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【医師監修】視床症候群とは|症状・原因・治療法を解説

視床症候群
公開日: 2026.08.04

「しびれや焼けるような違和感が続く」

「触れるだけでつらい」

脳梗塞や脳出血の後にこのような症状に悩んでいませんか。検査で大きな異常が見つからず、不安を抱えている方も少なくありません。

その原因のひとつが「視床症候群」です。視床症候群とは、脳の「視床」が損傷を受けたことで感覚の伝達回路が乱れ、しびれ・灼熱感・アロディニア(触れるだけで強い不快感が生じる状態)などが現れる神経疾患です。

本記事では、現役医師が視床症候群について詳しく解説します。

  • 視床症候群の症状
  • 視床症候群の原因
  • 視床症候群の治療法
  • 視床症候群の再発予防法

記事の後半には、視床症候群に関するよくある質問をまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。

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視床症候群とは

項目 内容
定義 視床の障害による感覚伝達の異常
主な原因 脳梗塞・脳出血などの脳卒中
発症の仕組み 感覚の中継部位の障害による情報伝達の乱れ
感覚の変化 弱い刺激の増幅・刺激がない状態での違和感
症状の特徴 触れただけで生じる強い不快感
出現部位 身体の片側に出現しやすい傾向
発症時期 脳卒中後数週間〜数カ月で出現するケース
生活への影響 睡眠障害・集中力低下・日常動作への支障

文献1

視床症候群は、感覚を脳へ伝える「視床」が損傷されることで生じます。脳卒中後に発症するケースが多く、実際の刺激よりも強い不快感やしびれとして感じられるのが特徴です。

症状は身体の片側に出やすく、退院後しばらくしてから気づく場合もあります。見た目にはわかりにくい症状ですが、睡眠や日常生活に支障をきたすこともあるため、違和感が続く場合は早めに受診してください。

脳梗塞・脳出血との関係

観点 脳梗塞・脳出血 視床症候群
位置づけ 発症の原因となる疾患 脳卒中後に現れる後遺症
障害部位 脳の血管・脳組織 視床(感覚の中継部位)
発症のきっかけ 血流障害・出血 視床の損傷による影響
症状の特徴 麻痺・言語障害・意識障害など しびれ・灼熱感・触刺激での違和感
発症時期 突然発症 数週間〜数カ月後に出現する場合
病態の本質 脳の急性障害 感覚伝達の異常
症状の変化 急性期から回復過程へ 時間経過で変化・増悪することあり
注意点 早期治療が重要 退院後の違和感にも注意

脳梗塞や脳出血は、視床症候群の直接的な原因です。とくに視床に障害が及ぶと感覚の中継機能が乱れ、しびれや灼熱感が生じます。

注意が必要なのは、これらの症状が発症直後ではなく、回復期や退院後に現れることです。「退院したのに新たな違和感が出てきた」という場合も、脳卒中の後遺症として起こりうるため、放置せず医療機関を受診しましょう。

以下の記事では、脳梗塞、脳出血について詳しく解説しています。

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CRPS(複合性局所疼痛症候群)との違いや関連性

観点 視床症候群 CRPS(複合性局所疼痛症候群)
位置づけ 脳障害後の感覚異常 外傷後に起こる神経障害
原因部位 視床(中枢神経) 末梢神経・交感神経
発症のきっかけ 脳梗塞・脳出血 骨折・打撲・手術など
症状の範囲 身体の片側に広く出現 手足など局所に強く出現
症状の特徴 しびれ・灼熱感・触刺激での違和感 強い不快感・腫れ・皮膚色変化・発汗異常
病態の仕組み 感覚中枢での情報処理の乱れ 末梢神経・自律神経の機能異常
共通点 神経障害性疼痛に分類 神経障害性疼痛に分類
治療の考え方 薬物療法・リハビリ中心 薬物療法・リハビリ中心

文献1)(文献2

視床症候群とCRPS(複合性局所疼痛症候群)はどちらも慢性的なしびれや灼熱感が続きますが、障害を受ける部位が根本的に違います。

視床症候群は脳(中枢)の損傷が原因であるのに対し、CRPSは骨折や手術を契機に手足の末梢神経や自律神経に異常が生じる状態です。

症状が似ていても原因が異なれば治療法も変わるため、「脳卒中の既往があるか」「いつから・どんな経緯で症状が出たか」を医師に正確に伝えることが、診断の精度を左右します。

視床痛(CPSP)との違い

観点 視床症候群 視床痛(CPSP)
位置づけ 視床障害による症状の総称 視床症候群の中の一症状
含まれる内容 感覚異常・しびれ・運動障害など 不快感が中心の感覚異常
症状の特徴 幅広い症状の組み合わせ 灼熱感・刺すような違和感など
病態の範囲 広い概念(複数症状) 限定的(不快感が主体)
呼び分け 全体を指す名称 不快感が目立つ場合の呼称
関連概念 視床障害による状態全体 脳の障害が原因で続く違和感
原因 脳梗塞・脳出血など 同じ(脳卒中の後)
生活への影響 症状によって異なる 睡眠や集中への影響が出やすい

視床症候群は、視床の損傷によって生じる感覚障害・運動障害・自律神経症状などを包括した概念です。そのうち、焼けるような感覚や触れるだけで走る強い不快感が前面に出る状態を「視床痛(CPSP)」と呼びます。

視床痛は視床症候群の一症状であり、上位・下位の関係にあります。受診時にどちらの言葉を使用しても医師には伝わりますが、両者の違いを頭に入れておくと、自分の症状を説明する際に役立ちます。

視床症候群の症状

症状 詳細
しびれ・灼熱感・触れると強い違和感が出る 軽い刺激で違和感が強まる状態。焼けるような感覚やしびれの出現
温度や圧の感じ方が変わる 温度や圧の感じ方の過敏化・鈍化
身体の片側に出やすく時間とともに変化する 身体の片側に出現する。時間経過で変化する症状

視床症候群では、しびれ・灼熱感・アロディニア(触れるだけで強い不快感が生じる状態)が代表的な症状です。

温度や圧力の感じ方も変わり、冷たいものが熱く感じられたり、軽く押さえただけで不快感が走ったりすることがあります。

症状は身体の片側に集中しやすく、発症当初は感覚が鈍い状態から始まり、後からしびれや灼熱感へと変化するケースもあります。

日によって症状の強さが変動するため、「昨日より今日がひどい」と感じることも珍しくありません。

以下の記事では、アロディニアについて詳しく解説しています。

しびれ・灼熱感・触れると強い違和感が出る

視床症候群のしびれや灼熱感は、皮膚や末梢神経ではなく、脳の感覚処理が乱れることで生じます。脳梗塞や脳出血によって視床が損傷されると、触覚・温度・圧力などの情報を正確に中継できなくなり、弱い刺激でも脳が過剰な不快感として処理します。

この回路の乱れが進むと、衣服が触れる程度の刺激でも強い違和感が走ったり、何も触れていない状態でも不快感が続いたりします。

どこも触っていないのになぜか痛みを感じるのは気のせいではなく、中枢性疼痛に特有のメカニズムによるものです。

以下の記事では、手足のしびれについて詳しく解説しています。

温度や圧の感じ方が変わる

感じ方が変わる理由 内容
感覚経路の障害 温度覚・圧覚の伝達経路と視床の中継機能の障害
感覚の判断異常 刺激の強さ・種類の識別の乱れ
感覚情報の混在 温度・圧・触覚の情報の混同
神経の伝達異常 神経信号の伝わり方の乱れ
感覚バランスの崩れ 過敏化または鈍化した感覚反応

文献3)(文献4

視床が損傷されると、温度・圧力・触覚を伝える神経経路の中継機能が乱れ、実際の刺激と脳が受け取る信号にずれが生じます。

冷たいものが熱く感じられたり、軽く押さえただけで強い刺激として伝わったりするのはそのためです。複数の感覚が同時に混線することで、特定の刺激とは結びつかない漠然とした違和感が続くこともあります。

身体の片側に出やすく時間とともに変化する

視床症候群の症状が片側に現れるのは、感覚神経が脊髄で反対側へ交差する構造上、損傷を受けた脳と逆側の身体に影響が出るためです。症状は脳卒中の発症直後ではなく、退院後数週間〜数カ月してから現れることがあります。

これは損傷後に神経回路が再編成される過程で、感覚処理のバランスが崩れることが要因とされています。さらに疲労・睡眠不足・ストレスが症状を悪化させやすい点も、視床症候群の特徴のひとつです。

以下の記事では、片側だけ足がしびれる原因や考えられる病気について詳しく解説しています。

視床症候群の原因

原因 詳細
脳梗塞や脳出血によって視床が損傷される 脳卒中による視床の神経細胞の障害。血流障害や出血による機能低下
視床の障害により感覚の伝わり方が乱れる 感覚情報の伝達経路の異常。刺激の強さや種類の認識の乱れ

視床症候群の主な原因は、脳梗塞や脳出血による視床の損傷です。視床は、身体で感じた触覚や温度、圧などの情報を脳へ伝える「中継役」の部分です。

この部分が傷つくと、感覚の情報が正しく脳に届かなくなり、実際の刺激と脳の認識にズレが生じます。

その結果、弱い刺激が過剰な不快感として処理されたり、何も触れていないのに違和感が続いたりします。

症状は外見からわからないため「気のせい」と見過ごされがちですが、原因は脳の神経回路にあります。思い当たる症状がある場合は、早めに受診してください。

脳梗塞や脳出血によって視床が損傷される

視床症候群は、脳梗塞や脳出血によって視床が損傷されることで発症します。視床は、皮膚や筋肉で感じた触覚・温度・圧力などの情報を脳へ届ける「中継点」のような部位です。

非常に細い血管が集まっているため、わずかな詰まりや出血でも広い範囲の感覚に影響が出やすい場所です。

損傷を受けた回路は刺激を過剰または過小に処理するため、実際の刺激とかけ離れた感覚として認識されます。さらに神経回路は損傷後も変化し続けるため、入院中は症状がなくても、退院後の回復過程でしびれや灼熱感が現れることがあります。

以下の記事では、脳梗塞について詳しく解説しています。

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視床の障害により感覚の伝わり方が乱れる

視床は、皮膚や筋肉から届く触覚・温度・圧などの感覚情報を整理し、大脳へ中継する役割を担う部位です。

この働きが損なわれると、弱い刺激が過剰な不快感として伝わったり、強い刺激なのに鈍くしか感じられなかったりと、実際の刺激と脳の認識がかみ合わなくなります。

また、視床には感覚を抑制する回路も備わっており、これが機能しなくなると、刺激がない状況でもしびれや灼熱感が続く原因になります。

視床症候群の治療法

治療法 詳細
薬物療法 神経の興奮を抑える薬の使用。感覚異常の軽減を目的とした治療
運動療法 リハビリによる身体機能の維持・改善。神経機能の調整
再生医療 神経機能の回復を目的とした治療選択肢。幹細胞などを用いたアプローチ

視床症候群の治療は、しびれや灼熱感などの症状を和らげ、日常生活への影響を最小限に抑えることを目的に進められます。

中心となるのは薬物療法です。神経の過剰な興奮を抑えるプレガバリンや三環系抗うつ薬などを使用し、効果を見ながら種類や用量を調整します。

並行して運動療法で身体機能を維持しながら神経回路の回復を促し、従来の治療で十分な効果が得られない場合には再生医療が選択肢となります。

薬物療法

有効である理由 詳細
神経の過剰な興奮を抑えるため 抗てんかん薬による神経興奮の抑制作用
痛覚を抑制する機能を補助するため 抗うつ薬による下行性抑制系の強化
一般的な鎮痛薬が効きにくいため 炎症性ではなく、神経障害性の性質
標準的な治療として確立されているため 神経障害性疼痛に対する基本治療としての位置づけ
症状に応じた調整が可能なため 治療薬の種類・用量の個別調整の柔軟性

文献5

視床症候群のしびれや灼熱感は末梢神経ではなく脳の感覚回路の乱れが原因のため、市販の鎮痛薬や一般的な消炎鎮痛薬はほとんど効きません。

治療の中心となるのは、神経の過剰な興奮を抑える抗てんかん薬(プレガバリン・ガバペンチンなど)と、脳内の痛覚抑制系を補助する三環系抗うつ薬(アミトリプチリンなど)です。

これらは神経障害性疼痛に対して広く用いられており、効果や副作用をみながら種類・用量を調整していきます。「薬が効かない」と諦める前に、神経に作用する薬剤への切り替えを医師に相談してください。

以下の記事では、視床症候群の薬物療法で用いられる治療薬について詳しく解説しています。

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運動療法

運動療法が有効である理由 詳細
脳の回復力(可塑性)を引き出すため 神経の再編成を促す働き
感覚と運動の連携を再学習するため 感覚と動作の一致を高める反復訓練
神経の過敏な反応を落ち着かせるため 段階的刺激による過敏反応の緩和
日常生活の動作を改善するため 歩行や手の動作の機能改善
継続することで効果が現れやすいため 長期的な神経調整の積み重ね

文献6

運動療法は、身体を動かすことで感覚・運動の信号を脳へ繰り返し送り、乱れた神経回路を少しずつ立て直すことを目的とします。

具体的には、鏡を使って視覚から感覚を再学習させるミラーセラピーや、触覚への刺激量を段階的に増やす脱感作療法などが行われます。

これらは過敏な神経反応を和らげ、歩行や着替えといった日常動作の改善が期待できますが、効果を引き出すには、理学療法士の指示のもとで症状の波に合わせながら継続することが前提です。

以下の記事では、脳の回復力(可塑性)を引き出すための運動療法について詳しく解説しています。

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再生医療

薬物療法や運動療法と並ぶ選択肢として、脂肪由来幹細胞を用いた再生医療があります。脂肪由来の幹細胞には他の細胞へ変化する「分化能」という働きがあり、脳卒中後の神経障害を対象とした研究・臨床応用が進められています。

また、血小板に含まれる成長因子には炎症を抑える働きがあり、神経周囲の環境に関与する可能性が報告されています。現時点では標準治療として確立された段階ではなく、すべての方が対象となるわけではないため、ご自身の状態や適応については受診時に医師へ直接ご確認ください。

リペアセルクリニックは、脳卒中後の神経障害に対応している再生医療専門クリニックです。「片麻痺の後遺症で毎日の生活が辛い」「視床症候群を抱える家族が毎日リハビリを続けているのに、なかなか改善の兆しが見えない」とお悩みの方は、お気軽に当院へご相談ください。

当院では、手術や入院を必要としない新たな治療【再生医療】を提供しています。

詳しくは、脳梗塞の後遺症に対する再生医療の症例をご覧ください。

視床症候群の再発予防法

再発予防法 詳細
血圧や血糖などの基礎疾患を管理する 高血圧・糖尿病などの適切なコントロール。脳血管リスクの低減
生活習慣(食事・運動・禁煙)を見直す バランスの取れた食事・適度な運動・禁煙の実践
治療薬の継続と定期受診を行う 処方薬の継続使用。医師による定期的な状態確認

視床症候群の再発予防で軸となるのは、脳梗塞・脳出血の原因となる高血圧・糖尿病・脂質異常症のコントロールです。

これらは自覚症状が出にくいまま血管を傷め続けるため、数値が落ち着いているときこそ油断せず管理を続けることが求められます。

食事の減塩・適度な運動・禁煙は治療薬と同等かそれ以上に血管を守る効果があり、日常の積み重ねが再発リスクを下げます。

処方薬を自己判断で中断せず、定期受診で血管の状態を定点観測する習慣が、長期的な予防の観点において大切です。

血圧や血糖などの基礎疾患を管理する

基礎疾患を管理することが大切な理由 詳細
脳卒中の発症リスクを高めるため 高血圧・糖尿病による血管負担。動脈硬化の進行
血圧管理が予防の中心となるため 血圧コントロールによる再発リスク低減
生活習慣病が関与するため 糖尿病・脂質異常症など複数因子の影響
総合的な管理が効果的であるため 複数リスク因子の同時コントロール
再発で症状が重くなる可能性があるため 脳卒中再発による障害の重症化リスク

文献7)(文献8

視床症候群の症状を悪化させないためには、背景にある脳卒中の再発を防ぐことが前提となります。高血圧は脳血管にもっとも負担をかける因子であり、家庭血圧を毎日記録して目標値を維持する習慣が基本です。

糖尿病や脂質異常症も血管を傷める原因となるため、これらを一括して医師と管理する体制を整えましょう。数値が安定しているときこそ受診を怠りがちですが、定期的な血液検査と画像確認が異常の早期発見につながります。

以下の記事では、生活習慣の改善について詳しく解説しています。

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生活習慣(食事・運動・禁煙)を見直す

生活習慣 詳細
食事 塩分・脂質過多による血管負担の軽減。バランスの取れた栄養による血管機能の維持
運動 血圧・血糖の改善。血流促進による動脈硬化リスクの低減
禁煙 血管収縮の抑制。動脈硬化進行の予防

文献9

脳卒中の再発を防ぐ上で、食事・運動・禁煙は、脳卒中の再発リスクを下げる上で欠かせない要素です。

食事は塩分と脂質を抑えることで血管への負担を減らし、動脈硬化の進行を緩やかにします。運動は血圧・血糖・コレステロール値を整え、血管を健やかに保つ効果があります。

喫煙は血管を収縮させ動脈硬化を加速させるため、優先して見直すべき習慣です。無理なく続けられる形に落とし込むことが長期的な再発予防につながります。

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治療薬の継続と定期受診を行う

重要である理由 詳細
再発予防のため 抗血小板薬・降圧薬の継続による脳卒中リスク低減
症状調整のため 神経症状に応じた薬剤の種類・用量の調整
副作用確認のため 体調変化や副作用の早期把握
早期発見のため 再発兆候や異常の早期対応
長期安定のため 継続治療による症状の安定化

文献10)(文献11

視床症候群の治療は、症状が落ち着いてからも継続が前提です。抗血小板薬や降圧薬は、自己判断で中断すると脳卒中の再発リスクが急激に上がるため、処方通りに飲み続けることが再発を防ぐ上で欠かせません。

定期受診では治療薬の効き具合や副作用の確認に加え、血管の状態を画像や血液検査で定点観測できます。症状の変化を記録して受診時に持参すると、医師が治療薬を調整する際の判断材料になります。

視床症候群でお悩みの方は当院へご相談ください

視床症候群は一般的な鎮痛薬では改善しにくく、原因が脳の神経回路にある疾患です。退院後の「しびれや灼熱感が続いている」「触れただけで強い不快感が走る」といった症状は、時間の経過とともに脳の感覚処理異常が定着し、慢性化する可能性があります。そのため、早期から適切な治療を受けることが重要です。

とくに「退院後もしびれや灼熱感が続いている」「触れるだけで強い不快感がある」「どこに相談すれば良いかわからない」という方も、まず受診して現状を把握することが、症状と向き合う第一歩です。

視床症候群の症状が改善せずお悩みの方は、当院「リペアセルクリニック」へご相談ください。当院では、脂肪由来の幹細胞を用いた再生医療を提供しています。脂肪由来幹細胞は他の細胞へ変化する「分化能」を持ち、脳卒中後の神経障害を対象とした臨床応用が進められています。

「片麻痺の後遺症で日々の生活がままならない」「家族が懸命にリハビリを続けているのに変化が見えない」そのようなお悩みを抱えているなら、ぜひ当院へご相談ください。

ご質問やご相談は、「LINE」や「メール」、「オンラインカウンセリング」で受け付けておりますので、お気軽にお申し付けください。

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視床症候群に関するよくある質問

視床症候群は放置しても自然に改善しますか?

視床症候群は脳の神経回路の乱れが原因であるため、自然に改善するケースは稀です。また、時間の経過とともに症状が慢性化する可能性があります。

薬物療法や運動療法を通じて症状を和らげ、日常生活への影響を最小限に抑えるためにも、早めに医療機関を受診してください。

視床症候群は市販薬で対応できますか?

視床症候群のしびれや灼熱感は脳の神経回路の乱れが原因であるため、市販の鎮痛薬はほとんど効き目がないとされています。

治療の中心となるのは神経の過剰な興奮を抑える抗てんかん薬や、脳内の抑制系に働きかける抗うつ薬などの処方薬です。

効果や副作用には個人差があり、種類・用量を調整しながら継続する必要があるため、自己判断で中断せず定期的に医師へ状態を伝えてください。

視床症候群を発症した家族の接し方を教えてください

視床症候群の症状は外見からわからないため、「怠けている」「大げさではないか」と周囲に誤解されやすく、本人は孤立感を抱えやすい状態です。

まずは症状を否定せず、本人のつらさを受け止めることが大切です。通院や服薬の継続をそばでサポートしながら、症状の変化を記録して受診時に同席するだけでも、治療の助けになります。

介護者自身が疲弊しないよう、医療機関のソーシャルワーカーや地域の支援サービスを活用しましょう。

以下の記事では、脳機能障害を発症した家族の接し方について詳しく解説しています。

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参考文献

(文献1)

Thalamic Pain Syndrome|National Library of Medicine National Center for Biotechnology Information

(文献2)

標準的神経治療:慢性疼痛|日本神経治療学会 治療指針作成委員会

(文献3)

中枢神経系の機能解剖ー感覚入力系ー|特集 臨床における理論的背景

(文献4)

痛みの生化学 最近20年の進歩|公益社団法人日本生化学会

(文献5)

中枢性脳卒中後疼痛に対するプレガバリン(リリカ )の有効性と安全性|脳外誌24巻2号 2015年 2月

(文献6)

遷延化した視床痛に対する包括的理学療法|第49回日本理学療法学術大会(横浜)

(文献7)

第6章 血管性認知症

(文献8)

3.脳血管障害 2)再発予防と後遺症への対応|特集 神経疾患の新しい治療―現場で必須の知識と今後の展望―

(文献9)

脳卒中を防ぐ生活習慣|企画:茨城県国民健康保険団体連合会(編集:㈱社会保険出版社)

(文献10)

薬局における疾患別対応マニュアル ~患者支援の更なる充実に向けて~ 【 脳卒中 】令和6年3月 ガイドライン作成委員会・脳卒中に関する作業部会

(文献11)

脳卒中治療ガイドライン 2021〔改訂2025〕|編集:日本脳卒中学会 脳卒中ガイドライン委員会(改訂2025