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膝サポーターの丸まらない装着方法や選び方を解説|効果を最大限させるコツ
膝の痛みや変形性膝関節症・半月板損傷を含む膝の疾患で、膝サポーターの着用を検討されている方もいるでしょう。
本記事では、膝サポーターを効果的に使用する方法や正しい装着方法、商品の選び方などを解説しています。膝サポーターの使い方に困っている方や、どのサポーターにすれば良いのか悩んでいる方は参考にしてみてください。
目次
膝サポーターの効果的に使用する方法【丸まらない状態を保つのがコツ】
以下3つのポイントをおさえて使用すると、サポーターの効果や耐久性が長持ちしやすくなります。
・長時間の使用は避ける
・膝もサポーターも清潔な状態を保つ
・定期的に交換する
膝サポーターの効果を長続きさせて、快適な装着感を維持しましょう。
長時間の使用は避ける
サポーターを長時間つけ続けていると、患部が圧迫されて血流が悪くなってしまいます。また、楽だからといって、ずっと装着したままでいると膝を支える筋力が低下しかねません。
そのため、意識して定期的に外して、できるだけ着けている時間を短くする工夫が大切です。安静時もつけっぱなしにするのではなく、外す習慣をつけるようにしましょう。
膝もサポーターも清潔な状態を保つ
変形性膝関節症でサポーターを使用するときは、膝もサポーターも清潔な状態で使用するようにしてください。
汚れや汗で不衛生な状態で使用すると皮膚がアレルギー反応を起こしたり、接触性皮膚炎を引き起こしたりする可能性があるためです。
以下は、サポーターを清潔に保つ方法です。
・定期的に洗濯や手洗いをする ・膝の汗を拭きとってから使用する ・使用していないときは形を整えて保管しておく |
サポーターによって手入れの方法が異なります。使用方法や洗濯方法をよく確認した上で、適切なケアを心がけましょう。
定期的に交換する
サポーターは消耗品という認識をもってください。
長期間使用していると素材が伸びたり、弾力性が失われたりして、サポート効果が薄れます。
劣化したサポーターを使って変な負担が掛かることで逆に症状が悪くなる危険性もあります。劣化が見られ、正しくフィットしなくなってきた場合は積極的に新しいものに交換しましょう。
なお、しばらくサポーターを使用しても効果が実感できない場合は、病院の受診を検討してみてください。症状が進行している可能性もあるためです。
自分に合った病院を探している方は再生医療を専門とする『リペアセルクリニック』への受診をご検討ください。再生医療とは人間の自然治癒力を活用した最新の医療技術です。すり減った軟骨を再生し、膝の痛みを軽減させる効果があります。
本来なら手術しなければいけない状態でも、再生医療で治療できる可能性があります。
膝サポーターの正しい4つの選び方|丸まらない商品の選定ポイントも紹介
ここでは、膝サポーターの正しい選び方を解説します。
膝サポーターを購入する際は、主に以下4つの項目をチェックして選びましょう。
・膝のサイズに合ったものを選ぶ|血行不良を防止
・用途に合ったものを選ぶ|迷ったら主治医に相談
・使用感の良いものを選ぶ|付け心地は試着して確認
・素材を見て選ぶ|サポーターのずれや丸まりの対策
それぞれの選定ポイントを詳しく解説します。
膝のサイズに合ったものを選ぶ|血行不良を防止
膝サポーターを使うときは、まず自分の膝のサイズに合ったものを選ぶことが大切です。
サイズが合っていないと、膝をしっかり固定することができなくなり、十分な効果が得られないからです。以下は、正しいサイズの選び方です。
・自分の膝周りのサイズを事前に測っておく(膝上10㎝の周囲をメジャーで図る) ・自分の周囲の長さをもとに、商品のサイズ表を確認して適切なものを選ぶ |
サイズ選びを正しくおこなえば、より良い治療効果が期待できます。
用途に合ったものを選ぶ|迷ったら主治医に相談
サポーターには以下のように、さまざまな用途の商品があります。
・スポーツにおすすめのタイプ ・立ち仕事をする場合におすすめのタイプ ・高齢者におすすめのタイプ ・リハビリをおこなう人におすすめのタイプ |
用途によって、サポート力や素材の特性が異なります。そのため、自分の生活スタイルやニーズに合ったものを選ぶ視点が大切です。使用シーンを考慮した選択が効果的な治療につながります。
自分に合った用途がわからない場合は、主治医に相談して選び方のアドバイスをもらうと良いでしょう。
使用感の良いものを選ぶ|付け心地は試着して確認
サポーターを選ぶ際は、使用感も重視すべきです。サイズが合っていても、付け心地が悪いと継続的な使用が難しくなるためです。
サポーターは、サンプルを置いているお店もあるので、実際に試して使用感をチェックするのがおすすめです。
素材を見て選ぶ|サポーターのずれや丸まりの対策
膝サポーターを選ぶ際は、素材のチェックも大切です。
たとえば、滑り止めの素材が付いたタイプのものは、サポーターがズレたり、丸まったりするのを防ぐ効果が期待できます。
また、寒い時期は保温効果のあるサポーターを選ぶのがおすすめです。
冷えは痛みの原因ともなるので、保温効果のあるサポーターを使用すれば痛みを緩和できる可能性があります。
膝サポーターの装着方法3ステップ|丸まらないつけ方
サポーターは正しく装着しないと、期待する効果が得られません。そこで、膝サポーターの正しい装着方法を3ステップで解説します。
・ステップ1.立った状態で装着する
・ステップ2.上からベルトを締めていく
・ステップ3.膝を動かして確認する
参考にしながら、装着してみてください。
ステップ1.立った状態で装着する
サポーターをつけるときは、立った状態で装着するのが望ましいです。
立ち姿勢で膝を伸ばした状態でサポーターをつけると、しっかりとサポーターが巻き付いて膝を曲げたときに緩みにくくなります。
ただし、サポーターなしで立つのが難しいという人は座った状態でつけても問題ありません。
座った状態でサポーターをつける場合は、膝を少しだけ曲げた状態でつけるとしっかりと付けられます。
ステップ2.上からベルトを締めていく
ベルトを締めるタイプのサポーターの場合、サポーターは上の方から締めていきます。上のベルトを締めるときは、強く締める必要はなく、フィットしているな!と感じられるくらいで十分です。
上を締めてズレがないかチェックしたら、今度は下のベルトを締めます。
下の方を締めるときは、膝の皿の部分をきちんと補助できるように下から上に引き上げながら締めるのがポイントです。
下の方は上の方よりも強めに圧がかかるように締めますが、血流を阻害するほど強く締めすぎないように注意しましょう。
ステップ3.膝を動かして確認する
サポーターをつけ終えたら一度膝を軽く動かしてみて、締め付けが強すぎないかチェックします。また、きちんとフィットしているかチェックしているかも確認しましょう。
強い圧迫感や、サポーターのズレや丸まりといったフィットを阻害する要素があれば、つけ直すようにしてください。
まとめ|膝サポーターの丸まらない着用方法を覚えて安定力を高めよう
膝サポーターは、正しい手順で装着すれば、丸まったり、ずれたりしにくくなります。
本記事で紹介した正しい装着方法を参考に、膝にしっかりとフィットさせて、サポートの効果を最大限に引き出していきましょう。
なお、膝の痛みや変形性膝関節症・半月板損傷といった膝の疾患でお悩みの方は、再生医療を専門とする『リペアセルクリニック』への受診をご検討ください。
「再生医療」とは人間の自然治癒力を活用した最新の医療技術です。すり減った軟骨を再生し、膝の痛みを軽減させる効果があります。
無料相談も受け付けていますので「具体的な治療方法が知りたい」と気になる方は、お気軽にお問い合わせください。