• その他、整形外科疾患

【医師監修】ノイロトロピン錠とは|副作用や効果が出るまでの期間を解説

ノイロトロピン
公開日: 2026.02.28 更新日: 2026.09.18

ノイロトロピン錠を処方されたものの、どのような薬なのか、しっかり効果はあるのか不安を感じてしまう方も多いでしょう。

即効性のある薬ではないため、効果が出るまでには通常2〜4週間ほどの継続的な服用が必要となります。

そのため、治療中は自己判断で服用を中止せず、用法・用量を守って適切に服用を継続することが重要です。

本記事では、ノイロトロピンに期待できる効果や副作用、その他の治療薬との違いについてわかりやすく解説します。

なお、薬を服用しても改善しない痛みには、自己細胞を用いた「再生医療」 も選択肢の一つです。

\慢性的な痛みに有効な再生医療とは/

再生医療は、患者さまの細胞や血液を用いて、損傷した組織の再生・修復を促し、慢性的な痛みの根本改善を目指す治療法です。

【こんな方は再生医療をご検討ください】

当院リペアセルクリニックでは、再生医療の治療内容や対象となる疾患・症状に関して、無料相談を実施しております。まずはお気軽にご相談ください。

まずは「慢性的な痛みの治療」について無料相談!
リペアセルクリニック東京院症例15,000件ver

ノイロトロピン錠とは

ノイロトロピン錠は、神経の働きの乱れが関係する慢性的な痛みやしびれなどの症状を和らげる目的で用いられる治療薬です。

一般的な痛み止めのように炎症を直接抑えるのではなく、過敏になった神経の反応を整えて症状を軽減させます。

主にノイロトロピン錠が処方される疾患・症状は、以下のとおりです。(文献1

有効性が期待される疾患 特徴
帯状疱疹後神経痛 帯状疱疹治癒後も残存する神経の痛み
腰痛症 慢性的に続く腰部の痛みや違和感
頸肩腕症候群 首・肩・腕にかけて生じる痛みやしびれ
肩関節周囲炎 いわゆる五十肩に代表される肩の痛み・可動域制限
変形性関節症 加齢などに伴う関節の変形と慢性疼痛
坂本 貞範
坂本 貞範
帯状疱疹後神経痛に対して、ノイロトロピンは第一選択の鎮痛薬にはなりにくい印象です。
他の鎮痛薬で十分な効果が得られない場合の追加薬として使用したり、基礎疾患の関係で他の薬剤が使いにくい場合に選択しやすい薬です。
使用する場面や他剤との組み合わせは患者さまの状態によって異なるため、医師と相談しながら治療方針を決めていくことが大切です。

効果は緩やかに現れるため、継続的な服用で改善を評価しつつ、医師の指示に従い、副作用の確認や用量調整を行うことが大切です。

また、上記に記載した疾患・症状には、「再生医療」による治療も選択肢となる場合があります。

再生医療では、痛みやしびれの原因となっている損傷した神経にアプローチし、症状の根本改善を目指せます。

まずは再生医療専門クリニックである当院リペアセルクリニックにご相談ください。

>>再生医療専門の「リペアセルクリニック」に無料相談する

錠剤と注射の違い

項目 ノイロトロピン錠(内服) ノイロトロピン注射剤
投与方法 口から服用し全身で吸収 筋肉内・皮下・静脈内へ直接投与
効果発現の傾向 緩やかな作用発現 比較的速やかな作用発現
主な使用場面 慢性症状の長期管理 即効性や局所効果を重視する場面
適用されやすい症状 慢性疼痛・神経症状中心 慢性症状+掻痒感・アレルギー症状など
治療計画 継続服用中心 週数回など間欠的投与

文献2

ノイロトロピンは有効成分が同一ですが、投与経路により治療での役割が異なります。

錠剤は日常的な服用による安定した症状管理が主な目的です。一方、注射剤は比較的速やかな効果発現や局所的作用を期待する場面で選択されます。

リリカとの違い

項目 ノイロトロピン錠 リリカ(プレガバリン)
作用機序 下行性疼痛抑制系の促進による神経応答調整 神経の興奮を和らげる、過剰な信号伝達を抑える作用
作用の特徴 神経過敏の間接的・調整的抑制 神経興奮の直接的抑制
主な適応 帯状疱疹後神経痛、慢性疼痛、神経由来症状 神経障害性疼痛、糖尿病性神経障害痛、線維筋痛症など
効果発現 緩徐、継続投与で評価 比較的速やかな効果発現傾向
効果の印象 穏やかな症状緩和 痛みの軽減作用が明確な場合あり
副作用の傾向 眠気・めまいは比較的軽度の傾向 眠気・めまい・ふらつきに注意
臨床的位置付け 慢性症状管理での選択肢 神経由来の症状に広く用いられる代表的治療薬のひとつ

リリカは、神経細胞の興奮に関与するカルシウムチャネル(神経の興奮や情報伝達を調整する仕組み)へ作用し、痛み信号の放出を直接抑制する治療薬です。

一方、ノイロトロピン錠は下行性疼痛抑制系を介して神経の過敏な反応を調整する特徴を持ちます。いずれも神経関連症状に用いられますが、作用機序や効果の現れ方、副作用傾向が異なるため、症状の性質や患者背景を踏まえた選択が必要です。

坂本 貞範
坂本 貞範
高齢の方や日中に仕事をされている方は副作用が強く出やすいため、ノイロトロピンを選択することが多いです。
一方、症状が強い場合には副作用についてあらかじめ十分に説明したうえでリリカを処方し、経過を見ていくこともあります。
どちらの薬が適しているかは患者さまの年齢や生活環境、症状の程度によって異なるため、医師にご相談ください。

以下の記事では、リリカについて詳しく解説しています。

【関連記事】

ノイロトロピンとリリカ(プレガバリン)の違い|効果・副作用・注意点を解説

【医師監修】リリカ(プレガバリン)とは|副作用や効き始めるまでの期間を解説

カロナールとの違い

項目 ノイロトロピン錠 カロナール(アセトアミノフェン)
作用機序 神経機能の調整機構促進による過敏反応の緩和 中枢神経系作用による痛み・発熱シグナル抑制
作用の特徴 神経の過敏性を整える調整的作用 痛み・熱の感覚伝達を抑える対症的作用
主な使用目的 慢性神経症状・慢性疼痛管理 頭痛・発熱・急性疼痛の緩和
効果発現の傾向 緩徐、継続使用で評価 比較的速やかな効果発現
効果の持続性 継続投与で安定的変化を期待 一時的な症状緩和が中心
臨床での位置付け 慢性症状に対する調整的治療 急性症状に対する対症療法
副作用の傾向 比較的穏やかな副作用傾向(個人差あり) 過量時の肝機能障害リスクに注意が必要

カロナールは、発熱や一般的な疼痛の緩和を目的として広く用いられる治療薬です。一方、ノイロトロピン錠は神経機能の調整を介し、神経障害に関連する慢性的な症状の軽減を目的とします。

以下の記事では、カロナールについて詳しく解説しています。

タリージェとの違い

項目 ノイロトロピン錠 タリージェ(ミロガバリン)
有効成分 ワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液 ミロガバリンベシル酸塩
作用機序 神経機能の調整機構を介した過敏反応の緩和 カルシウムチャネル(神経の興奮や情報の伝達を調整する仕組み)に作用して痛み信号を抑制
作用の特徴 神経過敏の間接的・調整的抑制 神経興奮の直接的抑制
主な適応 慢性疼痛・神経由来の不快症状 末梢性神経障害性疼痛
効果発現の傾向 緩徐、継続投与で評価 比較的速やかな効果発現傾向
臨床での位置付け 慢性症状管理での選択肢 神経障害性疼痛治療薬
副作用の傾向 比較的穏やかな副作用傾向(個人差あり) 眠気・めまい・浮腫などに注意

タリージェは、神経障害性疼痛に対して用いられる治療薬で、神経の異常興奮を直接抑制する作用を有します。

一方、ノイロトロピン錠は神経機能の調整機構を介して過敏な神経反応を整える治療薬です。

以下の記事では、タリージェについて詳しく解説しています。

【関連記事】

タリージェが怖いといわれる理由を医師が解説|副作用・服用時の注意点

タリージェは坐骨神経痛に効く?投薬以外の治療法や対処法も解説

ミオナールとの違い

項目 ノイロトロピン錠 ミオナール(エペリゾン)
有効成分 ワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液 エペリゾン塩酸塩
薬効分類 神経系に作用する薬剤 中枢性筋弛緩薬・筋緊張改善剤
主な作用 神経の過敏反応の調整・緩和 筋緊張の低下・血流改善
作用対象 神経系の機能調整 骨格筋・筋緊張制御
主な使用目的 慢性神経症状・慢性疼痛管理 筋緊張に伴う肩こり・腰痛など
効果発現の傾向 緩徐、継続投与で評価 比較的速やかな症状緩和傾向
臨床での位置付け 神経由来症状への対応 筋肉由来の症状への対応
副作用の傾向 比較的穏やかな傾向(個人差あり) 眠気・ふらつき・血圧低下などに注意

ミオナールは、筋肉の過度な緊張を和らげることを目的とする筋緊張改善薬であり、肩こりや腰痛など筋由来のこわばりや張りが主体となる症状に用いられます。

一方、ノイロトロピン錠は神経機能の調整を介して過敏な神経反応を整え、神経に関連する慢性的な痛みや不快症状の軽減を目的とする治療薬です。

いずれも整形外科領域で処方される場面もありますが、作用機序と役割は異なります。そのため、症状の原因を適切に評価した上で、医師の診断に基づいて選択されます。

ロキソニンとの違い

項目 ノイロトロピン錠 ロキソニン(NSAIDs)
薬剤の分類 神経系に作用する薬剤 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)
作用機序 神経の過敏反応の調整・疼痛抑制系の促進 炎症の原因物質の働きを抑え、不快な症状や腫れをやわらげる作用
作用の特徴 神経由来症状へ調整的に作用 炎症・痛みへ直接的に作用
主な使用目的 慢性疼痛・神経関連症状の管理 急性疼痛・炎症・発熱の緩和
効果発現の傾向 緩徐、継続使用で評価 比較的速やかな効果発現(短時間作用)
効果の性質 徐々に症状の改善を期待できる 一時的な症状緩和が中心
臨床での位置付け 慢性神経症状治療の選択肢 急性症状に対する対症療法
副作用の傾向 消化器症状・過敏症状など(個人差あり) 胃腸障害・腎機能影響などに注意

ロキソニンは非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)に分類され、炎症や急性の痛みの緩和を目的として用いられる治療薬です。

服用後、比較的短時間(30〜60分程度)で効果が現れることがあり、痛みや炎症を一時的に軽減する治療に適しています。

一方、ノイロトロピン錠は神経機能の調整を介して神経障害性の症状や慢性的な痛みに対応する治療薬で、継続的な使用の中で効果を評価する特徴があります。

【関連記事】

ロキソニンの効果は?効く・効かない痛みから副作用まで現役医師が解説

コロナにロキソニンは効かない?喉の痛みや頭痛に対する効き目について解説

カシワドールとの違い

項目 ノイロトロピン錠 カシワドール
有効成分 ワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液 コンドロイチン硫酸エステルNa+サリチル酸Na
作用の特徴 神経機能の調整作用 鎮痛・消炎作用
主な目的 慢性神経症状の緩和 急性疼痛・炎症の軽減
効果発現の傾向 緩やかな作用発現 比較的速やかな作用発現
投与方法 経口投与(内服) 静脈内投与(注射)
使用場面 長期的症状の管理 症状増悪時・経口困難時
注意点 消化器症状・過敏反応への注意 出血傾向・消化管・腎肝機能への注意

文献3)(文献4

カシワドール静注は、鎮痛消炎作用を目的として使用される注射薬であり、炎症や急性疼痛の速やかな軽減を図る治療で選択されます。

筋緊張の緩和や血流改善を期待して用いられる場面もあり、症状の増悪時や経口薬の使用が難しい場合に適応されることがあります。一方、ノイロトロピン錠は神経機能の調整を介し、神経の過敏な反応を整えることを目的とする内服薬です。

プレガバリンとの違い

項目 ノイロトロピン錠 プレガバリン
有効成分 ワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液 プレガバリン
作用機序 神経機能調整・疼痛抑制系の促進 カルシウムチャネル(神経興奮調整部位)作用による痛み信号抑制
作用の方向性 神経反応の調整的抑制 神経興奮の直接的抑制
主な使用目的 慢性神経症状・慢性疼痛管理 神経障害性疼痛の治療
効果発現の傾向 緩徐、継続投与で評価 比較的速やかな効果発現傾向
臨床での位置付け 神経症状緩和の選択肢 神経障害性疼痛治療薬
副作用の傾向 比較的穏やかな傾向(個人差あり) 眠気・めまい・ふらつき等に注意

文献5

プレガバリンは有効成分の名称であり、リリカはその代表的な製品名です。プレガバリン製剤は、神経細胞の興奮に関与する部位へ作用し、過剰な痛み信号の伝達を抑制することで神経障害性疼痛の軽減を図る薬剤です。

一方、ノイロトロピン錠はワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液を有効成分とし、神経機能の調整機構を介して過敏な神経反応を穏やかに整える特徴を有します。

ノイロトロピン錠の効果が出るまでの期間

項目 内容
効果判定の目安 服用開始後2〜4週間程度
効果の現れ方 緩徐な変化・徐々に実感
即効性 服用直後の鎮痛効果なし
評価の考え方 継続服用後の総合的判断
個人差 症状・体質・併用薬で変動
治療調整の目安 約4週間時点で再評価

ノイロトロピン錠は、神経機能の調整を目的として用いられる薬剤であり、一般的な鎮痛薬とは効果の現れ方が異なります。

臨床上では、服用開始から約2〜4週間程度を目安に効果を判定することが一般的です。(文献6

この期間は、帯状疱疹後神経痛などの慢性神経症状に対する治療で想定される評価の目安です。また、医薬品のFAQにおいても、4週間を経過して十分な効果が得られない場合には治療方針の再検討が示唆されています。

本剤は服用直後に痛みを抑える薬剤ではなく、神経の調整機構を介して徐々に作用する点が特徴です。臨床試験では継続投与による評価が基本となります。

坂本 貞範
坂本 貞範
ノイロトロピンは即効性のある薬ではなく、じわじわと効いてくるタイプの薬です。
早い方では1週間ほどで効果を実感されますが、多くの場合は1か月程度で効果が現れてきます。
すぐに効果を感じられなくても、まずは1か月程度の服用継続を目標に取り組んでみてください。それでも改善が見られない場合は、医師にご相談ください。

ノイロトロピン錠の副作用

副作用 詳細
過敏症・皮膚症状(発疹・蕁麻疹・かゆみなど) 発疹、蕁麻疹、かゆみなどの皮膚症状の出現
消化器・身体不調(胃部不快感・吐き気・食欲不振・全身倦怠感など) 胃部不快感、吐き気、食欲不振、倦怠感などの自覚
まれに起こる重篤な反応(肝機能異常・呼吸困難・血圧低下など) 肝機能異常、呼吸困難、血圧低下などの重篤症状の可能性

ノイロトロピン錠は医師の管理のもとで使用される治療薬ですが、副作用が生じる可能性があります。

軽度の症状であっても持続する場合や違和感が強い場合には、自己判断で服用を中止せず、医師へ相談しましょう。

とくに呼吸困難や著しい倦怠感などの異常が認められた場合には、安全性確保のため速やかな受診が必要です。

過敏症・皮膚症状(発疹・蕁麻疹・かゆみなど)

項目 詳細
主な原因 薬剤成分に対する過敏性免疫反応
発症の仕組み 免疫細胞活性化・化学伝達物質放出
症状の例 発疹、蕁麻疹、かゆみ
症状発現の背景 血管拡張・神経刺激
注意すべき変化 症状持続・範囲拡大
対応の目安 医師・薬剤師への相談・受診

文献7

ノイロトロピン錠の服用中に認められる発疹、蕁麻疹、かゆみなどの皮膚症状は、薬剤による直接的な皮膚障害ではなく、薬剤成分に対する免疫系の過剰反応に起因する過敏症状として理解されます。

また、皮膚のかゆみ(そう痒)は単なる皮膚局所の異常ではなく、神経系と免疫系の相互作用が深く関与します。研究の進展により、かゆみの発生には神経ペプチドや炎症性物質が関与することが明らかになりました。(文献1

かゆみ(そう痒)は皮膚表面の問題だけでなく、神経系と免疫系の相互作用によって生じる複雑な生体反応と考えられています。

消化器・身体不調(胃部不快感・吐き気・食欲不振・全身倦怠感など)

症状 起こりうる理由
胃部不快感 治療薬が消化管を通過する際の粘膜刺激、消化管運動バランスの変化
吐き気(悪心) 脳と消化管をつなぐ迷走神経反射の関与、防御反応としての生理的反応
食欲不振 消化器機能の一時的変化、自律神経活動への影響
全身倦怠感 治療薬に対する全身反応、体の適応過程での反応

文献8

胃部不快感、吐き気(悪心)、食欲低下、全身倦怠感などの症状は、薬剤服用時にみられることのある副作用の一例です。

多くの場合、これらの症状は一時的かつ軽度であり、体が薬の作用に適応する過程で生じる反応と考えられます。背景には、消化管機能や自律神経系への影響が関与する可能性があります。

副作用の発現には個人差があり、すべての方に起こるわけではありません。ただし、症状が持続する場合や日常生活に支障をきたす場合には注意が必要です。

服用の継続が困難な場合には、用量調整や薬剤変更によって改善が期待できることもあります。自己判断で服用を中止するのではなく、気になる症状がある際には医療機関へ相談してください。

坂本 貞範
坂本 貞範
ノイロトロピンは一般的な鎮痛薬と異なり、胃への負担が少ない薬とされています。ただし、消化器症状が気になる場合は食後に服用することをおすすめしています。
症状が続く場合は自己判断で中止せず、医師または薬剤師にご相談ください。

以下の記事では、頭痛や吐き気に関する症状について詳しく解説しています。

【関連記事】

【医師監修】頭痛と吐き気が現れる原因とは|タイプ別の症状と受診の目安を解説

【医師監修】吐き気を伴う頭痛の治し方|受診の目安や予防法を徹底解説

まれに起こる重篤な反応(肝機能異常・呼吸困難・血圧低下など)

ノイロトロピン錠では、通常の副作用に加え、ごくまれに重篤な反応が報告されています。肝機能異常や黄疸は、薬剤の代謝を担う肝臓が過剰な負荷や反応を示すことで生じ、AST・ALT(いずれも肝機能を評価する血液検査項目)などの上昇として現れることがあります。文献7

初期症状として倦怠感や食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる変化に注意が必要です。また、呼吸困難や血圧低下は、薬剤に対する急激な全身性過敏反応(アナフィラキシー様反応)に関連し、蕁麻疹や顔面紅潮を伴うことがあります。(文献9

これらはいずれも緊急対応を要するため、異常を自覚した際には直ちに服用を中止し、速やかな受診が必要です。

以下の記事では、肝機能の異常について詳しく解説しています。

ノイロトロピン錠を服用する際の注意点

注意点 詳細
副作用や異常を感じた際は医師に相談する 体調変化出現時の安全性確保。自己判断による継続・中止の回避。早期対応の重要性
他の薬や健康状態との関係を確認する 併用薬による相互作用への注意。既往歴・持病の影響確認。服薬情報共有の必要性
妊娠・授乳中や特定の事情がある場合は注意する 妊娠・授乳期の慎重判断。体調・背景に応じた個別配慮。事前相談の重要性

ノイロトロピン錠には適切な服用が欠かせません。軽微に見える症状であっても、継続や中止を自己判断せず、医師へ相談する必要があります。

また、併用薬や基礎疾患は副作用や治療効果に影響する可能性があります。妊娠・授乳中を含め、健康状態に不安がある場合には事前の確認が大切です。

副作用や異常を感じた際は医師に相談する

注意点 詳細
副作用や異常を感じた際は医師に相談する 体調変化出現時の相談の重要性。自己判断対応の回避
軽い症状でも油断しない 軽度副作用の可能性。症状遷延時の注意
早期受診が必要な症状 呼吸困難、黄疸、強い異常症状。緊急対応の対象
早めの相談が有用な理由 副作用の可能性を確認。服用継続の適切な判断。安全性確保の観点

文献7

ノイロトロピン錠の服用中には、軽度の副作用からごくまれな重篤反応まで報告があります。

発疹や胃部不快感など比較的軽い症状であっても、「いつもと異なる体調変化」を自覚した際には、自己判断で服用を継続せず、医師または薬剤師への相談が必要です。

症状の種類や程度、服用状況、併用薬などを総合的に評価し、用量調整や中止の要否が判断されます。とくに、呼吸困難、強い倦怠感、皮膚や白目の黄染、急激な発疹などは注意を要する徴候であり、速やかに医療機関を受診しましょう。

他の薬や健康状態との関係を確認する

注意点 詳細
併用薬の確認 処方薬・市販薬・サプリメントの併用状況。副作用重複リスクへの配慮
肝機能・腎機能の状態 代謝・排泄機能の個人差。副作用発現リスクへの注意
既往歴・体質の共有 過敏症歴・アレルギー体質の有無。副作用予測の重要情報
妊娠・授乳中の確認 治療上の有益性と安全性評価。事前相談の必要性

文献10

ノイロトロピン錠の服用にあたっては、薬剤そのものだけでなく服用者の健康状態全体の把握が欠かせません。

併用薬、肝機能・腎機能、既往歴、妊娠・授乳の状況はいずれも安全性評価に関わります。事前に医師・薬剤師へ情報を共有することで、副作用の予防と適切な治療継続につながります。

妊娠・授乳中や特定の事情がある場合は注意する

ノイロトロピン錠の服用に際しては、妊娠中、授乳中、または妊娠の可能性がある場合に慎重な判断が求められます。

添付文書情報では、妊婦または妊娠している可能性のある女性について、治療上の有益性が潜在的な危険性を上回る場合にのみ投与することが望ましいとされています。胎児への影響が十分に確立していない薬剤は多く、個別のリスク評価が重要です。文献1

授乳中の対応について、添付文書では、授乳中の服用に関しても、治療上の有益性と母乳育児の有益性を比較検討し、授乳の継続または中止について判断することが推奨されています。これは、ノイロトロピン錠の成分が母乳にどの程度移行するかについて十分なデータが不足しているためです。(文献1

妊娠を計画している場合も含め、服用中の薬剤については事前に医師へ相談し、適切な治療選択を行う必要があります。

ノイロトロピン錠で改善しない症状は当院へご相談ください

ノイロトロピン錠を一定期間継続しても十分な改善が得られない場合には、診断や治療方針の見直しが重要です。

神経障害以外の要因の関与、用量の適切性、併用療法の可能性などを多角的に評価する必要があります。症状が固定したと自己判断せず、医師と相談しながら治療の選択肢を検討してください。

ノイロトロピン錠で改善しない症状についてお悩みの方は、再生医療専門クリニックである「リペアセルクリニック」へご相談ください。

再生医療は、帯状疱疹後神経痛、腰痛症、頸肩腕症候群、肩関節周囲炎、変形性関節症などにアプローチできる可能性があり、ノイロトロピン錠の服用に抵抗がある方は検討の余地があります。

ただし、適応や有効性には差があるため、標準治療と比較し、医師と十分に相談した上で選択しましょう。

【こんな方は再生医療をご検討ください】

当院リペアセルクリニックでは、再生医療に関する無料相談を実施しております。まずはお気軽にご相談ください。

坂本 貞範
坂本 貞範
ノイロトロピンで十分な効果が得られない場合には、再生医療による慢性疼痛の改善が期待できます。
薬物療法だけでは対応が難しいケースに対する新たな選択肢として、気になる方はお気軽にご相談ください。

まずは「慢性的な痛みの治療」について無料相談!
リペアセルクリニック東京院症例15,000件ver

ノイロトロピン錠に関するよくある質問

ノイロトロピン錠は飲み続けても大丈夫ですか?

ノイロトロピン錠は原則として継続服用が可能な治療薬ですが、適切な使用の前提は医師の診察と指示となります。

医師の判断のもとでの継続は問題ありませんが、効果や体調の変化を確認せず自己判断で漫然と服用を続けることは避けてください。

ノイロトロピン錠に依存性はありますか?

ノイロトロピン錠は慢性の神経症状に用いられる薬剤であり、一般に依存性を生じにくいとされています。服用を中止しても、依存に伴う強い離脱症状が問題となる性質は基本的にありません。

ただし、症状が持続する場合には、薬物療法に限らず治療方針全体について医師と相談し、適切な対応を検討することが大切です。

参考文献

(文献1)

医療用医薬品 : ノイロトロピン|KEGG

(文献2)

ノイロトロピン注射液3.6単位|CareNet

(文献3)

医療用医薬品 : カシワドール|KEGG

(文献4)

類似薬選定のための薬剤分類(改訂第12版)について|薬価算定組織2022年5月現在(令和4年4月20日薬価基準収載分まで)

(文献5)

医療用医薬品 : プレガバリン|KEGG

(文献6)

ノイロトロピン錠を飲まれる患者さんへ|日本臓器製薬株式会社

(文献7)

ノイロトロピン錠4単位|くすりのしおり

(文献8)

薬剤および化学物質に関連した胃腸炎|MSDマニュアル家庭版

(文献9)

医薬品インタビューフォーム 日本病院薬剤師会のIF記載要領 008に準拠して作成|NIPPON ZOKI 日本標準商品分類番号

(文献10)

ノイロトロピン錠4単位|エビデンスに基づく二次文献データベース 国内のエキスパート 1,400名による日本語クイックリファレンス