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膝の裏が痛い原因疾患と治療法・セルフケア方法を解説【医師監修】

膝の裏が痛い
公開日: 2022.06.07 更新日: 2025.09.10

「歩くと膝の裏が痛い」「しゃがむとピキッと違和感がある」足の不快な症状に心当たりはありませんか?

膝の裏の痛みは、加齢や運動不足によるものから、半月板損傷や血栓などの病気が隠れているケースまで、さまざまな原因が考えられます。自己判断で放置してしまうと、悪化して日常生活に支障が出ることもあるため注意が必要です。

この記事では、膝裏の痛みの主な原因や治療法、自宅でできるセルフケア方法まで、わかりやすく解説します。「これって放っておいても大丈夫なのかな」と不安な方は、ぜひ最後までご覧ください。

すぐに解消したい膝の裏の痛みでお悩みの方は、当院「リペアセルクリニック」の電話相談へご連絡ください。

膝の裏が痛い原因として考えられる疾患|一覧表

膝の裏が痛む際に原因として考えられる疾患には、変形性膝関節症や関節リウマチなどがあります。ここからは、代表的な疾患を説明していきます。

疾患名 特徴
変形性膝関節症

・膝の軟骨がすり減り、動き始めや長時間の歩行で痛む

・進行すると膝裏のこわばりや張り感も出る

半月板損傷

・膝を曲げ伸ばしするときや体重をかけたときに痛む

・膝の引っかかり感や可動域制限がある

ベーカー嚢腫

・膝裏に袋状の腫れができ、曲げ伸ばしで違和感や痛み

・関節液が過剰に溜まることで発生

関節リウマチ

・朝のこわばりや膝関節の腫れ

・自己免疫反応による関節炎症

靭帯損傷

・スポーツや転倒で膝がぐらつく、激しい痛み

・腫れや可動域制限を伴うことが多い

膝裏の筋肉の損傷

・急なダッシュやジャンプで発症

・膝裏から太ももにかけて鋭い痛み

腰椎ヘルニア・坐骨神経痛

・腰から膝裏にかけての放散痛

・しびれや感覚異常を伴うことがある

リンパによる膝裏の痛み

・リンパの滞りで膝裏に張り感や鈍い痛み

・むくみや圧迫感を伴う

反張膝

・膝が後ろに反りすぎて関節や筋肉に負担

・長時間の立位で膝裏に痛みが出る

歩行時や屈伸時(しゃがむ・立ち上がり)に膝の裏が痛む疾患

しゃがむ・立ち上がるといった屈伸動作の際に膝の裏が痛む場合、原因は関節や筋肉、膝裏の構造に関わる疾患であることが多いです。ここからは、それぞれの特徴や痛みの出方について詳しく見ていきましょう。

変形性膝関節症

変形性膝関節症は、中高年の女性によくみられます。

関節の軟骨がすり減って膝の内側や裏からふくらはぎにかけて痛くなり、正座がしにくくなります。変形が進行して症状が悪化するとO脚になり、末期になると歩行が困難になって人工関節の手術が必要です。

変形性膝関節症によって膝の関節が硬くなると、膝を伸ばすときに裏が痛くなります。膝を曲げ伸ばしする際に「ミシミシ」「ゴリゴリ」といった音が鳴るケースも珍しくありません。

▼ 変形性膝関節症によるO脚の例

膝の裏が痛い

また、膝関節が炎症して水が溜まると、膝の裏から太ももの前側にかけて全体的に痛みを感じるようになります。

▼ 変形性膝関節症について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

半月板損傷

膝の裏が痛む原因として考えられる疾患の一つが、半月板損傷です。

▼膝関節における半月板の位置

膝の裏が痛い

半月板は膝関節におけるクッションの役目があり、スポーツや事故による怪我、あるいは加齢に伴う変性によって損傷することがあります。

半月板損傷により、しゃがむ・歩くなどの動作で膝に痛みが生じます。膝が急に動かなくなるロッキング(引っかかり現象)や、関節の可動域制限も特徴的な症状です。

ベーカー嚢腫

ベーカー嚢腫も、膝の裏が痛むときに考えられる疾患の一つです。

ベーカー嚢腫とは、なんらかの原因で膝関節が炎症を起こし、関節液が増えて膝裏の滑液包に流入してできた袋状のコブを指します。

ゴルフボールぐらいのサイズに大きく腫れることもあり、膝の裏が突っ張った感覚を覚えます。

放置しているうちに腫れが治る場合もありますが、痛みが強いときは、針で水を抜くケースも少なくありません。

ベーカー嚢腫は主に変形性膝関節症や半月板損傷、関節リウマチ、化膿性関節炎などが原因とされています。

ベーカー嚢腫について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

膝裏の筋肉の損傷

膝の裏側に位置する膝窩筋(しつかきん)の損傷も、ピキッと痛む原因の一つです。膝窩筋とは、膝裏の奥にある小さな筋肉で、膝を屈曲する際に重要な役割を果たします。

▼ 膝窩筋の位置

膝の裏が痛い

過度な負荷や急な動きによって筋肉や腱が損傷すると、以下のような症状が現れます。

  • しゃがむと痛い
  • しゃがんで立つと膝の裏が痛い
  • 膝を伸ばすとふくらはぎや太ももの裏が痛い
  • 膝を曲げると膝裏が痛い
  • 階段を上り下りする際に膝の裏からふくらはぎにかけて痛い

膝窩筋が損傷すると、膝裏にピキッと痛みを感じることが多く、とくにしゃがむ動作や立ち上がる動作で痛みが顕著になります。症状が悪化するとふくらはぎや太ももの裏など、周辺の筋肉にも痛みが波及するため早めの対応が大切です。

靭帯損傷

靭帯損傷のなかでも、とくに後十字靱帯の損傷の場合、膝裏を伸ばしたときにピキッとした痛みを感じることも少なくありません。

膝関節には主要な4つの靱帯(内側・外側側副靱帯、前・後十字靱帯)があり、膝の安定性を保つ重要な役割を担っています。

たとえば、交通事故に遭ったり、スポーツ活動中に怪我を負ったりして、物理的に大きな衝撃が膝関節に負荷となってかかると、膝の靱帯が損傷・断裂して強い痛みを伴うことがあります

靭帯損傷から3週間ほどは、膝裏の痛みや膝を伸ばす動作の制限が起こりやすい時期です。

受傷後1か月ほど経過した段階では、膝関節内部に血腫が貯留して腫れの所見が目立つこともあれば、損傷部位によっては膝関節の不安定さが少しずつ顕著になるケースもあります。

座っているとき・安静時に膝の裏が痛い疾患

動かしていないのに膝裏が痛む場合は、血流やリンパの流れ、炎症などが関係していることがあります。

ここでは、それぞれの特徴や注意すべき症状について解説します。

エコノミークラス症候群

エコノミークラス症候群は、長時間同じ姿勢で座っていることで下肢の血流が滞り、深部静脈に血栓ができる状態です。多くの場合はふくらはぎの痛みや腫れとして現れますが、血栓の位置によっては膝の裏に痛みが出ることもあります

片足だけに腫れや熱感、皮膚の変色、押すと強い痛みがある場合は注意が必要です。放置すると血栓が肺に移動して肺塞栓症を引き起こす危険があり、命に関わることもあります。

長時間の移動やデスクワーク時は、定期的に足を動かしたり、こまめに立ち上がって歩くことが予防につながるため重要です。

関節リウマチ

関節リウマチの患者数は、現時点でおおむね80万人といわれており、発症原因は自己免疫系統の異常とされています。自分自身の軟骨組織や骨成分を攻撃・破壊して関節部位に炎症を引き起こすと、膝裏に疼痛症状をもたらすと考えられます。

関節リウマチを発症しやすい年齢は、30~50代前後の中高年層です。また、性別に関しては男性よりも女性で発症率が高いことが指摘されています。

なお、関節リウマチの初期段階では、手指の関節領域が左右対称に腫れるほか、倦怠感や食欲不振など自覚症状を引き起こす懸念があります。

▼ 関節リウマチの対処方法を詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

関連記事:関節リウマチで膝裏が痛くなる?膝の裏が痛いときに考えられる疾患と治療法を解説

リンパによる膝の裏の痛みや腫れ

リンパ液の流れの悪化は、膝裏に起こる痛みや腫れの原因の一つです。

リンパ管は体内の老廃物を運ぶ役割を担っており、通常、筋肉の収縮や体の動きなどによって流れています。しかし、同じ姿勢で長時間過ごしたり、食生活が偏ったりしてリンパの流れが悪くなると、膝裏に痛みや腫れが生じます。

膝の違和感はリンパ液が滞った状態かもしれません。リンパ液の流れが悪い状態を放置すると、膝周辺の組織が硬くなり、痛みを伴う可能性があります。

足のだるさやむくみがあるときは、適度な運動やマッサージ、適切な食事をしてリンパの流れ改善や促進をしましょう。

放散痛やしびれを伴う膝の裏の痛みがある疾患

放散痛やしびれが伴う場合には、腰椎ヘルニアや坐骨神経痛が考えられます。

ここでは、症状や痛みの出るタイミングについて解説します。

腰椎ヘルニア・坐骨神経痛

太ももの後ろからふくらはぎにかけて痛みがある場合は、腰椎ヘルニアや坐骨神経痛も考えられます。神経の圧迫によって膝裏に痛みが放散され、痺れやズキズキした痛みを感じることがあります

腰椎ヘルニアや坐骨神経痛による膝裏の痛みは、とくに立ったり歩いたりしているときに痛みが強くなることが特徴です。また、安静時にも痛みを感じる場合があり、睡眠中に痛みで目が覚めるケースも珍しくありません。

腰椎ヘルニアや坐骨神経痛が痛みの原因の場合は、腰部の治療が不可欠です。膝裏の痛みがひどくなる前に医療機関を受診して、理学療法や薬物療法による治療を受けましょう。

腰が反り返るときに膝の裏が痛い疾患

腰を反らす姿勢をとったときに膝裏が痛む場合、その背景には膝関節の問題が隠れていることがあります。

代表的なのが「反張膝(はんちょうひざ)」で、膝が必要以上に後方へ反ってしまうことで、関節や周囲の筋肉・靭帯に過剰な負担がかかります。

ここでは、反張膝の特徴や痛みが出る仕組みについて詳しく見ていきましょう。

反張膝

反張膝(はんちょうひざ)が原因で、膝裏が痛む場合があります。

反張膝は、膝関節が過度にそり返った状態を意味します。通常、膝はまっすぐに伸びているのが正常です。しかし、反張膝の場合は膝が後ろに飛び出るような形に曲がるため、結果として膝裏に圧力がかかり、痛みが生じます。

反張膝は太ももの前後の筋肉バランスの悪さや、大腿四頭筋や腸腰筋、前脛骨筋などの筋力の低下によって起こります。反張膝を放置すると、膝への負担が蓄積され、関節の変形や痛みの慢性化につながるため注意が必要です。

膝の裏が痛いときの治療法

ここでは、膝の裏が痛いときの具体的な対処法や治療法を解説します。

保存療法

保存療法とは、手術を行わずに症状の改善を目指す治療法です。

具体的には、鎮痛薬や抗炎症薬の内服・外用による薬物療法、膝周囲の筋力や柔軟性を高める運動療法、マッサージやストレッチ、電気治療などの理学療法が含まれます。急性期の腫れや痛みが強い場合には、安静・冷却・圧迫・挙上を行うRICE処置も取り入れられます。

保存療法は膝の痛みを軽減し、機能を回復させることを目的としており、多くの場合、最初に選択される治療法です。症状や生活習慣に合わせた継続的なケアが重要であり、正しい方法で行うことで再発予防にもつながります。

薬物療法

薬物療法は、痛みや炎症を抑えて症状を緩和することを目的とした治療法です。

膝関節の痛みに対しては、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)や鎮痛薬の内服薬、湿布やクリームなどの外用薬が用いられます。急性期には炎症や腫れを抑えることが中心となり、慢性期には痛みのコントロールと関節機能の維持を目指します。

薬は症状の程度や原因、患者の体質に応じて処方され、副作用や相互作用にも注意が必要です。薬物療法は単独で行われることもありますが、運動療法や注射療法などと組み合わせる場合も多くみられます。

理学療法

理学療法は、理学療法士が行う専門的な運動療法や徒手療法を通じて膝関節の機能回復を図る治療法です。

膝を支える筋力の強化や柔軟性の向上、関節可動域の改善を目的に、ストレッチ、筋力トレーニング、バランス訓練などを行います。

手技によるマッサージや電気刺激療法、温熱療法などを併用し痛みの軽減や血流改善を促します。理学療法は症状の進行予防や再発防止にも有効です。

一人ひとりの状態や生活スタイルに合わせたプログラムが作成されます。

注射療法

注射療法は、膝関節内や周囲に薬剤を直接注入し、痛みや炎症を抑える治療法です。代表的なものにヒアルロン酸注射とステロイド注射があります。

ヒアルロン酸注射 関節液の粘度を高め、軟骨の摩耗を軽減しながら動きを滑らかにする
ステロイド注射 炎症を強力に抑える作用があり、急激な痛みや腫れがある場合に有効

注射療法は比較的短期間で症状改善が見込めますが、効果の持続には限りがあるため、運動療法や生活習慣の改善と併せて行うことがおすすめです。

手術療法

手術療法は、保存療法やその他の治療で十分な効果が得られない場合に検討される外科的治療です。目的は痛みの軽減と関節機能の改善で、患者の症状や年齢、生活スタイルに応じて術式が選ばれます。

以下の方法が代表的です。

  • 関節鏡手術:損傷部分を修復・切除する
  • 骨切り術:関節の形状や荷重軸を矯正する
  • 人工関節置換術:重度の関節変形に対して行う

手術後は理学療法によるリハビリが不可欠で、術後の回復や再発防止に大きく関わります。

幹細胞やPRPによる再生医療

膝裏が痛むときの治療法として、再生医療も選択肢の一つです。

再生医療には、幹細胞治療とPRP療法があります。

治療法 内容
幹細胞治療 他の細胞に変化する能力「分化能」を持つ幹細胞を患部に投与
PRP療法 血液に含まれる血小板を濃縮した液体を作製して患部に投与

どちらも手術・入院を必要としないのが特徴です。

たとえば、変形性膝関節症が悪化して人工関節置換術などをすすめられる場合も、幹細胞治療やPRP療法であれば、手術をせずに治療が行えます。

リペアセルクリニックでは、再生医療による膝の痛みの治療を行っています。

再生医療の治療例として、以下の変形性膝関節症に対する症例をご覧ください。どのような治療を行い、変化するのかが分かります。

変形性膝関節症だけでなく、膝の痛みが原因の疾患で手術に悩んでいる方は、当院「リペアセルクリニック」へご相談ください。

患者様の状況を伺って一人ひとりにあわせた治療方針を提案いたします。

\無料相談受付中/

通話料無料/受付時間 09:00~18:00

▼ 再生医療で膝の痛みを治療する

膝の裏が痛いときのセルフケア方法

膝の裏がピキッと痛む場合は、早めの対応が痛みの軽減や早期の回復につながります。

ここからは、膝裏の痛みに対するセルフケア方法を解説するので、ぜひ参考にしてください。

安静にする

膝の裏に痛みを感じたら、まずは無理に動かさず、安静を保つことが大切です。膝に負担をかけすぎると、痛みが悪化する可能性があるため、症状が治まるまでは運動などは避けてください。安静にする際は、膝を高く保つと腫れや血流の滞りを防げます。

横になるときにはクッションや枕などを使用し、膝下に挟んで膝を少し持ち上げると良いでしょう。安静にすると、膝の炎症や筋肉の過度な緊張を抑えられるため、早期の回復につながります。

温める

冷えや血行不良が膝裏の痛みの原因となっている場合は、患部をしっかり温めることが大切です。

温熱によって血流が改善されると、酸素や栄養が行き渡りやすくなり、老廃物の排出も促進されます。その結果、筋肉のこわばりがほぐれ、関節周囲の動きが滑らかになります。

入浴や蒸しタオル、温熱パッドなどを使って膝裏を温めると効果的です。ただし、炎症や腫れが強い場合には温めると悪化する場合があるため、痛みの原因や状態の確認が重要です。

日常的に足首やふくらはぎも含めて温めると、膝全体のコンディション改善にもつながります。

ストレッチをする

膝の裏が痛いときには、ストレッチも効果的です。膝の裏のストレッチをすると、筋肉に柔軟性を持たせて血流を促進します。

膝裏の痛みに対しては、以下のストレッチがおすすめです。

  • ふくらはぎのストレッチ
  • 太ももの後ろ(ハムストリング)のストレッチ
  • 膝窩筋のストレッチ

ストレッチをする際の注意点として、無理に引っ張ったり、痛みを感じるまで伸ばしたりするのは避けましょう。また、痛みを感じたときにはすぐにストレッチを中止し、かかりつけの医師に相談してください。

▼ 以下の動画では、ふくらはぎと太ももの後ろの筋肉を中心にストレッチのやり方を紹介しています。

生活環境を見直す

膝裏への負担は、日常生活や睡眠時の環境によっても大きく左右されます。たとえば、椅子の高さが合っていないと膝に不自然な角度がつき、関節や筋肉に余計な負荷がかかります。柔らかすぎるマットレスでは腰が沈み込み、寝ている間に膝や腰の筋肉が緊張しやすくなります。

デスクワークが多い場合は、膝や腰にやさしい高さの椅子や机を選び、長時間同じ姿勢を避けることが大切です。

寝具の硬さや枕の高さも全身のバランスに影響するため、自分の体格や姿勢に合った環境に整えることで膝裏の負担軽減につながります。

マッサージをする

膝の裏の痛みには、ストレッチと同様にマッサージも効果的です。膝の裏や周辺の筋肉を軽くマッサージすると、筋肉の緊張がほぐれ、血流が促進されます。

膝の裏がピキッと痛む場合は、膝の後ろからふくらはぎにかけて、手のひらで円を描くようにマッサージするのがおすすめです。ふくらはぎを軽く揉むことで、膝裏にかかる圧力が軽減されると、痛みが和らぐ場合があります。

マッサージをする際は、痛みが悪化しないよう、力を入れすぎないことがポイントです。

テーピングやサポーターを使用する

膝の裏が痛いときには、テーピングやサポーターの使用も有効です。膝の安定性を高めることで無理な動きを制限したり負担を減らしたりすると、痛みの軽減に役立ちます。

とくにテーピングは、膝を固定しつつ可動域を制限しないための適切な方法で行うことが大切です。テーピングの方法には専門的な知識が必要になるため、最初は専門医に相談するようにしてください

テーピングやサポーターは膝への負担を軽減するために役立つものの、長時間使用しすぎると、筋力の低下や血行不良につながるリスクもあります。かかりつけ医に相談しながら適切にテーピングやサポーターを使用しましょう。

膝の裏の痛みが続くときは迷わず専門医に相談しよう

今回は、膝の裏が痛いときに考えられる病気と対策について詳しく解説しました。膝の裏が痛む原因としては、主に変形性膝関節症や関節リウマチ、膝靱帯損傷などが考えられます。

たとえば、関節リウマチは薬剤の治療成績が著しく向上し、初期段階できちんと診断して的確な治療を実践すれば寛解(症状が落ち着いた状態)が期待できる病気になってきました。また、膝の靱帯を損傷した際は、早期的なアイシング(冷却)や患部固定で症状緩和につながります。

自分なりに対処策を実践しても症状が改善しない場合や、膝の裏の疼痛症状がひどくて悪化するような場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

当院リペアセルクリニックでは、損傷した膝裏の関節・靭帯の治療として再生医療をご案内しています。

「膝裏の痛みが長引いている」「痛みを早く治したい」といった方は、当院「リペアセルクリニック」の電話相談までお問い合わせください。

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通話料無料/受付時間 09:00~18:00

膝の裏の痛みに関するよくある質問

膝の裏が痛いのは歩きすぎですか?

長時間の歩行は膝に負担がかかるため、膝裏の痛みを引き起こす可能性があります。とくに、硬い地面を歩いたり、無理なペースで歩行したりすると痛みが起こりやすいです。

長時間歩くときには、適切な靴を履き、歩行姿勢に気をつけることがポイントです。歩行する前後でストレッチや軽いマッサージをすると、筋肉の緊張を和らげて膝への負担軽減につながります。

膝の裏が痛いのは冷えが原因でしょうか?

膝の裏が痛むときは早めに医師へ相談するべきです。

膝の裏が痛む原因は多岐にわたり、軽度なものから、自分では気づきにくい重度の疾患まで含まれます。自己判断で放置すると、症状が進行して日常生活に支障をきたす恐れがあります。悪化すれば歩行が困難になり、治療後も後遺症が出る可能性も否定できません。

冷えによって血流が悪くなり、膝裏の痛みにつながる場合もあります。早めに原因を見極め、適切な対応をとることが大切です。

膝の裏の痛みは軽視せず、早めに医療機関を受診しましょう。

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膝の裏が痛い場合、何科にいけば良いですか?

膝の裏に痛みがある場合は、まず整形外科の受診がおすすめです。

整形外科ではレントゲンやMRIなどの画像検査で原因を特定し、関節や靭帯、筋肉、神経など幅広く診てもらえます。スポーツによるケガや変形性膝関節症、半月板損傷など整形外科領域の疾患が多く、適切な治療やリハビリの提案を受けられます。

早期の受診で、症状の悪化や後遺症を防ぎましょう。