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脂質異常症と高脂血症の違いは?基準値や発症リスクが高まる疾患などを現役医師が解説

脂質異常症 高脂血症 違い
公開日: 2025.07.30 更新日: 2026.06.30

脂質異常症と診断され、高脂血症との違いがわからないと感じる方は少なくありません。脂質異常症と高脂血症は、混同されがちな言葉です。しかし、近年、医療の現場では「脂質異常症」が正式な病名として使用されています。

名称が変更された理由は、脂質の量が基準値から外れた状態をすべて含める形にしたためです。

本記事では、脂質異常症と高脂血症の違いから原因や基準値、予防・治療法、そして再生医療まで解説します。

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脂質異常症と高脂血症の違いは新称と旧称

脂質異常症と高脂血症は基本的に同じ病態を指しますが、新称と旧称の違いがあります。脂質異常症が現在の正式な診断名で、高脂血症は旧称です。

かつては、血液中のコレステロールや中性脂肪が基準値より高い状態を総称して「高脂血症」と呼んでいました。

しかし、研究が進むにつれて、脂質の中でも「HDLコレステロール(善玉)」のように、基準値より低い状態が体に悪影響を及ぼす脂質があることがわかってきました。(文献1

このような脂質の異常を包括的に捉えるため、2007年に日本動脈硬化学会が診断名を変更し、脂質の量が基準値から外れた状態をすべて含める形で「脂質異常症」が使われるようになったのです。

【比較表】脂質異常症と高脂血症の診断範囲の違い

現在の正式な診断名である脂質異常症は、以前使われていた高脂血症と比べて、より広い異常を対象としています。

脂質異常症と高脂血症における診断範囲の違いは以下の通りです。

脂質の種類

脂質異常症

(現在の診断名)

高脂血症(以前の考え方)

HDLコレステロール

(善玉)

低いことが問題

(基準に含まず)

LDLコレステロール

(悪玉)

高いことが問題

高いことが問題

トリグリセライド

(中性脂肪)

高いことが問題

高いことが問題

脂質異常症では、悪玉コレステロールや中性脂肪の増加に加え、善玉コレステロールの減少も含まれます。

高脂血症から脂質異常症に名称が変更された理由

診断名が「高脂血症」から「脂質異常症」へ変更された理由は、病態の理解が進み、名称が実態と合わなくなったためです。

以前は、LDLコレステロールや中性脂肪が基準より高い状態のみを問題とする「高脂血症」が一般的でした。しかしその後の研究により、HDLコレステロールが基準より低い状態も、動脈硬化性疾患の重大なリスク因子であることが判明しました。

高脂血症では、「脂質が高い状態」のみが問題視されているような誤解を招く恐れがあります。そのため、日本動脈硬化学会は2007年に診断名を「脂質異常症」へと変更しました。

現在では、脂質値が高い場合だけでなく、低い場合も含めた異常として明確に捉えられるようになり、より適切な疾患管理と予防の啓発が可能になっています。

脂質異常症(高脂血症)の種類と基準値の違い

脂質異常症は、血液中の脂質値が基準範囲から外れることで診断されます。診断では、以下の3つに分類され、それぞれの基準値の違いは以下の通りです。

脂質異常症の種類

特徴

基準値

高LDLコレステロール血症

血液中のLDLコレステロール(悪玉コレステロール)が基準値を超えて多くなった状態

空腹時の血液検査でLDLコレステロール値140mg/dL以上(文献2

低HDLコレステロール血症

血管内の余分なコレステロールを回収し、肝臓に戻す役割をもつHDLコレステロール(善玉)が基準より少ない状態

空腹時の採血でHDLコレステロール値が40mg/dL未満(文献2

高トリグリセライド血症(中性脂肪)

血液中の中性脂肪「トリグリセライド」が基準を上回る状態

空腹時の血液検査においてトリグリセライド値が150mg/dL以上(文献2

数値が基準を超えると、動脈硬化の進行リスクが高まるため注意しましょう。

また、近年ではnon-HDLコレステロールも重視されています。non-HDLコレステロールとは、血液中に含まれる動脈硬化の原因になりやすいコレステロールの総量を示す数値のことです。

LDLが正常でも、non-HDLが高い場合は動脈硬化のリスクが考えられます。健診ではnon-HDLもあわせて確認しておきましょう。

脂質異常症と高脂血症は原因にも違いがない

脂質異常症と高脂血症は、同じ病態のため原因も違いはありません。

ここでは、脂質異常症を引き起こす代表的な原因を5つ解説します。脂質異常症はなぜ引き起こされるのか知りたい方は、参考にしてください。

生活習慣の乱れ

生活習慣の乱れは、脂質異常症で最も多い原因です。具体的には、以下の状態を指します。

  • 脂質や糖質の過剰摂取
  • 野菜不足
  • アルコールの過剰摂取
  • ストレス

特にバターや生クリーム、インスタントラーメンなど飽和脂肪酸の摂り過ぎはLDLコレステロールを高くします。

また、アルコールの過剰摂取は中性脂肪の増加につながる可能性があります。食生活の乱れや飲酒量の増加が続くと、脂質異常症のリスクが高まるため注意が必要です。

運動不足

脂質異常症は、中性脂肪の増加などによって引き起こされる可能性があります。運動不足は筋肉量が低下するだけでなく、エネルギー消費が少なくなり、余分なカロリーが脂肪として蓄積されるためです。

また、筋肉量の減少によって脂質代謝が低下し、HDLコレステロールが減少する場合もあります。結果として、中性脂肪やLDLコレステロールが増えて脂質異常症のリスクが高まります。

喫煙

喫煙はHDLコレステロールを減らし、LDLコレステロールを増加させる原因の1つです。たばこに含まれているニコチンには、カテコールアミンと呼ばれるホルモンを活発にする作用があります。カテコールアミンの分泌は、脂肪の分解や代謝に影響を与え、中性脂肪の合成を促すといわれています。

また、HDLコレステロールを減少させ、LDLコレステロールが増える状態が続くと、動脈硬化のリスクが高まるため注意しなければなりません。

女性ホルモンの減少

卵巣から分泌される女性ホルモンのエストロゲンの減少も、脂質異常症の原因の1つです。エストロゲンには、HDLコレステロールを増やし、LDLコレステロールを低下させる働きがあります。

特に、女性は閉経後エストロゲンの分泌が減るため、LDLコレステロール値や中性脂肪が増加傾向です。そのため、女性は40代後半以降から脂質異常症のリスクが高まります。

遺伝的要因

脂質異常症の原因には、遺伝的要因となる家族性高コレステロール血症もあります。家族性高コレステロール血症とは、LDLコレステロールが血液中で増えて血管が細くなったりつまったりする指定難病です。

日本では、300人に1人の割合で発症する疾患といわれています。(文献3)家族性高コレステロール血症はLDLコレステロールの処理能力が低いため、動脈硬化が進行し、心筋梗塞や狭心症などの冠動脈疾患を発症するリスクを高めます。

脂質異常症(高脂血症)を放置すると発症リスクが高まる疾患

脂質異常症(高脂血症)を放置するとさまざまな疾患を発症するリスクが高まります。なかには、治療が遅れると危険な状態になる疾患もあるため、放置しないことが大切です。

ここでは、脂質異常症(高脂血症)を放置すると発症リスクが高まる疾患を解説します。

狭心症

狭心症は心臓へ血液を送る冠動脈が狭くなることで発症する疾患です。脂質異常症は、狭心症の原因の1つです。

脂質異常症によって動脈硬化を引き起こし、LDLコレステロールが血管壁に蓄積し、血管が狭くなります。胸の痛みや締め付けられるような圧迫感がある場合、狭心症の可能性があります。

また、症状が見られるタイミングは、運動時や階段を上がったとき、急いで歩いたときなどです。脂質異常症と診断され、かつ胸の違和感が気になる場合は専門機関を受診しましょう。

心筋梗塞

心筋梗塞とは、心臓を動かす心筋に血液が届かず、冠動脈が完全に詰まることで発症する胸の痛みを伴う疾患です。心筋梗塞を含む心疾患は、がんや脳血管疾患と並んで日本人の主要な死因の1つです。

脂質異常症により形成されたプラークが破れて血栓ができると、血流が遮断されやすくなり心筋梗塞のリスクが高まります。心筋梗塞の前兆として表れる症状は、以下の通りです。

  • 強い胸の痛み
  • 背中や肩、みぞおち付近への放散痛
  • 冷や汗や息苦しさ

心筋梗塞は治療が遅れると、危険な状態になる可能性があるため、20分以上の痛みが続く場合は速やかに医療機関を受診してください。(文献4

脳梗塞

脳梗塞とは、脳の血管が詰まって血液の流れが滞り、脳の神経細胞が壊死する疾患です。脂質異常症による動脈硬化は、脳血管でも進行します。そのため、LDLコレステロールの蓄積によって血管が狭くなり、血流が途絶えると脳梗塞を発症する可能性があります。

LDLコレステロールが多いと脳梗塞のリスクが高くなる理由は、血管壁の内側にプラークと呼ばれる膨らみが生じるためです。プラークは自覚症状がないため、検査をしなければ気づきにくく、知らないうちに脳梗塞を発症しているケースも少なくありません。

脂質異常症と診断された場合は、脳梗塞を発症していないかMRI検査やエコー検査を行っておくことが重要です。

脳出血

脳出血とは、脳内の血管が破れて出血し、血腫となって周囲を圧迫し、脳組織を損傷する疾患です。LDLコレステロールが80mg/dl 未満であると、脳出血リスクが高まることが報告されています。(文献5

脳出血は、生命に関わる危険な状態を引き起こし、重症化すると意識障害や後遺症を残す可能性があるため注意が必要です。急な頭痛や意識変化、麻痺などの症状が見られた場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。

閉塞性動脈硬化症

閉塞性動脈硬化症は足の血管の動脈硬化により、血管が狭くなったり詰まったりする疾患です。脂質異常症は、閉塞性動脈硬化症を発症する代表的な要因の1つです。

LDLコレステロールの蓄積によって下肢の血流が悪化し、粥腫(じゅくしゅ)と呼ばれるこぶができて血管が狭くなります。粥腫が破裂すると血栓ができて、血管の閉塞を生じるケースも少なくありません。

また、動脈硬化は進行するため、狭心症や心筋梗塞などを併発する可能性があります。以下の症状が見られた場合は、閉塞性動脈硬化症を発症している場合があるため注意が必要です。

  • 歩くと足に違和感がある
  • 足の冷え・しびれが続く
  • 足の傷が治りにくい・皮膚の色が悪い

LDLコレステロールが高い状態が続くと、動脈硬化が進行しやすくなり、閉塞性動脈硬化症を引き起こしやすくなるため適切な治療が大切です。

腎硬化症

腎硬化症とは、血管に動脈硬化を起こし、腎臓の障害をもたらす疾患です。主な原因の1つには脂質異常症が挙げられます。

脂質異常症により腎臓への血流が低下すると腎機能が徐々に低下し、腎硬化症などを引き起こす可能性があります。腎硬化症は、初期段階では自覚症状がほとんどありません。病気が進行した場合に見られる症状は、以下の通りです。

  • 疲労感
  • むくみ
  • 高血圧
  • 食欲不振
  • 貧血

腎硬化症の治療には生活習慣の改善もあるため、併発しないよう脂質異常症と診断された際は、食事や生活を見直しましょう。

脂質異常症(高脂血症)における治療法の違い

脂質異常症の治療において最も重要な目的は、単に検査値を下げるのではなく、動脈硬化の進行を抑制し、将来的な心筋梗塞や脳卒中の予防につなげることです。

治療の基本は、病態の根本にある生活習慣の改善であり、以下の3つのアプローチが柱となります。(文献3

  • 食事療法
  • 運動療法
  • 薬物療法

まずは食事や運動の改善から開始し、それでも脂質値のコントロールが困難な場合や動脈硬化のリスクが高いと判断される場合には、薬物療法の併用が推奨されます。

では、以下で詳しく見ていきましょう。

食事療法

脂質異常症の管理では、日々の食事内容の見直しが治療の基本です。バランスの取れた食習慣で、血中脂質の改善と動脈硬化の予防につなげていきましょう。

以下では、控えるべき食品と積極的に摂取したい食品の例を挙げましたので、参考にしてみてください。

控えるべき食品

積極的に摂取したい食品

  • 肉の脂身やバターなどに多い飽和脂肪酸
  • マーガリンや加工食品に含まれるトランス脂肪酸
  • 精製された糖質(ご飯、パン、菓子類)
  • アルコール類
  • 野菜、海藻、きのこ類に豊富な食物繊維
  • 青魚やオリーブオイルに多く含まれる不飽和脂肪酸

飽和脂肪酸とトランス脂肪酸はLDLコレステロール(悪玉)の増加を促進し、過剰な糖質とアルコールは中性脂肪の上昇に関係するため注意が必要です。

また、水溶性食物繊維はコレステロールの吸収を抑制し、不飽和脂肪酸は血中脂質のバランスを整える作用があります。無理なく食習慣を改善するためにも、まずは1日1食からの見直しを意識してみましょう。

運動療法

運動療法は、食事療法と並ぶ脂質異常症の改善策です。有酸素運動には、HDLコレステロールの増加と中性脂肪を減少させる効果があります。

以下のように、手軽に始められる運動がおすすめです。

  • ウォーキング
  • 軽いジョギング
  • 水泳や自転車などの有酸素運動

運動は1回30分以上、週に3日以上を目標にしましょう。

忙しい場合は、10分×3回でも同等の効果が期待できます。たとえば、「一駅分を歩く」「エレベーターではなく階段を使う」など、日常生活の中に運動を取り入れるのも効果的です。(文献5

なお、心臓病や膝関節に既往症がある方は、運動を開始する前に必ず医師の指導を受けてください。

薬物療法食事療法や運動療法を継続しても脂質の数値が基準値まで改善しない、合併症のリスクが高いと医師が判断した場合には、薬物療法が検討されます。(文献6

ただし、薬物療法は生活習慣の改善を補助する手段であり、心筋梗塞の既往がある方や糖尿病を合併している方を除き、治療の主軸ではありません。自己判断での服薬中止や調整は避け、必ず医師の指示に従いましょう。

脂質異常症の治療で使用される主な薬剤には、以下の種類があります。

薬の種類

作用の概要

スタチン系薬剤

肝臓でのコレステロール合成を抑える、最も基本的な薬

フィブラート系薬剤

肝臓での中性脂肪の合成を抑え、分解を促進する

EPA・DHA製剤

青魚の油の成分で、中性脂肪の合成を穏やかに抑える

小腸コレステロールトランスポーター阻害薬(エゼチミブ)

小腸でのコレステロールの吸収を妨げる

なお、いずれの薬剤にも筋肉の痛み、脱力感、肝機能の異常などの副作用が見られるケースがあります。薬を服用している間に体調の変化を感じた場合には、速やかに主治医に相談しましょう。

脂質異常症と高脂血症の違いに関わらず見直したい生活習慣

脂質異常症は、将来的な動脈硬化や心筋梗塞、脳卒中のリスクを高める疾患ですが、発症の多くは日々の生活習慣と密接に関連しています。

とくに、偏った食事や運動不足、喫煙、肥満といった要因は血中脂質の異常を引き起こしやすく、早期からの対策が必要です。

脂質異常症と高脂血症の違いに関わらず見直したい生活習慣は、以下の通りです。

  • 毎日の食事内容を見直す
  • ウォーキングや軽いジョギング、水泳などの有酸素運動を取り入れる
  • 無理のないペースで減量する
  • 禁煙する

脂質異常症はすぐに数値が変わるわけではありませんが、生活習慣を見直すことで改善へ近づけます。無理のない範囲で続けていくことが大切です。

脂質異常症(高脂血症)の合併症に対する再生医療の可能性【事例あり】

脂質異常症では、脳梗塞や心筋梗塞などさまざまな合併症のリスクが生じます。万が一、合併症を併発した場合は、再生医療を検討するのも選択肢の1つです。

再生医療では、脂肪由来の幹細胞を用いて治療を行います。幹細胞治療とは、自身の身体から採取した幹細胞を外部で増殖させ、所定の量に達したら再び身体に戻す治療法です。幹細胞を採取する際は、おへその横からごくわずかな脂肪を取るため、身体の負担を最小限に抑えられます。

実際に、心房細動と慢性心不全に苦しんできた70代男性は、高血圧や糖尿病、肝障害も併発しており、中性脂肪は196ありました。ある日、突然、激しい息苦しさに襲われ救急搬送され、薬に頼る生活から抜け出したい思いから再生医療を受けたところ、中性脂肪が196から62へと改善しました。

ただし、効果には個人差があり、すべての方に同様の結果が得られるわけではない点に注意が必要です。14,000ほどの治療実績を持つリペアセルクリニックの症例について詳しく知りたい方は、症例紹介よりご覧ください。

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脂質異常症と高脂血症の違いを理解して改善へ向けた対策をしよう

脂質異常症は、名称に違いがあるだけで、同じ病態です。放置すると、血管の老化が静かに進行し、動脈硬化を通じて心筋梗塞や脳卒中といった命に関わる疾患を引き起こすリスクが高まります。

脂質異常症は「サイレントキラー」とも呼ばれ、自覚症状がほとんど現れないまま進行します。症状がなくても年に1回は健康診断を受け、自分の脂質値を把握しましょう。

当院「リペアセルクリニック」の公式LINEでは、さまざまな治療に応用されている再生医療に関する情報の提供と簡易オンライン診断を行っています。ぜひご登録いただき、ご利用ください。

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脂質異常症(高脂血症)に関するよくある質問

LDLコレステロールはどれくらい下げる必要がありますか?

LDLコレステロールは年齢や性別、生活習慣などによって異なります。一般的には、動脈硬化性疾患のリスクが高い方ほど、LDLコレステロールをより低く管理する必要があります。

たとえば、すでに心筋梗塞や狭心症を起こしたことがある方、糖尿病を合併している方などは、通常より厳格な管理が求められる場合があります。

一律の基準はないため、健康診断などで指摘された際は、専門機関を受診し適切な目標値の設定が重要です。

脂質異常症と高コレステロール血症の違いは?

脂質異常症は、LDLコレステロールが高い状態だけでなく、HDLコレステロールが低い状態や中性脂肪が高い状態も含めた総称です。

一方、高コレステロール血症はコレステロールやLDLコレステロールが高い状態を指す名称で、脂質異常症のうち「コレステロール値の高値」に焦点を当てています。

2007年の動脈硬化性疾患予防ガイドラインの改訂で「高脂血症」は「脂質異常症」に名称変更され、より幅広い脂質異常を包括する定義となりました。

脂質異常症(高脂血症)と糖尿病の関係は?

脂質異常症と糖尿病は、いずれも動脈硬化のリスク因子です。両者が合併するとその影響は相乗的になり、動脈硬化の進行がさらに加速します。

糖尿病患者はインスリン抵抗性の影響で中性脂肪が増え、HDLコレステロールが低下しやすくなるため、両疾患の管理を連携して行うことが重要です。

参考文献

(文献1)
脂質異常症(高脂血症)|日本医師会 健康の森

(文献2)

脂質異常症の診断基準|株式会社バリューHR

(文献3)

家族性高コレステロール血症(ホモ接合体)(指定難病79)|難病情報センター

(文献4)

脳卒中・心筋梗塞の前触れと早期対策|公益財団法人 循環器病研究振興財団

(文献5)

脂質異常症と脳卒中|北川 一夫

(文献6)
脂質異常症治療のエッセンス|日本医師会編