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- 脊椎
- 脊椎、その他疾患
背骨が左右に曲がったり捻れたりする側湾症は、進行を止める最終手段として手術が検討されるケースがあります。 手術後にできないことや、手術によるリスクについて不安がある方も多いのではないでしょうか。 本記事では、側湾症の手術後にできないことや後遺症について詳しく解説します。 当院リペアセルクリックの公式LINEでは、側湾症の後遺症を手術せずに治療できる再生医療に関する情報を配信しています。 側弯症の手術によって後遺症が出ないか不安な方は、ぜひ参考にしてください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/ ▼公式LINE限定の再生医療ガイドブックを以下からお受け取りください! 側弯症の手術後にできないこと3選 さっそく、側湾症の手術後にできないことを3つ解説します。 手術後すぐの退院 手術後すぐの日常生活 退院後すぐのスポーツ 手術後の過ごし方をイメージする参考に役立ててみてください。 手術後すぐの退院 側湾症の手術は、身体を切開した傷ができるため、手術後すぐに退院はできません。手術直後は痛みがあり体も十分に動かせないため、数日はベッド上で過ごすことになります。 胸や背中を大きく切開した場合、術後の痛みで呼吸がしにくくなります。その際は、呼吸を改善するリハビリが必要です。また、痛みで起きられない場合は、体の機能がどんどん低下する「廃用症候群(はいようしょうこうぐん)」を引き起こすリスクがあります。そのため、ベッドの上でできる運動やストレッチをして、廃用症候群を予防することが重要です。 ここで脊髄損傷に対する有効な治療法の「再生医療」をご紹介させてください。再生医療とは人間の自然治癒力を活用した最新の医療技術です。具体的な治療方法が気になる方は再生医療専門の『リペアセルクリニック』にお問い合わせください。 手術後すぐの日常生活 くりかえしですが、側湾症の手術は切開した傷ができるので、4〜5日は痛みで思うように身体を動かせません。そのため、日常生活は制限されます。 全身の状態が安定していれば、痛みの範囲で起きたり、立ち上がったりして、ベッドから離れる時間を増やします。 可能であれば 1 週間以内で病院内での歩行を始めて、以降は痛みの強まらない範囲で、階段や屋外といった応用的な歩行練習をします。 痛みも和らぎ、合併症もないようなら退院できます。退院できるのは術後10日ほどです。自宅に戻り、無理に体をひねったり、前にかがんだりしなければ、普通の生活が可能です。 退院後すぐのスポーツ 運動は自宅に帰った直後は制限されています。ランニングなどの軽い運動ができるのは術後 3 カ月程度からです。スポーツや体育が可能になるのは術後 6 カ月程度です。さらに、器械体操など激しいスポーツは術後 1 年間程度控える必要があります。 退院後は徐々に活動量を増やしていき、体力を戻していくのが優先です。また、手術後の背骨を安定させて腰痛などを予防するために、体幹の筋肉を鍛える必要があります。 たとえば、四つ這いで手足を対角に上げる運動や、仰向けで両足を上げる運動は、体幹だけでなく股関節などの筋力も同時に鍛えられるためおすすめです。 四つ這いトレーニング 両足上げトレーニング 以下の記事では、背骨が曲がるのを治すストレッチやエクササイズを紹介しています。自宅でセルフケアを進めるときの参考にしてみてください。 側弯症の手術による後遺症でできないことが増える可能性がある 体の損傷が大きい側弯症の手術では、以下のような後遺症のリスクがあります。 ・神経損傷による運動機能・感覚の麻痺 ・肺炎や無気肺などの合併症 ・術後感染 手術では背骨の周辺に傷をつけるため、背骨を通る脊髄や脊髄から枝分かれする神経を損傷させる危険性があります。 その場合、足に力が入りにくくなったり、感覚が麻痺したりといった後遺症が残ります。また、肺を損傷すると肺炎や無気肺といった肺の病気を引き起こす危険があります。 大きな傷をつけるため感染のリスクも高いです。 また、骨のくっつきが不十分なままになってしまったり(偽関節:ぎかんせつ)、固定した関節以外の部位が不安定になったりすることで腰痛が発生する場合もあります。 以下の記事では、側湾症の手術後に感じる後悔について解説しています。手術をおこなうメリットやリスクも紹介しているので、詳細が気になる方はあわせてご覧ください。 脊髄損傷の後遺症における有効な治療法に「再生医療」があります。再生医療とは人間の自然治癒力を活用した最新の医療技術です。 近年、研究が進み幹細胞を使った再生医療により脊髄損傷の後遺症が回復した症例が数多く報告されています。具体的な治療方法が知りたい方は、再生医療専門の『リペアセルクリニック』にお問い合わせください。 側弯症の手術後にやってはいけないこと 側弯症の手術後にやってはいけないこととして、体をひねる動作や前にかがむ動作があります。回復中の背骨に負荷がかかり、傷口の治癒や骨の癒合を遅らせる可能性があるためです。 手術後3〜6カ月までは、背骨への負担を軽減するためにコルセットを着用するケースが多くなります。コルセット着用期間はとくに安静が求められるので、担当医の指示に従いながら、無理のない範囲で生活をしましょう。 また、ほかの人との接触が起きないように注意する意識も必要です。激しい衝撃や突発的な衝撃を受けると、傷口が開いたり、骨がずれたりするリスクがあるためです。 以下の記事では、側湾症の方がやってはいけない日常動作やスポーツについて解説しています。術後の過ごし方の参考にもなるので、ぜひあわせてご覧ください。 まとめ|側弯症の手術後にできないことを知り焦らずリハビリを進めよう 側湾症の手術後は、痛みや傷口の回復のため、すぐに歩いたり、日常生活を再開したりすることはできません。無理に体を動かすと症状が悪化する可能性があるので、焦らず回復を待って、ゆっくりリハビリを進めていきましょう。 脊髄損傷の治療には「再生医療」が効果的です。近年、研究が進み幹細胞を使った再生医療により脊髄損傷の後遺症が回復した症例が数多く報告されています。 「再生医療で脊髄損傷をどうやって治療するの?」と気になる方は、再生医療を専門とする『リペアセルクリニック』にお気軽にお問い合わせください。
2023.01.16 -
- 手根管症候群
- 手部
「手根管症候群の痛みやしびれを自分で治す方法はある?」 結論、自分で完治させる方法はないため、セルフケアでは症状緩和を目的とした「手関節のストレッチ」や「サポーターの使用」を行いましょう。 医療機関の治療では症状に応じて、手術で神経の圧迫を取り除く治療が検討されるケースも。 しかし「手術をしたくないからセルフケアだけ」という方もいらっしゃるでしょう。 本記事では、手根管症候群のセルフケアの方法や注意点について解説しています。 今までは手術によって痛みやしびれを取る治療が一般的でしたが、近年では手術せずに神経損傷を改善できる可能性がある再生医療が注目されています。 \痛みの改善が期待できる再生医療/ 再生医療は、ご自身の細胞や血液を利用して、損傷した神経や周囲組織の修復を促す治療です。 【こんな方は再生医療をご検討ください】 手根管症候群の痛みやしびれを早く改善したい方 手術を避けたい・仕事に支障を出したくない方 現在の治療で効果を実感できていない方 再生医療は、従来のように外科的に神経の圧迫を取り除くのではなく、体の自然治癒力を高めることで神経の再生をサポートします。 具体的な治療法については、当院(リペアセルクリニック)で無料カウンセリングを行っておりますので、ぜひご相談ください。 手根管症候群を自分で治す方法を紹介 手根管症候群を自分で治す方法や注意点について、以下で紹介しています。 手関節のストレッチ なるべく安静にする作業量を見直す サポーターを使用する 手根管症候群を治したい場合、自分できる方法として手指と手首のストレッチやマッサージがあります。 具体的なやり方についてご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。 手関節のストレッチ 手根管症候群の原因である手関節にはさまざまな筋肉がたくさんついています。 また、曲げる方向によって働く筋肉がそれぞれ違います。この章では手関節のストレッチの方法と、筋肉について詳しく説明していきます。 手関節屈曲筋のストレッチ 手関節屈曲筋は手首を手のひら側に曲げる筋肉の総称です。手首を反らす方向に曲げると、手関節屈曲筋を伸ばすことができます。対象となる筋肉と、ストレッチの具体的な方法については以下の通りです。 【対象となる筋肉】 橈側手根屈筋 尺側手根屈筋 浅指手根屈筋 深指手根屈筋 ①手のひらから手指にかけて把持し、その手で、手首を手の甲側に反らす ②その状態を保ったまま、ゆっくり肘を前方に伸ばす ③前腕につっ張り感を感じたところで、20〜30秒キープ 手関節伸展筋のストレッチ 【対象となる筋肉】 長橈側手根伸筋 短橈側手根伸筋 尺側手根伸筋 総指伸筋 示指伸筋 ①手の甲から指先までを軽く包み込むよう把持し、手首を手のひら側へ曲げ、ゆっくり肘を伸ばす ②前腕の外側部分に張りを感じたところで20〜30秒キープ 手指の腱のエクササイズ 手根管を通る腱の動きを滑らかにする運動 ①手指をまっすぐ伸ばした状態から始める ②指の第一、第二関節から曲げていく ③①の状態に戻すように指を伸ばしていく ④これを10〜20回繰り返し行う 手内在筋(手のひらの筋肉)のエクササイズ 虫様筋(手のひらにある筋肉)の運動 ①手指をまっすぐ伸ばした状態から始める ②指の第一、第二関節は伸ばしたまま、第三関節(指の付け根)から指全体がお辞儀をするように曲げる ③直角近くまできたら、①の状態に戻るよう起こしていく ④これを10〜20回繰り返し行う 横手根靭帯のマッサージ ①手首と手のひらの境目ぐらいを反対の手の親指、人差し指で押さえ、つまむようにそれぞれの指を近づけていく ③次にそれぞれの指を離すように広げていく ④これを繰り返し行う 手根管症候群はストレッチだけでなく、他にも自分でできる対処法があります。安静を意識することや手を使う頻度を見直すことは、症状の緩和につながる可能性があります。ストレッチ以外の具体的な方法は次の通りです。 なるべく安静にする作業量を見直す 手根管症候群は、日常生活や仕事などで手をよく使う人になりやすい傾向があります。手指の曲げ伸ばしを伴う作業や、手首の動きが多い作業を繰り返し長い時間行うと、手根管内にある正中神経が圧迫されやすくなります。手を使う頻度をできるだけ減らし、手指や手首に負担をかけないようにすることが大切です。 サポーターを使用する 仕事や家事などで手を休めたり作業量を減らしたりすることがどうしても難しい場合は、サポーターや装具を使用することも検討しましょう。サポーターや装具を使用することで、手にかかる負担を軽減できます。サポーターや装具を選ぶ際は、自分に合ったものを選ぶことが大切です。どのようなものを選べば良いか迷った場合、まずは病院に相談することがおすすめです。 手根管症候群を自分で治す際の注意点 手根管症候群を自分で治すための、簡単なセルフストレッチやエクササイズを紹介しました。 自分でストレッチをやる際、力加減には十分に気をつけなければなりません。強い力を出せば、効果が出やすいと思っている人も多いかもしれませんが、ストレッチやマッサージは、強い力や、痛みが出るほどの伸張感で行ってしまうと、かえって硬くなることがあります。これが防御性収縮と呼ばれるものです。 いずれのケアも、力の入れ過ぎには注意し、効いているのか効いていないのかわからないくらいの力加減で行うようにしましょう。 手根管症候群の痛みが治らない場合の治療法 手根管症候群の痛みが治らない場合の治療法について、以下で紹介しています。 薬物療法 ステロイド注射 手術療法 手根管症候群の痛みについて自分で治す方法でも改善しない場合、薬物療法やステロイド注射など病院で受ける治療を検討する必要があります。 薬物療法 病院で手根管症候群の診断が下されたら、消炎鎮痛剤や非ステロイド性抗炎症薬、ビタミンB12などの飲み薬、塗布薬といった薬物療法で保存的に治療を行います。薬物療法の主な目的は、痛みや腫れを軽減させ、炎症を抑えることです。また、ビタミンB12には末梢神経痛を改善させる効果があります。 軽症の場合は薬物療法や、サポーターや装具を使った保存療法で対応していきます。 ステロイド注射 副腎皮質ステロイドの注射を使用して、腱の炎症を抑える場合もあります。内服による薬物治療は、大量に摂取すると胃や肝臓、腎臓に負担をかけてしまうので、注射で直接手根管に薬剤を入れていきます。手根管はとても狭いため、注射を打つには正しい解剖の知識と技術が必要です。 万が一神経に針が刺さってしまうと、神経を痛めてしまうため、注射を行う際はエコーと呼ばれる超音波検査機器を使用します。エコーを使って神経の場所を確認し、神経をよけながらステロイドを注入していきます。軽症の場合、ステロイド注射により痺れの症状が改善しやすいです。 手術療法 痛みや痺れが治らず薬物療法やステロイド注射でも効果がみられない場合や、親指の付け根の筋肉である母子球が痩せてしまった萎んでしまった場合は手術療法を検討します。具体的な手術は大きく分けて手根管開放術と鏡視下手根管開放術の2種類です。手根管開放術では横手根靭帯を切開し、正中神経の圧迫を取り除きます。 また、鏡視下手根管開放術は皮膚に小さな穴をあけて内視鏡を挿入し、圧迫を取り除いていく手術です。どちらの手術も日帰りで行えます。鏡視下手根管開放術の方が、傷が小さく、術後の痛みが少ないことが特徴です。 まとめ|自分で治す以外の選択肢も知っておこう 手根管症候群を自分で治す方法として、ストレッチやマッサージをお伝えしました。 ストレッチやマッサージは手軽にできるメリットがありますが、やり方を間違えると症状を悪化させるリスクも少なくありません。 また、症状が重度の場合、ストレッチやマッサージだけでは症状の改善は見込めないでしょう。 手根管症候群を放置すると、筋力低下や筋肉の萎縮が進み、箸が使いにくい・字が書きにくい・ボタンをかけられないなど、日常生活の基本的な動作が困難になることがあります。 このような痛みや痺れなどは、日常生活や仕事にも支障を及ぼすため、症状が続くのであれば医療機関を早めに相談しましょう。 近年では、従来の治療法に加えて、慢性化してしまった症状にも効果が期待できる再生医療という選択肢もあります。 【こんな方は再生医療をご検討ください】 手根管症候群の痛みやしびれを早く改善したい方 手術を避けたい・仕事に支障を出したくない方 現在の治療で効果を実感できていない方 手根管症候群の痛みやしびれに悩まされている方は、ぜひ一度、当院(リペアセルクリニック)へ、ご相談ください。 手根管症候群についてよくあるQ&A 手根管症候群について、よくある質問を以下にまとめています。 手根管症候群は自然に治りますか? 手根管症候群の際に湿布はどこに貼れば良いですか? 手根管症候群でやってはいけない動きはありますか? Q.手根管症候群は自然に治りますか? 手根管症候群は継承の場合、自然に治ることがあります。原因がはっきりとわかっているもの以外は、まずは手首の安静やできる範囲でのストレッチ、抗炎症薬やビタミン12の投与といった保存的治療で経過をみていきます。安静だけで自然に治る人も少なくありません。妊娠がきっかけで手根管症候群になった場合、出産後には治っている場合がほとんどです。 ただし、症状が進行してしまった場合手術が必要となります。安静にしていても症状の改善がみられなければ、ただちに医療機関を受診することが必要でしょう。 Q.手根管症候群の際に湿布はどこに貼れば良いですか? 手根管症候群で湿布を貼る場合、手首から手のひらにかかるように貼りましょう。とくに痛みが強く感じる部分に直接貼ることがおすすめです。湿布には痛みを緩和させる鎮痛作用が期待できます。 さらに湿布の上からサポーターや弾性包帯で手首を固定することで、手首の使い過ぎを防ぐことができます。手根管症候群は手指や手首の使い過ぎが原因で起こり、動かすことによって症状が悪化する可能性があるため、湿布で痛みを取りながらできるだけ安静にしましょう。 Q.手根管症候群でやってはいけない動きはありますか? 手根管症候群の症状が出ているときは、手首を無理に反らせるストレッチは避けましょう。 この疾患では、手首の内部にある「正中神経」が圧迫されているため、手首を強く反らす動作によって神経への圧迫がさらに強まり、しびれや痛みが悪化するおそれがあります。 本記事で紹介したストレッチを参考に、痛みやしびれを感じない範囲でゆっくり行いましょう。
2023.01.13 -
- スポーツ外傷
- その他、整形外科疾患
「鎖骨骨折の手術後のプレート除去の時期はいつ?」 「鎖骨骨折の手術後の入院期間を知りたい」 鎖骨骨折におけるプレート固定手術に対して、このような疑問を持つ方は少なくありません。実際、医師から事前に説明を受けていても専門用語が多く、理解しきれない方もいます。 プレート除去の時期や入院期間は、仕事や日常生活のスケジュールに直結するため、目安を先に知っておくと安心です。 本記事では、現役医師が鎖骨骨折におけるプレート除去の時期・手術後の入院期間をわかりやすく解説します。記事の後半には、よくある質問をまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。 当院「リペアセルクリニック」の公式LINEでは、再生医療の情報提供と簡易オンライン診断を実施しております。 鎖骨骨折の手術後のプレート除去について気になることがある方は、ぜひ一度公式LINEにご登録ください。 鎖骨骨折の手術が適用されるケース 手術が適用されるケース 詳細 骨のズレが大きい場合 骨の転位が大きく安定しにくい状態 骨片が複数ある・複雑骨折の場合 骨片が多く固定が難しい状態 烏口鎖骨靭帯が損傷または断裂している場合 靭帯損傷に伴う不安定性が強い状態 鎖骨骨折の治療は、保存療法と手術療法に大別されます。骨片のズレが小さい場合や小児の場合、保存療法が基本です。 一方、骨片の転位が大きい場合、粉砕骨折や複雑骨折、神経・血管・靭帯の損傷が疑われる場合などには、手術療法が検討されます。 また、早期の機能回復や確実な骨癒合を優先する際にも、手術が選択されることがあります。治療方針は骨折の状態・年齢・活動性などを総合的に評価した上で決定します。 以下の記事では、鎖骨骨折について詳しく解説しています。 骨のズレが大きい場合 骨の転位が大きい鎖骨骨折では、保存療法のみで安定した骨癒合を得ることが難しい場合があります。 転位が大きい場合、骨片同士の接触が不十分となり、骨癒合遅延や偽関節のリスクが高まる可能性があります。また、整復位の維持が困難なケースでは鎖骨短縮が生じやすく、肩関節機能や上肢運動に影響を及ぼす可能性も否定できません。 これらの点を踏まえ、骨の位置関係や不安定性が明確な場合には、プレート固定手術などの手術療法が検討されます。 骨片が複数ある・複雑骨折の場合 骨片(折れた骨のかけら)が複数に分かれる鎖骨骨折では、骨の位置関係が不安定となりやすく、保存療法のみで整復位を保つことが難しい場合があります。 このような骨折型では、骨片の配列を正確に整え、安定した固定を得る目的で手術療法が検討されます。 さらに、骨が皮膚外へ露出する開放骨折では、感染や出血などの合併症リスクが高まるため、速やかな外科的対応が重要です。 いずれのケースも機能障害を最小限に抑える観点から、早期の受診と適切な評価が不可欠です。 烏口鎖骨靭帯が損傷または断裂している場合 鎖骨は、肩甲骨の烏口突起に連結する烏口鎖骨靭帯によって支持され、骨の浮き上がりを抑える役割を担います。 鎖骨骨折に靭帯損傷や断裂が伴う場合、牽引力の不均衡が生じ、胸骨側の骨片が上方へ転位しやすくなります。その結果、骨片間の接触が不十分となり、骨癒合が妨げられる可能性が高まります。 こうした不安定性が明確な症例では、骨折部の固定に加え、靭帯機能の再建や修復を含む外科的対応が検討されます。 プレートを使用する鎖骨骨折の手術方法 プレート固定手術は、骨折部を整復した上で金属プレートとスクリューで固定する手術方法です。 転位の大きい骨折や靭帯損傷を伴うケースにも対応でき、強固な固定により早期からの機能回復を目指すことが目的です。 一方で、傷口が大きくなること、費用負担、将来的なプレート除去手術が必要になる点はデメリットとして押さえておく必要があります。 鎖骨骨折におけるプレート手術後の入院期間 区分 目安 補足 早期退院となる場合 2泊3日 痛みや全身状態が安定している場合 入院が長引く場合 1~2週間 術後経過や合併症の有無による 鎖骨骨折のプレート固定術後の入院期間は、短い場合で2泊3日、長い場合でも1〜2週間程度が目安とされます。 ただし、独居の高齢者や術後経過に注意を要する場合などでは、入院が長引くことがあります。退院後の生活に不安がある場合は、遠慮なく医師や看護師へ相談しましょう。 以下の記事では、鎖骨骨折の過ごし方と安静期間について詳しく解説しています。 鎖骨骨折におけるプレート手術後のリハビリテーション 訓練法 詳細 可動域訓練(関節の動きを広げる運動) 関節の硬さ予防。肩の動き維持。段階的な可動拡大 筋力訓練(力を戻していく運動) 筋力低下対策。肩周囲筋の回復。軽負荷からの強化 骨の安定性に配慮しながら段階的に機能回復を進めることが重要です。可動域訓練は、肩関節の硬さを防ぎ、日常動作に必要な柔軟性を維持することが目的です。 筋力訓練は、術後に低下しやすい肩周囲筋の働きを回復させる段階的アプローチが期待できます。いずれも骨癒合の進行や固定状態を踏まえた負荷調整が不可欠であり、自己流ではなく医師の指導下での継続が望まれます。 可動域訓練(関節の動きを広げる運動) 段階 内容 術後初期 肩周囲筋の緊張緩和を目的とした段階。リラクゼーション中心。理学療法士・作業療法士による他動運動で関節拘縮予防 可動導入期 他動運動を継続しつつ、安全域内で段階的に挙上範囲を拡大。機能的動作を意識した可動性の回復。目安は90°付近 移行期 回復状況に応じ自動運動を併用。可動域や症状変化を確認しながら反復訓練。過負荷回避が重要 拡大期 骨癒合および安定性の評価後の段階。可動範囲の計画的拡大。負荷量の慎重な調整 目標 健側肩に近い可動域の回復。代償動作の抑制と運動様式の正常化 可動域訓練は、固定状態と骨癒合の進行に合わせて段階的に進めます。術後早期は力を抜いた状態で理学療法士・作業療法士による他動運動から開始し、肩周囲筋の緊張緩和と関節の柔軟性維持を図ります。 術後2〜3週を目安に自動運動へ移行し、腕下垂位から90°付近を安全域として調整しながら可動範囲を広げていきます。進行速度は骨折の型や転位・術式によって異なるため、自己判断での運動強度の変更は避け、医師の指導のもとで継続することが大切です。 筋力訓練(力を戻していく運動) 段階 内容 初期訓練 健側で手術側の手を補助しながら挙上。協調運動の再獲得。過負荷回避 自動運動期 手術側上肢のみで挙上。運動方向の段階的拡大。可動と安定性の確認 軽負荷期 筋活動に応じた軽負荷併用 負荷漸増期 弱いバンド・軽量ダンベル使用。目安は1〜2kg。筋持久力・制御性の向上 応用訓練期 十分な筋力発揮の確認後に支持性訓練。膝つき腕立て伏せから開始。段階的な移行 筋力訓練は、可動域の回復を確認した後に段階的に開始します。術後は固定や安静の影響で筋力低下が生じやすいため、過度な負荷は避けましょう。 初期は健側の補助を用いた挙上動作から始め、次に患側単独での運動へ移行します。筋活動の改善に応じ、軽負荷、チューブ、ダンベルなどを併用し強度を調整します。 鎖骨骨折におけるプレート除去する時期・入院期間 項目 内容 除去する時期 骨癒合確認後が前提。目安は術後3〜6カ月以降。個人差あり。1年以上を要する例も存在 入院期間 入院管理が基本。術前前日〜2日前入院。術後3日程度で退院が一般的。外来での経過確認・抜糸 手術費用 保険適用。自己負担割合に応じた費用負担。3割負担で概ね数万円台が目安。個室料・備品代などの加算要素 プレート除去の必要性や時期は一律ではなく、骨癒合の状態、症状の有無、生活状況などを総合的に評価した上で判断されます。 除去を急ぐ必要がないケースも多く、画像検査による確認が前提です。入院日数や費用は施設・個人によって異なるため、具体的な見通しは事前に医師へ確認しておきましょう。 鎖骨骨折におけるプレート除去手術の注意点 注意点 詳細 手術前の相談と情報共有を徹底する 骨癒合時期の確認。基礎疾患・既往歴の申告。服薬内容の共有 感染予防のための体調管理に気をつける 発熱・体調不良の有無確認。皮膚トラブルの回避。生活習慣の安定。術前健康状態の維持 手術特性と術後経過を理解する 再手術である点の理解。神経血管近接部位への配慮。術後可動制限の可能性。回復過程の個人差 プレート除去手術では、術前の準備と正確な情報共有が大切です。骨癒合の確認に加え、基礎疾患・既往歴・服薬状況を医師へ伝えることが、適切な手術計画の前提となります。また、感染予防の観点から術前の体調管理も欠かせません。 除去手術は再手術であるため、術後経過や機能回復には個人差があります。なお、プレート除去は必須ではなく、症状や状態によっては留置継続が選択される場合もあります。 手術前の相談と情報共有を徹底する プレート除去手術を検討する際は、術前の相談と情報共有が欠かせません。除去時期の判断には骨癒合の正確な評価が前提となり、癒合が不十分な段階での除去は骨強度の低下や再骨折につながる可能性があります。 また、糖尿病・骨粗鬆症などの基礎疾患・喫煙歴・年齢といった背景因子は骨癒合や術後経過に影響するため、事前に申告が必要です。抗凝固薬やステロイドなどの服薬情報も手術計画に直結するため、医師へ正確に伝えましょう。 感染予防のための体調管理に気をつける 注意点 詳細 体調を整えて手術を迎える 免疫機能維持。発熱・体調不良時のリスク回避。術後感染リスク低減 感染が術後経過へ及ぼす影響 抗菌薬治療の必要性。入院期間延長の可能性。追加処置・再手術の可能性 日常生活での感染予防対策 禁煙の重要性。栄養状態の改善。慢性疾患の管理。術前準備の徹底 プレート除去手術では創部が生じるため、感染予防の観点から術前の体調管理が求められます。感染が生じた場合は追加処置や入院延長が必要になるケースも考えられるため、術前から禁煙・栄養管理・基礎疾患のコントロールを徹底することが重要です。 手術特性と術後経過を理解する 注意点 詳細 神経・血管まわりの解剖学的特徴を知る 鎖骨周囲の神経走行の理解。術後のしびれ・感覚変化の可能性。重篤な損傷は稀である点。慎重操作の必要性 術後の可動域の変化を把握しておく 除去後の可動性変化。術後初期の拘縮傾向。可動域訓練・リハビリの重要性。段階的回復の視点 プレート除去に伴う骨の状態を理解する スクリュー痕の残存。骨強度回復までの期間。再骨折リスクへの配慮。活動制限管理の必要性 プレート除去手術後は、一時的な感覚変化や可動域の制限がみられる場合があります。しかし、多くは経過観察の範囲内です。 除去後の骨は修復過程にあるため、一定期間は負荷管理が必要です。術前に医師から十分な説明を受けた上で手術に臨み、術後は医師の指導に従って回復を進めることが大切です。 鎖骨骨折におけるプレート除去の時期や入院期間を理解し治療を計画的に進めよう プレート除去の時期と必要性は、骨癒合の状態・症状・生活背景を総合的に評価した上で判断します。疑問や不安がある場合は、医師と十分に相談しながら方針を確認することが大切です。 鎖骨骨折における手術の後遺症にお悩みの方は、当院「リペアセルクリニック」へご相談ください。当院では、症状や状態によっては、再生医療を用いた治療を提案しています。 鎖骨骨折後に機能障害や違和感が残存する場合、あるいは外科的治療に慎重な判断を要する場合には、治療選択肢のひとつとして再生医療が検討されることがあります。適応の可否は、症状や組織の状態、全身状況などを踏まえた総合的評価に基づいて判断されます。 ご質問やご相談は、「LINE」や「メール」、「オンラインカウンセリング」で受け付けておりますので、お気軽にお申し付けください。 鎖骨骨折におけるプレート除去手術の入院期間についてよくある質問 鎖骨骨折においてプレート除去しないメリットはありますか? 症状がなく日常生活に支障が認められない場合、プレートを除去しない選択が検討されることがあります。 鎖骨骨折においてプレート除去しないメリットは以下の通りです。 プレート除去しないメリット 詳細 追加手術を避けられる 再麻酔・切開不要。手術関連負担の回避 合併症リスクを下げられる可能性 感染・創部トラブル回避の可能性。再手術由来リスク低減 再骨折のリスクを回避(理論的) 除去後再骨折リスクの回避。骨構造維持 プレート除去は必須ではなく、症状や生活状況に応じて留置継続が選択される場合があります。 再手術に伴う身体的負担や感染などの合併症リスクを回避できるのは利点のひとつです。治療方針は骨癒合や違和感の有無を踏まえ、医師と慎重に検討します。 鎖骨骨折においてプレート除去することで後遺症になるリスクはありますか? プレート除去のリスク 詳細 再骨折の可能性 プレート除去後の骨強度低下。スクリュー痕残存。稀に再骨折の報告 神経・軟部組織への影響 皮膚感覚神経への刺激。術後のしびれ・感覚変化の持続例 手術に伴う合併症リスク 再手術に伴う感染・出血リスク。創部トラブルの可能性。経過観察や処置の必要性 プレート除去手術は一般的な処置ですが、合併症や後遺的変化の可能性があります。とくに除去直後の骨は修復過程にあり、負荷管理が重要となります。 鎖骨周囲は神経が走行するため、一時的または持続的な感覚変化がみられる場合があります。 治療方針は骨癒合や症状の有無を踏まえ、医師と十分に相談の上で慎重に判断することが大切です。
2023.01.11 -
- 脊椎
- 脊柱管狭窄症
脊柱管狭窄症の痛みやしびれにストレッチは有効? 足腰の痛みやしびれを「自力でなんとかしたい」という方も多いのではないでしょうか。 本記事では、脊柱管狭窄症の痛みやしびれに対して自宅で簡単にできるおすすめストレッチを紹介します。 しかし、間違ったストレッチ方法では症状を悪化させ、長時間の歩行が困難になるリスクが高くなるため、正しい知識を身につけましょう。 また、近年の治療では、脊柱管狭窄症のストレッチと併せて、再生医療による治療を併用することが注目されています。 再生医療は痛みの原因となっている損傷した神経にアプローチすることで、脊柱管狭窄症の根治につながる可能性があります。 \脊柱管狭窄症の改善に有効な「再生医療」とは/ 再生医療は、患者さまの細胞や血液を用いて自然治癒力を向上させることで、痛みやしびれの原因となる損傷した神経の再生・修復を促す治療法です。 【こんな方は再生医療をご検討ください】 脊柱管狭窄症による痛みやしびれを早く治したい 根本的に治療したいが、手術はできるだけ避けたい 痛み止めや湿布が効かない、あるいはすぐに痛みがぶり返す リハビリやマッサージを続けているが、期待した効果が得られない >>再生医療専門の「リペアセルクリニック」に無料相談する 当院リペアセルクリニックでは、脊柱管狭窄症に対する再生医療について無料カウンセリングを実施中のため、お気軽にご相談ください。 まずは脊柱管狭窄症の治療について無料相談! 脊柱管狭窄症に有効なストレッチ方法【高齢者でもできる】 脊柱管狭窄症のストレッチの重要な目的は、次の2点です。 狭くなっている神経の通り道を広げて、神経の圧迫を取り除く 腰や足の付け根の、関節の動きを妨げる筋肉の凝りをほぐす これらを踏まえた具体的なストレッチの方法を、ポイントを交えながら3つ紹介します。 以下でストレッチの具体的な手順を確認していきましょう。 両膝かかえストレッチ 初めに紹介するのは、神経の通り道を広げたり、背中の筋肉をほぐしたりするストレッチです。 寝た状態でできるので、横になったときや就寝前などに気軽にできます。 仰向けになり両膝をかかえます 太ももをお腹に近づけるようにします 15 秒キープします 5 回ほど繰り返します POINT:太ももを近づけるタイミングで息をフーッと吐き出しましょう。 正座ストレッチ 次も、両膝かかえストレッチと同じく背中の筋肉への効果が期待できるストレッチです。 両膝かかえストレッチに比べると、少し難易度が高くなります。 四つ這いの状態で背中を丸めます 手の位置は変えずに徐々に膝を曲げていきます 背中を丸めるように意識して、正座のような姿勢になります また四つ這いの姿勢にゆっくり戻ります 5 回ほど繰り返します POINT:先ほどのストレッチと同じように、正座をするときは息を止めないようにして、リラックスをしましょう。 片膝立ちストレッチ 最後は腰から太ももの全面の付け根にかけて付着する筋肉である腸腰筋(ちょうようきん)のストレッチです。 腸腰筋が硬くなると腰が反る姿勢になりやすいため、柔軟性を保つことが大切です。 壁などを支えにして片膝立ちになります 膝をつけている方の足を後ろに少し引きます 前方の足の膝を曲げて、膝をついている方の太ももの前をストレッチします POINT:腰を反ったり、上半身が前かがみになったりしないように注意しながら行いましょう。 また、姿勢が不安定で倒れそうな場合は、壁や家具など支えになるものに捕まりながら行いましょう。 脊柱管狭窄症のリハビリ|高齢者にもおすすめの筋トレ 脊柱管狭窄症の筋トレのポイントは、脊椎にかかる負担を減らすために、腹筋や背筋といった体幹(インナーマッスル)の筋肉を鍛えることが大切です。 ここでは、2つの方法をポイントとともに紹介します。 以下でストレッチの具体的な手順を確認していきましょう。 ドローイング 椎骨を支える筋肉として、コルセットのような役割をする「腹横筋(ふくおうきん)」という筋肉があります。 お腹が割れたように見える筋肉は腹直筋(ふくちょくきん)ですが、脊柱管狭窄症の場合は腹筋の中でも「腹横筋」を鍛え、椎骨にかかる負荷をサポートしましょう。 仰向けになり両膝を立てます 腹式呼吸の要領で、息を大きく吸ったり吐いたりします 息を吐くときに合わせて、お腹を限界までへこませます これを 10 回程度繰り返します POINT:息を吐くときは口をすぼめるようにして、ゆっくり長く吐くようにしましょう。 ダイアゴナル 腹筋と背筋の中でも、「インナーマッスル」という姿勢を保つ筋肉を鍛える運動です。 四つ這いの姿勢で、背中が曲がったり反ったりしないようにします 右手と左足をまっすぐ上げて 15 秒キープします 次に左手と右足をまっすぐ上げて 15 秒キープします 10 回程度繰り返します POINT:手足を上げたときに、体が傾かないように意識しましょう。 また、お腹をへこませるように力を入れると効率よく筋肉を刺激でき、反り腰の防止にもなります。 脊柱管狭窄症のストレッチに期待できる効果 脊柱管狭窄症のおすすめストレッチに期待できる効果について解説します。 以下でそれぞれ詳しく確認していきましょう。 痛みとしびれの改善 運動療法の中の1つであるストレッチには、痛みやしびれの改善に効果があることが報告されています。 しかし、脊柱管狭窄症による痛みやしびれはストレッチだけで治るようなものではありません。 適切な治療を受けずに放置していると症状が悪化し、歩行や排尿・排便などの日常生活の動作にも大きな影響が出る可能性が高まります。 今までは手術によって痛みやしびれを取る治療が一般的とされてきましたが、近年では神経そのものを改善する可能性がある再生医療が注目されています。 痛みによってできなかったことが再びできるようになる可能性がある再生医療について、ぜひ知っておきましょう。 \脊柱管狭窄症の改善に有効な「再生医療」とは/ 再生医療は、患者さまの細胞や血液を用いて自然治癒力を向上させることで、痛みやしびれの原因となる損傷した神経の再生・修復を促す治療法です。 以下のような症状やお悩みをお持ちの方は、ぜひ再生医療をご検討ください。 脊柱管狭窄症による痛みやしびれを早く治したい 根本的に治療したいが、手術はできるだけ避けたい 痛み止めや湿布が効かない、あるいはすぐに痛みがぶり返す リハビリやマッサージを続けているが、期待した効果が得られない >>再生医療専門の「リペアセルクリニック」に無料相談する 当院リペアセルクリニックでは、脊柱管狭窄症に対する再生医療について無料カウンセリングを実施中のため、お気軽にご相談ください。 まずは脊柱管狭窄症の治療について無料相談! 筋肉の柔軟性向上 ストレッチを行うと筋肉の柔軟性も向上します。 筋肉は急に引き伸ばされると、それ以上筋肉が伸びて損傷しないよう、自然に縮もうとする反応が起こりますが、ストレッチを続けることで自然に縮もうとする反応が穏やかになるのです。 また、ストレッチを行うと筋温や体温を高める効果があり、これらが筋肉の柔軟性の向上に関連していることがわかっています。 腹筋・背筋の筋トレ効果の促進 ストレッチは腹筋・背筋などの筋トレ効果の促進が期待できます。 筋トレ後に固まった筋肉をゆっくり伸ばすことで筋肉の血流量をアップし、乳酸などの老廃物が排出しやすくなるのです。 また、ストレッチにより筋肉の柔軟性が高まることで、筋肉痛の軽減や怪我の予防にもつながるでしょう。 脊柱管狭窄症でやってはいけないストレッチやトレーニング ストレッチや筋トレなどの運動療法は、正しい方法で行わないと症状が悪化する恐れがあります。 本章では、脊柱管狭窄症でやってはいけないストレッチやトレーニングについて紹介します。 背中をそらせるストレッチ 痛みが出てしまうウォーキング 以下で、それぞれの内容について詳しく見ていきましょう。 背中をそらせるストレッチ 運動療法は正しい姿勢で行わないと、怪我の原因となったり、狙った効果が得られなかったりする恐れがあります。 脊柱管狭窄症のストレッチでは、「腰を反らない」という点がとても重要です。腰や背中を反らせることで、脊柱管が狭くなり神経を圧迫する可能性があるからです。 お腹に力を入れることを意識すれば腰が反りにくくなります。 痛みが出てしまうウォーキング 「痛みを我慢した方がよく効く気がする」と思われる方がいるかもしれません。 しかし、痛みがあるのに無理して運動をすると、脊柱管狭窄症の症状を悪化させたり、別の部位まで怪我したりする危険性があります。 脊柱管狭窄症は歩き続けると痛みがはしり、前かがみになると痛みが和らぐという特徴があります。 ただし、前屈みの姿勢は腰痛の悪化につながる可能性があるため、痛みや痺れが出るような長距離のウォーキングなどはオススメできません。 ストレッチや筋トレ、ウォーキングなどの運動を行う際は無理のない範囲で行いましょう。 脊柱管狭窄症にはストレッチや筋トレによるセルフケアが重要 脊柱管狭窄症の症状を和らげるためには、適切なストレッチや筋トレを正しい姿勢で行うことが大切です。 今回の運動療法は家でもできる簡単な方法ですので、症状が和らぐのを確認しながら、無理のない範囲で継続するようにしましょう。 また、脊柱管狭窄症は運動療法の他にも、薬物療法や生活の工夫などを組み合わせて治療をするのが基本です。 今までは手術によって痛みやしびれを取る治療が一般的とされてきましたが、近年では神経損傷を改善する可能性がある再生医療が注目されています。 痛みによってできなかったことが再びできるようになる可能性がある再生医療について「どのような治療を行うか」ぜひ知っておきましょう。 \脊柱管狭窄症の改善に有効な「再生医療」とは/ 再生医療は、患者さまの細胞や血液を用いて自然治癒力を向上させることで、痛みやしびれの原因となる損傷した神経の再生・修復を促す治療法です。 【こんな方は再生医療をご検討ください】 脊柱管狭窄症による痛みやしびれを早く治したい 根本的に治療したいが、手術はできるだけ避けたい 痛み止めや湿布が効かない、あるいはすぐに痛みがぶり返す リハビリやマッサージを続けているが、期待した効果が得られない >>再生医療専門の「リペアセルクリニック」に無料相談する 当院リペアセルクリニックでは、脊柱管狭窄症に対する再生医療について無料カウンセリングを実施中のため、お気軽にご相談ください。 まずは脊柱管狭窄症の治療について無料相談!
2023.01.09 -
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脳卒中の退院後の生活への影響は、症状の程度によって大きく異なります。重度の後遺症が出ると、退院後も寝たきりになってしまう可能性もあります。 寝たきりになるリスクを避け、元の生活に戻るためには、適切なリハビリと生活習慣の改善が欠かせません。 本記事では、脳出血の退院後の生活について詳しく解説します。効果的なリハビリや退院後の生活で気をつけるべきことも紹介しているので、自宅に戻った後の過ごし方を考えたい方はぜひ参考にしてみてください。 脳出血の退院後の生活【後遺症が出て寝たきりになる可能性も!?】 脳出血の後遺症が重症であると、そのまま回復せず寝たきりになってしまう可能性もあります。 後遺症の影響を最小限に抑え、日常生活の質を向上させるためには、入院中だけでなく退院後も継続的なリハビリを続けていく必要があります。 以下の記事では、脳出血で後遺症なしになる確率について解説しているので、後遺症の有無が気になる方はあわせてご覧ください。 そもそも脳出血とは、脳の中の血管が破れて頭の中で出血が起こる病気です。たまった血液が神経細胞を圧迫することで、さまざまな症状を引き起こします。 たとえば、手足が動かない麻痺症状や言葉の出にくさなどの後遺症です。 脳出血の有効な治療法の1つに「再生医療」があります。 これまで一度死んだ脳細胞は戻らないとされてきました。しかし、再生医療は脳細胞を復活させ、脳出血を含む脳卒中の後遺症を改善できることがわかってきたのです。 詳しい治療法や効果が知りたい方は、再生医療専門の『リペアセルクリニック』にお気軽にお問い合わせください。 脳出血の退院後の生活に欠かせないリハビリとは 脳出血による筋肉低下や後遺症の訓練に欠かせないのがリハビリです。 脳出血後の回復する過程は以下3段階にわかれており、各段階に応じたリハビリをおこなっていきます。 急性期 回復期 維持期 リハビリの内容を順番に見ていきましょう。 急性期|入院中のリハビリ 急性期は、脳出血の発症直後から2週間程度までの期間を指します。急性期は全身の状態がまだ不安定な時期のため、容体が悪化しないよう慎重な経過観察が必要です。 同時にこの時期は、長時間の安静により筋肉や関節の機能が低下する「廃用症候群」を防ぐ必要があります。廃用症候群は床ずれ(褥瘡)や感染症のリスクを高めます。 廃用症候群を予防するためのリハビリには、手足の軽い運動や体位の交換が有効です。 障害を受けた神経細胞は発症後3カ月がもっとも回復が期待できる時期といわれています。早期からリハビリをはじめれば、脳機能の回復や運動機能の改善につながるでしょう。 回復期|退院後の生活を意識したリハビリ 回復期とは、急性期の期間が過ぎたあとの約6カ月間を指します。回復期では、患者の症状に合わせたリハビリがはじまります。 主な目的は、可能な限り発症前の生活に戻れるよう、必要な動作や体の機能を強化することです。 リハビリの内容は患者一人ひとりの生活環境や目標に応じて設定されます。退院後の生活をイメージしながら、個別の訓練プログラムを組んでいきます。 以降では回復期におこなわれる「運動機能のリハビリ」「言語機能・嚥下機能のリハビリ」「高次脳機能障害に対するリハビリ」について詳しく解説します。 運動機能のリハビリ 回復期におこなわれる運動機能の強化を図るリハビリを6つ紹介します。 リハビリ 内容 筋力強化 安静にしていた期間に低下した筋力を回復する目的のリハビリです。自分の体重や軽い重りを利用したトレーニングをおこないます。 持久力強化 体力の向上を目的としたリハビリです。ウォーキングや自転車型の運動器具を使ってトレーニングをおこないます。 協調運動訓練 体の各部位の力加減を調整し、安定した動きができるように訓練するリハビリです。 基本動作訓練 日常生活に戻るために必要な動作の訓練をおこないます。具体的にはベッドからの起き上がりや車椅子の乗り移りなどの動作です。 歩行訓練 歩行機能の向上を図ります。杖や歩行器を活用しながら安定した歩行をおこなうための練習をします。 巧緻(こうち)動作訓練 手指のこまかい動きの回復を目指すリハビリです。具体的には箸を使ったり、ペンで文字を書いたりするなどの動きです。 移動に関する練習は理学療法士が、食事や身の回りの動作は作業療法士が担当します。 なお、脳出血の治療には「再生医療」が効果的です。 再生医療は人間の自然治癒力を活用した最先端の医療技術です。幹細胞の修復力を利用して、損傷した脳細胞の機能回復を促進します。 脳出血の後遺症も治療対象なので、具体的な治療法や効果が知りたい方は再生医療専門の『リペアセルクリニック』にお気軽にお問い合わせください。 言語機能・嚥下機能のリハビリ 言葉がうまく出てこない失語の症状が見られる場合には、話す練習や読み書きを通じてスムーズに言葉を扱えるように訓練をします。 食べ物を安全に胃まで運ぶ働きの「嚥下(えんげ)機能」が低下している場合は、口・喉・舌の筋肉を鍛える運動をおこないます。嚥下の機能低下は、食事が気管に入り込み、肺炎を引き起こす危険があるため、早い段階でのリハビリが必要です。 高次脳機能障害に対するリハビリ 「高次脳機能」は記憶力、注意力、感情のコントロールを担う働きを指します。脳の損傷でこれらの機能が低下した状態を「高次脳機能障害」と呼びます。 高次脳機能障害に対するリハビリでは、以下のように目的に応じた訓練をおこないます。 ・記憶力向上:言葉や絵を使った記憶訓練、メモの活用練習 ・注意力回復:計算問題など集中力を高める訓練 リハビリを続けないと、体や心の機能がさらに低下する恐れがあります。根気よく取り組むことが回復の鍵です。 また、高次脳機能障害のリハビリには、周囲の協力も大切です。たとえば、わかりやすい言葉で話しかけたり、生活環境を整えたりするなどのサポートが求められます。 維持期|退院後のリハビリ 維持期とは急性期と回復期を終えて、症状がある程度安定した時期を指します。維持期のリハビリは、主に自宅や施設でおこなわれます。 維持期のリハビリの目的は、急性期や回復期で回復した機能の維持です。リハビリを中断すると機能が再び低下する可能性があるため、継続が大切です。 また、後遺症が出ると、以前は簡単にできた動作が難しくなり、生活の満足度が下がる場合があります。維持期のリハビリは、生活を少しでも楽にするための訓練も進めていきます。 なお、脳出血を含む脳卒中の治療には「再生医療」が有効です。身体のしびれや麻痺、言語障害といった後遺症も治療対象に含まれます。 期待できる治療効果が知りたい方は、再生医療専門の『リペアセルクリニック』にお気軽にご相談ください。 脳出血の退院後の生活で気をつけるべき4つの注意点 脳出血の退院後は、再発を防ぐために日常生活で気をつけるべき点があります。とくに以下4つの生活習慣が、再発リスクを高める要因となります。 ストレスをためる 塩分の高い食生活を送る タバコを吸う 過度な飲酒をおこなう 注意点をおさえて、健康的な生活を心がけましょう。 ストレスをためる 脳出血の要因となるのは高血圧です。ストレスがたまると血圧が上がりやすくなるため、同じ状況下で生活を続けていると、脳出血の再発リスクを高めます。 以下はストレス発散に効果的な方法です。 ・趣味の時間を作る ・規則正しい生活リズムを保つ ・無理のない範囲で軽い運動をする ・深呼吸やストレッチで気分転換をおこなう 血圧を安定させ脳出血の再発リスクを軽減させるためにも、自分に合ったストレス解消法を見つけ、ストレスケアをおこなっていきましょう。 以下の記事では脳出血とストレスの関係性を解説しています。ストレスによって生じる脳出血のリスクについて詳しく知りたい方は、ぜひあわせてご覧ください。 塩分の高い食生活を送る 塩分の高い食生活は血圧が上がりやすくなり、脳出血の再発につながる可能性があります。以下のような塩分を減らした食事を心がけましょう。 ・料理の味付けを薄くする ・塩分控えめの商品を購入する ・外食では低塩メニューを選ぶ 塩分の高い食生活で血圧が上がると血管に負担がかかります。脳卒中のリスクを軽減するためにも、日々の食生活の見直しをしていきましょう。 タバコを吸う 喫煙は血管を収縮させ、血圧上昇を招きます。禁煙は脳出血の再発予防にもつながるため、以下のような手段でタバコを吸う機会を減らしてみてください。 禁煙外来の利用 ニコチンガムの活用 ニコチンパッチの使用 禁煙イベントの参加 タバコを吸うと再発リスクが高まるだけでなく、肺がんや心疾患といった別の病気を引き起こす原因になります。健康的な生活を送るためにも、タバコを断つ努力を続けましょう。 過度な飲酒をおこなう 過度な飲酒も血圧を上げ、脳出血を再発させるリスクがあります。 適量を超える飲酒は体にも大きな負担がかかるため、飲酒量を制限し適量を守りましょう。日常的にアルコールを飲む習慣がある場合、週に数日は休肝日を設けるのがおすすめです。 以下の記事では、脳出血の予防や再発防止に効果的な血圧管理方法を解説しています。高血圧の心配がある方は、ぜひ参考にしてみてください。 まとめ|脳出血の退院後の生活は寝てばかりにならないようにリハビリを続けよう 脳出血後のリハビリは、早めに開始して根気強く続ける意識が大切です。動かない時間が増えると、筋力が落ちたり、体の機能が戻りにくくなったりするからです。 家族や周囲の人々のサポートも回復の大きな力となります。生活環境を整え、患者の状態に合わせた適切な援助が必要です。 毎日少しずつ努力を重ねれば、発症前の生活に近づける可能性が高まります。自分のペースで無理なくリハビリを続けていきましょう。 なお、脳出血の治療には「再生医療」が有効です。 再生医療は人間の自然治癒力を活用した最新の医療技術で、身体機能(後遺症)の回復や脳卒中における再発予防の効果が期待できます。 具体的な治療方法が気になる方は、再生医療専門の『リペアセルクリニック』にお気軽にお問い合わせください。
2023.01.06 -
- スポーツ外傷
- その他、整形外科疾患
「鎖骨を骨折したときの過ごし方は?」 「鎖骨骨折を早く治す方法はある?」 鎖骨はスポーツや事故などで骨折しやすい部位ですが、 適切な処置や過ごし方をしないと完治が遅れたり、後遺症が残ったりする可能性もあります。 後遺症の予防や早期回復を目指すためにも、鎖骨骨折が起きた際に「どう過ごすか」「どんな治療法があるのか」を事前に知っておくことが重要です。 本記事では、鎖骨骨折の過ごし方と安静期間をはじめ、少しでも早く治すための注意点について詳しく解説します。 鎖骨骨折の予後が不安な方は、ぜひ参考にしてください。 また、「鎖骨骨折を少しでも早く治したい」「しびれや脱力感などの後遺症が心配」という方は、「再生医療」による治療をご検討ください。 \骨折の痛みや後遺症に有効な「再生医療」とは/ 再生医療は、患者さまの細胞や血液を用いて自然治癒力を高めることで、損傷した組織(関節や骨)の再生・修復を促す治療法です。 鎖骨骨折の痛みだけでなく、後遺症による神経症状(しびれなど)にも効果が期待できる可能性があります。 【こんな方は再生医療をご検討ください】 鎖骨骨折の痛みを早く治したい 痛みだけでなく、しびれや脱力感がある 現在受けている治療で期待した効果が得られていない >>再生医療専門の「リペアセルクリニック」に無料相談する 当院リペアセルクリニックでは、骨の再生医療について無料カウンセリングを行っているため、お気軽にご相談ください。 まずは鎖骨骨折の治療について無料相談! 鎖骨骨折の症状と安静期間について まずは、鎖骨骨折の症状や必要な安静期間について解説します。 より早く鎖骨骨折を完治させるために、正しい知識を知っておきましょう。 鎖骨骨折の症状 鎖骨骨折の症状で特徴的なものは、骨折部の痛みと腫れ、腕を上に挙げられないなどの運動制限です。 さらに、鎖骨周囲には血管や神経が通っているため、骨折の程度によりそれらの組織を傷つけ、手指がしびれたり動かせなくなる場合もあります。 また、鎖骨は皮膚の上から触れるほど体表にあるため、骨折している場合は簡単に観察できます。 肌を露出させられるようであれば、骨折があるかどうか目視で確認してみましょう。 鎖骨骨折した際の安静期間 続いて鎖骨を骨折した、もしくは疑われる場合の対処法と安静期間を解説します。 鎖骨骨折はすぐに受診 鎖骨骨折が疑われる場合は、できるだけ早く医療機関を受診しましょう。 鎖骨の骨辺が重要な神経を傷つけている可能性があるからです。対応が遅れると、生命に関わるかもしれません。 また折れた鎖骨が動いて血管を傷つけ、新たな出血が生じるおそれもあります。 したがって鎖骨骨折は、他の部位を骨折した場合よりも、すみやかに医療機関で受診するのが重要です。 >>鎖骨骨折の治療法について確認する 三角巾を使った鎖骨骨折の固定 鎖骨骨折があった場合、早急に患部を固定します。固定しないと、転移(骨の位置のずれ)が起こる可能性が出てきます。 転移があると、完治が遅れたり、異常な形で癒合したりするかもしれません。 転移を解消するための手術が必要になるケースもあります。 したがって正しく患部を固定し、転移を防がなければいけません。 以下では医療機関をただちに訪問できない場合の応急処置として、三角巾を用いた患部の固定方法を解説します。 ①怪我した方の手を反対の手で固定してもらいます。(この姿勢が楽だと感じる人が多い) ②三角巾の頂点を骨折側の肘の下に挟み込むようにセットし、一方の端を反対の肩に回します。 ③他方の端を骨折側の脇の下を通すように背中側に回します。そうすると骨折側の腕を包み込むように固定できます。 ④首のところで両端を結び固定します。 ⑤頂点は肘の位置がズレないように結びます。 ⑥もう一つ三角巾を用意し、肘を体幹で固定するように巻くとぶれずに固定できます。 鎖骨骨折には3〜8週間の安静期間が必要 鎖骨骨折があった場合、4〜6週間ほどの安静期間が必要です。期間中、患部は鎖骨バンドなどで固定します。 安静期間がなければ、鎖骨の癒合がうまく進みません。癒合を促進するためにも、この期間が必要です。 また後述する禁忌動作を避ける、定期的に鎖骨バンドを締めるなどの取り組みも必要です。 鎖骨を骨折している際の過ごし方と少しでも早く治す方法 鎖骨を骨折している際に、少しでも早く治すための過ごし方とポイントは大きく分けて3つあります。 それぞれ以下で詳しく解説します。 なるべく腕を上げないようにする(禁忌動作を避ける) 鎖骨は腕(上肢)を動かすための、重要な部分です。鎖骨が動かせなければ、腕はほんの少ししか上がりません。 腕を大きく挙げようとすれば鎖骨も連動します。つまり、鎖骨が折れている状態で腕を大きく動かせば、鎖骨は自ずと動き、ズレようとする力が働くため、強い痛みが出てしまい、さらには骨の癒合を邪魔してしまいます。 そうなると、治りが遅くなり肩の動きが悪くなる後遺症が出る可能性もあります。 また、偽関節ができてしまい、力が入りづらくなることも考えられます。 そのため、鎖骨骨折後の早期は手術の有無に関わらず、腕を挙げる行動を控えることが重要です。 基本的に横向きに寝る 鎖骨骨折後の早期は、寝る姿勢にも注意しなければなりません。 基本的に仰向けか患部を上にした横向きで寝ることが推奨されています。その際、骨折した側の腕が動かないようにバンドや三角巾などで固定しておくと良いでしょう。 仰向けで寝る場合は、肘が下に落ち過ぎて肩に負担がかかる場合もあります。 したがってバスタオルを折り畳んだものを骨折側の肘の下に敷いておくと安定感が得られます。 1日2回ほど固定具を締める 鎖骨骨折がある際は、1日2回ほど、鎖骨バンドなどの固定具を締め直しましょう。 前章では、鎖骨の癒合を進めるためには患部を固定するのが重要と述べました。 しかし鎖骨バンドの固定部が緩むと、鎖骨が動くようになり、完治が遅れます。 患部が固定されるよう、1日2回ほど固定具を締めるようにしましょう。 鎖骨骨折後の治療 鎖骨骨折における治療の方法は大きく2つに分けられ、体にメスを入れない「保存療法」と折れた骨同士を癒合させる「手術療法」です。 保存療法が必要となるケースは、以下のとおりです。 単純骨折(骨片が2つ) 骨片同士のズレが小さい 骨形成率が早い子ども 神経や血管、靭帯を損傷していない 手術に対して抵抗がある 骨のずれが少ない場合は、鎖骨バンド(クラビクルバンド)と呼ばれるサポーターで固定をし、骨が繋がるのを待ちます。 出典:一般社団法人 日本骨折治療学会 鎖骨骨折の特徴として、胸の中心に近い方の骨片が上に移動し、外側の肩に近い方の骨片が相対的に下に位置するケースがあります。 そのため、バンドで胸の中心の方の骨片を上から抑えこみ、ズレを少なくすることで、骨がつながりやすくするなるため、通常2~3カ月もすれば、ある程度骨癒合します。 また、鎖骨骨折の治療には従来の治療法以外にも、自己細胞を用いて自然治癒力を高めることで早期改善を目指す「再生医療」という新しい選択肢もあります。 再生医療は、鎖骨骨折の痛みだけでなく、後遺症による神経症状(しびれなど)にも有効な可能性があります。 【こんな方は再生医療をご検討ください】 鎖骨骨折の痛みを早く治したい 痛みだけでなく、しびれや脱力感がある 現在受けている治療で期待した効果が得られていない >>再生医療専門の「リペアセルクリニック」に無料相談する 当院リペアセルクリニックでは、再生医療の具体的な治療法や適応症例について無料カウンセリングを行っているため、お気軽にご相談ください。 まずは鎖骨骨折の治療について無料相談! 鎖骨骨折の完治までの期間は?痛みのピークはどれくらい? 鎖骨骨折の完治までは3カ月ほどかかるでしょう。しかし、ズレが大きい、手術が必要などの事情があれば、3カ月より長くかかるかもしれません。 幹部の痛みは、安静にした期間が伸びるにつれ軽減されます。 骨折直後の2、3日に痛みはピークに到達します。以後少しずつ痛みが引いていくでしょう。 2カ月後にはほとんど痛みを感じなくなります。 車の運転はいつからいいの? よく聞かれる質問の一つに、「車の運転はいつからしていいのか?」というものがあります。 一人ひとり骨のつながり具合や手術の有無によって差があるので一概にはいえませんが、腕をしっかり挙げてOKと医師から許可が出た頃から練習をし始めるのが良いでしょう。 運転では、やむを得ず急ハンドルを切る場面が出てくるかもしれませんし、大きいカーブでは腕が上がる動作も加わります。 予測できないハンドル操作が出てくることも考えると、少なくとも1カ月半〜2カ月程度は我慢した方が良さそうです。 とにかく、鎖骨骨折をしてしまったら、自分で判断せずに専門の医療機関に診てもらい、骨折後や手術後すぐに肩を大きく動かす動作は避けましょう。 骨のつながりは、レントゲンなどによって判断されるので、医師の指示のもと、段階的に動かすよう心がけましょう。 まとめ・鎖骨骨折した際の正しい過ごし方を理解しよう 鎖骨を骨折した場合でも、医療機関の指示を守って生活することで大部分は前と同じように動かせるようになります。 しかし、鎖骨の骨片で神経や血管を傷つけている可能性もあるため、骨のつながり状況を確認しながら段階的に治療に取り組むことが重要です。 また、鎖骨骨折には以下のような後遺症が出る可能性があります。 神経障害(痛みやしびれ) 変形障害 機能障害 痛みだけでなく「しびれ」を感じるなどの症状がある場合、再生医療で早期回復を目指せる可能性があります。 再生医療は、患者さまの細胞や血液を用いて自然治癒力を高めることで、損傷した組織(骨や神経)の再生・修復を促す治療法です。 【こんな方は再生医療をご検討ください】 鎖骨骨折の痛みを早く治したい 痛みだけでなく、しびれや脱力感がある 現在受けている治療で期待した効果が得られていない >>再生医療専門の「リペアセルクリニック」に無料相談する 当院リペアセルクリニックでは、再生医療の具体的な治療法や適応症例について無料カウンセリングを行っているため、お気軽にご相談ください。 まずは鎖骨骨折の治療について無料相談!
2023.01.04 -
- 手根管症候群
- 手部
手根管症候群の手術を受けた後、いつから手が自由に使えるようになるのか不安に思ったり疑問を感じているのではないでしょうか。 手術後はギプスでの固定や傷口のケアなど、普段とは異なる生活への戸惑いもあるかもしれませんが、回復期間を安静にして過ごすことで早期復帰が可能です。 この記事では、手根管症候群の手術後について、回復までの期間の目安や日常生活での注意点を分かりやすく解説します。 また、当院(リペアセルクリニック)は手術以外の選択肢として注目を集める「再生医療」を専門とするクリニックです。 現在、手根管症候群に対する再生医療について無料カウンセリングを実施中のため、お気軽にご相談ください。 手根管症候群の治療について無料相談 手根管症候群の手術後で日常生活に戻れるタイミング 手根管症候群の代表的な手術は、「手根管開放術」と「母指対立再建術」の2種類があります。回復期間がそれぞれ異なるため、日常生活に戻れるタイミングを把握しておきましょう。 手根管開放術の場合 根管開放術は、手のひらを切開し神経圧迫のもとになっている靭帯を切って、圧迫を解放する手術です。 切開する範囲が比較的小さく、局部麻酔で実施できるため、日帰り手術が可能です。 術後は傷の保護と安静のため、約1週間ほど手術部位をギブスで固定します。ギブスが外れ、傷口の治癒や痛みの軽減が確認できれば日常生活に戻れます。 母指対立再建術の場合 母指対立再建術は、手首や指にある腱や筋肉を採取して、親指の付け根に移植する手術です。 手根管症候群の影響で親指を動かす筋肉が痩せてしまい、物を掴むのが難しい状態になったときに検討される手術です。 母指対立再建術の場合は、全身麻酔を必要とし、1〜2週間ほど入院します。手術後は、1カ月ほど手術部位を固定します。そのため、手を自由に動かして日常動作ができるようになるには最低でも1カ月程度かかると覚えておくと良いでしょう。 腱や筋肉の損傷に効果的な治療法の1つに「再生医療」があります。 人間の自然治癒力を活用した治療なので、身体への負担を最小限にできます。詳しい治療方法や期待できる効果が気になる方は、再生医療専門の『リペアセルクリニック』にお気軽にお問い合わせください。 ▼ご家族と確認できる再生医療のガイドブックも配信中 >>公式LINEを確認する 手根管症候群の手術後に生活で気をつけるべき3つのこと 手根管症候群の手術後に生活で気をつけるべきことを解説します。 抜糸するまでは安静にして過ごす 傷口に水がかからないようにする 症状が落ち着くまでは手を使う仕事や家事は控える これらの点に注意して生活を送り、着実に回復させていきましょう。 1.抜糸するまでは安静にして過ごす 手根管症候群の手術は、切開した部分を医療用の糸で最後に縫います。傷口を縫合して、切開した部分が元通りに閉じるのをサポートしているのです。そのため、抜糸までの期間は安静に過ごすことが求められます。 抜糸前は、傷口が完全にふさがっておらず、糸で傷口を保護している状態です。 この状態で、無理に手を動かしたり、重い物をもったりすると傷口が広がって再び縫合処置が必要になる場合もあります。 スムーズな回復のためにも、抜糸して完全に傷口がふさがるまでは安静に過ごしましょう。 2.傷口に水がかからないようにする 手術後の傷口は、皮膚が再生してふさがる過程にあります。この過程は水分の影響を受けやすいため、水がかかると傷口の修復が遅れる可能性があります。 傷口がふさがるまでは、食器洗いや洗濯といった水を使う家事は極力控えましょう。 3.症状が落ち着くまでは手を使う仕事や家事は控える 手術後、無理に手を動かすと、回復が遅れたり、傷口が開いたりする可能性があります。そのため、症状が落ち着くまでは、以下のような手を使う仕事や家事は控えるようにしましょう。 包丁を握る 重い物をもつ タオルを絞る パソコンを打つ 手根管開放術の場合は、手首の固定は約1週間、母指対立再建術の場合は、約1カ月なので、手首が固定されている最中はとくに安静が必要です。 ただし、固定期間や傷口の回復ペースには個人差があります。医師と相談しながら、日常生活を開始する適切な時期を決めていくのが望ましいでしょう。 以下の記事では、手根管症候群が疑われるときにやってはいけない動作や注意点を解説しています。詳細が気になる方は、参考にしてみてください。 まとめ|手根管症候群の手術後は安静に過ごして早く日常生活に戻ろう 手根管症候群の手術は、手首や親指の付け根などを切開するため、傷が残ります。そのため術後は傷の治癒のため、安静に過ごす必要があります。 回復期間は、傷口が開いたり、手首に負担をかけたりするような動作や家事は控えましょう。適切な安静期間の確保が、術後の回復を早め、日常生活の早期復帰を可能にします。 手術後の回復について、または「なかなか症状が改善しない」「手術以外の方法も検討したい」といったお悩みはありませんか? リペアセルクリニックでは、身体への負担を抑えながら治療を可能とした、ご自身の細胞を用いる再生医療(幹細胞治療)をご提供しています。 再生医療専門の『リペアセルクリニック』では、詳しい治療方法や効果が気になる方や、再生医療に関するご質問やご相談をLINEでもお受けしております。 ▼無料のオンライン診断も実施中 >>公式LINEはこちら 手根管症候群の手術後で生活に関するよくある質問 最後に手根管症候群の手術後の生活に関するよくある質問と回答をまとめます。 手根管症候群の手術後に仕事復帰できるのはいつですか? 仕事復帰の時期は、手術の種類と個人の回復状態によって異なります。手根管開放術の場合は1週間程度の固定期間のあと、母指対立再建術の場合は1カ月程度の固定期間を経てからの復帰となります。 ただし、仕事復帰の時期は、手術の種類と個人の回復状態によって異なります。また、仕事の内容によっても復帰時期は変わってくるので、担当医と相談しながら適切な時期を決めていくのが良いでしょう。 腱や筋肉の損傷に効果的な治療法の1つに「再生医療」があります。身体にメスを入れない治療法で、今注目を浴びています。 どんな怪我や病気が再生医療の対象なのかを知りたい方は、再生医療専門の『リペアセルクリニック』にお気軽にお問い合わせください。 手根管症候群の手術後にリハビリはおこないますか? 手根管症候群の手術後にはリハビリをおこなうのが推奨されます。作業療法士の指導のもと適切なリハビリをおこなえば、症状の回復を効果的に促進できます。 手根管症候群の術後におこなわれる代表的なリハビリは、以下のとおりです。 リハビリの種類 目的 可動域訓練 手首と指の動きの改善 ストレッチ 手首や手指の柔軟性や血液循環の向上 マッサージ 手の筋や腱を伸ばして関節拘縮の予防 リハビリに積極的に取り組めば、機能回復が進んでより早く日常生活に戻れるでしょう。 以下の記事では、手根管症候群の方が自分でできるストレッチやマッサージを紹介しています。セルフケアの方法が知りたい方は、あわせてご覧ください。 手根管症候群の手術後は痛みがいつまで続きますか? 手根管症候群の手術後の痛みが消えるまでには、3〜6カ月ほどかかります。手術の種類や個人差によっても痛みの感じ方は異なるので、目安として覚えておきましょう。 痛みは、時間とともに軽減していきます。痛みが長くなる場合や強い痛みが続く場合は、早めに医師に相談することをおすすめします。 手根管症候群の手術後の安静期間はどれくらいですか? 安静期間は手術の種類によって異なります。 手根管開放術の場合は約1週間、母指対立再建術の場合は約1カ月の固定期間が必要です。 この期間は傷の治癒のため、極力安静を保ちましょう。無理に手首や手を動かすと回復が遅れる可能性があります。 また、手術後の状態が良くない方や安静期間を過ぎた後も回復しない場合、当クリニックが提供する再生医療もご検討ください。 再生医療とは人間が持つ本来の力を引き出す治療方法で、手術後の後遺症にも改善が認められたケースは多く存在します。 現在の状態についてご不安な方は専門のスタッフが丁寧にお答えしますので、まずはお気軽にお電話ください。 また、LINEでも無料相談を受け付けているだけでなく改善症例も合わせてご案内しておりますので、実際どのような治療が行われているのか気になる方はLINEをご確認ください。 >>公式LINEはこちら
2022.12.28 -
- 脳梗塞
- 脳卒中
- 頭部
「脳卒中と脳梗塞、ニュースでよく聞くけれど何が違うの?」 「どちらの病気が重症?」 脳卒中と脳梗塞と病名を耳にする機会が増えた一方で、違いがよくわからない方もいるでしょう。 脳卒中は、脳血管障害の総称であり、脳梗塞はそのうちの一種です。 脳卒中と脳梗塞の違いを正しく理解していないと、症状が現れた際に適切な判断ができない場合もあります。 本記事では、脳卒中と脳梗塞の違いや診断方法について解説します。後遺症の有無や対処方法についても紹介するのでぜひ参考にしてください。 当院リペアセルクリニックでは、公式LINEによるオンライン診断や再生医療に関する情報を公開しているので、お気軽にご登録ください。 脳卒中と脳梗塞の違い 脳卒中とは、脳の血管にトラブルが起きる疾患の総称です。一方、脳梗塞は、脳卒中に含まれる1つの疾患を指します。 脳卒中は原因によって、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血の3つに分類されます。 疾患の種類 疾患が起きる原因 脳梗塞 脳の血管が詰まって血液が行き渡らなくなる 脳出血 脳の血管が切れて出血して、脳の細胞が壊死する くも膜下出血 脳の血管にできた「動脈瘤」(こぶ)が破けて、脳の表面を覆うように出血が広がる それぞれの違いについて解説するので、参考にしてください。 脳卒中 脳卒中とは、脳の血管が詰まる、あるいは血管が裂けると発症する脳の疾患全般を指す言葉です。 脳卒中には、大きく分けて「脳梗塞」「脳出血」「くも膜下出血」の 3 種類があります。具体的な症状は以下のとおりです。 半身がしびれたり、麻痺が続く ふらふらしたり、歩く・立つができなくなる ろれつが回らず、言葉が出ない 視野の半分が暗くなる、二重に見える 激しい頭痛が突然起きる 重症例では命に関わり、軽症であっても麻痺や言語障害などの後遺症が出る可能性があります。日本人の主要な死因の1つであり、発症後の迅速な治療が極めて重要です。 突然発症する場合が多いため、前兆が見られる際にはすぐに病院を受診してください。 脳梗塞 脳梗塞は、脳の血管が血栓(血の塊)によって詰まって血流が悪化し、脳の神経細胞が死んでしまう疾患を指します。脳卒中のなかでも発症頻度が高く、主な症状は以下のとおりです。 手足のしびれ ろれつが回らない 視野が欠ける 年齢とともに血管の動脈硬化によってできる血栓や、心臓にできる血栓が脳の血管を詰まらせる原因です。血管が詰まると脳に血液が行き渡らず、酸素や栄養が届かなくなり、脳が壊死してしまいます。 脳梗塞や脳出血といった脳卒中は、寝たきりや認知症、高次脳機能障害といった後遺症を引き起こします。 発症から治療開始までの時間が短いほど、後遺症を軽減できる可能性が高まるため、早期発見と迅速な対応が重要です。 脳出血 脳出血は、脳の中にある細い血管が圧力に耐えきれず破れ、漏れ出た血液の塊(血腫)が脳細胞を圧迫する病気です。脳組織が直接ダメージを受けるため、重篤な障害が残りやすくなります。 代表的な症状は、以下のとおりです。 突然の激しい頭痛 吐き気 めまい 片側の麻痺 言語障害 出血量や部位によって重症度が異なり、外科的治療が必要になるケースも少なくありません。発症後は急激に状態が悪化する可能性があるため、緊急性が高い疾患として迅速な医療対応が必要です。 くも膜下出血 くも膜下出血は、脳動脈瘤(血管にできたコブ)が破裂し、脳の表面を覆う「くも膜下腔」に出血が起こる疾患です。脳卒中のなかでは発症率が低いですが、死亡率が非常に高く、緊急性が極めて高い疾患といえます。 主な症状は以下のとおりです。 激しい頭痛 吐き気・嘔吐 意識消失 めまい くも膜下出血の特徴的な症状は、今までに経験したことがないような「バットで殴られたような激しい頭痛」です。吐き気や意識障害を伴うケースも多く、発症直後に命を落とす危険性もあります。 原因となる動脈瘤は無症状のまま存在する場合が多く、発見が難しい点も特徴です。早期発見・早期治療により救命や後遺症軽減が期待できるため、迅速な受診が重要です。 脳卒中(脳梗塞)の診断方法 脳卒中の診断にはCTやMRIを用い、出血の有無や血管の詰まりを確認します。それぞれの検査方法の特徴は、以下のとおりです。 検査方法 特徴 CT 放射線を使って脳の断面を撮影する ・検査時間が比較的短い ・脳出血やくも膜下出血など出血の診断に適している MRI 電磁波を使って脳の断面を撮影する ・CTと比較すると検査時間が長い ・早期脳梗塞の診断に適している ・身体への負担が少ない 脳卒中が疑われる際に、最初に行われるのは頭部CT検査です。脳出血やくも膜下出血など出血の診断に適しており、脳出血か脳梗塞かを見分けるのに適しています。 放射線を用いて短時間で撮影できますが、発症直後の脳梗塞は検出できません。 一方、MRIは電磁波で脳断面を詳しく撮影し、CTでは検出されない初期の脳梗塞をはじめとした診断に適しています。放射線を使用しないため、身体への負担を抑えられるのも特徴です。 脳卒中(脳梗塞)における後遺症の有無と対処方法 脳卒中(脳梗塞)は発症後に以下の症状をはじめとした後遺症が出る可能性があります。 手足の麻痺 言語障害 嚥下障害 後遺症の程度は、発症部位や治療開始までの時間に大きく左右されます。早期治療によって症状がほぼ残らないケースもありますが、一定の機能障害が続く場合も珍しくありません。 回復期以降の対処が重要であり、主にリハビリや再生医療などが行われます。それぞれの対処法について紹介するので、参考にしてください。 リハビリ 脳卒中後のリハビリは、失われた機能の回復や日常生活動作の向上を目的に行われます。脳卒中の後遺症に対するリハビリは、理学療法、作業療法、言語聴覚療法の3つで、概要は以下のとおりです。 リハビリ方法 概要 理学療法 手足の運動、姿勢保持、動作に関するリハビリテーション 作業療法 四肢や手指の細かい動作など日常生活に即したリハビリテーション 言語聴覚療法 嚥下や言葉の話しにくさに対するリハビリテーション 脳卒中に対するリハビリは、発症後少しでも早く開始できると高い改善効果が期待できます。そのため、容体が良ければ発症当日からリハビリを開始する場合も珍しくありません。 また、継続的な取り組みが機能改善につながるため、医療スタッフと相談しながら無理のない計画を立てるのが大切です。 再生医療 近年では、脳卒中後遺症に対して行われる治療として再生医療も注目されています。再生医療は、患者様自身の幹細胞を採取・培養して投与する治療法です。 当院「リペアセルクリニック」では、約1カ月の間隔をあけて、合計3回の幹細胞による投与治療を行います。 厚生労働省へ届出し受理された2億個の幹細胞の投与(点滴)が特長です。 個人差はありますが、再生医療と並行して1年間ほどリハビリの実施を推奨しています。 脳卒中のお悩みに対する新しい治療法があります。 また、リペアセルクリニックではメール相談やオンラインカウンセリングを実施しております。脳卒中の後遺症でお悩みの方はお気軽にご相談ください。 脳卒中(脳梗塞)の予防方法 脳卒中は死に至る場合もある重い疾患で、後遺症が出る可能性もあるため、日常的に予防するのが重要です。 脳卒中の5大リスクは以下のとおりです。 高血圧 糖尿病 脂質異常症 不整脈 喫煙 なかでも、大きなリスク要因となる「高血圧」の管理は欠かせません。予防方法として挙げられる生活習慣の改善は、以下のとおりです。 塩分制限をする バランスの良い食事を心がける 適度に運動する 十分に睡眠をとる お酒や喫煙を控える 脳卒中は発症後では取り返しがつかないため、生活習慣の見直しによる予防が大切です。 また、病院で血圧や血液検査などの異常を指摘された方も、薬による治療を続けると脳梗塞をはじめ脳卒中のリスクをコントロールできます。 生活習慣の見直しと併せて、定期的な健康診断や通院で病気を管理しましょう。 統計でみる脳卒中(脳梗塞)による日本人の死因順位・死亡率 厚生労働省の統計によると、日本人の死因で脳卒中(脳梗塞)はがんや心疾患に続き、上位に位置しています。ここでは、詳細な統計・データを用いて脳卒中(脳梗塞)における日本人の死因順位・死亡率について解説します。 2024年の死因のうち脳卒中(脳梗塞)は4番目に多い 2024年における日本人の死因のうち、脳卒中(脳梗塞)はがんや心疾患に続き4番目に多い疾患です。(文献1) かつて昭和の時代には脳卒中が死因のトップでしたが、医療の進歩や生活習慣の改善により、死亡率は徐々に低下しています。とくに、高血圧の管理や禁煙、食生活の改善が影響を与えています。 しかし、依然として脳卒中は高齢者を中心に発症リスクが高く、生活の質を大きく損なう病気です。発症後の後遺症が出るケースも多いため、予防が重要になります。 脳卒中のリスクを下げるために、適度な運動やバランスの取れた食事、健康診断の受診が大切です。 脳卒中(脳梗塞)のリスクは加齢とともに上昇|男女差は少ない 脳卒中(脳梗塞)のリスクは、血管の老化や生活習慣病の影響が重なるため、加齢とともに上昇します。厚生労働省の統計によると、脳卒中の発症率だけでなく、脳血管疾患による死亡率も年齢が高くなるにつれて増加しています。(文献1) 歳を重ねると血管が硬くなり動脈硬化が進行するため、脳の血流が悪化しやすくなるのが原因です。また、高血圧や糖尿病などの生活習慣病も年齢とともに増え、脳卒中のリスクを高めます。 一方で、脳卒中の発症率に男女差はほとんどありません。(文献2)そのため、性別に関わらず脳卒中予防のための生活習慣改善や定期的な健康診断が重要です。 脳卒中と脳梗塞の違いを理解して日頃から予防に努めましょう 脳卒中とは脳の血管が詰まる、もしくは破れて脳の機能が損なわれる疾患の総称であり、脳梗塞はその一種です。 脳卒中・脳梗塞は、いずれも高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病が原因となる場合が多く、予防には食生活の改善や運動習慣が欠かせません。また、禁煙や過度な飲酒を控えるのも発症リスクを下げるポイントです。 脳卒中は突然発症し、後遺症が出る可能性があるため、日頃から血圧管理を行い、適切な生活習慣を維持しましょう。 脳卒中の後遺症でお悩みの方は、当院「リペアセルクリニック」へご相談ください。 脳卒中と脳梗塞の違いに関するよくある質問 脳卒中(脳梗塞)の前兆は? 脳卒中や脳梗塞には、発症前や直前に前兆が現れる場合があります。代表的な症状は以下のとおりです。 身体の半分がしびれる 麻痺が続いている ろれつが回らなくなった 数分から短時間で改善するケースもありますが、自然に治まっても安心はできません。上記の症状は一過性脳虚血発作(TIA)と呼ばれ、本格的な脳梗塞の前触れである可能性があります。 脳卒中の初期症状を確認する方法として「FAST(ファスト)」と呼ばれる方法があります。 異変を感じたら下記のF・A・Sに該当するか確認し、該当する場合は時刻を確認の上で救急車を呼びましょう。 F(Face: 顔) 顔の片方だけが麻痺してうまく動かせない A(Arm: 腕) 両腕を水平に上げられない S(Speech: 言葉) ろれつが回らずうまく話せない T(Time: 時間) 発症時刻を確認する 脳卒中は発症後、少しでも早く治療を受けるのが重要です。麻痺などの症状が現れて脳卒中が疑われる場合は、ためらわずにすぐ救急車を呼んでください。 脳梗塞と脳出血ではどっちが重症? 脳梗塞と脳出血では、一概にどちらが重症とは断言できませんが、一般的には脳梗塞の方が発症時の症状が激しく、死亡率もやや高い傾向にあります。(文献3) 脳出血は発症直後に急激に悪化しやすく、命に関わる危険性が高い傾向があります。一方、脳梗塞は発症数が多く、後遺症が長期化しやすい点が特徴です。 どちらの疾患も治療開始までの時間や出血・梗塞の部位によって予後が大きく異なります。症状の種類では判断せず、疑わしい場合は速やかに救急対応を行うのが最も重要です。 参考文献 (文献1) 令和6年(2024) 人口動態統計月報年計(概数)の概況 結果の概要|厚生労働省 (文献2) 令和6(2024)年簡易生命表の概況|厚生労働省 (文献3) 令和6年(2024)人口動態統計月報年計(概数)の概況 死亡数・死亡率(人口10万対),死因簡単分類別 (2-1)|厚生労働省
2022.12.26 -
- 脳卒中
- 頭部
- 脳出血
「脳出血ってどれくらい入院するの?」「入院の費用はどれくらいかかるの?」 そんな疑問をお持ちではないでしょうか? 脳出血の入院期間は重症度や年齢によって大きく変わりますが、平均日数や費用の目安を知ることは大切です。 この記事では、脳出血の入院期間や費用、治療法について医師がわかりやすく解説します。 ぜひ参考にして、今後の治療に役立てていただければ幸いです。 脳出血・脳出血後遺症に対する \再生医療という選択肢/ 「一度治療すれば安心」とはいえないのが脳卒中の怖さで、種類や経過年数によって再発率は以下のように推移します。 このような脳出血の後遺症(麻痺・言語障害・嚥下障害など)に対して、リハビリや既存の治療で十分な改善が得られない場合、再生医療が新たな選択肢となることがあります。 再生医療とは、患者さまご自身の脂肪から採取した幹細胞を活用し、損傷した神経や血管の修復環境を整えることを目指す治療法です。 【こんな方は再生医療をご検討ください】 リハビリを続けているが、麻痺やしびれの改善が頭打ちになっている 言語障害や嚥下障害が残り、日常生活に支障が出ている 脳出血後の後遺症からの回復を目指したい 再発への不安が強く、今後の生活に備えたい 脳出血後遺症について専門的に相談したい >>再生医療専門の「リペアセルクリニック」に無料相談する また再生医療は、後遺症の改善を目指すだけでなく、損傷した血管や神経の修復環境を整えることで、再発リスクへの備えとしても期待されているアプローチです。 リハビリと併用することで、より前向きな変化を目指せる可能性があります。 「リハビリ以外の選択肢も知りたい」「脳出血後遺症について詳しく相談したい」「再発への不安を少しでも軽くしたい」という方は、まずは当院(リペアセルクリニック)の無料カウンセリングへお気軽にご相談ください。 脳出血後遺症や再発が不安な方は、まずは無料相談! 脳出血の入院期間は?年齢を考慮した平均値を公開 脳出血の入院期間は重症度や年齢によって大きく異なりますが、厚生労働省のデータによると平均で77. 4日間です。 ただし退院後もリハビリで通院しなければならない可能性もありますので、以下を参考にしてみてください。。 脳出血の平均入院期間 重症度によって入院期間は変わる リハビリ期間も考慮する必要あり 本章を参考に、脳梗塞の入院期間やリハビリ期間がどのくらいになるのか知っておきましょう。 脳出血の平均入院期間は77.4日 脳出血の入院期間は、厚生労働省のデータによれば平均77.4日とされています。 年齢別平均在院日数を以下の表にまとめました。(文献1)(文献2) 年齢層 平均入院期間(脳血管疾患) 0~14歳 31.3日 15~34歳 61.7日 35~64歳 51.8日 65歳以上 83.6日 70歳以上 86.9日 75歳以上 93.2日 高齢になるほど入院期間が長くなり、75歳以上では約93.2日に及ぶケースもあります。 上記のデータは全国の退院患者を対象としたもので、多くの方の治療過程を反映しています。 ただし、個人の状況によって日数は変動するため、軽症であれば数週間での退院も可能といえるでしょう。 重症度によって入院期間は変わる 脳出血の入院期間は、重症度によって大きく変わります。 軽症であれば1~2週間で退院可能な場合もありますが、重症では2~3か月以上の入院が必要です。 たとえば、広範囲の出血や血腫除去が必要な場合、術後の経過観察や集中治療が必要となります。 また、治療方法によっても大きく異なるため、医師との相談が重要と言えるでしょう。 リハビリ期間も考慮する必要あり 退院後のリハビリも、脳出血の治療には欠かせない大切な期間です。 リハビリには数週間から半年以上かかる場合もあり、日常生活を改善するために計画的な取り組みが必要です。 リハビリでは理学療法や作業療法を通じて、普段の生活に戻ることを目指します。 脳出血の治療期間は、入院だけでなくリハビリ期間も想定しておきましょう。 脳出血の入院費用は「日数や入院先の施設による」 脳出血で入院した場合、入院期間だけでなく費用も気になるポイントです。 入院費用は、入院日数や入院する医療機関によって異なりますが、全国平均では70万円前後です。 しかし、高額療養費制度によって費用が軽減される可能性もあります。 ここでは、脳出血の入院費用について詳しく紹介いたしますので、ぜひ参考にしてください。 入院費用の目安は平均70万円前後 脳出血による入院費用の平均は、3割負担の場合でおよそ70万円です。 ただし入院期間が長引いたり、手術や特別な治療が必要になったりした場合は、費用はさらに高額になるでしょう。 たとえば、血腫除去術にかかる一般的な手術費用は、診療報酬点数で47,020点と設定されています。1点=10円で計算すると、3割負担では約14万円となります。 また、入院する病院によっても費用は異なるため、事前に確認しておきましょう。 高額療養費制度で軽減される可能性も 高額療養費制度とは、一定額を超える医療費を補助する制度を指します。所得に応じて自己負担額が異なり、低所得者層の場合はさらに負担が軽減される仕組みです。 この制度を活用することで、入院費用の負担を大幅に軽減できる可能性があります。申請方法や条件については事前に確認しておくと安心です。(文献3) 脳出血の検査方法 脳出血の診断には、「CTスキャン・MRI・血液検査」の3つが主に使われます。それぞれの目的や特徴を以下に簡潔にまとめました。 検査方法 目的 特徴 CTスキャン 出血部位や範囲の確認 短時間で結果が得られる迅速な検査 MRI 微細な損傷や慢性的な異常の確認 詳細な画像が取得可能だが時間がかかる 血液検査 全身状態の確認(凝固異常や感染症など) 手術や治療の準備に重要な情報を提供 CTスキャンは、出血部位や範囲を短時間で把握でき、急性期の診断で多く利用される検査です。 MRIはCTではわかりにくい微細な損傷や慢性疾患の特定に有効ですが、検査時間が長いため急ぎの診断には向きません。 一方、血液検査は凝固異常や感染症の確認を通じて、手術や治療の準備に役立ちます。 これらの検査を組み合わせることで、正確で迅速な診断が可能になります。 また、脳出血の前兆や初期症状をセルフチェックする方法を以下の記事でまとめています。気になる方はぜひ参考にしてみてください。 脳出血における治療法 症状や重症度によって異なりますが、脳出血の治療法は主に以下3つが挙げられます。 内科的治療法 外科的治療法 リハビリ それぞれの特徴や目的を詳しく解説しますので、事前に確認しておきましょう。 内科的治療法 内科的治療は、薬を使用して脳出血の悪化を防ぐ方法です。軽症の場合や手術が不要なケースに適用されます。 内科的治療に使用される主な薬剤と特徴は次のとおりです。 薬剤の種類 特徴 降圧剤 血圧を下げて出血の再発を防ぐ 血液凝固調整薬 血液の凝固を調整し新たな出血を防止 血管保護薬 血管の修復や保護を促進 これらの薬を適切に使用することで、脳出血の進行を抑えるだけでなく身体への負担を軽減できます。医師の指導に従いながら治療を進めていきましょう。 外科的治療法 外科的治療では、出血した血腫を取り除き脳への圧力を軽減します。 主な手術方法には「開頭血腫除去術」や「内視鏡的血腫除去術」があり、広範囲の出血や命に関わる重症例で行われることが多いです。 また、手術後のリスク管理や経過観察が重要で、術後の回復には専門医の指導が欠かせません。 リハビリ リハビリは、日常生活に戻るために重要なステップですが、個人差が大きいため「個別の計画が必要」です。 理学療法では筋力や運動能力の回復を目指し、作業療法では日常動作の練習を行います。 リハビリ期間は症状の状態により異なり、数週間から半年以上かかる場合があります。計画的にリハビリを進めることで、社会復帰や通常の日常生活に戻れる期待も高まるでしょう。 しかし、リハビリで十分な改善が得られない場合、再生医療という新たな選択肢があります。 再生医療とは、ご自身の幹細胞を用いて、損傷した神経や血管の修復を目指す治療法で従来のリハビリでは難しかった回復の可能性にアプローチできます。 【こんな方は再生医療をご検討ください】 リハビリを続けているが、麻痺やしびれの改善が頭打ちになっている 言語障害や嚥下障害が残り、日常生活に支障が出ている 脳出血後の後遺症からの回復を目指したい 再発への不安が強く、今後の生活に備えたい 脳出血後遺症について専門的に相談したい >>再生医療専門の「リペアセルクリニック」に無料相談する 幹細胞は、傷ついた組織を修復する働きを持ち、脳卒中後遺症による麻痺やしびれ、言語障害などの改善が期待できます。 「もう良くならない」と言われた方でも、改善の可能性が残されているケースは少なくありません。まずはお気軽に、当院(リペアセルクリニック)の無料相談をご利用ください。 脳出血後遺症や再発が不安な方は、まずは無料相談! 脳出血のリハビリ方法について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。 まとめ|脳出血の入院期間や治療費は事前に把握しておこう 重症度や年齢によって異なりますが、脳出血の入院期間は平均77.4日です。 ただし、退院後も社会復帰を目的としたリハビリ期間が発生するケースがほとんどです。 入院費用は70万円前後が目安ですが、高額療養費制度を活用することで負担を軽減できる可能性があるため、事前に確認しておきましょう。 脳出血は治療期間が長引きやすい疾患ですが、医師の指示に従い、焦らず適切な治療やリハビリを行いながら、日常生活を取り戻すことが大切です。 ただし、脳出血は一度発症すると再発リスクが高い疾患としても知られています。 再発を繰り返すことで後遺症がさらに重篤化するケースもあるとされており、急性期の治療やリハビリと並行して、再発予防・後遺症改善への継続的なアプローチが大切です。 こうした再発リスクへの備えや、リハビリだけでは改善が進まない後遺症に対して、新たな選択肢として注目されているのが再生医療です。 >>再生医療専門の「リペアセルクリニック」に無料相談する 実際に当院(リペアセルクリニック)の治療を受けられた方の症例はこちらの動画でも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。 https://youtu.be/vilhl50M-aQ?si=Ynw5rnDZEPWPnIvq 再発による再入院リスクを少しでも減らすために、今できることを一緒に考えましょう。 脳出血後遺症や再発が不安な方は、まずは無料相談! 脳出血の入院期間に関するよくある質問 軽度の脳出血の入院期間はどれくらいですか? 軽度の脳出血では、入院期間は1〜2週間程度が一般的です。軽症の場合は、薬による内科的治療が中心となり、手術を行わないケースも多くあります。 ただし、患者の年齢や持病の有無により異なるため、医師の診断に基づいた治療計画が重要です。 手術なしで入院しない脳出血の治療法もありますか? 軽度の脳出血では、入院せずに治療を行うケースもあります。 たとえば、降圧剤を使った血圧の管理や、血液凝固を調整する薬を服用する方法です。しかし、症状が悪化するリスクがあるため、定期的な通院や検査を受ける必要があります。 医師の指導を受けながら適切に治療を進めることが大切です。 また、当院「リペアセルクリニック」では脳卒中の後遺症に効果が期待できる再生医療も行っております。気になる方は「メール相談」もしくは「オンラインカウンセリング」にてお気軽にご相談ください。 参考文献一覧 文献1 厚生労働省_- 12 - 3 退院患者の平均在院日数等 文献2 厚生労働省_令和2年(2020)患者調査の概況 文献3 厚生労働省_高額療養費制度を利用される皆さまへ
2022.12.23 -
- 脊椎
- 脊椎、その他疾患
側弯症の人がやってはいけないことはある? 側弯症を悪化させないために心がけるべきことは? 側弯症と診断されたけれど、筋トレやスポーツはやっていいの? この記事を読んでいるあなたは、側弯症の人がやってはいけない動作や運動があるか気になっているのではないでしょうか。 「無意識に側弯症が悪化する動作をやっているのではないか?」と不安になることもあるかもしれません。 結論からいえば、側弯症の人がやってはいけない動作や運動は、明確になっていないのが現状です。ただし、長時間の崩れた姿勢や過度な運動は歪み・痛みの原因になるため、普段から正しい姿勢を保つよう心がけましょう。 本記事では側弯症の人がやってはいけない・注意すべき動作や運動について解説します。 記事を最後まで読めば、側弯症を悪化させないために普段から意識すべきことがわかるでしょう。 側弯症の人がやってはいけない・注意すべきことは? 結論からいうと、側弯症の人がやってはいけない動作は、科学的に証明されていません。ただし、通常よりも背骨の歪みや痛みが出やすいため、日常から正しい姿勢を保ち、無理な運動は避ける必要があります。 まずは側弯症がやってはいけない・注意すべきことを、以下のポイントごとに解説します。 日常動作 筋トレ・ストレッチ スポーツ 本章を参考にして、側弯症の人が避けるべき動作や運動をひと通り理解しておきましょう。また、側弯症の原因や症状については以下の記事も参考にしていただければ幸いです。 側弯症の人がやってはいけない・注意すべき日常動作 多くの日常生活習慣・動作は、側弯症と直接的な関係がないという研究があります(文献)。そのため、側弯症の人がやってはいけないことは明確にわかっていないのが事実です。 ただ、側弯症の人は姿勢が傾きやすく、腰痛や姿勢の歪みが生じやすい傾向があります。見た目上の歪みや腰痛予防のためにも、長時間崩れた姿勢を取らないようにしましょう。 また、腰痛があるときは重いものを持ったり、無理に運動することを控えてください。 側弯症の人がやってはいけない筋トレ・ストレッチ 側弯症の人が姿勢矯正のために筋トレをおこなう場合は、湾曲している凸側を鍛えましょう。誤って凹側の筋力を強化してしまうと、かえって背骨のゆがみを強めてしまいます。 また、ストレッチをする場合は、痛みが出るまで伸ばしたり、反動や勢いをつけたりしないよう注意が必要です。無理なストレッチは、変形した背骨に負荷をかける原因になります。 筋トレやストレッチは、側弯の状態に合わせて適切な方法でおこないましょう。整形外科などで姿勢を評価してもらい、専門家の助言を受けることをおすすめします。 側弯症の人におすすめのエクササイズ・ストレッチは以下の記事でご紹介していますので興味がある方はぜひご覧ください。 側弯症の人がやってはいけない・注意すべきスポーツ 現時点で特定のスポーツが原因で側弯症の発症が増える可能性について、科学的な根拠は明らかになっていません。 よって側弯症でも特定のスポーツを避ける必要はないでしょう。 ある研究では、クラシックバレエの経験がある女子に側弯が発生しやすいといわれています(文献)。しかしバレエが側弯に影響しているのか、側弯になりやすい体型の子がバレエをやっていることが多いのかはわかっていないのが現状です。 よって、側弯症の悪化や予防といった観点でいえば、特定のスポーツを制限する必要はありません。 ただし、腰痛などの症状が出ている場合は、腰に大きな負担がかかるような種目や動きは控えましょう。 側弯症における3つの治療法 側弯症と診断された場合、主に以下3つの治療を行います。 経過観察 装具による矯正 手術 側弯症と診断され、治療を検討している方の参考になれば嬉しく思います。 経過観察 側弯症が軽度(背骨の曲がり角度が30度未満)の場合は、経過観察として定期的に整形外科での診察・レントゲン検査を受けるのが一般的です。 とくに子どもの側弯症の場合、成長期が終わるとともに側弯の進行も止まるケースも多くあります。経過観察で悪化が見られなければ、矯正など特段の治療を行わないこともあるでしょう。 装具による矯正 背骨の曲がり角度が30度以上50度未満の場合は、中等度の側弯症と診断されます。 中等度の側弯症の場合は、症状の進行を抑えるため「アンダーアーム装具」と呼ばれる装具を使って矯正を行います。 装具による矯正治療は、側弯症を根本的に改善する効果はなく、あくまでも進行を止める手段として行われます。 手術 背骨の曲がり角度が50度以上と重度の側弯症である場合、外科手術を検討するケースもあります。 側弯症の手術は、以下2つの方法が一般的です。 後方矯正固定術 前方矯正固定術 「後方矯正固定術」は背中側から皮膚を切開し、脊椎にロッド等を取り付けて固定するものです。一方「前方矯正固定術」では、身体の側面から皮膚を切開して胸椎や腰椎を固定します。 入院期間の目安は約2週間~3週間で、その後リハビリ期間を経て退院する流れが一般的です。 側弯症の外科手術については以下の記事もご覧ください。 まとめ|日常から正しい姿勢・適度な運動を継続して側弯症とうまく付き合おう 本記事では、側弯症の人がやってはいけない、あるいは注意すべき動作や運動について解説しました。 日常生活や運動において、側弯症の人がやってはいけないことは明確ではありません。しかし、無理な姿勢や運動は症状を悪化させる可能性があるため、整形外科など医療機関に相談し、専門家の助言を受けましょう。 この記事を読んだあなたが、側弯症の人が注意すべき姿勢や運動を理解し、普段から意識して生活できるようになれば嬉しく思います。 側弯症でやってはいけないことについてよくある質問 側弯症に良い運動はありますか? 姿勢改善の効果があるヨガやストレッチがおすすめです。スポーツなら姿勢や体重が偏りにくい水泳、ウォーキングなどが良いでしょう。 ただし、いずれも無理のない範囲で行い、痛みがあるときは安静にする必要があります。 側弯症は年をとるとどうなりますか? 側弯症が悪化するタイミングは思春期に多く、成長してから悪化するケースは比較的少ない傾向があります。 しかし、中高年になってから進行する場合もゼロではないため、定期的に整形外科での受診、レントゲン検査を受けましょう。 中高年で側弯症が悪化した場合、脊柱管狭窄症や腰部椎間板ヘルニアなどの合併症リスクもあります。早期発見・早期治療のためにも、経過観察を続ける必要があります。 参考文献 Kota Watanabe,Takehiro Michikawa,et al. Physical activities and lifestyle factors related to adolescent idiopathic scoliosis.2017;99:284-294.
2022.12.21 -
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脳内出血(脳出血)は、多くの場合、予兆なく突然発症する危険な疾患です。 症状が出てからの初期対応が生死を分けるケースも少なくありません。 後遺症を残さないためには、早期に気づけるよう初期症状を把握しておくことが重要です。 そこで本記事では、脳内出血の前兆ともいうべき症状のセルフチェック方法や部位別の症状、予防法を解説します。万が一の事態に備えて、正しい知識を身につけておきましょう。 なお、当院「リペアセルクリニック」の公式LINEでは、脳内出血の後遺症や再発予防を目的として再生医療に関する情報提供と簡易オンライン診断を実施しています。再生医療について詳しく知りたい方は、ぜひご登録ください。 脳内出血に前兆はない!初期症状を知っておくことが大切 脳内出血に、前触れとなる前兆はありません。 しかし、発症後すぐの治療が生死や後遺症の程度を左右します。そのため、初期症状を理解して、すぐ気づけるように備えておくことが大切です。 以下では、脳内出血の緊急判断や初期症状に気づくのに役立つチェック方法をご紹介します。 【まずはこれだけ】FASTチェックで緊急判断 脳卒中や脳内出血が疑われる場面では、「FASTチェック」を使うと自宅や職場でも短時間で緊急性を判断できます。 FASTの頭文字から、次の4項目を順番に確認します。 F(Face:顔):笑顔を作ってもらい、顔の片側だけ下がっていないか確認します。 A(Arm:腕):両腕を同時に前へ上げ、どちらか一方だけが下がってこないかを見ます。 S(Speech:言葉):短い文章を話してもらい、ろれつが回らない、言葉がはっきりしない様子がないか確かめます。 T(Time:時間):いずれかの異常に気づいた時刻を意識し、少しでも当てはまれば一刻も早く119番に通報しましょう。 FASTの4項目のうち一つでも異常があれば、様子を見ずに迷わず救急車を呼びましょう。 脳内出血の初期症状チェックリスト 以下は、脳出血の初期症状を判別するためのチェックリストです。 ひとつであっても当てはまるものがあれば、早急に医療機関を受診してください。 脳内出血の好発部位と症状の特徴 脳出血は、出血する部位によって頻度や症状が異なります。 脳出血が起こりやすいとされる好発部位は大きく分けて5つあり、それぞれの特徴は以下のとおりです。 ①被殻(ひかく)出血 脳出血の中で、一番頻度が高いのが「被殻出血」です。 まず頭痛や嘔吐から始まり、片側の手足の麻痺や感覚の異常、うまく言葉が話せない構音障害などの症状が現れます。 また、どちらか一方に目が寄る「共同偏視」が生じる場合もあります。 ②視床出血 視床出血は、被殻出血の次に多く見られる脳出血です。 視床は、感覚を伝達する神経が多く走っている部位であり、視床出血では感覚障害や半身のみに痛みが生じる「視床痛」が現れます。 また、視床出血は脳脊髄液が循環している脳室と近い位置にあるため、出血が脳室まで及ぶと水頭症になり意識障害を起こします。 視床出血が起きると、両目が内下方(鼻側の下方向)を向くのが特徴です。 水頭症については以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。 ③小脳出血 小脳は、平衡感覚をつかさどる部位です。 小脳に出血が起こると、頭痛と嘔吐、めまい、歩行障害が起こります。 出血が広がって脳幹まで圧迫されると、呼吸が止まり致命的な状態になる恐れがあります。 なお、小脳出血のみの場合には、麻痺は起こりません。 ④橋出血 中脳と延髄の間に位置する「橋(きょう)」は、脳幹の一部で呼吸や全身の運動などをつかさどっている部位です。 橋に出血が起こると、意識障害や全身の麻痺が起こります。 さらに出血が広がった場合、呼吸ができなくなり重篤な状態になるケースもあります。橋出血が起こると、左右両方の目の瞳孔が小さくなるのが特徴です。 ⑤皮質下出血 皮質下出血とは、脳の比較的表層の部分に出血が起こる状態です。 部位によって症状はさまざまで、片側の手足の麻痺や構音障害、視界の左右どちらかが見えなくなる半盲などの症状が生じます。 以下の記事では、脳出血の再発率や血圧管理を含む予防法について解説しているので、あわせてご覧ください。 前兆がない脳内出血を防ぐにはリスク管理が重要 脳内出血は明確な前兆がないまま、突然激しい頭痛や麻痺などで発症することが少なくありません。 前兆が乏しい病気である以上、症状が出てから慌てて対応するのではなく、日頃から危険因子をコントロールして発症リスクを下げておく生活習慣が大切です。 ここでは、脳内出血のリスク因子である高血圧と喫煙、飲酒について関連性を解説します。 最大のリスク因子「高血圧」 高血圧は、脳内出血の最大の危険因子です。 血圧の高い状態が長く続いてしまうと、脳内の細い動脈がもろくなり破れやすくなります。 自覚症状が乏しく、診察室では正常でも家庭や仕事中には高くなる「仮面高血圧」にも注意が必要です。 また、精神的なストレスの蓄積も血圧上昇の引き金になる場合があります。 毎日朝晩に血圧を測定し、減塩や運動、十分な睡眠とストレス管理、医師の指示に沿った降圧薬の服用を続けることで、高血圧による脳内出血のリスクを減らしましょう。 血圧を上昇させる原因「喫煙」 喫煙は、脳内出血や脳動脈瘤の重要な危険因子です。 長期間続けるほど血管の壁が傷つき、動脈硬化や血管のもろさが進行します。 喫煙する方は、非喫煙者に比べて男性で1.3倍、女性で2.0倍に脳卒中のリスクを高めるとされています。(文献1) 脳内出血を予防するには、できるだけ早く完全な禁煙に踏み切りましょう。また、必要に応じて禁煙外来の利用も有効です。 過度な「飲酒」 飲酒によって直ちに脳内出血が起きるわけではありませんが、長期の多量飲酒は高血圧や脂質異常症を悪化させ、脳出血や脳動脈瘤破裂の危険性を高めます。 喫煙とともに過度の飲酒も脳内出血の要因であり、とくに中年期以降では注意が必要です。 脳内出血を予防するためにも、適度な飲酒を心がけましょう。 また、アルコールに頼らず、趣味でストレスを発散したり、適度に運動したりで体調を整える習慣を身につけることも大切です。 脳内出血を引き起こす病気 脳内出血は、高血圧や動脈硬化だけでなく、血管の疾患が原因になる場合もあります。 ここでは、脳出血を引き起こす病気について見ていきましょう。 30代に多い「脳動脈解離(のうどうみゃくかいり)」 脳動脈解離は、脳内出血の原因として30代に多い病気です。 血管の内膜の裂け目に入り込んだ血液で血管が膨らみ、破れることで出血を起こします。 特徴的なのは、ヨガやゴルフのスイング、美容院での洗髪など、首に強い力が加わる動作がきっかけになる点です。 若くて健康に見える人でも突然発症し、激しい頭痛や首の痛みが前触れとして現れるため、発症が疑われる場合には早急な受診が必要です。 脳の主要な血管が徐々に狭くなる「モヤモヤ病」 モヤモヤ病は、脳の主要な血管が徐々に狭くなり、代わりに細い血管が網目状に増えることで脳を支えようとする病気です。 新しくできた細い血管は、非常にもろく破れやすいため、脳出血のリスクが高まります。 10代と30〜40代の女性に多く、頭痛やめまい、手足のしびれなどの症状に加えて、成人では脳出血で見つかるケースも少なくありません。 とくに若年成人の脳出血では、背景にモヤモヤ病が隠れていないか専門医で精査することが大切です。 脳内出血の予防法の一つ「再生医療」について 脳内出血を含む脳卒中では、発症後に麻痺や言語障害などの後遺症が残り、再発への不安も続きます。 このような脳卒中後の状態に対しては、「再生医療」が再発予防に用いられています。 再生医療とは、本来の機能を失った組織や細胞に対して、自分自身の幹細胞や血液を用いる治療法です。 再生医療には、他の細胞に変化する能力を持つ幹細胞を患部に投与する「幹細胞治療」と、血液中の血小板に含まれる成長因子の働きを活用する「PRP療法」があります。 いずれも入院や手術は不要で、日帰りでの治療が可能です。 そのため、体への負担を抑えた治療を検討している方にとっても治療の選択肢としてご検討いただけます。 以下の記事では、脳内出血に対する再生医療の症例をご紹介していますので、参考にしてみてください。 まとめ|脳内出血の初期症状を確認したら早期治療で後遺症を残さないようにしよう 脳出血はある日突然発症し、重篤な後遺症を残す恐れがある緊急性の高い疾患です。 しかし、発症後すぐに医療機関を受診して早期に適切な治療を受ければ、後遺症を軽減できる可能性があります。 今回ご紹介した脳内出血のセルフチェック方法を参考に、わずかでも症状を確認した場合には、速やかに医療機関を受診しましょう。 とくにFASTチェックで異常が見られた場合や、激しい頭痛・意識障害などの症状がある場合は、迷わず119番通報して救急車を呼んでください。 当院「リペアセルクリニック」の公式LINEでは、脳内出血の後遺症や再発防止に用いられている再生医療に関する情報をお届けしています。簡易オンライン診断も実施しておりますので、ぜひ一度ご利用ください。 参考文献 (文献1) 男女別、喫煙と脳卒中病型別発症との関係について|国立がん研究センター
2022.12.19 -
- 脊椎
- 脊柱管狭窄症
- 腰部脊柱管狭窄症
「脊柱管狭窄症とヘルニアは何が違うの?」「自分でも見分けられる方法はある?」と考えている方も多いのではないでしょうか。 腰痛や足のしびれを出す疾患を調べると脊柱管狭窄症とヘルニアの2つがヒットしやすく、疾患名を目にしたことがある人も多いかもしれません。 結論からいえば、脊柱管狭窄症とヘルニアの違いは、発症しやすい年齢や症状が出る動作が挙げられます。対処法もそれぞれ異なるため、正しく見分ける必要があるでしょう。 この記事では脊柱管狭窄症とヘルニアの違いを詳しく解説しつつ、それぞれの治療法を解説します。腰の痛みに悩まされている人は、ぜひ最後までチェックしてみてください。 脊柱管狭窄症とヘルニアの違い 脊柱管狭窄症とヘルニアは腰痛や足のしびれを引き起こす疾患で、どちらも腰の神経が圧迫されることで生じます。これらの疾患には以下のようなポイントで違いがあります。 発症しやすい年齢の違い 病態による痛みの出方の違い 歩くほど痛みが増すかどうかの違い 腰の痛みや足のしびれに悩んでいる方は、自分の症状と照らし合わせてみましょう。 ちなみに、脊柱管狭窄症とヘルニアの詳しい病態は以下の記事で解説しています。以下の記事も目をとおしておくと本記事の内容も理解しやすいので、こちらもぜひチェックしてみてください。 発症しやすい年齢 脊柱管狭窄症と椎間板ヘルニアは、発症しやすい年齢に違いがあります。脊柱管狭窄症は高齢者に多く、椎間板ヘルニアは若い世代に多いのが特徴です。 発症しやすい年齢に差がある理由は、それぞれの疾患の発症原因が異なるためです。 脊柱管狭窄症は、腰椎(腰の骨)を後ろから支える黄色靭帯が加齢により厚くなり、脊柱管(神経が通る部分)を狭めることで神経を圧迫して起こります。 一方、椎間板ヘルニアは、椎間板(腰椎にあるクッション)の中心部にある髄核が後方へ押し出され、神経を圧迫する疾患です。 髄核は、重いものを持つなどして腰に強い負荷がかかった際に押し出されやすいため、若年層が発症しやすいとされています。 痛みが出やすい姿勢 脊柱管狭窄症と椎間板ヘルニアでは、痛みが出やすい姿勢にも違いがあります。 脊柱管狭窄症は後ろに反ると痛みが出やすく、椎間板ヘルニアは前に屈むと痛みが出るのが特徴です。 痛みが出やすい姿勢が異なる理由は、神経が圧迫される仕組みの違いがあるからです。 脊柱管狭窄症では、腰椎の後ろを上下に走る神経が、後ろに反る姿勢によって脊柱管が狭くなり圧迫されやすくなります。そのため、後ろに反った姿勢で痛みやしびれが生じやすくなります。 一方、椎間板ヘルニアでは、髄核が後方へ突出して神経を圧迫するため、前かがみの姿勢で圧迫が強まり、痛みやしびれを引き起こします。 歩行時における腰から足の痛みや排尿・排便障害の有無 脊柱管狭窄症と椎間板ヘルニアは、歩行時の痛みや排尿・排便障害があるかどうかも違いがあります。これらの症状は、脊柱管狭窄症でよくみられるものです。 とくに歩行中に腰から足にかけて痛みが生じる「間欠性跛行」は、脊柱管狭窄症の代表的な症状です。 また、排尿や排便に支障が出る場合もあり、これは腰部の神経の一部である馬尾神経(ばびしんけい)が圧迫されることによって起こります。 脊柱管狭窄症では加齢が原因で馬尾神経が圧迫されることが多い一方、椎間板ヘルニアで馬尾神経が圧迫されるケースは少ないとされています。 当院リペアセルクリニックでは、脊柱管狭窄症やヘルニアの治療として、神経や筋肉に対する効果的な再生医療を提供しています。 気になる方はお気軽に当院のメール相談もしくはオンラインカウンセリングをご利用ください。 【症状チェック】脊柱管狭窄症とヘルニアの見分け方 脊柱管狭窄症とヘルニアの見分け方として、以下の項目で症状をチェックしてみてください。 腰痛の出方 歩いて痛みがあるかどうか 排尿・排便障害の有無 これらの症状は、脊柱管狭窄症とヘルニアを見分けるときの重要な手がかりとなります。 ただし、両疾患は似た症状を持つことが多く、自己判断が難しい場合もあります。その際は無理をせず、整形外科を受診して医師の診断を受けましょう。 腰痛の出方 まず、体を後ろに反る動きや、前屈みの動きを試してみてください。 後ろに反ると痛む場合:脊柱管狭窄症が疑われます。 前屈みで痛む場合:ヘルニアの可能性があります。 後ろに反って痛みが出るのは、脊柱管が狭くなり神経が強く圧迫されるためです。そのため脊柱管狭窄症の可能性があるといえるでしょう。 一方、前屈みでは脊柱管は広がりますが、椎間板内の髄核が後方に押し出されます。よってヘルニアの場合は前屈みで痛みが出るケースが多くあります。 歩いて痛みが強くなるかどうか 歩行中に腰や足の痛みが強くなる場合、脊柱管狭窄症が疑われます。 とくに歩行後に痛みが強くなり、休むと症状が和らぐ「間欠性跛行(かんけつせいはこう)」は、脊柱管狭窄症の代表的な症状です。この特徴を確認するために、歩行後に少し休んで痛みが和らぐか試してみましょう。 もし間欠性跛行について詳しく知りたい場合は、以下の記事も参考にしてください。 排尿・排便障害の有無 排尿・排便障害があるかどうかも重要なチェックポイントです。 排尿・排便障害とは、自分で排尿や排便をコントロールできず、尿や便が出たことに気付けない状態を指します。 これは、馬尾神経が圧迫または損傷された場合に見られる症状で、脊柱管狭窄症に多い特徴です。一方、椎間板ヘルニアではこの症状が現れることは少ないとされています。 自分で判断できない場合には整形外科の受診がおすすめ これらのチェックポイントを試しても判断が難しい場合は、無理をせず整形外科を受診しましょう。MRI検査を行えば、脊柱管狭窄症と椎間板ヘルニアを明確に区別できます。 診察時には、どのような姿勢で痛みやしびれが出るのかを医師に伝えると、診断がスムーズになります。とくに痛みが出やすい姿勢は診断において重要な情報ですので、忘れずに伝えてください。 脊柱管狭窄症・ヘルニアにおける2つの治療法 脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアには、主に次の2つの治療法があります。 リハビリや注射などの「保存療法」 外科的に神経の圧迫を取り除く「手術療法」 疾患の特性や症状に応じて、適切な治療を選ぶことが重要です。この解説を参考にして、自分に合った治療法を検討してください。 注射やリハビリなどの「保存療法」 脊柱管狭窄症と椎間板ヘルニアのいずれにも、保存療法が有効です。 とくに神経の活動を抑える「神経ブロック注射」は、痛みやしびれを和らげることが期待できます。 また、腰椎を安定させる体幹トレーニングを中心としたリハビリも効果的です。体幹が安定することで神経の圧迫が軽減され、症状の改善が期待できます。 ただし、脊柱管狭窄症とヘルニアではリハビリの内容が異なるため、医師や理学療法士の指導を受けることが必要です。 治療の詳細やリハビリの方法については、以下の記事も参考にしてください。 重症の場合は「手術療法」 痛みやしびれが強く、筋力低下などが見られる場合には、手術療法を検討することもあります。 外科的手術で神経の圧迫を取り除くことで、症状の軽減が期待されます。 ただし、手術によって改善するのは神経の圧迫そのものであり、一度損傷した神経を再生させることはできません。そのため、手術は神経が損傷する前に検討する必要があるでしょう。 手術以外の治療法として、再生医療という選択肢もあります。当院「リペアセルクリニック」でも、神経や筋肉の損傷に対する再生医療を提供しています。気になる方は、メール相談もしくはオンラインカウンセリングからお気軽にご相談ください。 まとめ|脊柱管狭窄症とヘルニアの違いは「発症しやすい年齢や痛み」!痛みが続くなら受診しよう 脊柱管狭窄症と椎間板ヘルニアは似た症状を引き起こしますが、発症しやすい年齢や痛みの出方に違いがあります。それぞれの疾患の特徴を知ることで、大まかな見分けは可能ですが、正確な診断には整形外科での検査が不可欠です。 神経の圧迫が長期間続くと、神経が損傷して元に戻らなくなる可能性があります。早期の受診し、適切な治療を受けることが大切です。 なお、当院「リペアセルクリニック」では、損傷した神経の根本的な治療を目的とした再生医療を実施しています。脊柱管狭窄症やヘルニアの治療法の選択肢として検討したい方は、メール相談もしくはオンラインカウンセリングからお気軽にご相談ください。 この記事が少しでもお役に立てれば光栄です。 脊柱管狭窄症とヘルニアの違いについてよくある質問 脊柱管狭窄症とヘルニアの違いはなんですか? 発症しやすい年齢や痛みの出方が異なります。 脊柱管狭窄症は高齢者に多く、後ろに反ると痛みやしびれが生じやすいのが特徴です。一方、椎間板ヘルニアは若年層に多く、前屈みで痛みやしびれが出ることが多いです。 脊柱管狭窄症とヘルニアを見分ける方法はありますか? 痛みの出方や特徴的な症状で見分けられます。 後ろに反ると痛ければ脊柱管狭窄症、前屈みで痛ければヘルニアの可能性が高いです。また、間欠性跛行や排尿・排便障害は脊柱管狭窄症の特徴的な症状です。ただし、正確に見分けるためには整形外科での診察をおすすめします。 脊柱管狭窄症 ヘルニアはどっちが痛いですか? 痛みの強さは疾患の重症度によります。どちらも神経の圧迫で発症する疾患のため、痛みの程度は個人差があります。正確な判断には整形外科での画像検査が必要です。
2022.12.16 -
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脳梗塞1回目よりも再発した2回目の方が症状が大きいため「再発防止」がとても重要です。 本記事では、食べてはいけないものに合わせて予防や再発防止のために積極的に食べたいものも解説します。 また、脳梗塞は再発率が高く、発症から10年以内に49.7%※の方が再発しているため、食生活以外の対策も同時に行うのがポイントです。 ※出典:PubMed 近年の治療では、脳梗塞の再発防止に損傷した脳細胞の改善が期待できる再生医療が注目されています。 ご家族が脳梗塞になってしまって再発しないか不安な方に希望を感じていただけるように「脳梗塞の症状や後遺症の改善が見込めた症例」を公式LINEで公開中です。 少しでも再発率を下げるために、公式LINE限定で配信している情報をご参考ください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/ ▼脳梗塞の再発防止に注目されている再生医療 >>【公式LINE限定】脳梗塞の症状改善が見込めた症例を見てみる 脳梗塞の予防・再発防止のために食べてはいけないもの一覧 脳梗塞の予防・再発防止をする上で食べてはいけない・食べすぎてはいけない食べ物の代表例は以下です。 動物性脂肪・トランス脂肪酸が含まれる食品 加工食品 塩蔵品 アルコール 高GI炭水化物 上記は脳梗塞の原因であり、発症や再発を避ける上で食べるのは好ましくありません。 それぞれ詳しく解説するので参考にしてください。 脳梗塞の症状や原因など、包括的な解説を見たい方は「脳梗塞とは|症状・原因・治療法を現役医師が解説」をご覧ください。 ①動物性脂肪・トランス脂肪酸が含まれる食品 まず、動物性脂肪やトランス脂肪酸を摂取するのは避けましょう。 <動物性脂肪・トランス脂肪酸が含まれる食品一例> 肉料理全般 卵 チーズ バター 牛乳 チョコレート アイスクリームetc. 基本的に、肉類や乳が関係したものは、避けるようにしましょう。 動物性脂肪には、動脈を閉塞させるコレステロールを増やすはたらきがあります。 トランス脂肪酸は、血行を悪くする原因。 また後述する塩蔵品やアルコールとともに摂取する機会が多く、注意が必要です。 動物性脂肪とトランス脂肪酸の摂取を避けるためには、脂っこいものを避ける意識がポイントです。 ▼脳梗塞の再発防止に注目されている再生医療 >>【公式LINE限定】再生医療ガイドブックを今すぐ受け取る ②加工食品 脳梗塞の発症と再発を避けるためには、加工食品の摂取も避けたいところです。 <加工食品の一例> インスタントラーメン スナック菓子 冷凍食品 菓子パン デザート 加工食品は添加物や保存料、炭水化物などを多く含んでいます。 また保存性を保つため、前述のトランス脂肪酸も、多くの場合で含まれているでしょう。 脳梗塞の原因となるものが多いため、加工食品の食べ過ぎには注意が必要です。 ③塩蔵品 また、塩蔵品(塩漬け)の類も避けましょう。 <塩蔵品の一例> 漬物全般 塩辛 ハム ベーコン 味噌漬け 明太子etc. 塩蔵品は、動脈硬化や血栓形成の原因である塩分やナトリウムを大量に含みます。 また高血圧にも関係しており、脳梗塞の発症や再発のリスクが高い食品と言えるでしょう。 また、塩蔵品でなくとも塩分が多い食品にも同様のことが言えます。 塩蔵品も含め、食べすぎは避けるのをおすすめします。 ④アルコール 種類にかかわらず、アルコールは可能な限り避けましょう。 アルコールは、高血圧や血液の凝固など、脳梗塞の発症につながる現象を引き起こします。 さらに高血圧や血栓形成にも関係します。 さらにアルコールが提供される場所では、脳梗塞を発症・再発させうる食品も口にしやすいでしょう。 そしてアルコールには食欲を増進させる効果もあり、さらに脳梗塞発症・再発のリスクを高める懸念があります。 ⑤高GI炭水化物 また高GI炭水化物が豊富な食品も避けるようにしましょう。 GIとは「グリセミック指数」の略称です。 指標としては食品を食べたあとの血糖値の上昇の程度を示します。 <高GI炭水化物の一例> 白米 食パン パスタ じゃがいも うどん シリアルetc. 一般的に白い、やや黄色い食品は、高GIの傾向があると覚えておきましょう。 高GI炭水化物は血糖値を急激に高め、脳梗塞の原因となる血栓生成や高血圧を引き起こします。 また血管内に炎症をもたらす点も、脳梗塞のリスクになります。 予防・再発防止の観点から見れば危険な食品であり、意識的に避ける必要があるでしょう。 脳梗塞の遺伝的要因と食事の関係性 脳梗塞は日本でも死因上位の病気であり、脳梗塞のリスクとして食生活と遺伝が関係します。 下記では、脳梗塞と、食事や遺伝の関係性を解説します。 合わせて後天的要因にも触れているので参考にしてください。 脳梗塞は遺伝する!?「食事」が関係する理由 脳梗塞の発症には多因子の関与が知られており、この多因子は大きく後天的要因と遺伝的要因に分けられます。 それぞれ解説していきます。 脳梗塞の遺伝的要因 遺伝的要因としては年齢 、性別 、人種 、家族歴 、高血圧 、糖尿病 、高脂血症 、肥満 、過凝固状態(血液が固まりやすくなること)などの要素が挙げられます。 以下の3つに関してより詳しく解説していきましょう。 脳梗塞の遺伝的要因 年齢 性別 家族歴 脳梗塞はどの年齢でも発生する可能性がありますが、リスクは 1 歳未満の乳児と成人で高くなります。 成人では、リスクは年齢とともに増加します。 また、若い年齢では、男性は女性よりも脳梗塞を起こす可能性が高くなります。 しかし、女性は長生きする傾向があるため、脳梗塞になる生涯リスクは高くなります。 また、経口避妊薬やホルモン補充療法を使用している女性や、妊娠中および出産後の数週間もリスクが高くなります。 脳梗塞の家族歴に関しては、親または他の家族が脳梗塞を発症したことがある場合、とくに若い年齢で脳梗塞を発症するリスクが高くなります。 後天的要因とは?体質の遺伝は食事と関係する そして後天的要因として、食事などの生活習慣なども関与し、危険因子と呼ばれます。 この後天的要因によって、脳梗塞が遺伝すると考えることもできます。 脳梗塞は稀ではありますが、遺伝に関係しているものはあります。 ほとんどの場合は生活習慣、とくに自宅で食べる際の食事の味付けに由来します。 たとえば塩辛い味が美味しいと感じる場合は、小さい頃から味付けが濃い食事を続けたことが影響していると言えます。 つまり、脳梗塞の家族歴があると、食生活も家族と同じようなものになる傾向があるため、高血圧症になりやすい体質が遺伝する可能性が高く、同様に発症リスクが高くなる考え方です。 脳梗塞の予防・再発防止のために摂りたい食事 脳梗塞の予防・再発防止のためには、食べてはいけないものを避けるのは大切です。 同じように、脳梗塞のリスクを下げる食品を食べるのも重要。 たとえば以下の食品は積極的に食習慣に取り入れましょう。 全粒穀物 青魚 果物 乳製品 タンパク質を含む食品 それぞれ詳しく解説するので参考にしてください。 全粒穀物 まず、全粒穀物が予防や再発防止に役立ちます。 <全粒穀物の一例> 玄米 オートミール ライ小麦etc. 全粒穀物には、食物繊維が多く含まれています。 食物繊維は、脳梗塞の原因になる血糖値やコレステロールの上昇を防ぎます。 またビタミンEやフィトケミカルが含まれている点も重要。 血管の硬化を防ぎ、血栓形成などのリスクを下げます。 ただし白米や精白パンなどの「精製穀物」には上記の効果が期待できず、むしろ脳梗塞の原因になる点に注意してください。 なお、全粒穀物は、白米や精白パンなどの代わりに主食の役割を果たします。 少しずつ精製穀物から切り替えていくと良いでしょう。 ▼脳梗塞の再発防止に注目されている再生医療 >>【公式LINE限定】再生医療ガイドブックを今すぐ受け取る 青魚 また青魚も、脳梗塞の予防や再発防止に有効な食品です。 <青魚の一例> サバ アジ サンマ イワシetc. 青魚にはDHAやEPAなどの成分が含まれています。 DHAやEPAは血行を促進し、血栓の生成を予防します。 またコレステロール値を下げる効果も。 さらに高血圧を改善するはたらきもあり、脳梗塞の予防や再発防止には欠かせない食品です。 また青魚は安価であり、普段の献立にも取り入れやすいです。 果物 果物も積極的に食べておきたい食品です。 <脳梗塞の予防や再発防止に役立つ果物の一例> オレンジ リンゴ パイナップル 桃 ブドウ キウイetc. 果物には、血管や血行の状態を高める抗酸化物質、ビタミンなどが含まれています。 また血圧を下げるカリウムなども豊富。 さらに食物繊維も含まれているため、コレステロール値の低下も期待できます。 また、ほとんどの果物が安価かつ入手しやすいため、普段の食事に取り入れやすいでしょう。 乳製品 乳製品に関しては、効果的なものをきちんと選べば、予防や再発防止に役立ちます。 <乳製品の一例> 牛乳 チーズ ヨーグルトetc. 乳製品に含まれるカルシウムは、脳梗塞の発症リスクを大きく下げるはたらきを示します。 国立がん研究センターによれば、乳製品由来のカルシウム摂取量が多いと、脳梗塞を含む脳卒中のリスクは、摂取量の低い群の0.64倍まで低下するとのこと。 ただしバターやマーガリン、練乳などの乳製品はむしろ脳梗塞のリスクを向上させるので注意してください。 参考記事:国立がん研究センター タンパク質 タンパク質を含む食品は、なるべく積極的に摂取しましょう。 タンパク質は、血圧を下げる、血行を促進する、血管をやわらかくするなど、脳梗塞のリスクを下げる上で欠かせないほとんどの効果を持っています。 とくにナッツや魚から得られる植物性タンパク質の摂取が好ましいでしょう。 一方で動物性タンパク質を含む肉類は、脳梗塞のリスクとなる動物性脂肪も多く含んでいます。 したがって口にする場合は注意が必要です。 ただし肉類でも、赤身のものを選択すれば、脳梗塞のリスクは低くなるでしょう。 脳梗塞の食事療法とは? 脳梗塞の時に摂るべき食事、控えるべき食事、さらに具体的にどのような工夫をすれば良いか解説していきます。 ①毎食さまざまな色の野菜を取り入れる 果物や野菜に含まれる栄養素をバランスよく得るため には、毎食、さまざまな色の食品を選ぶことが重要です。 濃い赤、オレンジ、鮮やかな黄色、濃い緑、青、紫など、さまざまな色の果物、野菜、豆類を選択することで、さまざまな栄養素を確実に取り入れられます。 ②飽和脂肪酸、トランス脂肪酸、コレステロールの摂取を制限する 脂肪やコレステロールは体の健康のために必要ですが、血中のコレステロールが多すぎると、脳梗塞や心臓病のリスクが高まる可能性があります。 飽和脂肪酸などは、肉、チーズ、卵黄、バター、アイスクリームなどの動物性食品、および一部の植物油 (パーム、ココナッツ) などに含まれています。 これらの食品から摂取する飽和脂肪、トランス脂肪酸、コレステロールの量を制限するのが、脳梗塞予防の鍵となります。 ③食物繊維の多い食品を選ぶ 食物繊維はコレステロールと心血管疾患の全体的なリスクに関連します。 食物繊維の摂取量は、コレステロール値や脳梗塞のリスクに影響するだけでなく、血糖値をコントロールし、胃や腸などの病気を予防し、体重管理に役立つなどの利点があります。 ④食事中のナトリウムを減らす ほとんどの人が、必要以上にナトリウムを摂取します。 ナトリウムを摂りすぎると、体液が貯留し、血圧が上昇する可能性があります。 塩分を減らす方法としては、食卓塩の代わりにハーブやスパイスを使用しましょう。 塩味が控えめでも、風味が豊かになることで満足感を得られるのでおすすめです。 また、ナトリウムは食品の保存にも使用されるため、食品を加工すればするほど、ナトリウム含有量が高くなります。 したがって、加工食品や缶詰食品を使用しないことも大切です。 ⑤健康的な体重を維持する 脳梗塞のリスクを減らすためのもう 1 つの重要な戦略は、健康的な体重を維持することです。 食事量に注意して、食物繊維が多く脂肪の少ない食品を食べる、活動を増やすことで、健康的な体重を達成できます。 減量は無理なく続けることが大切です。 きちんと計画を立てて、最初から現実的に達成可能な短期、または長期の目標を設定して行うことが成功のポイントです。 ⑥糖分の摂取を減らす 糖分の過剰摂取は、高血圧、肥満、2 型糖尿病、脂質異常症と関連しており、これらはすべて脳梗塞の危険因子となっています。 砂糖の例としては、白砂糖、黒糖、蜂蜜、糖蜜、ゼリー、ジャム、加糖飲料などがあります。 使用頻度を減らすか、使用する量を減らすことが推奨されています。 ⑦カリウムを十分に摂る カリウムは果物、野菜、乳製品に豊富に含まれていますが、ほとんどの成人はカリウムを十分に摂取していません。 カリウムを摂るためには、バナナ、アプリコット、オレンジ、メロン、リンゴなどの果物がおすすめです。 野菜には、じゃがいも、さつまいも、ほうれん草、ズッキーニ、トマトなどがあります。 適切な心機能を維持するためには、十分な食事性カリウムの摂取が必要不可欠です。 脳梗塞のリスクについて食事療法で気をつけるべきことは? では、食事療法の工夫の次に、注意点についても見ていきましょう。 ただ単に食事内容に気をつけるだけではなく、以下のような注意点もあります。 ①肥満予防:食べる量に気をつける 満腹になるまで食べないことです。 肥満を防ぐためにも常に8割くらいに抑えて、食事量を調整しましょう。 ②脱水症状予防:水分を一緒に摂る 水分不足にならないように、食事と共に必ずこまめに水分摂取してください。 ただし、水分を摂るといっても、以下のような水分は推奨されません。 水分不足は、血流が滞り血栓ができやすくなる原因と言われています。 水または麦茶など、カフェインの入っていない飲み物は利尿作用がなく、水分の排出が少なく済むのでおすすめです。 水分でも以下は推奨しない アルコール コーヒー、緑茶 甘いジュース ③誤嚥予防:嚥下障害に気をつける 脳梗塞の後遺症として、飲み込みづらさなどがあり、飲み込みづらい場合は、ベット上で頭を上げるなど工夫して食事療法を行います。 誤嚥性肺炎などを引き起こす可能性もあるため、水分や固形物を飲ませる場合は、嚥下機能の評価を行ってからにしましょう。 まとめ・脳梗塞の遺伝的要因と後天的要因のリスク回避に食事療法を! 摂るべき食品、控えるべき食品を考えた食生活によって血圧や体重をコントロールをすることで、脳梗塞を再発するリスクを減らせる可能性があります。 しかし、脳梗塞1回目よりも再発した2回目の方が症状が大きいため、食事療法だけでなく他の再発予防策も重要です。 脳梗塞の再発防止には、損傷した脳細胞の改善が期待できる再生医療による治療が注目されています。 今まで後遺症などによってできなかったことが再びできる可能性がある再生医療について「どのような治療を行うか」ぜひ一度ご覧ください。 ▼脳梗塞の再発防止に注目されている再生医療 >>公式LINE限定の再生医療ガイドブックを今すぐ受け取る ▼患者さまのご家族は以下の記事も合わせてご覧ください
2022.12.14 -
- 脊椎
- 脊柱管狭窄症
- 腰部脊柱管狭窄症
腰部脊柱管狭窄症のご家族がいる方は「手術費用や入院期間を知っておきたい」という方も多いのではないでしょうか。 本記事では、腰部脊柱管狭窄症の手術費用や入院期間を詳しく解説します。 主な手術方法や費用の目安は、以下の通りです。 手術方法 費用の目安 概要 除圧術 約25〜45万円 椎間板・黄色靱帯を切り取る、骨を削ることによって神経の圧迫を取り除く手術 除圧固定術 約60〜85万円 除圧術によって神経の圧迫を取り除いた後、骨と骨の間を金属のスクリューやロッドで固定する手術 しかし、腰部脊柱管狭窄症の手術を避けたい場合や長期間のリハビリで苦労したくないという方は、再生医療も選択肢の一つです。 \リペアセルクリニック坂本理事長のコメント/ 手術では、椎間板や黄色靱帯を切り取る、骨を削ることによって、脊髄神経の通り道を広げます。 しかし、神経にアプローチする治療はいまだに幹細胞のみとなります。 【こんな方は再生医療をご検討ください】 ご家族が手術に前向きでない・体への負担を心配している方 長期間のリハビリや入院を避けたい方 手術後の再発や後遺症が不安な方 現在の治療で痛みやしびれが改善しない方 歩行や日常動作の痛みをできるだけ早く改善したい方 「手術しかない」と言われた後でも、別の選択肢が見つかる場合もありますので、まずは当院(リペアセルクリニック)へお気軽にご相談ください。 >>腰部脊柱管狭窄症に対する症例はこちら 腰部脊柱管狭窄症の原因と症状 腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)はさまざまな原因で、背中にある神経の通り道が狭くなり、神経を圧迫するときに症状が出ます。 まずは腰部脊柱管狭窄症の理解を深めるためにも、原因や症状を紹介します。 腰部脊柱管狭窄症の原因 腰部脊柱管狭窄症の症状 腰部脊柱管狭窄症の原因 腰部脊柱管狭窄症は多くの場合、加齢によって脊柱が変形して、神経を圧迫するのが原因で起こるものです。 脊柱は小さな積み木のような骨が積み重なってできており、後方の脊柱管と呼ばれる空間に脳から伸びた神経(脊髄:せきずい)が通っています。 また、脊髄から枝わかれした神経は脊柱の左右の隙間を通って、手足につながり感覚や運動を司っています。 脊柱の変形のため、これらの通り道が狭くなってしまうと、神経にダメージを与えてしまい、腰部脊柱管狭窄症の症状につながるのです。 加齢による変形の他には、骨の代謝障害や生まれつきの変形によるものなどがあります。 腰部脊柱管狭窄症の症状 腰部脊柱管狭窄症は、お尻から脚全体にかけての痺れや痛み、脱力といった神経の症状が特徴です。 また、ある程度の距離を歩くと痛みや痺れなどが悪化して歩けなくなります。 しかし、数分間休憩して前屈みの姿勢を取ると、再び歩けるようになる間欠性跛行(かんけつせいはこう)の症状がみられます。 症状が悪化すると、排泄の障害や性機能が不全になるなどの膀胱直腸障害(ぼうこうちょくちょうしょうがい)が出る場合もあるでしょう。 上記の症状に思い当たる節があるときは、早めに医療機関で相談するのをおすすめいたします。 当院(リペアセルクリニック)では、足腰の痛みや違和感がある方、気になる症状がある方を対象に無料相談を実施しています。 ぜひ、お気軽にご相談ください。 腰部脊柱管狭窄症の手術費用・入院期間 腰部脊柱管狭窄症は、状態に合わせて手術の方法が異なるため、手術費用や入院期間は手術内容に応じて変わります。 以下では、手術ごとの費用や入院期間の目安を紹介します。 手術費用の目安 入院期間の目安 手術費用の目安【除圧術で25〜40万円ほど】 費用は除圧術の場合、25〜40万円程度かかります。 一方、除圧固定術は、60〜85万円程度で、除圧術に比べて費用がかかる傾向にあります。 術式や入院期間、リハビリの量などによって費用に差が出ますので、手術を検討する病院でしっかり確認しましょう。 入院期間の目安【平均1〜2週間ほど】 内視鏡を使用した手術の場合、入院期間は1〜2週間程度です。 病院や状態によっては、1週間以内で退院が可能な場合もあります。 入院期間は除圧術のほうが固定術に比べて短くなります。また、手術カ所が多いほど入院期間が長くなる場合が多いです。 また、腰部脊柱管狭窄症にヘルニアなどが合併している場合も、入院期間が長くなります。 腰部脊柱管狭窄症の治療方法 腰部脊柱管狭窄症の治療方法は、まずは手術をしない保存療法を行うのが一般的です。 以下で、保存療法と手術療法の詳細を見ていきましょう。 腰部脊柱管狭窄症の保存療法 腰部脊柱管狭窄症の手術療法 腰部脊柱管狭窄症の保存療法 腰部脊柱管狭窄症の保存療法は、次のようなものがあります。 薬物療法 神経ブロック注射 運動療法 生活指導 薬物療法では、痛み止めや神経の働きを改善する薬を服用します。 神経ブロック注射は、傷害された神経に麻酔薬を注射して、一時的に神経の働きを麻痺させる形で、痛みの軽減や神経症状の改善を図るのが目的です。 また、腰部の負担を軽くするために、運動や生活を工夫しながら、症状の改善や悪化の予防を図ります。 上記を試しても回復しなかったり、症状が悪化したりする場合は手術の適応となります。 腰部脊柱管狭窄症の手術療法 腰部脊柱管狭窄症の手術は大きく分けて「除圧術」と「除圧固定術」の2種類があります。 除圧術 神経を圧迫している背骨の一部を取り除いて、圧迫されている部分の除圧をする手術 除圧固定術 除圧術をしたあとに、その部分を別のカ所の骨を移植して固定する手術 背骨の狭窄だけでなく、ずれがあったり変形が強かったりする場合は、除圧術をすると背骨の関節が不安定になります。 そのため、除圧に加えて固定する必要があり、除圧固定術が適応されるのです。 最近では小型のカメラを使用して、わずかな傷で手術を行う内視鏡での手術が多くなっています。 手術は全身麻酔で行われ、手術カ所や状態によりますが、1〜3時間以内で終了する場合が多いです。 傷口が小さくて回復も早いため、従来の切開して行う手術に比べて入院期間が短くなっています。 腰部脊柱管狭窄症の手術からリハビリまでの流れ 腰部脊柱管狭窄症で内視鏡手術をした場合、早期からベッドを離れて体を動かせます。 以下では、手術からリハビリまでの流れを解説します。 手術の翌日からリハビリ開始 2日目以降は状態に応じて積極的なリハビリを実施 手術の翌日からリハビリ開始 手術当日は安静にしますが、翌日からリハビリが始まります。 ベッドから起きたり、座ったりといった動きを確認したあと、経過が良好であれば、コルセットを装着して歩くのも可能です。 コルセットは術後の背骨が安定するまで約3カ月間装着する必要があり、手術の翌日から正しい装着方法を習得するのが重要です。 2日目以降は状態に応じて積極的なリハビリを実施 2日目以降は歩行練習を含めて、活動的な生活を送るためのリハビリがしっかり行われます。 歩行が安定してくると、階段の昇降や屋外での歩行も開始して、退院が可能な状態まで回復を目指します。 ただ、中腰の作業や重い荷物を持つなどの動作は、腰に負担がかかるため、しばらく行ってはいけません。 退院までに、日常生活における注意点もしっかりと理解を深めておくのが重要です。 退院後も必要に応じて外来でのリハビリを受ける場合があります。 まとめ|腰部脊柱管狭窄症の手術費用を把握して手術とリハビリに備えよう 腰部脊柱管狭窄症は症状が悪化して、手術を勧められても、手術の費用や入院期間、リハビリまでの流れを知らないと不安になるのも仕方ありません。 本記事で紹介した内容を参考に、少しでも不安を減らしていただけると幸いです。 腰部脊柱管狭窄症により神経症状が悪化すると、日常生活を送るのに支障をきたします。手術が必要になる前に、早めに整形外科を受診して症状の悪化を防ぎましょう。 当院(リペアセルクリニック)では、患者さまの幹細胞を使った再生医療による治療を行っています。 「往来の治療法では改善が見られない」「辛い後遺症を何とかしたい」という方は、当院(リペアセルクリニック)にご相談ください。 腰部脊柱管狭窄症の再生医療における事例は、以下の動画も合わせて参考にしてください。 https://www.youtube.com/watch?v=3yN5q8_ATpc&t=2s 腰部脊柱管狭窄症の手術費用に関わるQ&A 腰部脊柱管狭窄症の手術費用について、よくある質問と答えをまとめています。 腰部脊柱管狭窄症の手術費用は保険適用になりますか? 腰部脊柱管狭窄症の手術費用は高額療養費制度の対象ですか? Q.腰部脊柱管狭窄症の手術費用は保険適用になりますか? A.はい、基本的には保険適用になります。 ただし、手術方法によっては保険適用外の場合もあるので注意が必要です。 事前に医療機関で、手術費用が保険適用なのか詳細を確認しておきましょう。 また、当院(リペアセルクリニック)の再生医療による治療は自由診療となります。 手術や入院不要で根本的な治療を目指せるため、腰部脊柱管狭窄症の治療法としてぜひご検討してみましょう。 無料カウンセリングも行っておりますので、治療法などについて、ぜひご相談ください。 Q.腰部脊柱管狭窄症の手術費用は高額療養費制度の対象ですか? A.はい、基本的には高額療養費制度の対象です。 高額療養費制度では、医療機関などを利用した際に、1カ月の合計支払い金額において、上限を超えた部分のお金が戻ってきます。 上限金額は、年収や所得に応じて変わるのが特徴です。 ただし、治療方法によっては、高額療養費制度の対象外になる場合もあります。 腰部脊柱管狭窄症の手術をする前に、医療機関で高額療養費制度が使えるのかを必ずご確認ください。
2022.12.12 -
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脳梗塞で入院した場合、麻痺した機能の回復を図ることは欠かせません。しかし、具体的にリハビリにどの程度の期間がかかるのかは気になる部分です。 脳梗塞のリハビリ期間は、病院に入院している間であれば最長で6カ月程度です。病状や年齢によって必要な期間が異なるため、目安を知っておくとリハビリに取り組む際に役立ちます。 本記事では、脳梗塞のリハビリ期間の目安を、訓練の方法やポイント・注意点とともに解説します。 なお、当院「リペアセルクリニック」の公式LINEでは、脳梗塞の後遺症や再発予防に対する再生医療の情報提供と簡易オンライン診断を実施しております。 脳梗塞の後遺症でお悩みの方は、ぜひ一度公式LINEにご登録ください。 脳梗塞のリハビリ期間の目安 脳梗塞は、脳の血管が詰まることで血流が途絶え、脳細胞が壊死する疾患です。脳梗塞の治療でリハビリを進めていく際、病気の時期に応じたリハビリ期間の目安があります。病期別にリハビリ期間の目安を見ていきましょう。 急性期:発症後1~4週間 回復期:発症後1~6カ月 生活期(維持期):発症後6カ月以降 急性期:発症後1~4週間 急性期とは、脳梗塞の症状が発生してから不安定な状況が続く期間を指します。急性期の場合、リハビリ期間は、発症後1~4週間程度です。全身状態が安定するまでの間は、ベッドの上で手足の関節を動かしたり、寝返りを打ったりといった、負担の少ないメニューから始めます。 ただし、年齢や症状の重さによって必要な期間は変わってきます。 【年齢による違い】 20~40代の若年層:1~2週間程度 70代以上の高齢者:4週間程度 【症状の重症度による違い】 軽度の場合:1週間程度 中等度の場合:2~3週間程度 重度の場合:3週間以上 このように、症状が重いほど急性期のリハビリ期間は長くなる傾向があります。 回復期:発症後1~6カ月 回復期は脳梗塞の症状が落ち着き、脳機能の改善が進む時期です。発症後1~6カ月程度で、この間に積極的なリハビリを進めていきます。 回復期のリハビリに必要な期間も、年齢や脳梗塞の症状の重さによってさまざまです。 【年齢・症状による期間の目安】 20~40代の若年層で症状が軽度の場合:1~2カ月程度 高齢者や症状が重度の場合:3~6カ月以上 この時期に適切なリハビリを行うことで、失われた機能の回復が促進されます。 脳梗塞リハビリの医療保険適用期間は180日まで 脳梗塞のリハビリの公的医療保険の適用期間は、発症後の入院で最大180日(6カ月程度)までです。もし、退院後もリハビリが必要な場合は、40歳以上で要介護認定されれば介護保険が適用されます。 要介護認定を受けられない場合でも、後遺症の種類によっては訓練等給付を受けられることがあります。 生活期(維持期):発症後6カ月以降 病院での脳梗塞の治療やリハビリが終わって退院した後は生活期(維持期)に入り、その時期は遅くとも発症後6カ月以降です。 入院中のリハビリで回復した機能を、日常生活の中で維持・強化していきます。日常的な動作や散歩などの軽い運動に励みつつ、定期的にリハビリに対応した病院・クリニックに通院して訓練します。 【時期別】脳梗塞のリハビリの方法 脳梗塞のリハビリの方法は、病期によってさまざまです。病期ごとのリハビリの方法や場所を一つずつご紹介します。 急性期:筋力低下を防止するリハビリ 回復期:運動機能や言語機能に関する訓練が中心 生活期(維持期):自宅での継続的な訓練 急性期:筋力低下を防止するリハビリ 急性期は脳梗塞発症直後の容態が安定するまで医療機関のベッドの上で過ごします。このため、リハビリも身体や認知面の機能の衰退を防ぐのが目的です。 寝た状態で過ごす日々が続くため、行われる訓練は次の通りです。 訓練名 訓練の内容 簡単なストレッチ 関節を動かし、拘縮の予防・改善をおこなう 離床訓練 ベッドから起き上がる・座る・立つ・車椅子への移動 ADL訓練 食事・着替え・トイレなど日常生活の動作を回復する訓練 摂食・嚥下(えんげ)訓練 食べ物を噛む・飲み込む機能を回復する訓練 機能回復訓練 運動麻痺や言語障害などがある場合に行う 容態が安定する前の段階では、ベッドやその周囲で行える簡単な訓練で、少しずつ基本的な機能の回復を目指します。 回復期:運動機能や言語機能に関する訓練が中心 脳梗塞の容態が落ち着き回復期に入ると、訓練も急性期に行っていたものに日常生活の復帰を目指す内容が加わります。病室も回復期リハビリテーション病棟に移るとともに、訓練もベッドやその周辺に加えて、リハビリテーション施設で行うのが一般的です。 回復期に行うリハビリの内容は、以下のとおりです。 訓練名 訓練の内容 ベッドやベッド周りでの訓練 ベッドで起きる・座る・ベッドサイドで歩く など 歩行訓練 車椅子に座る・杖や歩行器を使った歩行・歩行時のバランスの回復 など (ロボットスーツを使って行うケースも) 日常動作に関する訓練 食事・着替え・トイレ・入浴など日常生活の動作を回復する訓練 より応用的な訓練 手芸や工作など手や指などを使った複雑な動作の訓練 機能回復訓練 運動まひや言語障害などがある場合に行う 口の動作に関する訓練 発声など口・のどが関わる動作の訓練 顔を動かす訓練 首の周囲や肩の筋肉・関節を動かす訓練 嚥下訓練 舌や喉の刺激、水分・食物を実際に飲み込む訓練 高次脳機能障害を予防・改善する訓練 プリントや積木など物品を使った訓練や動作の反復練習など、認識や判断・実行を促す訓練 なお、以上の訓練をすべて行うわけではありません。実際に行う訓練は、症状の重さや回復の見込みに応じて決定されます。 生活期(維持期):自宅での継続的な訓練 医療施設を退院した後の生活期(維持期)は、リハビリも自宅やリハビリ専用施設で継続的に進めるのが一般的です。とくに自宅でリハビリを進める場合は、退院日を迎える前に手すりやスロープなどを準備して、落ち着いてリハビリできる環境を整えることが重要です。 生活期におけるリハビリの内容として、以下のものが挙げられます。 訓練名 訓練の内容 日常動作に関する訓練 食事・着替え・トイレ・入浴など日常生活の動作を回復する訓練(回復期より継続) 歩行訓練 手すりにつかまりながら歩く訓練・杖などを活用した訓練など 自宅内外での簡単な散歩・運動 散歩・筋力トレーニング・ストレッチなど なお、退院後に麻痺など新たな問題が見つかるケースもあります。新しい問題や課題が見つかったときは、担当医師やリハビリテーション施設などへの速やかな相談が大切です。 脳梗塞のリハビリのポイント・注意点 脳梗塞のリハビリを進めていく際、ポイントや注意点を踏まえておくことも大切です。主なポイントや注意点として、以下のものが挙げられます。 リハビリは急性期から始める 残された能力も同時に鍛える 無理のない範囲で積極的なリハビリを意識する 退院後もリハビリを継続する リハビリは急性期から始める 脳梗塞を含む脳卒中のリハビリは、急性期から始めることが重要です。具体的には、発症後24~48時間以内のリハビリ開始が推奨されます。(文献1) リハビリは早期に始めるほど、脳機能や神経の回復が促されると考えられるためです。加えて早い時期からリハビリを始めれば、手足の筋力の衰えを防ぎつつ、基礎体力を温存した状態で回復期のリハビリに臨めます。 ただし、病状の深刻度などによっては、開始時期について慎重な判断が求められる場合があります。 残された能力も同時に鍛える 脳梗塞のリハビリでは、失われた機能だけでなく、今残されている能力を同時に鍛えることも重要です。 仮に左手が麻痺して動かせない場合でも、右手が通常通り動かせるのなら、右手を鍛えることで麻痺した左手の機能をサポートできます。麻痺した側は一般的に発症6カ月以内であれば、継続的なリハビリで回復できる見込みが十分にあります。 加えて、残された能力を鍛えることは、リハビリの継続の面でも有効です。体の一部が麻痺した事実は、想像以上に患者を落ち込ませる場合があります。前向きにリハビリに取り組んで日常生活に戻れるようにするためにも、残された能力を鍛えることは重要です。 無理のない範囲で積極的なリハビリを意識する 脳梗塞のリハビリは、無理のない範囲で継続的に取り組むことがポイントです。脳梗塞で麻痺した部位は、リハビリを始めてもすぐに効果が見込めません。 ただし、急性期から積極的にリハビリを続けることで、早期の回復が促されます。なお、リハビリ中に痛みや疲れを感じたら、無理せず休憩を取りましょう。疲労が溜まった状態で無理やりリハビリを続ければ、逆に回復の妨げになります。 退院後もリハビリを継続する 脳梗塞のリハビリは、退院した後の継続も大切です。退院後にリハビリをやめると、回復した機能が衰えて日常生活に支障が出ます。加えて、リハビリをやめたことでそれ以上の機能回復が見込めない場合さえあります。 退院後も自宅内外での散歩や日常生活にまつわる訓練のほか、パソコン操作など自分の好きなことでリハビリに取り組むのがおすすめです。 脳梗塞を含む脳卒中の治療には再生医療も一つの選択肢 脳梗塞を含む脳卒中に対しては、再生医療という治療法があります。 脳梗塞の後遺症や再発予防には、再生医療の幹細胞治療を行います。 当院「リペアセルクリニック」の幹細胞治療では、患者様から米粒2~3粒ほどの少量の脂肪組織を採取し、幹細胞を培養して増やした後に患部に点滴で投与します。幹細胞が持つ、さまざまな細胞に変化する「分化能」という能力を活用する治療法です。 脳梗塞の後遺症である、しびれや言語機能の低下、再発への不安でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。 以下では、実際に当院で幹細胞治療を受けた方の症例を紹介しています。 また、脳卒中に対する再生医療について詳細は、以下のページをご覧ください。 まとめ|脳梗塞のリハビリ期間を知って焦らず取り組もう 脳梗塞のリハビリに必要な期間は、急性期で発症後1~4週間程度、回復期で3~6カ月程度です。ただし、発症時の年齢や症状の重さによって前後します。 基本的に症状が落ち着くまではベッドで簡単なメニューをこなし、回復期に入ってからさまざまな内容でリハビリを進めます。なお、退院後も自宅内外での継続的なリハビリは欠かせません。 脳梗塞のリハビリはすぐに効果が表れません。しかし、無理のない範囲で積極的にリハビリを続ければ、回復が促されます。脳梗塞のリハビリ期間の目安を知っておくことは、今後のリハビリに前向きに取り組む上で重要です。 脳梗塞の後遺症や再発の不安でお悩みの方は、当院「リペアセルクリニック」へお気軽にご相談ください。 脳梗塞のリハビリ期間のよくある質問 脳梗塞の入院期間が2週間で済む場合はある? 発症後の症状が軽い方であれば、2週間程度での退院も可能です。 急性期病院では、脳梗塞を発症しても症状が比較的軽く、早期に状態が安定した方であれば、1~2週間程度で退院が可能です。ただし、これは症状の程度や回復の経過によって個人差があります。 脳梗塞のリハビリしないとどうなる? 脳梗塞を発症した場合、リハビリしないと失われる脳機能が増えて症状が悪化します。日常生活に大きな支障をきたす上に、寝たきりになるリスクさえあるため、早期のリハビリの開始が重要です。 脳梗塞になった高齢者が回復する見込みは? 高齢者が脳梗塞を発症した場合でも、早いうちから適度なリハビリを続けることで少しずつ回復する見込みがあります。ただし、若年層よりも時間をかけてリハビリしていく必要があるため、休みも挟みつつ理学療法士などの専門家とともに根気強く取り組みましょう。 脳梗塞で退院した後の注意点は? 脳梗塞の治療を終えて退院した後は、再発を防ぐための生活習慣の見直しが重要です。日本人に限った場合、脳梗塞を含む脳卒中の10年再発率は51.3%である研究結果が出ています。(文献2) 10年で見ても2人に1人が再発するリスクがあるため、退院後も生活習慣に気を付けることが大切です。具体的には、肥満や糖尿病、高血圧などの生活習慣病への警戒が予防可能性を高めます。栄養バランスのとれた食事や適度な運動を心掛ける一方で、過度の飲酒・喫煙のような習慣は控えるべきです。 参考文献 (文献1) 一般社団法人 日本脳卒中学会『脳卒中治療ガイドライン2021【改訂2025】』 (文献2) J Hata, Y Tanizaki et al.(2005) J Neurol Neurosurg Psychiatry.
2022.12.09 -
- 脊椎
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側湾症の手術は、神経が通る脊髄の近くを手術操作するため、運動・感覚麻痺の後遺症を引き起こすリスクがあります。また、術後に合併症や感染症などを引き起こす可能性もゼロではありません。 側湾症の手術をするなら、これらの懸念点をしっかり理解しましょう。覚悟を決めて臨めば、後悔は少なくなるかもしれません。 本記事では、側湾症の手術後に起こりうる後悔を解説します。側湾症の手術におけるリスクを正しく理解しておきたい方は、ぜひ最後までご覧ください。 側湾症の手術後に起こりうる3つの後悔 さっそく、側湾症の手術後に起こりうる後悔について解説します。 後遺症が出る可能性がある 合併症や感染症を引き起こすリスクがある すぐには元の生活に戻れない 順番に見ていきましょう。 後遺症が出る可能性がある 脊椎という背骨の中には、脳と身体をつなぎ運動や感覚を伝える脊髄という神経の束が通っています。万が一、手術中に脊髄を損傷してしまうと、運動麻痺や知覚麻痺といった後遺症が出るリスクがあります。 手術前に動かせていた体の一部が動かせなくなったり、感覚が鈍くなったりすれば、手術したことを後悔する可能性があるでしょう。 脊髄損傷の後遺症における有効な治療法に「再生医療」があります。再生医療とは人間の自然治癒力を活用した最新の医療技術です。 近年、研究が進み幹細胞を使った再生医療により脊髄損傷の後遺症が回復した症例が数多く報告されています。具体的な治療方法が知りたい方は、再生医療専門の『リペアセルクリニック』にお問い合わせください。 合併症や感染症を引き起こすリスクがある 背骨の周囲には、さまざまな臓器が隣接しています。そのため、呼吸器や循環器、泌尿器などの合併症を引き起こす可能性もあるのです。 また、手術後の創部管理が行き届いていないと、免疫が低下して感染症を起こすことも考えられます。 合併症や感染症は、発熱や痛みが伴うケースが多くなります。そんな身体的な苦しさや不安から、手術したことを後悔する場合もあるでしょう。 すぐには元の生活に戻れない 手術後にもっとも重要な課題は、処置した箇所の骨癒合(骨がくっつくこと)を待つことです。骨癒合のために安静にすることが第一優先となり、すぐに元の生活には戻れません。 たとえば、背骨を過度に反らしたり、ねじったりする動作は制限されます。負荷がかかり、治癒を遅らせるリスクがあるためです。また、無理に身体を動かすと、脊椎を固定している金属挿入部が緩んでしまうことがあります。症状によっては、再手術が必要となる場合もあります。 このように、完治までは日常の動作や運動も思うようにはできません。不自由さを感じて、後悔する可能性もあるでしょう。 以下の記事では、手術後すぐにできないことを解説しています。手術後の過ごし方のイメージを深めたい方は、参考にしてみてください。 側湾症の手術を受けて良かったと感じる瞬間 側弯症の手術を受けると側弯の度合いが軽減され、さまざまな改善効果が感じられるようになります。以下は、側湾症の手術を受けて良かったと感じる瞬間の例です。 背骨の歪みが矯正され、身体が動かしやすくなる 見た目が変わり心理的ストレスが減る 自信を持ってスポーツや習い事に挑戦できる 姿勢が改善され疲れにくくなる これらの効果は、生活の質を大きく向上させるでしょう。 以下の記事では、側湾症の方におすすめのストレッチを紹介しています。術後のセルフケアをする際の参考にしてみてください。 側湾症の手術後に後悔しないために理解を深めることが大切 側湾症の手術で後悔しないためには、病気と治療への理解を深めることも大切なポイントです。ここでは、以下3つのトピックスで側湾症について詳しく解説していきます。 側湾症とは 側弯症の種類 側弯症の治療方法 疑問を取り除いて、安心につなげていきましょう。 側弯症とは 側弯症とは、背骨(脊柱)が曲がっている(捻れている)状態のことを言います。 側弯症の説明で必ずと言っていいほど出てくる指標がコブ角です。これは、背骨の横方向への曲がり方を表す角度になります。 角度を測る際に用いられるのが、レントゲン画像です。背骨(椎体)の上下で最も曲がりの強い椎体から線を引き、その2つの線が重なってできた角度がコブ角になります。 出典:脊椎手術.com (https://www.sekitsui.com/specialist/sp014-html/) コブ角が大きければ大きいほど側弯が強い、という判断になります。コブ角の程度により治療方法の選択が変わりますので頭に入れておきましょう。治療方法についてはこのあと詳しく解説するので、このまま読み進めてみてください。 以下の記事では、側湾症の人がやってはいけない動作や行動を解説しています。詳細が気になる方は、ぜひあわせてご覧ください。 側弯症の種類 側弯症には、原因や症状が異なる複数の種類があります。ここでは代表的な3つの種類について解説します。 機能性側弯症 特発性側弯症 原因疾患がある側弯症 順番に見ていきましょう。 機能性側弯症 機能性側弯症とは、日常の姿勢や、仕事動作の反復、腰痛を含む逃避的な姿勢など、左右非対称に偏った姿勢を高頻度にとる人に多くみられる側弯症です。 機能性側弯症の場合、コブ角も小さいことが多く、根本となる姿勢の問題を改善することで解消できます。 特発性側弯症 特発性側弯症は原因不明の側弯症です。発症する時期により、以下のように分類されます。 乳児期側弯症・・・3歳以下で発症(男児に多い) 学童期側弯症・・・4〜9歳で発症 思春期側弯症・・・10歳以上で発症(女性に多い) 日本では思春期側弯症が多く、学校検診で発見されるケースも珍しくありません。コブ角が少ない初期の段階では見逃されやすいのですが、背骨に左右差が確認された場合は専門の整形外科への受診をすすめられるケースもあります。 進行のスピードには個人差があるため、1回のみでなく、定期的な受診により変形の程度を確認しましょう。治療の内容については後で述べますが、早ければ早いほど治療効果も高まります。 原因疾患がある側弯症 もともと原因となる疾患が引き金となって側弯症が発症するケースもあります。原因疾患の例は、以下のとおりです。 先天性側弯症・・・背骨の一部である椎骨の先天的な変形によって起こる側弯症 症候性側弯症・・・筋ジストロフィーや脳性麻痺、レックリングハウゼン病、マルファン症候群、やけど、脊椎の腫瘍などに続発して起こる側弯症 しかし、原因疾患が必ずしも側弯症につながるわけではありません。側弯の程度も個人差があるため、専門の医療機関でしっかりみてもらうことが必須となります。 側弯症の治療方法 側湾症の治療法は主に2つあります。 装具療法 手術療法 以下のようにコブ角により推奨される治療方法が変わってきます。 コブ角 推奨される治療方法 〜25° 見た目にもわかりにくい状態。多くは経過観察 25°〜40° 見た目にも変形がわかるようになる。進行の防止および変形の矯正のために装具療法が用いられるケースが多い。 40°〜 高度の側弯が見られる状態。場合によっては神経症状や呼吸機能の低下がみられる。手術療法により側弯を矯正する方法が推奨される。 装具療法と手術療法の内容を詳しく見ていきましょう。 装具療法 アンダーアーム装具(出典:日本側弯症学会) 装具療法では、進行しやすい成長期の段階で装着するケースが多いです。 側弯が進行しないようにするのが一番の目的であり、装具をしたからといって側弯した背骨が戻るわけではありません。骨の成長が終了するまで装具を装着し、できるだけ側弯の進行を抑える目的で処方されます。 基本的には装着時間が長ければ長いほど効果が高いと言われており、“お風呂以外の時間は装着”や、“家にいる時間は装着”、“24時間できるだけ装着”などと医療機関により多少ばらつきがあります。 海外の権威ある研究においても「装具の装着時間が長くなるにつれて、高リスク湾曲の進行が大幅に減少する効果が増大した」とという報告もあがっているので、装着時間を守っていくのがおすすめです。(文献1) 手術療法 高度の側弯症に対しての唯一有効な治療法が手術療法です。 コブ角が50°を超えてしまうと、骨が成熟した後でも変形が進行する可能性があります。変形が進行すれば、合併症の危険性が高まるため、変形を矯正するための手術を前向きに検討する必要があります。 現在は、手術技術や機器の向上により治療成績が格段に上がっているため、手術を推奨するケースが多いです。以下は、手術前と手術後のレントゲン写真です。 側弯症の術前(左)と術後(右)(出典:日本側弯症学会) 上の写真を見れば、手術前と後での違いが一目瞭然ですよね。 脊髄損傷に対する有効な治療法に「再生医療」があります。再生医療とは人間の自然治癒力を活用した最新の医療技術です。具体的な治療方法が気になる方は再生医療専門の『リペアセルクリニック』にお問い合わせください。 まとめ|側湾症の手術後に起こりうる後悔を知った上で手術の決断をしよう 側湾症の手術後は後遺症や合併症などを引き起こすリスクがあります。事前に起こりうるリスクを知っておけば覚悟を決めやすいので、後悔も少なくなるかもしれません。 手術後は傷口の回復と、骨の癒合が優先となるため、すぐには元の生活に戻るのは難しい傾向にあります。手術後の生活への見通しをもって準備するためにも、担当医に手術後のスケジュールを確認しておくと良いでしょう。 脊髄損傷の後遺症における有効な治療法に「再生医療」があります。再生医療とは人間の自然治癒力を活用した最新の医療技術です。 近年、研究が進み幹細胞を使った再生医療により脊髄損傷の後遺症が回復した症例が数多く報告されています。具体的な治療方法が知りたい方は、再生医療専門の『リペアセルクリニック』にお問い合わせください。 参考文献 文献1:出典: 国立医学図書館 Weinstein SL, Dolan LA, Wright JG, Dobbs MB. Effects of bracing in adolescents with idiopathic scoliosis. N Engl J Med. 2013 Oct 17;369(16):1512-21. doi: 10.1056/NEJMoa1307337. Epub 2013 Sep 19. PMID: 24047455; PMCID: PMC3913566. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24047455/
2022.12.07 -
- 頭部
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「脳出血後のケアは何をすれば良いの?」「脳出血後の看護や介護はどうすればいい?」と疑問に感じていませんか。 退院後の生活やリハビリに向けたサポートは、何を優先すべきか悩む場面も多いでしょう。 脳出血の患者本人は、長期間の治療やリハビリによって精神的・社会的負担が大きくなりがちです。そのためご家族による適切なサポートが重要といえます。 この記事では、脳出血後の患者を支えるための基本的な看護・介護方法と、退院後に家族が実践できる具体的な対策を解説します。 脳出血の看護ケアで不安を感じている方は、ぜひ最後までご覧ください。 また、当院「リペアセルクリニック」では脳出血の後遺症に効果が期待できる再生医療も行っております。 気になる症状がある方は「メール相談」もしくは「オンラインカウンセリング」にてお気軽にご相談ください。 脳出血後における7つの看護ケア 脳出血後のケアは、患者の回復に直結するため、日常の観察や丁寧なサポートが欠かせません。 本章では、具体的な看護ケア方法を7つの観察項目と合わせて紹介します。 1.意識レベルの確認 2. 呼吸管理 3. 血圧と心拍数のチェック 4. 電解質バランスの変化(輸液管理) 5. 口腔ケア・体勢の管理 6. 嘔吐時の対処・吐物管理 7. 発作や薬の管理 入院中は、どの観察ポイントを重視するかを確認しておきましょう。 1. 意識レベルの確認 意識レベルの確認は、観察項目の中でも状態を把握する上で非常に重要です。 具体的には、呼びかけへの反応、目の開き具合、手足の動きなどを観察します。 Glasgow Coma Scale (GCS) やJCSといった評価方法もあり、異常があれば速やかに医師への報告が必要です。 意識レベルの低下は、病状の悪化を示すサインの可能性があるため、看護する上でも注意が必要です。 また、こちらの記事では脳出血を発症後の意識レベルによる予後や余命を詳しく解説しています。 後遺症について気になる方は、ぜひご覧ください。 2. 呼吸管理 脳出血後、脳の損傷により呼吸をコントロールする機能が低下する場合があります。 そのため、適切な呼吸管理は命を守るために不可欠です。 呼吸の回数や深さ、呼吸音などを注意深く観察し、呼吸状態の変化や異変があれば酸素投与や人工呼吸器の使用が行われます。 3. 血圧と心拍数のチェック 血圧と心拍数の変動は、脳出血後の状態に大きな影響を与えるため、こまめなチェックが重要です。 血圧の急激な上昇や低下は、再出血や他の合併症を引き起こす可能性があるためです。 具体的には、定期的な測定を行い、変動があれば医師に報告します。 また、薬による血圧コントロールも行われます。 4. 電解質バランスの変化(輸液管理) 体内の電解質バランスは、生命維持に欠かせない重要な役割を担っています。 脳出血後は、電解質バランスが崩れやすいため、輸液管理による適切な調整が必要です。 たとえば、点滴で水分や電解質を補給し、血液検査でその値をモニタリングします。 これにより、体内の状態を安定させていきます。 5. 口腔ケア・体勢の管理 口腔ケアと体勢管理は、感染症や床ずれの予防に欠かせません。 免疫力が低下すると、口腔内の細菌が感染を引き起こす可能性があります。 また、同じ体勢が続くと床ずれのリスクが高まるため注意が必要です。 歯磨きやうがい、体位変換を定期的に行い、必要に応じて専用のケア用品の活用によって、患者の健康と快適さを管理できます。 6. 嘔吐時の対処・吐物管理 脳出血後には嘔吐が起こるケースがあり、適切な対処と吐物の管理も重要です。 とくに、嘔吐物が気道に詰まる(誤嚥)リスクを防ぐのは重要だといえるでしょう。 嘔吐時には顔を横に向け、吸引器で吐物を除去するなどの対応を行います。 また、吐物の量や性状を観察し、記録するのも大切です。 これらの対応により、誤嚥性肺炎などの合併症を予防できます。 7. 発作や薬の管理 脳出血後は発作が発生する可能性もあるため、薬の時間や量を守るように管理するのも重要です。 また、発作の兆候が見られた場合はすぐに医師へ報告します。 指示に従い、薬の正しい管理が症状の安定を促します。 また、脳出血の原因については以下の記事でも解説しているので、参考にしてください。 【退院後】脳出血の看護で家族ができることは? 脳出血による退院後の生活は、ご家族によるサポートが重要です。ご家族のサポートが患者の回復を支え、日常生活の質も維持できるようになります。 脳出血の看護において家族が行えることは、以下の6つが挙げられます。 日常生活の介助や見守り 要介護認定を早めに申請する 地域の介護サービスを活用する 住宅改修で自宅の環境整備を行う 施設介護サービスも検討する 介護疲れをしないように休息を取る 本章では、家族が取り組むべき具体的なケアやサポート方法を紹介するので参考にしてください。 日常生活の介助や見守り 退院後、患者の日常生活には継続的な介助と見守りが必要です。 食事や入浴、排泄などのサポートを行い、無理なく生活できる環境を整えます。 また、転倒などのリスクを防ぐため、常に患者の動きに注意を払いましょう。 適切な介助は、患者の安心感と回復の大きな助けとなります。 また、脳出血の後遺症やリハビリについては以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。 要介護認定を早めに申請する 要介護認定を受けることで、家族の金銭的な負担が軽減できます。 しかし、認定が遅れると必要なサービスが受けられなくなる可能性があります。 そのため、入院中の段階から市区町村の窓口に相談し手続きを進めておきましょう。 地域の介護サービスを活用する 地域にはさまざまな介護サービスがあるので、積極的に活用するのがおすすめです。 訪問看護やデイサービスの利用によって、専門的なケアを受けながら患者本人の日常を支えられます。 退院後には地元の介護支援センターなどに相談し、利用可能なサービスを確認しましょう。 住宅改修で自宅の環境整備を行う 退院後の生活を安心して送るためには、住宅改修が必要になる場合があります。 手すりの設置や段差解消など、患者が安全に動ける環境作りを検討すると良いでしょう。 公的補助金を利用できる場合もあるため、必要に応じて専門家に相談するのがおすすめです。 施設介護サービスも検討する 在宅介護が難しい場合、施設介護サービスの検討も選択肢の1つです。 ショートステイや特別養護老人ホームなど、患者の状態や家族の状況に応じた施設を選びましょう。 専門スタッフのケアが受けられるため、安心感があります。 介護疲れをしないように休息を取る 家族の介護負担が大きくなると、心身に疲れがたまりやすくなります。 そのため、適度に休息を取り、家族内での役割分担を決めたり、地域の支援を活用したりするのがおすすめです。 家族の健康が患者本人の回復にもつながりますので、無理をせずサポート体制を整えてください。 脳出血の看護・介護時における4つの注意点 脳出血後の看護・介護は、患者の回復を支える上で非常に重要です。 ここでは、介護時に注意すべき4つのポイントを解説します。 転倒を予防するための工夫 食事はゆっくりと食べやすい形状で提供 排泄をサポートする際はプライバシーを配慮 精神的なケアを継続的に行う 介護する家族の負担軽減にもつながりますので、チェックしておきましょう。 転倒を予防するための工夫 脳出血後には、筋力低下やバランス感覚の喪失で転倒リスクが高まります。 そのため、家具の配置を工夫し、滑り止めマットや手すりを設置するのも良いでしょう。 また、歩行補助具の使用も効果的です。 転倒防止は患者の安全を守るだけでなく、さらなる合併症の予防にもつながります。 食事はゆっくりと食べやすい形状で提供 食事は、ゆっくりと食べやすい形状で提供するのが重要です。 これは、嚥下機能(飲み込む力)が低下している場合、誤嚥のリスクが高まるためです。 具体的には、とろみをつける、刻み食やペースト食などに調理し、一口ずつゆっくりと食べさせてあげましょう。 さらに、食事中の姿勢や飲み込みの様子を注意深く観察し、誤嚥を防ぐ工夫も必要です。 排泄をサポートする際はプライバシーを配慮 排泄はデリケートな問題ですので、サポートする際はプライバシーへの配慮が重要です。 たとえば、専用のカーテンや扉を使用し、必要以上に介助者が近づきすぎないよう心がけましょう。 また、定期的な排泄スケジュールを組んでおくと、患者の負担を軽減しつつ快適なケアを提供できます。 精神的なケアを継続的に行う 脳出血後、患者は不安や孤独感を抱きやすくなります。 そのため、定期的な会話や声かけを行い、安心感を与えてあげると良いでしょう。 また、リハビリや介護の進捗を共有し、前向きな気持ちを引き出すことも重要です。 精神的なケアは患者の回復を支える大きな力になります。 まとめ|脳出血の看護に家族ができることは理解しておこう! この記事では、入院中の看護ケアや退院後に家族が行えるサポート、注意点について詳しく解説しました。 脳出血後の看護ケアは、患者の回復に大きな影響を与えます。 また、入院中の医療従事者によるケアに加え、退院後の家族のサポートも欠かせません。 本記事で紹介した情報を活用し、医療や介護サービスと連携しながら療養生活を支えましょう。 また、当院「リペアセルクリニック」では脳出血や脳梗塞の後遺症治療も行っております。「メール相談」もしくは「オンラインカウンセリング」にてご相談ください。 脳出血の看護に関するよくある質問 脳出血の看護で留意すべき点は何ですか? 脳出血の看護では、日々の体調管理とリスク回避が欠かせません。 意識レベルの確認や呼吸・血圧のチェックを行い、異常があれば速やかに医師へ相談します。 また、転倒や誤嚥などのリスクを防ぐため、環境整備や適切な食事提供も重要です。 患者の安全を第一に考える看護が求められます。 脳出血の急変時の対応はどうすれば良いですか? 急変時には、まず落ち着いて状況を確認し、必要に応じて医師や救急車を呼びます。 意識が低下した場合は、気道確保を優先し患者を安静に保つのが大切です。 症状や変化を正確に医療スタッフに伝えることで、迅速な対応が可能になります。 当院「リペアセルクリニック」では脳出血の治療も行っております。気になる症状がある方は「メール相談」もしくは「オンラインカウンセリング」にてお気軽にご相談ください。
2022.12.05 -
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- その他、整形外科疾患
「事故のあと鎖骨が外見からわかるほど盛り上がっている気がする」 「転んだあと鎖骨が痛む」 上記のような症状がある方は鎖骨骨折が起きている恐れがあります。 外見でわかるほど見た目が変化した骨折を放置すると、症状が悪化するばかりか、骨折が本来とは違った形、ずれた状態で”くっついて”しまう可能性もあります。 今回は鎖骨骨折について、骨折時の見た目の特徴や症状、治療法、後遺症について詳しく解説します。 鎖骨骨折の発生が考えられる原因 鎖骨骨折が発生する主な原因は、肩に強い衝撃が加わったシーンが考えられます。 高齢者だけでなく、若年層も鎖骨骨折になる可能性は十分にあり得ます。 スポーツをしている最中に相手と直接ぶつかった 歩行や自転車走行中などに転倒した 交通事故で肩に強い衝撃を与えた など 上記のように、何かしら強い衝撃が加われば鎖骨骨折が起きる可能性もあり、外見でも判断できるほど見た目でわかる症状になるでしょう。 交通事故のような強い衝撃が加わった方は「ダッシュボード損傷」が起きている可能性もあります。 以下の記事でダッシュボード損傷の症状や治療法などを詳しくまとめているので、あわせてご覧ください。 鎖骨骨折は外見でわかる? 鎖骨骨折は見た目でわかるとは限らないため、レントゲン撮影が必須です。 鎖骨部分の皮膚が盛り上がるほどの症状であれば、外見からも判断がつきやすいでしょう。 鎖骨骨折か捻挫か、もしくはそれ以外の症状なのかを瞬時に判断し、早期治療につなげるためレントゲン撮影を検討してください。 鎖骨骨折はすべての骨折のうち約10%を占める比較的頻度の多い骨折です。 交通事故やスポーツなどで腕を後ろにそらしたり、肩を下にしたりして転ぶと、地面についた衝撃が鎖骨に伝わって骨折してしまいます。 肩の動きが制限されて私生活に影響が出る恐れもあるので、外見でわかるほど見た目の違いが出る前にレントゲン撮影しておくのをおすすめします。 鎖骨骨折の見た目でわかる症状や特徴の違い 鎖骨骨折は、直接強い衝撃が加わって骨折する場合もあります。 体の表面にあり確認しやすい骨なので、外見にもわかりやすい症状がみられる骨折です。 どのような症状があるのか、具体的に紹介します。 皮膚が盛り上がる 鎖骨はS字にカーブした長細い骨で、筋肉など厚みのある組織に覆われていないため、骨折時の見た目でわかる可能性があります。 鎖骨は、中央1/3の部分で骨折するケースが大半です。 鎖骨の外側か内側かで、以下のような影響の違いがあります。 鎖骨の外側 腕自体の重さや何か荷物を抱えた際の影響で下にズレる 鎖骨の内側 首の筋肉によって上にズレやすい 骨折により骨がずれてしまうと、鎖骨の内側部分が飛び出し、皮膚が盛り上がったような見た目になるのが特徴です。 鎖骨が浮き上がらないように支えている烏口鎖骨靭帯(うこうさこつじんたい)が損傷した場合も鎖骨をおさえる機能が低下して、鎖骨が浮き上がりやすくなります。 骨がずれて重なってしまうと、折れた方の肩幅が狭くなったように見える場合もあります。 腫れやアザができる 鎖骨の骨折に限らず、骨折による炎症症状で患部が腫れたり熱をもったりした結果、見た目でわかる症状にもなります。 骨折による出血が起きている可能性もあるため、アザがみられるケースもあります。 鎖骨骨折は多くの場合で、強い衝撃による内出血から腫れとアザが起きるので、見た目でわかる骨折の症状がみられるでしょう。 鎖骨や肩の痛み 鎖骨の骨折をすると肩を動かす場合に鎖骨に負担がかかり、痛みが生じるケースがあります。 鎖骨は胸の中央にある骨(胸骨)や肩甲骨と合わせて関節を作っています。 肩甲骨は腕を上げたりおろしたりなど運動に関わり、肩甲骨と鎖骨でできる関節(肩鎖関節:けんさかんせつ)も、腕の運動に重要な役割があります。 「捻挫だろうからそのうち治るだろう」と考えず、早めに受診するのがおすすめです。 肩の動きが制限される 鎖骨は肩の動きと関係するため、鎖骨を骨折すると腕を上げにくかったり広げにくかったりなどの制限がみられます。 肩の動きが制限されると、日常生活はもちろん、仕事やスポーツなどにも影響してしまいます。 肩の動きが制限されたり痛みを感じたりした際、肩凝りを勘違いして鎖骨骨折を悪化させる動きが伴う恐れもあるので要注意です。 以下の記事では、スポーツをしている方がよく発症する「肩関節唇損傷」について解説しています。 競技復活までのリハビリテーションもまとめたので、あわせてご覧ください。 血流障害や手の痺れがある 鎖骨骨折が起きると血の流れが悪くなる血行障害や神経損傷による手の痺れや痛みなどがみられます。 鎖骨は首の近くにある血管や神経を守る役割も担っているからです。 事故などで鎖骨に強い衝撃が加わった際、周辺にある血管や神経も一緒に損傷される場合があります。 鎖骨部分の痛み以外に、普段感じない痺れなどの症状がみられた際は、すぐに受診するのをおすすめします。 鎖骨骨折の治療法 治療は手術をしない保存療法が基本ですが、骨が大きくずれてしまっている場合は手術を選択する場合もあります。 それぞれの治療方法について解説します。 そもそもどれくらいで良くなるの? 鎖骨骨折の症状や程度にもよりますが、約8〜12週(2〜3カ月)で良くなるケースが大半です。 スポーツをしている方はとくに、肩関節の可動域にも影響します。 適切なリハビリテーションを実施し、早期回復のためにも患部の症状を早めに見極めるのがおすすめです。 レントゲン撮影がおすすめの診断方法になるので、鎖骨骨折の疑いがある方は早めに受診しましょう。 手術しない保存療法 鎖骨骨折の治療法として第一に選択されるのが、三角巾や鎖骨バンド(クラビクルバンド)と呼ばれる装具をつけて、骨折部が動かないように固定する治療です。 胸を張り、両肩を強く後ろに引いた状態で固定する治療法で、鎖骨の変形を矯正して、骨を正しい位置でくっつけます。 ただし、以下の点には注意しながら私生活を過ごしてください。 入浴時以外はバンドをつける 入浴時は骨折している方の手で体を支えない 90°以上の高さに腕を上げない 固定の期間は4〜6週間が目安ですが、年齢が若いほど骨がくっつくのが早いため、固定期間が短くなりやすくなっています。 固定により腕を上げる制限がみられた場合は、リハビリで改善を図る場合があります。 詳しくは以下の記事で鎖骨骨折時の過ごし方を紹介しているので、あわせてご覧ください。 骨のずれがひどい場合は手術療法 骨のずれが大きかったり砕けていたりするような骨折の場合は、手術が選択されます。 仕事の都合でできるだけ早く社会復帰を希望して、手術を選びたい方もいるでしょう。 手術療法だと、手術した後すぐにリハビリで腕を動かせるので、動作が改善しやすいメリットがあります。 手術は針金のようなワイヤーを鎖骨に通したり、プレートで支えたりして体の内側から鎖骨を固定します。 入院期間は手術の方法により異なり、必要に応じてリハビリを行います。 鎖骨骨折した際、手術後の過ごし方は以下の記事で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。 鎖骨骨折の後遺症 骨折した部分のずれがひどいと、元の位置に戻そうとしても十分な位置に戻らない可能性があります。 ずれたまま変形して骨がくっつく「変形治癒」と呼ばれる後遺症の恐れがあるため、注意が必要です。 鎖骨の外側は平らな形をしており、折れた場合にくっつきにくい特徴があります。 くっつかずにそのままにしておくと、別々の骨に分離した状態になり、まるで関節ができたようになる「偽関節」が起きてしまうでしょう。 後遺症があると、痛みが出たり、肩の動きが制限されたりします。 後遺症ができるだけ残らないように、状態に応じた適切な治療の選択が重要です。 まとめ・鎖骨骨折の痛みは強くなりやすいため適切な治療を! 鎖骨骨折は、外見の特徴もあり痛みも強くなりやすいため、症状がわかりやすい骨折です。 外傷によって起こり、症状や治療法、後遺症について理解して治療を進めましょう。後遺症を最小限に抑えるためには専門医の指導に従って適切な治療を行うのが必要なので、できるだけ早めに整形外科を受診しましょう。 治療をせず放置すると、変形治癒や偽関節などの後遺症が生じる危険性があります。 早めの受診で、適切な診断や正しい治療を受けて、後遺症を防ぐようにしましょう。
2022.12.02 -
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くも膜下出血は、急性期の治療を終えて退院したあとも注意が必要な病気です。 再発予防のためには、血圧管理や服薬の継続、食事、生活リズムの見直しが欠かせません。 とくに退院直後は、「何に気をつければ良いのか」「運転や仕事はいつ再開できるのか」と迷いやすい時期です。 本記事では、くも膜下出血の退院後に気を付けることを、血圧・食事・運動・飲酒・喫煙などの生活習慣を中心に解説します。くも膜下出血の再発を防ぎ、日常生活を無理なく立て直すための参考にしてください。 なお、当院「リペアセルクリニック」の公式LINEでは、再生医療による脳卒中の治療を行っております。気になる方はぜひ、公式LINEにご登録ください。 くも膜下出血の退院後に気をつけること5選 くも膜下出血の退院後は、再発を防ぎながら日常生活を過ごすことが重要です。 脳卒中後の生活では、治療の継続だけでなく、日々の自己管理やリハビリテーションの積み重ねが再発予防につながります。 血圧、食事、運動、服薬、嗜好品の見直しを意識しながら、退院後の安定した日常生活を送りましょう。 1.血圧の定期的な測定・記録 退院後の再発予防で、重要な管理項目の一つが血圧です。 高血圧は脳卒中全般の主要な危険因子であり、くも膜下出血の再発予防でも継続的な管理が欠かせません。 高血圧症によるくも膜下出血の再発を防ぐためには、定期的に血圧を測定し、記録しておきましょう。 日本高血圧学会の「高血圧治療ガイドライン2025」では、個別の状況を考慮した上で、年齢を問わず以下の降圧目標が設定されています。(文献1) 診察室血圧:130/80mmHg未満 家庭血圧:125/75mmHg未満 病院では緊張して血圧が上がることもあるため、自宅でリラックスしているときの「家庭血圧」を把握することが重要です。 毎日、朝(起床後1時間以内)と夜(就寝前)の2回、決まったタイミングで測定し、血圧手帳に記録しましょう。この記録は、主治医が薬の調整や治療方針を判断する際の非常に重要なデータとなるため、定期受診の際に必ず持参してください。 2.指示通りの服薬 くも膜下出血の背景には、高血圧症や糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病が潜んでいることもあります。 そのため、くも膜下出血そのものの治療が終わっていても、再発予防のために基礎疾患を適切に管理する必要があります。 処方された降圧薬や血糖降下薬などは、状態の安定に不可欠なため、症状が落ち着いていても指示通りに服用しましょう。 なお、副作用が気になる場合は、自己判断で中止せず医師や薬剤師に相談してください。 3.塩分を控えたバランスのよい食事 食事では、塩分のとり過ぎを避けることが重要です。 塩分の過剰摂取は血圧を上昇させ、脳卒中再発のリスクを高めます。 減塩の工夫として、以下のような点を意識しましょう。 調味料を減塩タイプに変える 出汁や酸味を活用して味を調える 外食や加工食品を控える また、意外に見落としがちなのが「排便時のいきみ」です。 強くいきむと血圧が急上昇するリスクがあります。こまめな水分補給や食物繊維が豊富な食べ物を摂取して、便秘解消を心がけましょう。 4.適度な運動と規則正しい生活リズム 退院後の生活において、リハビリテーションは非常に重要です。 病院でのリハビリだけでなく、普段の食事や着替え、入浴、家事といった「身の回りのこと」をできる限り自分で行うこと自体が、大切なリハビリの一環となります。 さらに歩行が安定している場合は、散歩や軽いストレッチを無理のない範囲で取り入れると良いでしょう。 病院や通所リハビリで指示された運動がある場合は、自己流で行うより、決められた内容を継続する方が安全です。 また、生活リズムを整えることも重要です。 睡眠不足や昼夜逆転した生活、過度な疲労やストレスは血圧や体調の乱れにつながります。起床時間と就寝時間をできるだけ一定にし、食事の時間も大きく崩さないことが望まれます。 退院後の生活を安定させることが、再発予防の基本です。 再発リスクを減らす予防法やくも膜下出血の再発率については、以下の記事でも詳しく解説しています。 【関連記事】 【医師監修】くも膜下出血の後遺症とは?症状の種類や回復の可能性を解説 【医師監修】くも膜下出血の再発率は?生存率や再発時の前兆も紹介 5. 禁煙と控えめの飲酒 くも膜下出血の再発予防の観点から、禁煙は重要です。 喫煙により、タバコに含まれる成分が血管を収縮させて血圧を上げ、血管壁を傷つけるためです。 また、飲酒は、量が多いほどリスクが高まることが知られています。 日本人を対象にした研究では、男性の大量飲酒はくも膜下出血のリスクを4倍にし、高血圧がある人では13倍に増加することが報告されています。(文献2) 自力での禁煙が難しい場合は、禁煙外来の受診も検討してください。 普段から飲酒の習慣がある方は、休肝日を設けて、主治医と相談の上で適量を守りましょう。 くも膜下出血退院後の仕事復帰の目安 仕事復帰のタイミングは一律ではなく、後遺症の有無や程度、職種、勤務内容によって異なります。 厚生労働省の脳卒中に関する資料では、脳卒中後の復職は発症から3カ月〜6カ月ごろと、1年〜1年6カ月ごろに多いとされており、最終的な復職率は50〜60%と報告されています。(文献3) 退院できたからすぐに元どおり働けるとは限らず、焦らず段階を踏むことが大切です。復帰時期は自己判断ではなく、主治医の許可を得た上で決める必要があります。 また、復帰の際は以下のステップを踏むことが重要です。 段階的な復帰:最初は「時短勤務」や「デスクワークなどの軽作業」から始め、徐々に本来の業務強度に戻していくのが理想的です。 「見えない後遺症」への配慮:身体的な麻痺がなくても、脳へのダメージにより「以前より疲れやすい」「集中力が続かない」「物忘れが激しくなる」などの症状が出ることがあります。 職場との連携:会社側には病状を正しく伝え、必要に応じて産業医とも面談を行いましょう。周囲の理解を得ておくことで、無理のない範囲で業務を継続しやすくなります。 くも膜下出血退院後の運転再開の時期 くも膜下出血後の運転再開は、本人の判断だけでは決められません。 車の運転再開については、身体機能だけでなく、判断力や注意力が十分に回復しているかを慎重に見極める必要があります。 運転を再開するには、以下の2つの許可が必須となります。 1. 医師の許可:主治医による医学的な判断です。 2. 公安委員会の許可:脳卒中など一定の病気を発症した後は、運転免許試験場などの「運転適性相談窓口」へ届け出を行い、安全に運転できる状態であると認められる必要があります。 これらの許可を得ないで運転し事故を起こした場合は、法的・社会的に厳しい責任を問われることになります。 まずは主治医に相談し、適切な手続きを進めましょう。 くも膜下出血退院後の一人暮らしで気をつけること 後遺症が軽く一人暮らしを継続する場合、異変が起きた際にすぐに助けを呼べる体制作りが重要です。 緊急時の連絡体制:家族や近隣住民、かかりつけ医と情報を共有しておきましょう。「毎日決まった時間に連絡を入れる」といったルール作りも有効です。 救急車を呼ぶ判断基準の再確認:「突然の激しい頭痛」「片側の麻痺」「ろれつが回らない」といった症状が出た際は、迷わず119番通報してください。 自己管理の仕組み化:一人だと怠りがちな「血圧記録」や「服薬」を継続するため、アラーム機能付きの血圧計やお薬カレンダーを活用しましょう。 見守りサービスの活用:自治体や民間企業が提供している「緊急通報システム」や、ウェアラブル端末(スマートウォッチ等)の転倒検知機能を導入すると、万が一の際の安心感が高まります。 かかりつけ医療機関の連絡先をすぐ見られる場所にまとめ、緊急時に誰へ連絡するかを決めておくと安心です。 退院後のくも膜下出血患者に対して家族ができること 家族のサポートは再発予防と心の安定に大きな役割を果たしますが、過度な干渉は本人のストレスになることもあります。 自立を尊重した見守り:日常生活そのものがリハビリになるため、すべてを手伝うのではなく、本人ができることは見守り、できない部分をサポートする姿勢が大切です。 健康管理の共有:血圧の記録や服薬が正しく行われているか、サポートしましょう。家族も一緒に減塩食に取り組むことで、本人の孤独感を和らげることができます。 再発サインの把握:本人が異変を自覚できない場合もあります。家族も頭痛、吐き気、意識の混濁といった再発の兆候を正しく理解しておきましょう。 外部サポートの活用と介護認定:家族だけですべてを抱え込むと、共倒れのリスクがあります。デイサービスや訪問看護などの外部サービスの活用も考慮してください。支援が必要な状態では、介護認定の申請も検討しましょう。 家族が支援するときは、自立を尊重しながら見守る姿勢が重要です。 くも膜下出血の再発予防に「再生医療」という選択肢 くも膜下出血の再発防止や、残ってしまった後遺症を改善するための新しい選択肢として、近年「再生医療」が大きな注目を集めています。 これまでのリハビリテーションは「残された機能をどう使うか」という訓練が中心でしたが、再生医療は、患者さん自身の細胞の力で傷ついた組織そのものの修復を促すという、まったく異なるアプローチをとります。 自身の細胞を活用:患者さん自身の脂肪から採取した「幹細胞」を培養し、体内に戻す治療法です。自分自身の細胞を用いるため、アレルギーや拒絶反応のリスクが極めて低いのが特徴です。 血管内皮の修復をサポート:損傷した脳の血管内皮の修復を促す働きが期待されています。これにより、従来の治療法だけでは対応が難しかった脳血管障害の再発予防や、神経機能の改善への応用が進んでいます。 身体への少ない負担:脂肪の採取は、局所麻酔下でごく小さな切開を行うだけで済むため、入院の必要もなく身体への負担は最小限で済みます。 「これ以上の回復は難しいと言われたけれど、諦めたくない」「手術以外の方法で再発リスクを下げたい」という方にとって、再生医療は非常に有力な選択肢の一つとなります。 くも膜下出血の後、幹細胞治療を受け10年来の後遺症から解放された方の症例をご覧ください。 また、脳卒中の再生医療について詳しく知りたい方は以下ページもご覧ください。 くも膜下出血の退院後に気をつけることを把握して再発を予防しよう くも膜下出血の退院後は、次の5つを生活の基本として続けることが大切です。 血圧を定期的に測定し、記録する 処方された薬を指示通りに服用する 塩分を控えたバランスの良い食事を心がける 適度な運動と規則正しい生活リズムを続ける 禁煙を徹底し、飲酒は控えめにする 再発予防では、ひとつの対策だけに頼るのではなく、生活習慣全体を整えることが重要です。 仕事復帰、車の運転、そして一人暮らしの継続については、「主治医への相談と許可」が前提です。焦らず、段階を踏んで社会復帰を目指しましょう。 退院後の生活に不安がある方や、後遺症や再発予防について詳しく相談したい方は、一人で抱え込まずにぜひ当院へご相談ください。 退院後のくも膜下出血に関するよくある質問 くも膜下出血の生存率はどのくらいですか? くも膜下出血の生存率は、発症時の重症度や年齢、治療までの速さによって大きく異なりますが、5年生存率はおよそ55%程度と報告されています。発症後30日時点の生存率は70.1%で、早期に死亡する例が少なくないことも示されています。(文献4) 意識障害が強い状態で救急搬送された人と、比較的軽い段階で受診できた人では予後が異なります。 治療開始が遅れるほど重症化しやすいため、突然の激しい頭痛やろれつが回らない、意識低下などがあれば早急な受診が重要です。 くも膜下出血後の食事で避けた方が良い食べ物はありますか? 基本的には「これを食べてはいけない」という絶対的な食べ物はありませんが、血圧上昇や動脈硬化を招く成分には注意が必要です。 以下の表を参考に、摂取頻度を調整しましょう。 多量摂取を避けた方が良い成分 食品例 リスク 塩分 たらこ ウインナー 漬物 血圧上昇 飽和脂肪酸・トランス脂肪酸 バター インスタント食品 揚げ物 動脈硬化の進行 糖質(炭水化物) スナック菓子 菓子パン 甘い清涼飲料水 動脈硬化 肥満 完全に控えるのが難しい場合は、食べる頻度を減らすことからはじめましょう。 退院後にみられる後遺症にはどのようなものがありますか? くも膜下出血は、出血の部位や量、合併症の有無によって、退院後も以下のような後遺症がみられることがあります。 手足が動かしにくい 触覚が鈍くなる 食べ物が飲み込みにくくなる 視野が狭くなる うまく話せない 最近の出来事を思い出せない 軽度の場合はリハビリを通じて発症前とほぼ変わらない生活が可能となる一方で、重度の場合は日常生活サポートが必要になることもあります。 くも膜下出血の詳細は以下の記事でも解説していますので、参考にしてください。 くも膜下出血の再発リスクはどれくらいですか? 再発(再出血)のリスクは、治療の状態や経過期間によって異なります。 未治療の状態:発症初日の再出血率は3〜4%と高く、その後4週間は1日あたり1〜2%の割合で発生します。発症から1カ月で20〜30%、その後は年間約3%の割合で再出血が起きるとされています。(文献5) 手術(完全クリッピング術)後:適切に処置が行われた場合、再発率は大幅に低下します。術後3年以上生存した方の長期追跡調査では、10年時点での累積再出血率は2.2%、20年時点でも9.0%という報告があります。(文献6) 手術を受けたからといってリスクがゼロになるわけではありませんが、正しい生活習慣を維持することで、再発の可能性を極めて低く抑えることが可能です。 再発率については、以下記事もご参照ください。 参考文献 (文献1) 高血圧治療ガイドライン2025|日本高血圧学会 (文献2) Prospective study on alcohol intake and risk of subarachnoid hemorrhage among Japanese men and women|ALCOHOL CLINICAL & EXPERIMENTAL RESEARCH (文献3) 治療と就業の両立支援 脳卒中に関する留意事項|厚生労働省 (文献4) 脳卒中患者の生命予後と死因の5年間にわたる観察研究:栃木県の調査結果とアメリカの報告との比較|第35回日本脳卒中学会 (文献5) 脳卒中治療ガイドライン2009 Ⅳ.クモ膜下出血|日本脳卒中学会 (文献6) Risk of recurrent subarachnoid hemorrhage after complete obliteration of cerebral aneurysms|Stroke
2022.11.30 -
- 脳梗塞
- 脳卒中
- 頭部
脳梗塞は中高年から発症する確率が高くなります。しかし、10代や20代といった若い世代が発症する「若年性脳梗塞」も報告されています。 つまり、脳梗塞の要因は加齢だけではありません。脳梗塞は生活習慣の乱れも影響しているため、生活習慣の見直しが脳梗塞の予防に有効といえます。 本記事では脳梗塞になりやすい年齢を詳しく解説します。年齢以外の脳梗塞を発症する原因も紹介しているので、脳梗塞の原因を理解し予防に努めたい方はぜひ最後までご覧ください。 脳梗塞における年齢別の発症率【男女の割合】 脳梗塞の発症リスクが高まるのは、中年以降から高齢期にかけてです。 以下のグラフは、日本脳卒中データバンクの報告書に掲載されている、男女別の脳梗塞発症時年齢を示したものです。 出典:日本脳卒中データバンク|「脳卒中レジストリを用いた我が国の脳卒中診療実態の把握」報告書 2023 年(発症時年齢・脳梗塞) 男性の発症時年齢は75歳前後に集中しているのがわかります。一方で女性の発症時年齢の中央値は82歳でした。この調査結果からは女性の方が男性よりも発症時年齢が高いことが示されています。 脳梗塞を発症すると運動麻痺や感覚障害といった後遺症が出る可能性があります。早期発見・早期治療により後遺症を最小限に抑えられる場合もあるので、脳梗塞の初期症状が見られたら早めに病院を受診しましょう。 脳梗塞の症状や原因など、包括的な解説は「脳梗塞とは|症状・原因・治療法を現役医師が解説」をご覧ください。 また、脳梗塞の初期症状は以下の記事で確認できます。チェックリストになっているので、ご自身の健康管理にお役立てください。 脳梗塞の有効な治療法の1つに「再生医療」があります。 これまで一度死んだ脳細胞は戻らないとされてきました。しかし、再生医療は脳細胞を復活させ、脳梗塞を含む脳卒中の後遺症を改善できることがわかってきたのです。 詳しい治療法や効果が知りたい方は、再生医療専門の『リペアセルクリニック』にお気軽にお問い合わせください。 脳梗塞の発症原因は年齢? 脳梗塞の発症原因は加齢だけではありません。血管に負担がかかる高血圧も脳梗塞を発症する原因の1つです。高血圧は以下のような生活習慣が原因で引き起こされます。 【脳梗塞リスクを高める生活習慣】 喫煙 大量飲酒 過剰な塩分摂取 慢性的な運動不足 日々の過剰なストレス 高血圧は動脈硬化(動脈が硬くなり柔軟性を失った状態)を引き起こします。動脈硬化もまた脳梗塞を発症させる要因であるため、生活習慣の改善が脳梗塞の予防において不可欠だといえるでしょう。 以下の記事では脳梗塞の原因や種類を解説しています。主な合併症も紹介しているので、脳梗塞への理解を深めたい方はぜひ参考にしてみてください。 女性が脳梗塞になりやすい2つの要因【高い年齢層はとくに注意】 一般的に、脳梗塞は男性に発症数が多い一方で、女性の方が少ないといわれています。ただし、女性の脳梗塞患者は男性に比べて高齢で発症するケースが多いのが特徴です。 ここでは、女性が脳梗塞になりやすい2つの要因を解説します。 女性ホルモン「エストロゲン」 不整脈 順番に見ていきましょう。 女性ホルモン「エストロゲン」 エストロゲンは、女性ホルモンの1つで、血管や骨の健康を保つ働きがあります。しかし、更年期(50歳前後)になるとエストロゲンの分泌が急激に減少し、血管を守る効果が弱まります。 その結果、血管がダメージを受けやすくなり、脳梗塞の発症リスクが大きく高まるのです。 不整脈 中年期から高齢の女性は、男性よりも不整脈を起こしやすいとされています。不整脈の一種である心房細動は、脳梗塞のリスクを5倍程度高める要因として知られています。 心房細動は、心臓から血栓(血のかたまり)が飛んで血管を詰まらせる「心原性脳塞栓症」の大きな原因です。このタイプの脳梗塞を発症する患者の約70%が、心房細動を伴っています。 心房細動の発生率は男性が女性の約3倍高いと報告されていますが、脳梗塞に発展しやすい点では、女性のほうが男性よりもリスクが高い傾向が見られます。 若年性脳梗塞は10代や20代など若い年齢で発症するケースもある くりかえしですが、脳梗塞は中高年から高齢期にかけて発症リスクが増加します。しかし「若年性脳梗塞」といって、10代や20代での若い年齢で脳梗塞を発症する場合もあります。 記事冒頭で掲載した脳梗塞の男女別における発症時年齢を示したグラフをもう1度見てみましょう。実際に10代から脳梗塞を発症しているケースがあることがわかります。 出典:日本脳卒中データバンク|「脳卒中レジストリを用いた我が国の脳卒中診療実態の把握」報告書 2023 年(発症時年齢・脳梗塞) 発症原因は中高年や高齢者と同様に、塩分の高い食事や過度な飲酒、喫煙などの生活習慣の乱れが大きな要因となります。そのため若年性脳梗塞の予防には生活習慣の改善が効果的です。 以下の記事では、若年性脳梗塞について詳しく解説しています。理解を深めたい方はぜひあわせてご覧ください。 まとめ|脳梗塞になりやすい年齢を知って予防に役立てよう 脳梗塞は高齢者に多く見られますが、不規則な生活習慣の影響で若い人にも発症する可能性があります。そのため、日頃から健康的な生活を心がけ、脳梗塞の予防に努めましょう。 女性の場合は、エストロゲン(女性ホルモン)の働きが加齢で弱まる閉経後に、脳梗塞のリスクが高まります。女性特有のホルモンバランスの変化により、更年期以降はとくに注意が必要であると覚えておきましょう。 脳梗塞の治療には「再生医療」が有効です。 再生医療は人間の自然治癒力を活用した最新の医療技術で、身体機能(後遺症)の回復や脳卒中における再発予防の効果が期待できます。 具体的な治療方法が気になる方は、再生医療専門の『リペアセルクリニック』にお気軽にお問い合わせください。
2022.11.28 -
- ひざ関節
- 膝部、その他疾患
膝の痛みにお困りの方は、痛みの原因を知って「早く治したい」という方がほとんどでしょう。 リンパの詰まりによる膝の痛みは「筋肉の働きの低下」や「食生活」が影響しているため、運動習慣や食生活の改善が重要です。 しかし、セルフケアで症状が改善しない場合は、医療機関に相談して適切な治療を受ける必要があります。 「セルフケアで治らない」「膝の痛みが長引いて不安」という方に向けて、「再生医療によって膝の痛み症状の改善が見られた症例」を公式LINEで大公開! LINE登録をしていただいた方限定で「再生医療の基礎がわかるガイドブック」が無料でお受け取りいただけます。 ▼公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中! 膝の裏側(内側)を押すと痛む症状はリンパの詰まりが原因の一つ 膝の裏側に痛みや腫れがある場合や膝から下がむくむ症状は、「リンパの詰まり」が原因の一つであることが考えられます。 特に、長時間の立ち仕事や座りっぱなし、飛行機やバスで足を下げたままの姿勢では、リンパの流れが悪くなることが多いです。 リンパが詰まることにより、リンパ液の流れが滞り、体内の老廃物がたまりやすくなります。 その結果、膝の裏を押すと痛みがあるほか、腫れやだるさ、重さ、冷えなどの症状が生じることがあるのです。 これらの症状はリンパの流れを改善することで軽減されるため、日常的にリンパマッサージやストレッチを取り入れることが効果的です。 適切なケアや治療を実施すれば、症状が緩和される可能性が高まります。 膝裏でリンパが詰まる原因 膝の裏には「膝窩リンパ節(しっかリンパせつ)」というリンパ節が存在します。 リンパ管は体内で老廃物や細菌を運ぶ役割を担い、リンパ節はそのリンパ管を通る異物を取り除く場所です。 しかし、リンパの流れが悪くなると、リンパ液がリンパ節でスムーズに循環できず、詰まりが起こることがあります。 特に、筋肉の働きが低下したり、偏った食生活をしていると、膝の裏でリンパが詰まりやすくなるのです。 これらの原因がリンパの流れを悪くし、むくみや不快感を引き起こします。 ここでは、それぞれの原因について詳しく見ていきましょう。 筋肉の働きが低下している リンパの流れは筋肉の動きによって支えられていますが、筋肉が十分に働かないと、リンパの流れが滞りやすくなります。 特に運動不足やデスクワークなどで長時間座ったままでいると、膝の裏側の筋肉が使われず、リンパ液が溜まりやすくなるのです。 また、加齢やケガにより筋肉の柔軟性や強度が低下すると、リンパ液の循環が阻害されることもあります。 筋肉の働きが弱まると、リンパ管が圧迫されて流れが悪くなることが原因です。 そのため、筋肉を適度に動かし、柔軟性を維持することが大切です。 例えば、軽いストレッチやウォーキングなどの運動を日常生活に取り入れることで、筋肉を活性化させ、リンパの流れをスムーズにすることができます。 偏った食生活になっている 偏った食生活は、体内の水分バランスや代謝機能に悪影響を与え、リンパの流れを悪くすることがあります。 特に塩分が多い食事や脂っこい食べ物を頻繁に摂ると、体内に余計な水分が溜まり、リンパ液の流れが滞りやすくなるので注意が必要です。 また、ビタミンやミネラル、マグネシウムが不足していると、リンパの循環がスムーズに進まなくなります。だからこそ、バランスの良い食事を心がけることが大切です。 野菜や果物を多く摂り、適切な水分補給を行い、加工食品や高塩分の食事を控えることで、リンパ液の流れを正常に保つことができます。 膝の裏側(内側)にリンパが詰まっている時の対処法 膝裏のリンパが詰まっている場合は、先ほど説明したリンパの流れが悪くなる原因を考慮した対応が必要です。 その際の具体的な解消方法を3つ紹介しましょう。 適度な運動をする 筋肉を動かして血液やリンパの流れを促すことを「筋ポンプ作用」と言います。 この筋ポンプ作用を働かせるには、適度な運動が必要です。 運動不足は筋肉量や代謝の低下を引き起こしますが、適度な運動を行うことで、筋肉量や代謝が向上し、血液やリンパ液の循環も良くなります。 特におすすめなのは、膝や足首の屈伸運動です。 たとえば、つま先を上げ下げする足首の運動は「第二の心臓」と呼ばれるふくらはぎの筋肉を刺激し、血液やリンパの流れを促進する効果があります。 運動は「テレビを見ながら」や「トイレで座りながら」など、日常の合間にこまめに行うのが良いでしょう。 ただし、筋肉痛になるほどの激しい運動は疲労を蓄積させるため、無理をしないように注意が必要です。 マッサージを行う リンパの流れを良くするためのマッサージを行いましょう。 膝裏やふくらはぎを軽くさする、推すなどの程度から始めて、徐々にほぐすようにしていきましょう。 足裏からふくらはぎに向かって優しくマッサージすることで、血管やリンパ管の収縮力を高め、血液やリンパ液の排出を助けます。 押すなどして圧迫した場合に、痛みや違和感を感じる場合はリンパの流れが悪いだけではなく、他の病気が潜んでいる可能性があるので無理に行わないで中止しましょう。 専門家によるマッサージではなく、自分で行う場合は、あくまで気持ちいい程度の加減で行うことが大切です。 ▼先端医療である再生医療も選択肢の一つ >>【無料プレゼント】再生医療ガイドブックを今すぐ受け取る 生活習慣を見直す リンパの流れを妨げる肥満を防ぎ、改善するためには、バランスの取れた食事や運動を続けるなど、規則正しい生活習慣が大切です。 また、長時間椅子に座って膝を圧迫したり、足を下げたままにすると、膝の後ろにあるリンパ節に負担をかける原因になります。 時々立ち上がって歩いたり、しゃがんでみたり、足を伸ばしたりすることで体を動かしましょう。運動やマッサージも効果的です。 自宅にいるときは、足を心臓より高い位置にして休むのも良い方法です。 こうすることで、重力に逆らわずに血液やリンパ液を戻しやすくなります。 さらに、食事や水分摂取にも注意が必要です。塩分やカフェインを摂り過ぎると水分代謝が悪くなるため、控えるようにしましょう。 また、水分不足もむくみの原因になるので、適度に水分補給を心がけてください。 膝の内側を押すと痛む場合に自宅でできるリンパをほぐすマッサージのやり方 膝の内側の痛みには、以下のでリンパをほぐすマッサージを実践してみましょう。 マッサージをしても膝の内側や膝裏が痛みが長引いている方は、治療しないと治らない疾患の可能性が考えられます。 長引く膝裏の痛みにお困りの方は、症状が悪化する前に医療機関の受診、早期に治療を開始しましょう。 また、近年の治療では手術せずに治療する方法として「再生医療」が注目されています。 膝の痛みが悪化して日常生活に影響が出る前に、先端医療の再生医療ではどのような治療を行うのか知っておきましょう! \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/ リンパ以外の原因もある?膝裏を押すと痛い場合に注意すべき症状 膝の裏が腫れている場合に、リンパ節のむくみだけではなく、他の病気が潜んでいる可能性もあります。 以下のポイントを参考にして、気になる場合は自己判断で治療したり、放置したりせずに整形外科や循環器内科などを受診しましょう。 全身にむくみがある|内科系の疾患によるむくみの可能性 全身にむくみがある場合は、心臓や腎臓など内科系の疾患によるむくみの可能性があります。 膝裏のむくみに気づいた場合には、他の部位にもむくみがないかどうかをチェックしましょう。 膝周辺に痛みや熱がある|関節の炎症や怪我の可能性 膝裏のむくみだけでなく、痛みや熱がある場合は、膝関節の炎症や怪我などの可能性があります。 また、リンパ節に細菌が入って感染症を起こしてしまうこともあります。 このような症状の場合は、早めの医療機関で適切な治療を受けることが大切ですので注意しましょう。 だんだん浮腫がひどくなる|病気が潜んでいる可能性 時間とともにむくみが悪化する場合、何かしらの病気が原因になっている可能性があります。 その中でも特に考えられるのが「ベイカー嚢腫(のうしゅ)」です。 この病気は、膝の裏側にある袋状の部分が大きくなってしまうもので、特に50歳以上の女性に多く見られます。 また、膝の変形が進むと、膝関節に炎症が起こり、水が溜まってしまうこともあります。 このような症状が現れた場合は、放置せずに早めに医師の診断を受けることが大切です。 適切な治療を受けることで、症状の悪化を防げます。 まとめ・膝の裏側の腫れや痛み、膝下のむくみはリンパの詰まりが原因か?! 膝の裏側(内側)の痛みや腫れ、膝下のむくみはリンパの詰まりが原因の一つです。 しかし、リンパの問題だけでなく、他の健康問題が影響している場合もあります。 リンパの詰まりが疑われる場合は、まずは早めに対処法を試してみましょう。 もし症状が改善しなかったり、悪化したりするようであれば、医師の診断を受けることが大切です。 膝の痛みやむくみは日常生活に大きな支障をきたすことがあるため、軽視せず、早めの対策を心がける必要があります。 適切な運動やマッサージを行ったり、生活習慣を見直したりすることで、リンパの流れを改善し、健康な体を保てるでしょう。 ▼LINE限定のガイドブックを無料でプレゼント >>【公式LINE限定】再生医療に関する情報を見てみる ▼以下もご参考ください 膝が痛い|朝寝起きや、歩きはじめの膝に痛みや違和感を感じたときの治療法
2022.11.25






