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変形性膝関節症の再生医療(PRP療法)の治療と体験談について

公開日: 2022.04.07
更新日: 2024.11.06

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変形性膝関節症の再生医療(PRP療法)の治療と体験談を公開します

こんにちは Dr.サカモトです。

今回はPRP療法(PRP治療)が実際どのように行われるかを、患者さんの声を交えながら解説していきます。それでは行ってみましょう!

PRP治療での注射方法

PRP治療では、膝のお皿の外から関節の中にめがけて注射をします。膝の関節の中にはちょうど袋がありまして、その中にPRPを注射するという形になります。痛みもそれほど痛いものではないと思います。

PRP療法

PRP療法がオススメの症状

実際どういった方がPRP治療を受けられるかというと、以下のような方々がPRP治療を選択されています。

  • 変形性膝関節症でPRP療法を選ばれた方

  • ・保険診療のヒアルロン酸注射が効かなくなった方
  • ・薬を飲んでも痛みが取れない方
  • ・スポーツや仕事に早く復帰したい方
  • ・薬剤アレルギーが怖い方
  • ・手術を避けたい方
  • ・長期入院ができない方

PRP療法は短期間で痛みも少ない治療法

PRP治療などの再生医療は、すごく難しいことをするんじゃないの?といった声もよく聞かれますが、実際は大げさなことは何もなく、短時間で痛みも少ない方法です。だから手術も入院も不要という医療分野といえるのです。

実際のPRP治療の流れは、まず腕から少し採血をし、それを特殊な機械で約30分ほど分離します。それを膝の関節に注射をするだけの治療なので、それほど痛いものでもなく時間も30分ほどで終わります。

このようにPRP治療はとてもシンプルなので何か大きな準備をしなきゃいけないだとか何か大変な検査をしなきゃいけないということはありません。特に身構えなくても大丈夫なのでご安心ください。

▼変形性膝関節症をPRPで治療/その効果を動画で解説

 

PRP治療の体験談をご紹介

では実際にPRP治療を受けられた方の実例がありますのでご紹介します。

体験者さんA(PRP治療を受けられた女性)
「テレビで再生医療についての特集を見たり、プロ野球選手が再生医療で治ったという話を人から聞いたりして興味はあったのですが、私は車いすの状態だったので、本当に再生医療で歩けるようになるの?と思っていました。

採血をして少し時間を置いて、いつものような膝の注射をしただけだったので、つらい気持ちは全然感じる感じることなく、スムーズに治療を受けられました」

この方は、もともと膝がとても痛くて歩行困難が見られ、ヒアルロン酸の注射をしても1日しかもたないということで、PRPの治療を選択されました。かなり膝の変形も強く、人工関節をしてもおかしくない方だったのですが、手術はどうしても避けたいということで注射をしました。

 

体験者さんB(PRP治療を受けられた女性)
「PRP注射は6回していただいたのですが、1~3回目に関しても少しずつ効いているなという感じはしていたのですが、4回目のときには杖なしで自分の足で立つことができるようになっていて、

自分でもすごくびっくりしました。『すごく効いた』という実感があってとてもうれしかったです」

はじめ10あった痛みが、4回注射した後には、2か3になり、もともと杖で歩かれていたのですが、その杖も必要ないぐらい痛みが軽快し、ぎこちないながらもスムーズに歩けるようになりました。

その後、数ヶ月様子を見ていましたが痛みの程度が始め10あったものの、2~3に落ちて、その後5ぐらいには戻ってはきましたが、5でとても安定しておられます。

 

体験者様(PRP治療を受けられた女性)
「今までは料理のときも杖をついたり椅子に座ったりしていましたが、PRP治療後は立ったまま料理や家の片付けができるようになりました。

友だちとUSJに遊びにいったり、ひとりで旅行したり色々なところに自分の足でいきたいと思います」

このように色々と個人差はありますが持続期間も長く認めてますので、かなりPRPの効果はあったと思われます。今まで再生医療と出会う前は、このように劇的に注射で痛みが取れるということは考えられませんでした。

PRP治療の注意点

以上、いかがでしたでしょうか?

私もPRP治療でこれほど歩けるようになるのかとビックリしました。PRPは、痛みを取るために非常に有効で、ご自身の血液を使った治療法なので安全性も高く、入院も手術も不要です。患者さん自身も本当に喜んでおられたのが印象的でした。

ただし、知っていて欲しいのは、「PRP療法には、すり減った軟骨を再生する力は無い」ということです。確かに痛みを止める効果には優れていますが「根本的な解決策ではないので注意が必要」です。そのため、いずれかの段階で痛みが戻って来る可能性があります。

痛みを止め、軟骨レベルで再生を目指すなら、同じ再生医療の分野でもう一歩踏み込んだ治療法として「幹細胞治療」というものがあります。これはPRP療法のように即日実施できるというものではありませんが非常に優れた手法です。

もちろん、手術や入院は不要です。

患者さんの脂肪、米粒2~3粒を専門施設で幹細胞を抽出して培養、患部に戻すことで、これまで不可能と言われてきた軟骨の再生を即する手法です。根本的な治療を望まれるな以下で詳しく説明しましたのでご参照下さい。

▼こちらもご覧ください

PRP療法について、そのメリットとデメリットについて

まとめ・変形性膝関節症の再生医療(PRP療法)の治療と体験談

いかがでしたでしょうか?

今回は、PRP治療の流れとPRP治療を受けた方の実際の声をご紹介しました。PRP治療が画期的な治療だと思われた方は多くいらっしゃると思います。実際受けてみたい方、そしてまだ疑問がある方はお問合せください。

以上、変形性膝関節症|PRP療法の治療効果と体験談について記しました。PRPはもちろん、幹細胞治療に興味がある方は、お気軽にお問い合わせください。お悩みをお伺いして詳しくご説明させていただきます。

▼PRP療法(再生医療)をもっと詳しく
PRPによる治療は、これまでない画期的な治療法です

 

▼以下もご参考にしていただけます
変形性膝関節症のガイドラインと痛みを緩和する運動について

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