膝の痛み・変形性膝関節症でおススメの最新治療法とは
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膝の痛み・変形性膝関節症でおススメの最新治療法とは
膝の痛みから変形性膝関節症となり、症状が進行するごとに痛みを感じる頻度が増えます。辛い痛みを我慢して、日常生活を送っているという人も多いと思います。膝が痛いのはとても辛いですから、何とかして痛みを和らげたいものです。
変形性膝関節症は、中期から末期になると痛みが強くなり、末期には膝が変形するほどの症状となります。そうなると、日常生活を送るのが難しくなりますし、何よりも歩くことができなければ運動不足になり、結果として肥満が進んだり内臓の働きが悪くなって様々な病気を引き起こす原因にもなります。
膝の痛みや違和感は我慢せず、早めに病院等、医療機関を受診してください。病院にて専門医による適切な治療を受けることが何よりものオススメであることをご理解いただいた上で変形性膝関節症のおすすめの最新治療法をご紹介します。
変形性膝関節症|おすすめ治療法について
症状が軽いうちは生活習慣の改善と内服薬での治療がメインとなります。もう少し進行するとリハビリも取り入れた治療となり、症状が重い末期では手術を行うこともあります。
まずは治療法についてその概要を以下に示します。
生活習慣の改善
運動療法(リハビリテーション)
薬物療法
装具療法
物理療法
外科手術
その他(再生医療)
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変形性膝関節症の治療
膝の症状が進行し、変形性膝関節症で辛い思いをしている患者さんは少なくありません。特に、投薬や注射でも改善しない痛みが続く末期の患者さんは日常生活に支障をきたしています。そのような場合、次のような方法が選択肢となります。
変形性膝関節症の人工膝関節置換術
変形性膝関節症の最新治療では、特殊な金属とポリエチレンから作られる人工関節を設置することで、膝関節の動きをサポートすることができます。
術後はそれまでの膝関節の痛みがなくなる、もしくは大きく和らぎ、膝の痛みが軽くなることで、運動もできるようになることが多くあります。
人工関節置換術によって痛みは和らぎ、日常生活の不便も少なくなりますが、やはり手術には注意点やリスクがあります。
例えば、人工関節が外れたり、異物を入れたことによる細菌感染が起きるといったリスクがあり、時間の経過に伴い人工関節が緩むこともあります。
ですから、変形性膝関節症で最新治療を受ける場合は、信頼できる病院を選ぶこと、また、術後も定期的に受診をし、適切な検査を受けることが必要です。
変形性膝関節症のおすすめ最新治療「再生医療」
保存療法や手術に代わる新しい選択肢として、おすすめしたいのが「再生医療」です。
再生医療は大掛かりな手術を必要とせず、本人の細胞を利用することで患部の再生を促す医療で、保存療法よりも早期の治療効果が期待でき、しかも確実性が高く、従来の手術法よりも体への負担が少ない治療法として注目されています。
再生医療の中でも、おすすめは自分の幹細胞を培養して用いる治療法で培養するための時間は必要ですが手術することなく、入院の必要もなく、日常生活に復帰できる点が評価されている治療法です。
膝の痛み、変形膝関節症の対処法
変形膝関節症は、初期~中期の前半あたりでは、3日から1週間ほどなるべく安静にし、膝に負担をかけない生活を送ることを心がけてください。炎症が収まり、痛みも引く場合があります。
変形膝関節症は、初期の段階で炎症を悪化させないようにすることが大切です。
安静にしていても膝の痛みが治まらない場合は、医療機関を受診してください。専門医による適切な治療を受けることをおススメします。ここでご紹介した各種の治療法などで治療を行い、膝の痛み、変形性膝関節症の悪化を防ぐことができます。
まとめ・膝の痛み・変形性膝関節症でおススメの最新治療法とは
軽度な変形性膝関節症は、外科手術を必要としなくても進行を抑えることが可能ですが、進行してしまうと外科的手術が必要になる場合があります。しかし、末期の変形性膝関節症でも最新治療によって運動が可能になるほど症状を緩和することが可能です。
最新治療を検討する場合、変形性膝関節症の治療実績の高い病院やクリニックで整形外科を選ぶこと、また、術後のトラブルを防ぐためにも、定期的な受診を怠らず検査をきちんと受けるようにしましょう。
変形性膝関節症は、早期治療が何よりも大切、膝に痛みや違和感を感じたら自己判断せずに病院等にて診察を受けられることをオススメいたします。
No.S046
監修:医師 加藤 秀一
変形性膝関節症の新たな選択肢、再生医療の幹細胞治療で手術せずに症状を改善できます