰椎―腹腔シャント) 現在は、脳室―腹腔シャントが最も多くおこなわれています。 当院リペアセルクリニックでは、脳梗塞や脳出血を含む「脳卒中」の治療法として、再生医療を行っています。 視床出血の治療法について新たな選択肢を知りたい方は、ぜひご相談ください。 >>「リペアセルクリニック」に無料電話相談する 視床出血の予後は出血量と範囲で決まる 一般的に、 出血が多くて広範囲なほど視床出血の予後は不良です。 また、出血範囲が生命を維持するために重要な「中脳」にまでが広がると、生命の危機につながる可能性が高いともいわれています。 視床出血の死亡率は一般的に 14〜52 %とされていますが、実際は基礎疾患やもともとの健康状態などに大きく左右されます。 水頭症の発症や再出血、さらなる出血範囲の拡大などがあると、予後がさらに悪化するケースも珍しくありません。そのため、厳格な血圧コントロールや、少しでも後遺症を軽減する早期からのリハビリが重要です。 まとめ|視床出血の症状があらわれたらすぐに受診を 視床出血は、脳の深部にある「視床」で出血が起こる病気です。 視床は感覚情報の伝達を担う重要な部位であるため、発症すると手足の麻痺やしびれ、感覚障害、運動障害などの後遺症が残る場合があります。 顔や手足のしびれ、身体の動かしにくさ、感覚の異常などの症状がみられた場合は、できるだけ早く医療機関を受診することが大切です。 また、急性期治療やリハビリによって回復が期待できる一方で、一定期間が経過すると症状の改善が停滞し、後遺症が残ってしまうケースも少なくありません。 そのような場合には、既存の治療やリハビリに加え、再生医療という選択肢があります。 再生医療は損傷した脳神経や血管の修復環境を整えることで、後遺症の改善や身体機能の回復を目指す治療法です。 https://youtu.be/NeS1bk2i5Gs?si=_i3mFIdVk-JF3WBH 「リハビリを続けているものの回復が頭打ちになっている」「手足のしびれや麻痺がなかなか改善しない」とお悩みの方は、一人で抱え込まず、まずは当院(リペアセルクリニック)へご相談ください。 後遺症改善を目指すなら、まずは無料相談! 視床出血の症状に関するよくある質問 視床出血ではどのようなリハビリをおこないますか? 視床出血でおこなう主なリハビリは、以下のとおりです。 作業療法:麻痺した腕、指先などの使い方や食べ物・飲み物を飲み込む動作を訓練する 理学療法:姿勢を保つ、歩くなどの日常動作を訓練する 視床出血をはじめとする脳出血のリハビリは、毎日の継続が大切です。失われた機能の回復に時間がかかるケースもありますが、根気よくリハビリを続けましょう。 視床出血後のリハビリについては、以下の記事で詳しく説明しています。 右視床出血ではどのような症状が出ますか? 右視床出血によって脳の右側の機能が失われると、身体の左側に麻痺や感覚障害が起こります。 麻痺や感覚障害が起こると身体をうまく動かせなかったり、手足のしびれや痛みが出たりします。 参考文献: 文献1 嘉戸直樹,視床の機能とその臨床応用,関西理学, 6:47ー49,2006 文献2 秋田県立脳血管研究所神経外科 伊藤善太郎 安井信之,視床出血, 第6回日本脳卒中学会総会講演抄録,3:126-129 文献3 脳卒中治療ガイドライン2021[改訂2025]日本脳卒中学会 文献4 Muhammad U. Jahngir; Adnan I. Qureshi.,Dejerine-Roussy Syndrome,StatPearls
2023.01.18 -
- 頭部
- 脳卒中
- 脳出血
脳出血の退院後の生活への影響は、症状の程度によって大きく異なります。 重度の後遺症が残ると、退院後も手足の麻痺やしびれ、言語機能・嚥下機能の低下などにより、歩行や食事、会話といった日常生活に大きな支障をきたすことがあります。 また、脳出血は再発リスクが高く、一度再発すると後遺症がさらに重くなる可能性もあるため、退院後のリハビリや生活習慣の見直し、再発予防への取り組みが重要です。 本記事では、脳出血の退院後の生活や効果的なリハビリ、再発予防のために気をつけるべきポイントについて解説します。 しかし、退院後にリハビリを続けていても、麻痺やしびれ、歩行の不安定さなどの回復が途中で停滞してしまう方も少なくありません。 そのような場合、既存の治療やリハビリに加えて、再生医療が新たな選択肢となることがあります。 \脳出血の後遺症に対する再生医療という選択肢/ 再生医療とは、患者さまご自身の細胞が持つ修復力を活用し、損傷した組織の修復環境を整えることを目指す治療法です。 脳出血の後遺症に対する再生医療では、患者さま自身の脂肪から採取した幹細胞を培養し、点滴によって体内へ投与します。 幹細胞には、損傷した脳神経や血管の修復をサポートする働きが期待されており、麻痺やしびれ、歩行障害などの後遺症に対する変化を目指します。 実査に脳出血発症から8年が経過した患者さまが、再生医療により顔の硬直や発声、歩行機能などに変化がみられた症例をご紹介しています。退院後も後遺症に悩まれている方は、ぜひ実際の治療経過をご覧ください。 >>脳出血後遺症の改善症例はこちら 【こんな方は再生医療をご検討ください】 退院後にリハビリを続けても手足のしびれ・麻痺が改善しない 後遺症の回復が停滞していると感じている 薬の副作用がつらい・これ以上薬を増やしたくない 再発が不安で、再発予防にも取り組みたい 慢性的なしびれや麻痺で日常生活・仕事に支障が出ている >>再生医療専門「リペアセルクリニック」に無料電話相談する 実際に当院(リペアセルクリニック)の治療を受けられた方の症例については、以下の動画でも解説していますので、ぜひ参考にしてください。 https://youtu.be/lOM1BNUtU4A?si=h2axWYHHEVYH0HEP 「薬を飲み続ける・リハビリだけを続ける以外の選択肢を知りたい」「再発が不安」という方は、一度、(リペアセルクリニック)にご相談ください。 根本改善を目指すなら、まずは無料相談! 脳出血の退院後の生活【後遺症が出て寝たきりになる可能性も!?】 脳出血とは、脳内の血管が破れて出血が起こる病気で出血によって脳組織が損傷を受けたり、たまった血液が脳を圧迫したりすることで、以下のようにさまざまな後遺症が現れます。 手足の麻痺・しびれ 言葉が出にくくなる言語障害 歩行障害・バランス障害 認知機能の低下 嚥下障害(飲み込みにくさ) 脳出血の後遺症が重度の場合、身体機能や認知機能に大きな障害が残り、寝たきりの状態になってしまう可能性があります。 後遺症の影響をできるだけ軽減し、日常生活の質(QOL)を維持・向上させるためには、入院中だけでなく退院後も継続的なリハビリが重要です。 脳出血の後遺症に対してはリハビリが治療の中心となりますが、一定期間が経過すると回復が停滞し、「これ以上は改善しないかもしれない」と感じる方も少なくありません。 そのような場合、新たな治療の選択肢として再生医療があります。 再生医療とは、患者さまご自身の脂肪から採取した幹細胞を活用し、損傷した脳神経や血管の修復環境を整えることで、機能回復を目指す治療法です。 治療内容については、以下の動画でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。 https://youtu.be/NeS1bk2i5Gs?si=jfCelCG30wI5mu8B 「リハビリ以外の選択肢を探している」「後遺症の改善に限界を感じている」という方は、当院(リペアセルクリニック)へお気軽にご相談ください。 脳出血を含む脳卒中の後遺症改善について、まずは無料相談! 以下の記事では、脳出血で後遺症なしになる確率について解説しているので、後遺症の有無が気になる方はあわせてご覧ください。 脳出血の退院後の生活に欠かせないリハビリとは 脳出血による筋肉低下や後遺症の訓練に欠かせないのがリハビリです。 脳出血後の回復する過程は以下3段階にわかれており、各段階に応じたリハビリをおこなっていきます。 急性期 回復期 維持期 リハビリの内容を順番に見ていきましょう。 急性期|入院中のリハビリ 急性期は、脳出血の発症直後から2週間程度までの期間を指します。急性期は全身の状態がまだ不安定な時期のため、容体が悪化しないよう慎重な経過観察が必要です。 同時にこの時期は、長時間の安静により筋肉や関節の機能が低下する「廃用症候群」を防ぐ必要があります。廃用症候群は床ずれ(褥瘡)や感染症のリスクを高めます。 廃用症候群を予防するためのリハビリには、手足の軽い運動や体位の交換が有効です。 障害を受けた神経細胞は発症後3カ月がもっとも回復が期待できる時期といわれています。早期からリハビリをはじめれば、脳機能の回復や運動機能の改善につながるでしょう。 回復期|退院後の生活を意識したリハビリ 回復期とは、急性期の期間が過ぎたあとの約6カ月間を指します。回復期では、患者の症状に合わせたリハビリがはじまります。 主な目的は、可能な限り発症前の生活に戻れるよう、必要な動作や体の機能を強化することです。 リハビリの内容は患者一人ひとりの生活環境や目標に応じて設定されます。退院後の生活をイメージしながら、個別の訓練プログラムを組んでいきます。 以降では回復期におこなわれる「運動機能のリハビリ」「言語機能・嚥下機能のリハビリ」「高次脳機能障害に対するリハビリ」について詳しく解説します。 運動機能のリハビリ 回復期におこなわれる運動機能の強化を図るリハビリを6つ紹介します。 リハビリ 内容 筋力強化 安静にしていた期間に低下した筋力を回復する目的のリハビリです。自分の体重や軽い重りを利用したトレーニングをおこないます。 持久力強化 体力の向上を目的としたリハビリです。ウォーキングや自転車型の運動器具を使ってトレーニングをおこないます。 協調運動訓練 体の各部位の力加減を調整し、安定した動きができるように訓練するリハビリです。 基本動作訓練 日常生活に戻るために必要な動作の訓練をおこないます。具体的にはベッドからの起き上がりや車椅子の乗り移りなどの動作です。 歩行訓練 歩行機能の向上を図ります。杖や歩行器を活用しながら安定した歩行をおこなうための練習をします。 巧緻(こうち)動作訓練 手指のこまかい動きの回復を目指すリハビリです。具体的には箸を使ったり、ペンで文字を書いたりするなどの動きです。 移動に関する練習は理学療法士が、食事や身の回りの動作は作業療法士が担当します。 脳出血の後遺症に対しては、リハビリや薬物療法に加えて再生医療という選択肢もあります。 再生医療とは、患者さまご自身の細胞が持つ修復力を活用し、損傷した組織の修復環境を整えることを目指す治療法です。 脳出血の後遺症も治療対象なので、具体的な治療法や効果が知りたい方は再生医療専門の『リペアセルクリニック』にお気軽にお問い合わせください。 >>再生医療専門「リペアセルクリニック」に無料電話相談する 言語機能・嚥下機能のリハビリ 言葉がうまく出てこない失語の症状が見られる場合には、話す練習や読み書きを通じてスムーズに言葉を扱えるように訓練をします。 食べ物を安全に胃まで運ぶ働きの「嚥下(えんげ)機能」が低下している場合は、口・喉・舌の筋肉を鍛える運動をおこないます。嚥下の機能低下は、食事が気管に入り込み、肺炎を引き起こす危険があるため、早い段階でのリハビリが必要です。 高次脳機能障害に対するリハビリ 「高次脳機能」は記憶力、注意力、感情のコントロールを担う働きを指します。脳の損傷でこれらの機能が低下した状態を「高次脳機能障害」と呼びます。 高次脳機能障害に対するリハビリでは、以下のように目的に応じた訓練をおこないます。 ・記憶力向上:言葉や絵を使った記憶訓練、メモの活用練習 ・注意力回復:計算問題など集中力を高める訓練 リハビリを続けないと、体や心の機能がさらに低下する恐れがあります。根気よく取り組むことが回復の鍵です。 また、高次脳機能障害のリハビリには、周囲の協力も大切です。たとえば、わかりやすい言葉で話しかけたり、生活環境を整えたりするなどのサポートが求められます。 維持期|退院後のリハビリ 維持期とは急性期と回復期を終えて、症状がある程度安定した時期を指します。維持期のリハビリは、主に自宅や施設でおこなわれます。 維持期のリハビリの目的は、急性期や回復期で回復した機能の維持です。リハビリを中断すると機能が再び低下する可能性があるため、継続が大切です。 また、後遺症が出ると、以前は簡単にできた動作が難しくなり、生活の満足度が下がる場合があります。維持期のリハビリは、生活を少しでも楽にするための訓練も進めていきます。 なお、脳出血を含む脳卒中の治療には「再生医療」が有効です。身体のしびれや麻痺、言語障害といった後遺症も治療対象に含まれます。 期待できる治療効果が知りたい方は、再生医療専門の『リペアセルクリニック』にお気軽にご相談ください。 脳出血の退院後の生活で気をつけるべき4つの注意点 脳出血の退院後は、再発を防ぐために日常生活で気をつけるべき点があります。とくに以下4つの生活習慣が、再発リスクを高める要因となります。 ストレスをためる 塩分の高い食生活を送る タバコを吸う 過度な飲酒をおこなう 注意点をおさえて、健康的な生活を心がけましょう。 ストレスをためる 脳出血の要因となるのは高血圧です。ストレスがたまると血圧が上がりやすくなるため、同じ状況下で生活を続けていると、脳出血の再発リスクを高めます。 以下はストレス発散に効果的な方法です。 ・趣味の時間を作る ・規則正しい生活リズムを保つ ・無理のない範囲で軽い運動をする ・深呼吸やストレッチで気分転換をおこなう 血圧を安定させ脳出血の再発リスクを軽減させるためにも、自分に合ったストレス解消法を見つけ、ストレスケアをおこなっていきましょう。 以下の記事では脳出血とストレスの関係性を解説しています。ストレスによって生じる脳出血のリスクについて詳しく知りたい方は、ぜひあわせてご覧ください。 塩分の高い食生活を送る 塩分の高い食生活は血圧が上がりやすくなり、脳出血の再発につながる可能性があります。以下のような塩分を減らした食事を心がけましょう。 ・料理の味付けを薄くする ・塩分控えめの商品を購入する ・外食では低塩メニューを選ぶ 塩分の高い食生活で血圧が上がると血管に負担がかかります。脳卒中のリスクを軽減するためにも、日々の食生活の見直しをしていきましょう。 タバコを吸う 喫煙は血管を収縮させ、血圧上昇を招きます。禁煙は脳出血の再発予防にもつながるため、以下のような手段でタバコを吸う機会を減らしてみてください。 禁煙外来の利用 ニコチンガムの活用 ニコチンパッチの使用 禁煙イベントの参加 タバコを吸うと再発リスクが高まるだけでなく、肺がんや心疾患といった別の病気を引き起こす原因になります。健康的な生活を送るためにも、タバコを断つ努力を続けましょう。 過度な飲酒をおこなう 過度な飲酒も血圧を上げ、脳出血を再発させるリスクがあります。 適量を超える飲酒は体にも大きな負担がかかるため、飲酒量を制限し適量を守りましょう。日常的にアルコールを飲む習慣がある場合、週に数日は休肝日を設けるのがおすすめです。 以下の記事では、脳出血の予防や再発防止に効果的な血圧管理方法を解説しています。高血圧の心配がある方は、ぜひ参考にしてみてください。 まとめ|脳出血の退院後の生活は寝てばかりにならないようにリハビリを続けよう 脳出血後の回復を目指すうえで重要なのは、できるだけ早い段階からリハビリを開始し、無理のない範囲で継続することです。 活動量が減り寝ている時間が長くなると、筋力や身体機能の低下を招きやすく、日常生活への復帰が難しくなる場合があります。 毎日少しずつ努力を重ねれば、発症前の生活に近づける可能性が高まります。自分のペースで無理なくリハビリを続けていきましょう。 一方で、リハビリを続けていても、麻痺やしびれ、手足の動かしづらさ、言語機能の低下などの後遺症が残り、「これ以上の改善は難しいのでは」と不安を抱える方も少なくありません。 そのような方にとって、リハビリに加えて脳神経細胞の修復や身体機能の改善を目指す「再生医療」は、治療選択肢のひとつとなる可能性があります。 再生医療とは、ご自身の細胞が持つ修復力を活用し、損傷した組織の修復や機能回復を目指す治療です。 当院(リペアセルクリニック)では、自己脂肪由来の幹細胞を培養し、点滴で投与することで、脳出血後の麻痺・しびれ・歩行障害・言語機能の低下などの後遺症に対して改善を目指します。 実際に当院で再生医療を受けられた患者様の症例動画では、治療前のお悩みや治療後の変化についてご紹介しています。 https://youtu.be/tu-YHzMuCds?si=57iVzX9Yjxo8812N 「退院後も麻痺が残っている」「リハビリを続けても改善が頭打ちになっている」「自分の症状が再生医療の対象になるのか知りたい」という方は、当院へお電話ください。
2023.01.06







