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半月板が亀裂・損傷する原因とは?早く治す方法や手術の必要性も解説

膝の損傷
公開日: 2022.03.10 更新日: 2025.03.31

「半月板の亀裂って、どうして起こるの?」
「スポーツをしていたら急に膝が痛くなった原因は?」

このような疑問をお持ちではないでしょうか。

半月板の亀裂は、膝への強い負荷や繰り返しの衝撃によって発生します。

原因はさまざまですが、とくにスポーツ中の急な方向転換やジャンプの着地、加齢による組織の変性が関係しているケースが多く見られます。

本記事では、半月板の亀裂が起こる原因や症状を詳しく解説しています。

治療法も紹介しているので、記事を参考にして、自身の症状に合ったものを選択してみてください。

半月板が亀裂・損傷する3つの原因

半月板の亀裂・損傷の主な原因は、スポーツや運動による外傷、加齢による機能低下です。また、先天的な半月板の形状が要因で半月板の亀裂・損傷を引き起こすケースもあります。

本章では、半月板が亀裂・損傷する3つの原因について詳しく解説します。

スポーツや運動による外傷

半月板に亀裂が入る原因として、スポーツや運動による外傷が挙げられます。

とくに、急に方向を変えたり、ジャンプの着地で膝をひねったりすると、膝に強い負担がかかり、半月板が損傷しやすいです。

スポーツによる膝のけがには、半月板損傷、骨折、靱帯損傷、軟骨損傷などがあります。その中でも、半月板損傷は発生頻度が高く、前十字靱帯の断裂と同時に起こるケースも少なくありません。

スポーツを安全に楽しむためにも、適切なウォーミングアップや膝への負担を減らすトレーニングを意識しましょう。

なお、スポーツ外傷に対する治療法には「再生医療」の選択肢が挙げられます。損傷を起こしている膝関節に幹細胞を注入するだけで、傷ついた膝の組織や軟骨の再生を促します。

再生医療について詳しく知りたいという方は、無料のメール相談を承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

\まずは当院にお問い合わせください/

加齢

半月板は、膝関節の衝撃を吸収する役割を担っていますが、加齢とともにその機能は低下します。

機能が低下すれば、わずかな力が加わっただけでも半月板が傷つきやすくなります。

結果的に、半月板が裂ける「変性断裂」の状態になるケースも珍しくありません。

先天的な半月板の形状

半月板の損傷は外傷だけでなく、生まれつきの形状によっても起こる場合があります。

先天的に半月板が通常よりも大きく分厚い「円板状半月」と呼ばれる状態では、膝の動きに伴う負担が大きくなり、損傷のリスクが高まります。

【基礎知識】半月板の亀裂・損傷とは?

半月板の亀裂・損傷とは、半月板に亀裂が入り、膝に痛みやひっかかり感が伴う状態です。

ここでは、半月板損傷の主な症状や検査方法を詳しく解説します。

  • 半月板損傷の主な症状|痛みや引っかかりなど
  • 半月板損傷の検査方法|レントゲンやMRI検査

理解を深めて、治療を進めていきましょう。

半月板損傷の主な症状|痛みや引っかかりなど

半月板が損傷すると、膝に強い痛みが生じるほか、曲げ伸ばしがスムーズにできなくなる場合があります。

主な症状は以下のとおりです。

  • 痛み
  • 引っかかり感
  • ロッキング(膝が動かない)
  • 膝内部で出血
  • 膝に水がたまる

症状が悪化すると、日常生活にも影響を及ぼす可能性があります。

違和感や痛みを感じた場合は、早めに病院を受診しましょう。

関連記事:
半月板断裂と損傷の違いとは?痛みの特徴や原因・治療法を解説【医師監修】

半月板損傷の検査方法|レントゲンやMRI検査

半月板損傷が疑われる場合、整形外科の診察を受けることが一般的です。

まず、医師が膝に負荷をかけながら動かし、痛みの有無を確認する診察がおこなわれます。これにより、半月板損傷の可能性を判断します。

より詳しく調べるために用いられるのは、画像検査です。代表的な方法として、レントゲン検査とMRI検査があります。

検査の種類

検査の特徴

レントゲン検査

関節の隙間の変化や骨の異常が確認可能

MRI検査

損傷の程度や損傷の種類(縦断裂、水平断裂、横断裂、弁状断裂など)が特定可能

医師の診察と画像検査を組み合わせることで、正確な診断につながります。

半月板の亀裂・損傷を早く治す治療法【重症度別】

半月板の亀裂・損傷の代表的な治療法を3つ紹介します。

  • 保存療法|症状が軽度の方向け
  • 手術|症状が重度の方向け
  • 再生医療|軽度・重度どちらの方も選べる

どの治療法を選択するかは、症状の進行具合や日常生活への影響を考慮した上で決めていきます。

関連記事:
半月板損傷を早く治す方法は?治療法と効果的なリハビリを現役医師が解説

保存療法|症状が軽度の方向け

半月板損傷が軽度の場合、保存療法を選択できます。保存療法とは、膝への負担を減らしながら自然な回復を促す治療法です。

具体的には、安静にして膝を必要以上に動かさないようにします。

炎症や痛みが強い場合は、抗炎症薬が処方され、症状の緩和を目指します。

保存療法では、膝周りの筋力を鍛えるリハビリが欠かせません。

適切なトレーニングをすれば、膝の可動域を広げ、関節への負担を軽減できます。

関連記事:
【効かない?】半月板損傷にヒアルロン酸注射は効果ある?費用や期間も医師が解説

手術|症状が重度の方向け

膝部の痛み、引っかかり感、ロッキングなどの症状が継続して認められる場合には手術療法を検討します。

手術には主に以下2つの方法があります。

手法

内容

切除術

損傷した半月板の一部を切り取る

縫合術

損傷した部分を縫い合わせて修復する

現在、半月板手術は約9割が切除術です。

しかし、半月板は膝関節の安定性を保ち、衝撃を吸収する役割を担っているため、切除すると膝への負担が増え、将来的に変形性膝関節症になるリスクが高まります。

そのため、近年では半月板をできるだけ温存する縫合術が推奨される傾向にあります。

関連記事:
半月板損傷の手術で痛みは治る?メリットとデメリットについて医師が解説

再生医療|軽度・重度どちらの方も選べる

近年は、半月板損傷の手術を伴わない治療法として、再生医療が注目されています。

再生医療には主に幹細胞治療とPRP療法のふたつがあります。

幹細胞治療は、患者様自身の幹細胞を採取・培養して患部に投与する治療法です。

PRP療法では、採取した血液から抽出した多血小板血漿(PRP)を患部に注射します。血小板に含まれる成長因子には炎症を抑える働きがあります。

どちらも患者様自身から採取した幹細胞・血液を用いるため、副作用のリスクが少ないのが特徴です。

当院「リペアセルクリニック」では「幹細胞治療」「PRP療法」の両方を提供しています。

半月板損傷に対する治療として再生医療をご検討の方は、お気軽にお問い合わせください。

手術しなくても治療できる時代です。

半⽉板損傷は⼿術しなくても治療できる時代です。

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まとめ|半月板が亀裂・損傷する原因を理解して適切な治療を選択しよう

半月板が亀裂・損傷する原因は、主にスポーツ中の膝への衝撃や加齢です。

損傷した状態を放置していると、動きに制限が出て日常生活に支障をきたしたり、半月板が断裂したりする可能性があるため、早めに病院を受診しましょう。

体への負担が少ない治療法をお探しの方は、再生医療をご検討ください。

再生医療について詳しくは、以下のページでご確認いただけます。

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半月板が亀裂・損傷に関するよくある質問

半月板損傷を手術しないで治す方法はありますか?

軽度の損傷であれば、保存療法を選択できます。

膝への負担を減らしながら自然回復を待つ方法が一般的です。具体的には、安静や、抗炎症薬の服薬、リハビリなどが挙げられます。

また、半月板損傷は切らずに治せる「再生医療」も選択可能です。

再生医療の「幹細胞治療」や「PRP療法(多血小板血漿療法)」を用いれば、手術をせずに膝の回復を目指せます。

詳しい治療法や効果が気になる方は、再生医療を専門とする当院「リペアセルクリニック」にお気軽にお問い合わせください。

\まずは当院にお問い合わせください/

半月板損傷の人はやってはいけないことを教えてください

以下のような膝に負担をかける動作は、痛みの悪化や回復の遅れにつながるため避ける必要があります。

  • 急な方向転換
  • 階段の昇り降り
  • 立ちっぱなしや長時間の歩行
  • あぐらや正座など膝に負担がかかる姿勢

日常生活の中で膝を守ることを意識し、早期回復を目指しましょう。

関連記事:
【医師監修】半月板損傷でやってはいけないこと!放置するリスクや治療方法も解説

監修者

坂本 貞範(医療法人美喜有会 理事長)

坂本 貞範 (医療法人美喜有会 理事長)

Sadanori Sakamoto

再生医療抗加齢学会 理事

再生医療の可能性に確信をもって治療をおこなう。

「できなくなったことを、再びできるように」を信条に
患者の笑顔を守り続ける。

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